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2008年11月28日

HFC2009経営方針の雑感。

HFCが出すと約束した中期計画が出てきました。
2009 北海道フットボールクラブ 経営方針(公式HP)


予想通りまずは大まかな計画で、具体的な施策は今後ということになりそうです。
以下、ざっと読んだ印象を書いていこうと思います。
(※以下、青字が引用。)


~コンサドーレが百年後も、北海道のコンサドーレであるために~ 

百年後とは、大きく出ましたね(笑)。


市民クラブとしての存在意義および価値を今一度見いだす

親会社を持たない市民クラブチーム・コンサドーレ札幌の活動を通して、
北海道にアイデンティティを持つ人だれもが『共有体感』できることを企業使命

損失を補填してくれる親会社を持たないことをネガティブにとらえるのではなく、
企業名を冠さない真の道民のためのチームとしてポジティブに考えるということ。
そのために「北海道」という地域のチームであることに
自らのアイデンティティを持とうということのようです。

こういった地域性に特色を持たせたチームのあり方は、
有名なところだとスペインのビルバオがあります。
ちなみに、このビルバオとレアル・マドリッドだけが、
スペインリーグで過去に1部から2部に落ちたことがないチームです。

ただ、このビルバオというチームは、スペインという国家の中で、
おのれはバスク人であるという強烈なアイデンティティとしての民族意識があります。
(※他には、カタルーニャ人(※フランス南部を一部含む)としてのバルセロナもあります。)
未だに、テロ組織であるETA(バスク祖国と自由)が、爆弾テロを続けています。
このチームのチーム構成も有名で、下部組織を充実させ、
ほぼ選手全員がバスク人という構成に拘っています。

このビルバオの事例を札幌で援用するなら、
例えば、北海道出身者及び関係者のみでチームを構成するといったことになるでしょうか。

そのためには、ユースの拠点を道内にさらに拡大し、
その総本山となるべきU18を全寮制にする必要があります。

また、有望な若手を発掘するためにスカウトに力を入れなければなりません。

このようなしっかりとしたアイデンティティを確立し、
それを強みとした営業戦略を展開するということのようです。


特に経営基盤の確立を最重点課題と認識

上の計画が絵に書いた餅にならないためにも一番の課題は、
↑だということは今さら言うまでもないでしょう。

そして、結局、今後も若手育成路線で行きますということだと思います。


最後に、

チーム強化については、2003年策定のコンサドーレ札幌強化計画にある
「チーム力の強化、活動方針」(筆者注:所謂、5段階計画。)を指針とする。
なお2009年当初のチーム現状はステップ3、同年末の目標をステップ4と捉える。
また、当該強化計画はステップ5をもって完了ではなく、ステップ5を維持継続するものである。

5段階計画の継続が、ここで改めて言及されているということは、
村野GMは、GM職にとどまるかどうかは別として、
札幌に残留するという解釈でいいのでしょうかね・・・(・・;)

posted by whiteowl |15:26 | HFCの経営を考える | コメント(5) | トラックバック(0)

2008年11月27日

急いては事を仕損じる!? -来季の監督問題-

外国人2選手獲得へ MFコルドバ、FWキリーニョ ダビら3人退団濃厚(11/27 道新)

エジソンがいますが、実質、今年の外国人は、5人もいなくなることに!
想定外(?)が、2名含まれていますが・・・(・・;)

>MFクライトンにJ1から2チーム、FWアンデルソンにはJ2の2チーム、J1の1チーム
>FWダビにもJ1の複数のクラブ

ダヴィとクライトンはわかるのだけど、アンデルソンも人気あるんですね。
本人には失礼だけど、ちょっと意外です。
クライトンは移籍金がかからないはずだけど、
アンデルソンは、移籍金かからない契約なのか?かかってまで欲しいということなのか?

で、ダビィは引き止めるのが難しく、クライトンはJ2だと年俸がネックになるので、
(※クライトンは、父親の入院で緊急帰国のようですが・・・(・・;))
実際問題として来季の残留は厳しい。
ただ、アンデルソンは、監督によって要る要らないが選択可能な選手なのかなと。

エジソンがいますし、経済的な理由で仕方のない面もありますが、
外国人の総とっかえは避けたほうが、いいのかなとは思います。
やはり、外国人がチームになれるための案内役を果たす選手がいた方が、チームに早くなじめる。
昨季のブルーノ、今季のダヴィ然り。まあ、いても関係ない人たちもいましたが・・・(・・;)
アンデルソン、J2ならある程度活躍を見込める選手だとは思うのですが・・・。


やはり、戦力を見極める上でも、来季の監督をどうするかが焦点でしょうねぇ...( = =) トオイメ


まあ、でも、もうこうなったら、ネガってもしょうがないし、
結局、1ヶ月無駄にしちゃった訳ですから、もう開き直ってリセットして、
焦らずに候補の範囲を広げて最初から探した方がいいのではないでしょうか?

急いては事を仕損じる、急がば回れともいいますし・・・。
その反対の意味のことわざもあるよという突っ込みはなしの方向で・・・(・・;)


その一方で、どこかの誰かさんが、噂の某氏に三顧の礼とかし続けてたりして・・・( ̄_ ̄|||) 
日刊の逆転勝利はあるのかっ!(笑)

posted by whiteowl |13:11 | HFCの経営を考える | コメント(4) | トラックバック(0)

2008年11月26日

外国人枠だけが埋まっていく・・・(・・;)

コンサ新監督選出長期化も…J1第32節(11月24日報知)
>スウェーデンリーグのジュールガルデンに所属するブラジル人FWチアゴ・キリーノ(23)

札幌が元コロンビア代表を完全移籍で獲得(11月26日日刊)
>コロンビアリーグのインデペンディエンテ・メデリンのMFダニルソン・コルドバ(22)を完全移籍で獲得
>移籍金だけで5000万円以上
>身長185センチのコルドバはコロンビア代表で2試合出場の実績があり、
>本職はボランチながら攻撃的MFもこなす。


外国人枠だけが埋まっていきますね・・・(・・;)

アジア枠で、マンUのパクチソンみたいな運動量のあるサイドプレイヤーを獲得すれば、
今のところ外国人の補強は、順調といった感じ。


まあ、そこが一番重要なわけですが、後は、監督の人選だけだ・・・|||(-_-;)||||||

理論派の監督に、選手から人望のある人をコーチを据えるというのが常套手段のように思います。

ある程度名前の知れてる監督の獲得が難しいのなら、コーチでもしもの時の保険をかけて、
若い監督にチャンスを与えて賭けてみる・・・。

う~ん、でも、そんなギャンブルするなら、三浦監督再登板の方が良い気がする・・・。
今月のCS、三浦監督が昨季優勝した時の2次会で、
冗談めかして記者に「勇退したい」と語ったとか・・・。

( ̄~ ̄;) ウーン

しかし、いくら外国人を補強しても、来季の監督が決まらないと
どんな戦術をつかうのか分からないし、1年でJ1再昇格なんて現実味を帯びてこない・・・。



泣きついてみたら・・・?

posted by whiteowl |14:19 | Consadole Sapporo | コメント(5) | トラックバック(0)

2008年11月25日

混迷化する来季の監督選び。

DSでサッカーチームを作るのに夢中になっていたら、
来季監督選びが、混迷化しているようで・・・(・・;)


コンサ新監督選出長期化も…J1第32節(11月24日報知)
>23日、柏が石崎信弘監督(50)に続投要請することが分かり、
>最有力候補の続投で、札幌強化部は、現在神戸を指揮する松田浩監督(48)、
>前川崎監督の関塚隆氏(48)をリストアップ。

コンサの新監督に反町氏が浮上…北京五輪代表率いた手腕評価(11月25日報知)
>三上大勝強化部長(37)は「(正式交渉する相手が)まだ、決まっていないのでなんとも言えない」


う~ん、反町さんね。北京五輪代表を率いた手腕は評価できるの、あれは?

ていうか、石崎さん本命だったら柏が契約延長しないという保障がどの程度あったのか。
もしそこが曖昧であったのなら、フリーの人を探さないとダメでしょう。
HFCが、少しでもちゃんと考えていると思っていた私が馬鹿だった・・・OTZ
犬飼さんに、経営の素人呼ばわりされても仕方ない・・・。

早く降格しても、これじゃ意味がない。
来季の監督も決まらないのに戦力外通告とか前倒しして大丈夫なのだろうか・・・(´Д`|||) 


こうなったら、もう一回、三浦監督に頼んでみたら?
確か、三浦さん、一回頼まれて延長したことあったはずだし・・・(-_-;)

来季の監督が、いないからやってくれ!と頼んでみては?

あ、やっぱダメ?(・_・;

posted by whiteowl |23:48 | Consadole Sapporo | コメント(5) | トラックバック(1)

2008年11月24日

サカつくDSやってます。

今週末は、ブログも更新しないで何をやっていたかといえば、
サカつくDS タッチandダイレクトをやってました。


サカつくやるのは、久々です。ドリキャス版をやったのが多分最後・・・(・・;)

とりあえず、週末やってみたのですが、
今のところ、1年でJ1あがって、今J1第16節ですが、1位を突っ走ってます!
普通は、こんなのありえないけど(笑)
ユニホームは、もちろん黒の縦じま!!(笑)


DS特有のタッチペンをつかった選手起用や、ポジションの調整と戦術の使い分けが面白いです。
DSの特性を上手く活かしてますよね。

あと、普段、ブログ書くときとサッカーの試合を見るときくらいにしか使わない
女性にふっても大体無視されるし・・・(・・;)
無駄なサッカー知識を活かすのは、これくらいしかないかな(笑)。


ちょっとゲームの攻略のことを話すと、
基本的に、フォーメーションは、自チームのFWと攻撃的MFはスペースにおいて、
ボランチとDFで相手の攻撃陣をマークします。
後は、相手が3バック(サイド攻撃有効)か4バック(裏に抜ける選手を置く)かもある程度は考えます。
そして、各選手間でトライアングルが出来るように配置します。
そして、前線のFWだけ残してあとはドン引きして、カウンター。(全員守備と中盤省略)
カウンターサッカーは、やっぱり強かった(笑)。
あとは状況にあわせて、ポジションを変えたり、戦術を変えたり・・・。

選手の育成に関しては、初期評価の低い選手もうまく育てれば、
使えるようになるので長い目で育成していくことが重要です。
お薦めの初期セットは、フィジカルです。
ちなみに、私のFW水沢選手はJ2で得点王なりました。


まあ、実際のサッカークラブの采配や経営は、そんな上手くいきませんけどね(笑)。

posted by whiteowl |22:43 | Private Affairs (私事) | コメント(0) | トラックバック(1)

2008年11月21日

移籍とか秋春制とか

シーズン終盤になり、移籍話もちらほら。

名古屋V争いの立役者ヨンセンが退団へ(11月20日日刊)

軽く流せないのが、この話・・・(・・;)
名古屋といえば、ダヴィ争奪の最右翼といわれる存在。準備万端ですか?(´Д`|||) 
戦術的には、ダヴィはクロスへの対応がヨンセンほど上手くないので、
名古屋はどうなのかなぁと個人的には思うのだけれども・・・(・・;)


大久保、ボルフスブルクへ電撃移籍濃厚!(11月20日日刊)

選手個々の力量があがらないと、ラストパスの精度、決定力不足という
日本代表積年の課題は解消されないと思うので、ドンドン海外に挑戦して欲しいですね。

秋春制との絡みでいうと、やっぱり実力ある選手は、シーズンに関係なく声がかかるだろうと。
まあ、でも、Jリーグ終了後の移籍となれば、ブンデスリーグは、シーズン真っ只中。
途中加入の助っ人扱いなので、求められるハードルが高くなるんですよね。
戦術への即応力とか、求められる結果とかが。札幌でいうとアンデルソンみたいなもんですからね。


秋春制といえば、

札幌困った!雪で宮の沢使えない…(11月21日日刊)

11月でもこの状態だというのは、むしろ、今の春秋でも問題を抱えているということ。

犬飼さんに宮の沢に来て欲しいという声もあるみたいですが、私がもし同氏の立場なら、

「室内練習場を完備すれば、降雪に関係なく練習できるようになるから、
札幌にとってもむしろ都合がいいのでは?」

と言うと思います。

その場合、問題になるのは、室内練習場の資金の出所と、
(※totoの収益をあてにしているようですが)
人工芝は硬く怪我をしやすいといわれるので、実際、選手に与えるダメージはどうなのかという点。

その辺りがクリアになると、もう少しまともなお話になると思うのですが・・・。

posted by whiteowl |15:14 | J-league | コメント(7) | トラックバック(0)

2008年11月20日

日本代表W杯最終予選 -カタール戦-

日本代表は、アウェイでカタールに3-0で快勝。


前半の立ち上がりは、カタールに押し込まれかなり不安だったが、徐々にボールを支配し始めると、
田中達也が前半19分に右サイドの角度のない位置からGKの股を抜いて先制。

まず、この1点が大きかった。冷静にGKの股を抜いた田中達也も上手かった。
しかし、この試合を通じて思ったのは帰化選手の多くは攻撃の選手で、
カタールは、前の選手に比べてGKやCBは弱いという印象をもった。

このようにチームとして選手のレベルがアンバランスなため、カタールのホームということもあってか、
中東お得意のリトリートしてのカウンターサッカーではなく、
DFラインを高くして、日本と張り合ってきたことが、逆に日本にとっては好都合だった。
(※日本でのホームの試合の方が、やりにくいかもしれない。)

その結果、DFラインの裏にスペースがあり、相手の弱点を突きやすかった。
1点目は、まさにそこに簡単に内田からロングボールが出され、
それにすばやく反応した田中が決めた得点だった。

後半開始早々の2分、玉田のミドルが決まる。
前半の後ろの時間帯や後半の前の時間帯、岡田JAPANのサッカーは、
岡田監督お得意の前線からの激しいプレスと
オシムJAPANを彷彿とさせるようなパス&ゴーが徹底されていた。

そのような時間帯で、追加点を奪えたのが大きかった。
右からのグラウンダーのパスにワンタッチで合わせた玉田も上手かった。
が、枠にはいっていたがコースが真ん中だったので、これも相手GKに助けられた面はある。

そして、最後はセットプレイ。中村俊輔の右コーナーキックからトゥーリオのヘッドで駄目押しの3点目。
この時もカタールのGKはパンチングをしに前に出ながらボールに触れないというミス・・・。
3点目が入ると、カタールのサポも諦めてスタジアムを帰り始めた。

岡田監督が試合後のインタビューで答えていたように、この試合では前線からの激しいプレスと
オシムJAPANを彷彿とさせるようなパス&ゴーが徹底されていた。
ただ、相手GKに助けられたという印象はある。しかし、相手の弱点を突くのも常套手段だろう。


日本の守備では、中澤と楢崎不在の影響もあってか、トゥーリオが珍しくちゃんとDFをやっていた。
毎試合、二人が居なくてもあれくらいちゃんとやって欲しいと思った(笑)。
あとは、遠藤の守備面での軽さを長谷部がカバーしていたのが印象的だった。

中村俊輔は、やはり怪我の影響かパスの精度は普段より悪く、コンディションは悪そうだった。
しかし、試合後のインタビューでも語っていたが、後ろまで戻って守備で頑張っていた。
3-0になった時点で代えないのか?と冷や冷やしながら見ていたが、結局最後までいった。
セルティックから文句を言われなければいいが・・・(・・;)

posted by whiteowl |12:50 | National Team (日本代表) | コメント(4) | トラックバック(1)

2008年11月19日

「犬飼vs鬼武」の報道について -秋春制-

アメリカ大統領選挙のとき、日本のマスコミは盛んにオバマvsマケインの対立構図で煽った。
その際、両者の政策の違いは、ほとんど日本では触れられていなかった。

それと同じ構図を犬飼JFA会長と鬼武Jリーグチェアマンの秋春制を巡る対立報道で感じる。
(※私の秋春制移行問題に対するスタンスについては、こちら。)


今までの報道から推測される犬飼JFA会長の主張する秋春制は、9月開幕の翌年6月閉幕で、
1月と2月にウインターブレイクを入れず、7月と8月を休みにする。
(従って、キャンプを涼しい北海道ではるチームが多くなり、北海道にもメリットがあると主張している。)

積雪地帯での冬期間の試合については、人工芝の使用を許可し、
練習場については、屋根をつけて対応し、その資金にトトのお金を当てるらしい。
このようにインフラの整備を考えると、2010年の開始は難しいが、
期限を切らないと具体的な話にならないからということであった。
犬飼会長「ドームに人工芝、練習場に屋根つけよ」(11月10日報知)

一方、犬飼氏に楯突いているとされている鬼武さんの言葉は、
犬飼会長改革案にJ鬼武チェアマン反発(11月19日日刊)
>(1)シーズン制移行 委員会では9月開幕~5月末の秋春制で試合日程をシミュレーション。
>11年1月のアジア杯(カタール)など日本代表の活動期間を考慮すると、
>リーグ戦8~9試合が未消化になると結論付けた。欧州のように、
>8月中旬から前倒しで開幕する例もあるが、鬼武Cは「猛暑や雷雨があるから
>7、8月はやらないという(シーズン移行の)大前提が崩れる。
>準備が必要だし、10年からは無理」と断言した。

大事なことは、鬼武さんは準備が必要だし、10年からは無理と言っていることである。
それすなわち、秋春制導入を拒否という報道になっているが、現場サイドの人間として、
現実的に10年の移行は無理だといっているだけなのだ。

その前には、出来ないということを前提に話をしても仕方が無いという旨の話もしており、
鬼武さんは、秋春制導入に絶対拒否という立場ではない。

そして、10年に導入は無理ということは、強硬に導入を主張している犬飼氏も
薄々感じていることであり、鬼武発言をもって秋春制そのものがぽしゃったわけではない。


マスコミが両者の対立を煽って盛り上げて、穏健派の鬼武さんを抵抗勢力とみなし、
その結果、犬飼さんが強権を発動してJリーグチェアマン人事に介入してこないとも限らない。
私にはマスコミが対立を煽って、現実を掻き回して、ややこしくしている様にしか思えない。

この国は、もう少し中身のある話は出来ないものなのか・・・(・・;)

posted by whiteowl |14:26 | 秋春制について | コメント(0) | トラックバック(1)

2008年11月18日

コーチの言うことだけ聞いていたら良い選手にはなれない。

15日に書いたGK。へのコメントで、
選手が成長しないのは、コーチのせいではないかというのをもらった。
確かに、指導者の選手への影響力は強いと思う。

しかし、私は、コーチの言うことだけを聞いていたら良い選手にはなれないと思っている。


以前、迷いのある選手へでも、指摘したが、
コーチが言うことは、人によって違うように聞こえる場合があるし、
場合によっては、真逆のことを言っている時もあるだろう。

大事なことは、自分で考えることであり、工夫することだと指摘した。


また、コーチが間違った指導をしている可能性もある。
素直な選手が多い札幌では、それによって自分の良さを失っている場合もあるかもしれない。

例えば、蹴球計画 ~スペインサッカーニュース~で、
正しいインサイドキックについて指摘している。
正しいインサイドキックとは ~まとめ その1~
正しいインサイドキックとは ~まとめ その2~

この批判の根底には、日本でよく見られる膝下を固定して押し出すように蹴る
パター型のインサイドキックは、サッカーをする上でまったく役に立たない、無駄な技術である。
という考えがあるのだが、私はこの指摘は間違っていないと思う。

なぜなら、私の場合は空手に置き換えて解説するが、いくら威力があったとしても、
バレバレの大振りのモーションの蹴りや突きをいくら練習したところで意味はない。
シャアではないが、当たらなければどうということはないからだ。
モーションが大きいというのは、実戦において何の意味もない。

サッカーでいうなら、パスを出す先がすぐばれてしまうような蹴り方をいくら練習しても仕方がない。
プレッシャーの無いところでパター型の蹴り方をすればいいという人が居るかもしれないが、
プレッシャーの無いところなら、正直、どんな蹴り方をしても大差はない。
だから、パター型のインサイドキックを敢えて練習する必要はないといえる。


また、その動作後に、大きくバランスを崩すというのも問題だ。
これは想像以上に致命的だ。なぜなら、動作後すぐに動けないからだ。
これは相手に付け入る隙を自ら与えているようなものである。
サッカーにおいても、攻守でちょっとした出足の遅れが致命的になる場合がある。


従って、武道から考えても、パターのように蹴るインサイドキックは間違いであるといえる。


このように一見理に適っているように見えるが、実はよく考えると間違っている言説が、
大手を振って歩いている場合がある。
だから、コーチの言うことがすべて正しいなどとは思わないほうが良い。
天邪鬼になれということでもないのだが・・・(笑)

確かに、素直というのは一つの素質なのだが、常識を疑う必要もある。
しっかり自分の頭で理解して、その後、実際にやってみて判断することが必要だ。
場合によっては、指導せず考えさせることがその選手にとって良い場合もあるだろう。
よい意味で、周囲の期待を裏切っていかないと良い選手にはなれない。


我々の普通の生活の中でも、私が~できないのは、あの人のせいだというのをよく聞くが、
それを言い訳にしても、本人にとっていいことは何もない。

確かに、日本人は、この手の思考力に欠ける傾向はあって、指導者の影響力は強い。
しかし、大事なことは、自分で考えることだ。
そして、四六時中、選手はサッカーのことだけを考えられるという羨ましい状況にある。
自分でいくらでも上手くなれる可能性はあると私は思う。

プロなのだから、自分の生活がかかっている。
そして、それを他人のせいにしたところで飯を喰えるわけではない。
だから、選手たちが実際どう思っているのかはわからないが、
例えそうであったとしても指導者を言い訳にして欲しくない。

posted by whiteowl |15:27 | 武道から考えるサッカー | コメント(8) | トラックバック(1)

2008年11月17日

ARCHIVE (2008年8月~10月分)

ARCHIVE (2008年8月~10月分)


〇2008年8月

2008-08-01 頑固。	 	 
2008-08-02 オリジナルと国際化 -オリンピック競技-	
2008-08-03 JOMOカップ	
2008-08-05 国内移籍の自由化について
2008-08-12 スタイリッシュ
2008-08-14 3戦全敗の反町JAPAN。
2008-08-18 勝点3をとりにいっての逆転負け。 -第21節 京都戦-	
2008-08-19 そのクレーム、普通?
2008-08-20 ピンチはチャンスだ!	 
2008-08-21 タイブレークが面白い。	
2008-08-24 犬飼さんと三浦監督	
2008-08-25 4-3-1-2はカウンター特化布陣 -第22節 横浜FM戦-	
2008-08-26 試合をするのは選手。	
2008-08-27 押し込まれても積極性を失わずに前へ進め! -第23節 ガンバ大阪戦プレビュー-	
2008-08-28 引き分けでも積極性を失わないで! -第23節 ガンバ大阪戦-	
2008-08-29 入れ替え戦を考える。	
2008-08-30 ARCHIVE (2008年5月~7月分)	
2008-08-31 持株会は打ち出の小槌か!?	



〇2008年9月

2008-09-01 ボランチに誰が納まるか。	
2008-09-02 審判の権威。	
2008-09-03 最近の気になる記事
2008-09-04  日本代表、大丈夫か?	
2008-09-05 日本代表、大丈夫か? -その2-
2008-09-07 日本代表W杯最終予選 -バーレーン戦-
2008-09-08 中断期間。	
2008-09-09 アウェイの洗礼でレーザービーム!?
2008-09-12 アジア枠創設。	 
2008-09-12 札幌は左SHに誰を使うかがポイント -第24節 清水戦プレビュー-
2008-09-16 相撲はスポーツか?	
2008-09-19 メンタルケア		 
2008-09-21 雑感。 -第25節 千葉戦-	
2008-09-22 DFいないって、誰か忘れてないか・・・。	
2008-09-24 来季も三浦監督続投希望。	
2008-09-26 苦渋の決断だが、ダヴィの移籍は容認するしかない。	
2008-09-27 クライトンと三浦監督。	
2008-09-28 バイタルエリア -第27節 FC東京戦-	
2008-09-29  J1は良い経験の場なのだから。
2008-09-30 ゾーンディフェンスを考える。 -その1-
	 


〇2008年10月	 	 

2008-10-01 ゾーンディフェンスを考える。 -その2-
2008-10-02 ゾーンディフェンスを考える。 -その3-
2008-10-02 逃げられた恋人が戻ってきた・・・(・・;)
2008-10-03  ゾーンディフェンスを考える。 -その4-
2008-10-04 ゾーンディフェンスを考える。 -その5-
2008-10-06 でも、やっぱり札幌が好き。 -第28節 磐田戦-
2008-10-07 来季も三浦監督続投希望。 -その2-
2008-10-08 来季も三浦監督続投希望。 -その3-
2008-10-09  来季も三浦監督続投希望。 -その4-
2008-10-09  迷いのある選手へ
2008-10-10 三浦監督続投希望 -2003を繰り返すな!
2008-10-13  スポンサーを考える。
2008-10-14 日本代表テストマッチ -UAE戦-
2008-10-15 勝ちきれない理由は、攻撃か守備か
2008-10-16 札幌の攻守のバランスを考える。
2008-10-17 今こそ、チームコンセプトを思い出せ!
2008-10-19 絶対に捲土重来 -第29節 柏戦-
2008-10-20 来季の監督を巡る報道。	
2008-10-21 色々いいたいこと。
2008-10-22 札幌とセビージャ(セビリア)FC。
2008-10-23 ゾーンディフェンスを考える。 -その6-	
2008-10-24 書き方の問題では? -違反者への処分-
2008-10-24 チーム路線の対立か? -監督問題-
2008-10-26 安易な育成路線とベテラン斬りはチームの停滞を招く
2008-10-27 札幌愛歌 -第30節 川崎F戦-
2008-10-28  守備の破綻は、選手の『間』の取り方が悪いから。
2008-10-29 動き出した秋春制移行問題。
2008-10-30 壮大なる計画。
2008-10-31 最強のスカウト。

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