コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2018年09月27日

~進化~ 第28節鳥栖戦事前点検①鳥栖点検

今シーズンも終盤戦、残すところあと8試合。
今シーズンの集大成・完成を目指す過程です。

しかし、チーム状況は、シーズン途中の好調・急激上昇チーム力が、他チームのコンサ対策が発端で、崩れ出してしまっています。
ここに至る・第25節までは、「ミシャ戦術」を良くも悪くも、一途・真っしぐらに・わき目も振らず、戦術実践度上昇のみを懸けて邁進して来ましたが、第26節川崎戦で、今シーズンの課題点を一機に狙われ、戦術不能状態での大敗の結果まで追い込まれ、激しく根本的なダメージを受けたまま、次戦第27節強敵鹿島にも、同様に「戦術不能・ズタズタ」状態とされました。

現状は、「ミシャ戦術への信頼・信仰・完遂意識」が低下する【意識・認識の低下・悪化・自信喪失】が勃発し始めています。
その結果は、「積極性・明朗な取り組み姿勢・絶対的な自信」の低下、つまり選手意識の弱体化が根付きかけ始め、唯一の解決・解消手段が「勝利・勝利意識」と追い込まれている所ですね。
昨日、天皇杯磐田戦は、激しい降雨の中での苦闘戦でしたが、勝敗結果の決定要因は「選手の勝利意欲の差」で、「走行距離・スプリント数・集中度・ボールーの執念」で劣後した事が主因で、2軍状態と言うだけではなく、選手のメンタルの敗戦、でした。

しかし、再度確認ですが、飛躍の今シーズンの大詰め・集大成・完成とする場面であり、「格別の、大変貴重な、キラキラの試合・試合体験・プレー」で、選手の「憧れる程の、掛け替えの無いダイヤモンドの価値の試合」という事です。その一点のみの正しい理解・認識で、回復・復活するメンタルですね。
サポーターの力強い声も、選手に届く、選手の身体に浸みて行く事で、各選手で、正しい理解・認識に立ち戻れる、ですね。

次戦、鳥栖戦の本当の意味がここに在ります。

では、本題に。
1.鳥栖現状
順位15位 勝点30  7勝9分11敗 22得点28失点 得失差△6
昨年 8位   47 13勝8分13敗 41得点44失点    △3
  △7   △10 △3勝3分±0 △13得点+9失点    △5
降格圏争いの本命の危機。得点力が△32%・13得点低下が不調原因。失点阻止の守備力は上昇しているが、それ以上に得点力が低減し、攻守バランスが崩壊。
本来戦術は、現監督の戦術「前線からの組織的な守備からボール奪取、キープ力ある前線にボールを預け、2列目の選手がフォローしていくスタイル」でアクティブカウンター・全員攻撃全員守備で、走力重視の戦術。
所が、今シーズン、最前線FWは、第2登録ウィンドー期に、豊田Rバツク・トレス・金崎電撃加入と豪華陣に変貌するも、2・3列目が移籍変動は無かったにも拘らず、低迷し、チャンスメイク・シュートチャンス数が激減し、豪華FW陣は宝の持ち腐れ状態。全く改善せず、順位上昇の目も見つかっていません。しかし、戦績が低迷のため。益々、守備主導のカウンター型で、「前線からの守備」の作動位置が徐々に低下して来ています。そのため「相手陣でのボール奪取~アクティブ(ショート)カウンター」ではなく「自陣よりのロングカウンターで、ミス・ボールロスト率が高くなり、失敗率が上昇」してしまっています。失点数は、リーグ5位の高水準にも拘らず、降格圏という事は「守備バランスに傾き過ぎ、攻守バランスを失していて、攻撃バランスが低下」で得点機会・得点力を喪失しているものです。
このままでは、降格が濃厚です。

2.対コンサ戦
前回コンサ戦を少し振り返りましょう。

・鳥栖の戦術は、今シーズン初採用の〔5-3-2〕システムで、コンサの「5トップ」に同数マッチアップをさせ、数的不利を回避する「一見守備的」、ただ、その布陣ポジションが、自陣深くではなく、より高い「M3rd底位置をDFライン」とする攻撃的ポジション。
 狙いは、コンサのビルドアップ=GK・DF起点のパス交換を阻止・襲うもので、前半~後半中盤まで、コンサのビルドアップポイントを狙い続けられ、コンサのミスパス多発・実際福森⇒石川のパスミスをカットされ失点となり、更に、10回以上、同様にカウンターを食らい、多数の失点局面発生となつたものでした。
・しかし、鳥栖の5バックシステムは、本来守備システムで、事前想定の通り、ビルドアップブロックポイント(GK・DFからのパス交換開始)を掻い潜ると、そこからは、コンサの自由自在・多彩攻撃となれる筈のものでした。
しかし、両サイドの切れの悪さ(累積疲労の低フィジカルから)、攻撃陣3枚のパフォーマンスの低さから、チャンスメイク~シュートチャンスも作れず、結果、前半~後半前半まで、コンサ守備一辺倒・鳥栖攻勢で、失点では、いよいよ「連続勝ち点」も至難の状態でした。
その中、ミシャの事前試合プラン「前半粘り強く耐え切る~後半一気に逆襲、最小失点は逆転する攻撃・得点力がある」の通り、起用全選手、熱い闘志・強いコミュニケーション・連携・身体一杯使ったプレイで「前半0-0」を達成した事が、後半の逆転勝利の第一原因です。
・そして、本節の勝利獲得の後半展開です。
後半開始後、前述のビルドアツプポイントでのミスプレイで失点するも、
選手交代を契機に「後半勝負」の通り、システム変更し「攻撃システム」。
そこからは、ミシャ戦術の多彩パターン攻撃から、想定通り「2点」獲得。
その中、「ジュリーニョの涙」の感動場面で、ミシャ戦術・攻撃スタイル発揮でした。

3.前節鳥栖データ
得点   1   (コンサ) 0
シュート数  15本       8本
枠内数  3本        0本
PA内数  11本       5本
PA内率  73.3%     62.5%
決定率  6.7%      0%

30m侵入数 42回       46回
パス数  435本      561本
成功率  73.3%16位   84.5%9位
クロス数 23本       14本
成功率  21.7%     28.6%

失点   1         2
被シュート数 19本       14本
被決定率 5.3%      14.3%

走行距離 109km     107km
スプリント143回      135回

ほぼ全項目、コンサが劣後しています。【決して、降格圏に現在いるという事だけで、安易にコンサ優位とする事は、まったく不能です。】
前回対戦も、均衡の緊迫・逆転勝利試合で、プレイ水準・数値にはコンサの優位はありません。
「戦術・実践力」での勝利が前回勝利でしたが、今回対戦は、益々その点に、勝利獲得のポイントが集約・凝縮されています。

矢張り<ミシャコンサの完成形>を果たす・実現する試合でのみ、「勝利獲得」となりますね。

 

posted by yuukun0617 |23:33 |