コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2018年09月08日

~進化~ 第25節J1リーグ状況-公式データよりブログ再開。

突然の激震、天変地異による過酷で深刻な現状から少しずつ、一つずつ取り戻し始め、社長の言われる「サッカーをして良い状態」に近づきつつありますね。一つずつの状態から、幾つかずつ回復する変化となり始め、コンサの波乱万丈シーズンも、次節「今シーズンの天王山となった第26節川崎戦」を、納得の準備で迎えられるかどうか。時間との闘いも始まる事ができ始めましたね。皆さん、苦境の中、本当に困難な中ですが、輝くコンサを先頭に、一つずつ復活の途を進めたいですね。頑張りましょう。
たまたま、森保監督の初戦「札幌ドームチリ戦」を金曜開催のため、代表選手を召集し、練習開始予定は波乱のスタート。なお残る日本代表親善試合「11日コスタリカ戦」までの2ウィークは、代表も、波乱の内容・結果となるのか、今後への希望となるかは、各年代で共通注目です。また、今シーズン、W杯日程によるタイトな日程の中、突然の2週間中断。7チームはYBC戦がありましたが、他11チームでは、この中断期間で「チームリカバリー、ストロングポイントを更に強化」などと、「チーム戦力を整備」する貴重な期間となっています。コンサは、熾烈な環境による戦力現況となりますが、他チームを大きく上回る「サッカーへのモチベーション、闘う意味を深く噛み締めている高い意識、全道を元気付けるとの強い意識」をチーム全選手、深く浸透している事でしょう。【メンタルは最高に強化された2週間】となります。

ブログも、復活したいと思います。
先ずは、公式リリースの第25節試合データから、興味深い内容にフォーカスし点検してみます。

1.第25節試合データから「攻撃」項目~

コンサの急激な「進化・成長」となっている「攻撃・得点」力の、更なる進化・成長を目指し、J1リーグの「高攻撃・得点力」チームとコンサを比較し、良点と課題点の確認をしてみます。
現在絶好調チームと言えば、1位名古屋、続いて2位コンサ、その後差を付けて3位仙台・4位川崎・5位C大阪まで。
コンサと名古屋数値をここ5節の動向を確認してみましょう。

      コンサ           名古屋

得点   ㉑1㉒1㉓3㉔2㉕3  ㉑4㉒2㉓3㉔4㉕6
      複数得点実績指向    3得点以上実績指向
30m攻撃数㉑43㉒76㉓44㉔37㉕40  ㉑30㉒32㉓39㉔34㉕30
      平均43回程度      平均32回でリーグ17位レベル
シュート数㉑8㉒30㉓10㉔13㉕15  ㉑11㉒8㉓13㉔13㉕15
      平均13本リーグ8位   平均12本リーグ9位
枠内数  ㉑3㉒7㉓5㉔3㉕6  ㉑7㉒4㉓6㉔8㉕9
      平均5本リーグ7位   平均7本リーグ1位
枠内率% ㉑37㉒23㉓50㉔23㉕40  ㉑63㉒50㉓46㉔61㉕60
     平均34%未だ低率・低数  平均56%・高精度値
PA内数 ㉑2㉒20㉓6㉔5㉕10  ㉑9㉒8㉓11㉔8㉕12
      平均8本△2本不足   平均10本
PA内率 ㉑25㉒66㉓60㉔38㉕67  ㉑82㉒100㉓84㉔61㉕80
      平均51%△20%不足   平均81%・枠内率の理由リーグ1位
決定率  ㉑12㉒3㉓30㉔15㉕20  ㉑36㉒25㉓23㉔30㉕40
      平均16%△10%不足   平均30%・リーグ1位・高得点理由
※得点への最大ポイントが、シュート数と精度ですが、
①シュート数=得点機会数=ゲームメイク数は、コンサも名古屋もリーグ中位で、他の多シュート数チームが得点獲得とはなっていない。つまり、当然、一定数のシュート数(平均13本)=得点機会は得点への絶対条件だが、そこまでにとどまり、より多くは不要、という事です。<シュート数至上主義は排除!>(ここに陥ると、安易なシュートだらけとなり、1本ずつのシュート力を益々低減させてしまう。)
②決定要因は、シュート精度。問題は、その精度を上げるキーポイントが何かで、「シュートポイント(シュートする位置)」が大きく影響しているもの。「PA内」(ペナルティーエリアの内側でのシュート)の本数と率が、「枠内シュート数・率」に直結します。(ゴールポストに近付く方が、より枠内へシュートし易い、という事ですね)そして、チームで、統一戦術・規律・約束事としているか否かが、決定要因です。名古屋は、リーグ唯一の「PA内シュート率80%」チームで「枠内シュート率56%」とシュートの半数以上がゴールポスト枠内へのシュートで、「最多得点1試合平均3.8得点」の理由です。シュートポイント・PA内シュート項目は、今回、W杯の上位チーム分析で、脚光を浴びた最重要ポイントでした。
<PA内で1試合平均10本シュート、枠内シュート7本で、決定率25%、得点1試合2点→3点へ改善>です。
      コンサ           名古屋
パス数  ㉑483㉒678㉓481㉔505㉕506 ㉑343㉒369㉓511㉔640㉕483
     平均530本リーグ9位    平均469本11位・下位レベル
同成功率%㉑80㉒85㉓81㉔81㉕83    ㉑79㉒81㉓81㉔87㉕87
     平均82%リーグ6位     ㉑83%リーグ5位
     両チームとも高成功率で有効数UPシュート機・決定機を形成
※ビルドアツプパス・敵陣揺さ振りパス・ラストパスのポイントパス、高成功率で、シュートポイント(PA内シュート率)、枠内シュート(率)、決定率を上昇し、複数得点獲得く原動力となっています。
<ポイントパスの成功率=精度のハイレベル到達が、決定機を形成し、複数得点獲得の源泉となる>です。

攻撃の中核項目、シュートとパスに注目して点検しました。
実は、絶好調名古屋と好調コンサは、非常に近い数値・レベル項目が多く、特に㉓㉔㉕の3節にその傾向が益々顕著となっています。
同レベル項目7項目・・
得点数「3得点」、30m侵入・攻撃数「40回・35回でリーグ下位」、シュート数「13本」、枠内数「6本」、PA内シュート数「9本」、パス数「500本」、パス成功率「82%」
相違レベル項目3項目・・
PA内シュート率「51%は△20%不足」→枠内率コンサ「34%は不足」→決定率「16%は△10%不足」=改善で「1得点アップ可能」 
この3項目が<課題項目>ですね。
チーム統一戦術・規律・約束事として【 PA内シュート率70%超 】により、→ 枠内シュート率40%超 → 決定率25%超 → 3得点獲得 を達成しましょう。
      
2.同 「守備」項目 と 「全体」項目
この2チームの守備項目数値は、「守備主導・中軸戦術チーム」が多い中ではリーグ低順位水準ですが、戦術上からの想定実績で「戦略的想定内数値」として捉え、それのみ単独での課題化は、現在チーム戦略に反する理解・方法論として採用すべきでは無い、という事ですね。
しかし、現在、強力に「攻撃バランス」を採用の戦術と言っても、<毎試合狙いの複数・3得点獲得戦略での勝利条件-「2失点以内に止める守備」>構築はこれも、戦略上必要内容です。
2チームの試合数値は、
      コンサ           名古屋

失点   ㉑1㉒1㉓2㉔1㉕1  ㉑2㉒1㉓0㉔1㉕1
     平均1.2失点は合格  平均1失点は合格
被シュート数 ㉑17㉒15㉓15㉔14㉕8  ㉑23㉒19㉓8㉔21㉕21
     平均13.8本リーグ10位  平均18.4本リーグ16位
被決定率 ㉑5.9㉒6.7㉓13.3㉔0㉕0 ㉑8.7㉒5.3㉓0㉔4.8㉕4.8
     平均5.1%リーグ4位   平均4.7&リーグ2位
※失点は、両チーム共「想定内値」の範囲内で、合格の実績です。
※被シュート数=被決定機数はリーグ下位水準ですが、前線~中盤は「攻撃主体・バランス」のため「比較的多数回の被シュート」は想定内で、被決定率=シュートブロツク・失点阻止率を、リーグトップ水準「中盤~DF・GK」の活躍により、「2失点以内狙いで、実績1失点達成」としています。
数値上は、現在「課題無し」との高評価となりますが、「セツトプレーでのニア連続失点の阻止」「現在消滅して来たケアレスミス・注意力喪失ミスの完全撲滅」は小課題で、改善したい項目です。
      コンサ           名古屋

支配率  ㉑43㉒61㉓53㉔57㉕47  ㉑41㉒40㉓49㉔57㉕47
     平均52.5%局面支配〇   平均47.2%局面支配狙い
走行距離㉑117㉒106㉓113㉔107㉕117 ㉑104㉒108㉓117㉔110㉕106
     平均112kmリーグ5位   平均109kmリーグ12位
スプリント数㉑132㉒129㉓163㉔158㉕139 ㉑127㉒112㉓179㉔125㉕128
     平均144回リーグ11位  平均134回リーグ14位
※支配率は、両チーム「パス戦術」主軸とするに拘わらず、パス数が伸びず、全体では「高支配率」に到達していません。しかし、注目は、「攻撃」局面での、「高成功率・多数パス交換」→「局面時間帯では80%超支配率」成功→「得点や決定機までのゲーム支配」とのストロング時間帯を多発生させ、「複数得点」獲得パターンを成立させています。
全時間帯ゲーム支配・コントロール=「支配率65%以上」は「現行パス成功率=精度・戦術」からは困難で、逆に「得点への集中・チーム連動タイム」を分散・希薄化し、弱体化するもので、相手退場など特殊場面以外は、現在の試合全体「ミドル支配率」+「局面高支配率・攻勢」戦略が、現実的な最適解でしょう。
※「走力」は、両チームとも「カウンター」のみ戦術では無く、「パス戦術+カウンター+セツトプレー」のトータルパターン・多彩戦術のため、攻撃陣の激しい上下動による「走力上昇」はありません。むしろ、全体陣型の可変やチーム全体の上下動が必須で、リーグ全体の位置付けは、「極端な走力チーム」からの脱皮が現状です。しかし、「走り勝ち」はミシャの合言葉です。よりスピード感溢れ、上下動をサボらずしっかりプレイする事は「闘う意思の表れ、現実化」としてより走力上昇を求めますね。

この様に、絶好調チーム名古屋の「秘訣・理由」を点検し、コンサとの対比で、コンサの今後・現状課題を確認してみました。

【全身全霊でプレーに全てを注ぎ込む『幸せな時間』を試合・練習の中、取り戻せるよう、全コンササポーターの総力結集です!!】
全道のサポーターに「幸多かれん事を」心から祈り、
全国のコンササポ、立ち上がれ!!
今こそ、フレーフレーコンサ!!です。

posted by yuukun0617 |21:29 |