2009年12月07日
古田から征也へのパスに来季への光明。 【J2:第51節 vs 東京V】
長かった今季のJ2も最終戦。 最終戦ということで、久々に試合の感想を復活(-"-;A ... 来季に向けて希望が見えた攻撃のシーンは、惜しくも得点にはなりませんでしたが(-"-;A ... 11分、今節ボランチに入った古田から、征也にスルーパスが通って抜けた場面。 古田も狙ってたし、視野も広かった。征也もボールを受けるまでは良かった。 ビックチャンスはずしたのは、最終節だけじゃないけどね!(苦笑) 今季、ボランチからああいうスルーパスが通ることがなかった。 宮澤がキリノに何本か通したくらいじゃないだろうか。 もう少しいえば、攻撃の組み立ての部分で、ボランチなり、最終ラインから前方にパスをして、 敵陣で、パスの受け手が前を向けるパスが少なかった。 そういうパスが増えないと、効果的な攻めが出来ない。 前にパスを入れても受け手が前を向けずに後ろに戻すしかないとか、 相手の守備ブロックの前で、横にパスをしても相手は全然怖くない。 また、今の札幌は、一か八かで前に大きく蹴ってセカンドボール狙い というアバウトなサッカーをやっているわけでもないだろう。 前を向くには、パスの出し手はキックフェイントで相手を釣ったり、 受け手はオフザボールの動きでスペースをつくったり、 相手が陣形を整えていて、出し手と受け手だけで局面が打開できなければ、 他の選手が間に入ってスペースをつくったり・・・。 結局、石崎監督が指摘しているところ、 【J2:第51節 東京V vs 札幌】石崎信弘監督(札幌)記者会見コメント(09.12.05) >ガッチリ守られた相手にどう崩していくかというところを、もっともっとアイデアを出して、 ポゼッションしながら崩していくというところと、まずボールを奪ったときに、 ガッチリ相手の陣形ができる前に速く攻めるという意識 まず、前にスペースがある時は、素早く攻めるという判断。 その意味で、11分の古田から征也に抜けたシーンは、宮澤>キリノ以外で そういうプレーが出たという点で、来季に繋がる場面だったのではないかと思います。
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2009年10月22日
来季に向けて。 【J2:第46節 vs 栃木】
第46節は、札幌ドームがCSで盛り上がる中、ホーム厚別で行われ、 前半17分にキリノのオーバーヘッドが決まって、1-0で勝利!
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2009年10月08日
セレッソとの差は結果以上に大きいと感じた試合。【J2:第44節 vs C大阪】
日時:2009年10月7日(水)19:04キックオフ 会場:札幌厚別公園競技場 [入場者数] 7,035人 [天候] 晴、気温9.4℃、湿度80% [主審] 柏原 丈二 [副審] 名木 利幸 / 越智 新次 後半44分 香川 真司
第44節は、ホーム厚別でロスタイムに香川に決められて結果だけ見れば0-1で惜敗。 昇格可能性消滅マジックを4としていた札幌は、甲府と湘南が勝ったため、 早ければ次節にも、昇格の可能性が消えてしまう事態となりました・・・(-"-;A
ダニルソンが怪我から復帰し、SHの左右を入れ替え、 DFラインを大幅に入れ替えて臨んだ今節。 キリノ 宮澤 古田 上里 藤田 ダニルソン 西 石川 西嶋 芳賀 高原 イメージ的には↑の感じ。 試合自体は、寒い中、両チームとも白熱し、緊迫した試合で面白かった。 ただ、札幌としては、出場停止のマルチネスと怪我明けの香川がいなかった前半のチャンスに、 得点を決められなかったのが全てだったかも・・・(-"-;A ポジションを含めて大幅に入れ替わったDFラインについては、 両SBにカバーリング意識の強い西と芳賀が入ったことで、 セレッソの3トップに対して、DFラインに穴を開けることもなく 安定していたように感じました。 CBに入った西嶋も、最後の失点シーンを除けばヘッドの強さをみせ、 DFラインからのつなぎで、少し危ないシーンがあったものの試合を通じて安定していました。
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2009年10月05日
ホームとアウェイの戦い方。 【J2:第43節 vs 熊本】
日時:2009年10月4日(日)13:03キックオフ 会場:熊本県民総合運動公園陸上競技場 [入場者数] 4,140人 [天候] 晴、気温29.1℃、湿度26% [主審] 今村 義朗 [副審] 五十嵐 泰之 / 竹田 明弘 得点者 なし (-"-;A ...
第43節アウェイ熊本戦は、スコアレスドロー。
何とか、同一カード3連敗だけは回避することに成功しましたが、
今季、熊本にとって札幌は、お得意様であったことは変わらず(-"-;A ...
前節の湘南戦、
“札幌が、一皮むけたターニングポイントになる試合だったかもしれない。”
と書いたわけですが、やはりまだ“かもしれない”であったようで・・・、
まだ試合によって波があるに感じました。
多くの課題が残る試合だったように思います。
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2009年09月28日
勝利の立役者は芳賀! 【J2:第42節 vs 湘南】
日時:2009年9月27日(日)13:05キックオフ 会場:札幌厚別公園競技場 [入場者数] 8,935人 [天候] 晴、気温19.2℃、湿度32% [主審] 家本 政明 [副審] 岡野 宇広 / 二俣 敏明 前半28分 キリノ 後半26分 キリノ(PK)
前節の岡山戦は1-0で勝利も、後半押し込まれる展開に つないで崩すことにこだわって状況に合わせたサッカーができなかった札幌。 今節は、対戦相手が3位の湘南ということもあってか状況に合わせたサッカーを見せた。 立ち上がり、積極的にプレスを仕掛けてきた湘南に対して、無理をしてつながず 単純にキリノへのロングボールを狙ってDFラインを下げさせた。 無理に前からプレスをかけることもしなかった。 そして、立ち上がりからのピンチの際には必ずといっていいほどDFラインに入ってカバーし、 抜群のポジショニングで相手のカウンターの芽をことごとく摘んでいた芳賀。 また、湘南がフィジカルの強い田原のポストプレーからチャンスを作っていると見るや、 トップ下の上里が下がってポジションを取りバランスを保った。 【J2:第42節 札幌 vs 湘南】試合終了後の各選手コメント(09.09.27) ●芳賀博信選手(札幌): 「ボランチが1枚だったときはあまりハマっていなかったが、2枚にしてからハマりだした。相手の田原にボールが入ったときに、1枚だと自分が挟みに行っても横に出されてしまう。そこを2枚にしたことで、抑えることができたし、セカンドボールも拾えるようになった」 DFラインは、特に後半、相手に押し込まれながらも、試合を通じて高く保った。 そして、間延びする湘南に対してコンパクトさを保った札幌が次第にペースをつかむ。 今までと違うのは、自分たちのペースになるまで相手の攻撃に粘り強く耐え、 自分たちのペースにもっていこうと試合を意図的にコントロールしようとした点。 その中心には芳賀がいた。 28分に、右サイドの西のグラウンダーのクロスからキリノがごっつあんゴール。 しかし、良い流れだった札幌は、前半の終了間際PKをとられる。 この日の家本主審は、選手とコミュニケーションをとりながら、 それまではしっかりとゲームをコントロールしていた。 その裁き方次第では、試合が荒れる可能性もあった。 PKの判定は、その後の高原の抗議を見ていると 相手をブロックして押さえ込んだという判定だったらしい。 判定そのものは微妙なものだったが、その際も今までだったら 選手からの抗議は全く聞かないというような頑なな態度を取り、 何でPKなのかの説明も十分していなかったが、今回はきちんと選手に説明していたし、 何より今までだったら、PKだからと“杓子定規に” 吉弘に2枚目のイエローを躊躇なく出して退場させ、 試合を壊していた可能性もあったが、この日は出さなかった。 色々と物議を醸してきた『家本主審も、変わったなぁ』と実感するシーンだった。 まあ、吉弘が退場したり、高原がPKを止めていなければ、こんなに落ち着いて見られたかは別ですが(;´Д`A ```
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2009年09月24日
師匠の教えを守ることは大事なことだが・・・ 【J2:第41節 vs 岡山】
日時:2009年9月23日(水祝)19:03キックオフ 会場:岡山県陸上競技場 桃太郎スタジアム [入場者数] 8,367人 [天候] 曇、気温23.1℃、湿度79% [主審] 鍋島 將起 [副審] 青木 隆 / 前田 敦 前半31分 藤田 征也
第41節は、アウェイで岡山に1-0で勝利。 ただ、次節、昇格圏にいる湘南相手に勝てるような試合内容ではなかった。 中2日、アウェイ、蒸し暑い環境。 厳しいコンディションから、1点リード後、後半ゾーンで守るのは良いとしても、 もう少し前線でキープ、ポゼッション、タメがないと防戦一方になって厳しい。 【J2:第41節 岡山 vs 札幌】石崎信弘監督(札幌)記者会見コメント(09.09.23) Q:後半30分、ハファエル選手を投入後、ボールを奪われるようになった印象があるんですが? 「その前からかなり押し込まれていた。攻撃になったとき、ほとんどイージーなミスでボールを奪われていて、なかなか攻撃が出来ないという時に、上里を下げて、芳賀とダブルボランチにしたというところと、もう少し前でボールのキープ、タメが出来ると、全体的に押し上げられる。そこでイージーなミスがあって、打開したくて入れたんですが。『…』です」 キープを期待されて入ったハファエルが前に急いでしまう以上、相手に押し込まれてしまったら、 単純にロングボールでキリノを狙って相手のDFラインを下げさせるのが簡単だろう。 それが、今季札幌の目指すサッカーではないとしても、 自分たちでボールをつないで打開できないのだから、それは状況に合ったサッカーではない。 確かに、今度はロングボール一辺倒になってしまっては逃げになるかもしれないが、 状況を変えるには、相手の目先を変えさせるのも一つの手段ではあるはず。 どうしてもソレが嫌なら、DFラインから逆サイドにサイドチェンジして サイドを起点にする方法もあっただろう。 まあ、昨年までの三浦サッカーをそこまで否定することもないと思うし(-"-;A ... 芸事でよく使う“守破離”を持ち出すまでもなく、師匠の教えを守ることは大事なことだが、 それも状況によっては破って臨機応変に対処する術を身につけないと、 正攻法だけで攻めていては、今後も試合巧者の上位相手に 厳しい戦いを強いられるのではないだろうか。
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2009年09月21日
FKで隠されてしまう上里の課題。 【J2:第40節 vs 福岡】
現代サッカーでは、守備のできない選手は使いにくく、 守備の不安定なチームは安定して勝てない。 サッカーは攻守が素早く入れ替わり、 攻守が表裏一体であるからこそ、攻守のバランスが大切になる。 (確かに、“バルセロナは始終攻撃ばかりしている”かもしれない。 しかし、“あのチーム”は、ボールをポゼッションすること、 言い換えれば、“ボールを失わないことが最大の守備”になると思っているチームだ。) また、FWまでもが守備を求められ、GKまでもが攻撃の起点と考えられるようになった 現代サッカーでは、お互いのチームがDFラインを上げて狭いスペースの中で、 “11人全員がピッチのどこでもサッカーをする”。 (※“フラクタル”、どこを切っても同じ状況になる金太郎飴みたいなのがサッカー。) だから、守備をサボる選手がいると、その“スペース”を相手に使われないように、 他の選手がその“スペース”をカバーしなければいけない。 上里「昇格諦めん」弾…札幌(2009年9月21日10時47分 スポーツ報知) 「(上里)カズは攻撃の起点としてはいいが、守りに課題がある。 歩いて、目でディフェンスするときがあった。(J1柏の)フランサかと思ったよ」 と守備をさぼりがちなブラジル人FWを引き合いに出す“石さん節”。 今年の天皇杯、決勝まで進んだ石崎柏。 その攻撃の核となったフランサの活躍の陰に、 運動量の少ないフランサをカバーする李忠成の存在があった。 フランサは、ドイツのトップチームの一つレバークーゼンで活躍するなど、 攻撃のセンスは折り紙付、一人で局面を変えることのできる選手だ。 しかし、運動量が少なく守備をしないことでも有名。 しかし、FWは点を取る人、DFは守備をする人という分業制ではなく、 トータルフットボールと呼ばれるようになった現代サッカーでは、こういう選手は使いにくい。 (※札幌でいえば、クライトン。その最たる選手は、元コロンビア代表バルデラマか。) 従って、現代サッカーでフランサのような選手を活かすには、 李のようなカバーする選手の存在が必要になってくる。 (※ちなみに、オリンピック代表FWとして活躍しながら、チームではフランサのカバーをしていた李は、 自分のFWとしての得点チャンスを失うことになってもチームに貢献することの方が重要と言っていた。) しかし、今季、降格圏にあった柏は、監督をブラジル人のネルシーニョに代えた。 代わったネルシーニョは、就任早々フランサを呼んで、 「もっと運動量をあげろ」と指示したらしい。 柏もチームの低迷とともに、その責任としてフランサへの特権を認めなくなったようだ。 そして、李も出場機会を求めて広島へ移籍した。
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2009年09月07日
「足先だけでサッカーをするな!球際をもっと厳しくいくこと!」(by ノブリン) 【J2:第38節 vs 愛媛】
日時:2009年9月6日(日)14:03キックオフ 会場:札幌厚別公園競技場 [入場者数] 7,613人 [天候] 曇、気温22.7℃、湿度66% [主審] 村上 伸次 [副審] 山崎 裕彦 / 前島 和彦 前半30分 赤井 秀一 後半 7分 大山 俊輔 後半11分 キリノ 後半25分 ハファエル 後半28分 ダニルソン
第38節の愛媛戦は、0-2から外国人選手の3得点で3-2で逆転勝ち。 劇的な逆転勝利となったわけですが(;´Д`A ``` 試合内容については、石崎監督の短いコメントが表していますね。 【J2:第38節 札幌 vs 愛媛】石崎信弘監督(札幌)記者会見コメント(09.09.06) 「2点先に取られて、3点獲って逆転できたのは良かったと思います」 まあ、勝って厳しいかもしれませんが、 “それだけ” ということでしょうね(-"-;A ... そうなった原因の一つが、 石崎監督のハーフタイムのコメントに端的に表れているかと思います。 【J2:第38節 札幌 vs 愛媛】ハーフタイムコメント(09.09.06) 「足先だけでサッカーをするな!球際をもっと厳しくいくこと!」
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2009年09月03日
ハイプレッシャーの中で何が出せるか。 【J2:第37節 vs 水戸】
日時:2009年9月2日(水)19:03キックオフ 会場:札幌厚別公園競技場 [入場者数] 7,042人 [天候] 晴、気温17.1℃、湿度69% [主審] 今村 義郎 [副審] 中込 均 / 鳥越 明弘 後半 6分 西 大伍 後半18分 吉原 宏太
第37節のホーム水戸戦は、1-1で引き分け。 布陣については、前節と特に変化なし。 ただ、今節、個人的に注目してずっと目で追っかけていた選手がいます。試合中、ストーカーしてました(笑)それは、上里の左SB(2009年08月27日)。 ↑の記事を書いてから気になっていたというのもあります。 それに、てんぼーでも触れたように、布陣のコンパクトさを維持するためにも、 ロングボールでカウンターを狙ってくる水戸の攻めに対抗する上でも、 最終ラインの安定が欠かせなかったからといったこともあります。 SB席で観てたので、近くから詳しく見れたのは前半だけなんですが、 守備時にはしっかりDFラインのスペースをカバーし、 攻撃時には左サイドにちょっと張り出して、攻撃の起点にもなってました。 そして、そこから時折見せるサイドチェンジのパスは、 逆サイドの選手の足元にピタっと納まり、左足の精度の高さを見せつけられました。 あれは金を払って、生で観る価値のあるプレーの一つですね。 体を張って味方のためにスクリーンプレーもしてましたね。 ただ、左サイドのスローインは、ずっと上里がやってたんですが、 水戸がすんなりボールを入れてすぐ攻撃に転じていたのと比べると、 スローインもちょっとコミュニケーション不足なのかなと感じました。 なかなかフリーの選手がいないんですよね。 あと、守備時にはハイボールの処理だったり、寄せが甘かったり、カバーが曖昧だったり、 攻撃時には低い位置でのパスミスなど、若干冷や冷やしたところもありましたが(-"-;A ...、 何より常に周囲に注意を払って首を振る姿が印象的で頼もしかったです。 そして、今節は、対戦相手が水戸だったこともあってか、リスクマネージメントを考えて、 オーバーラップのタイミングを図っていたように感じました。 そのため、いつもは左に偏りがちだったのですが、 昨日は、右の西嶋と左右でバランスよく両SBが攻撃参加できていたのだと思います。 欲をいうなら、特徴である攻撃面でもう少し活躍を見たかったなと思いました。 さて、以上で上里のストーカー終了(笑)。 これから、試合全体の感想を書きたいと思います。
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2009年09月02日
布陣のコンパクトさを維持できるか。 【J2:第37節 vs 水戸のてんぼー】
前回の対戦はドームで2万人以上を集めながら、 前半早々に西嶋が退場して0-1で敗戦。 2009年07月07日 とりあえず、5位を目指そう! -第25節 水戸戦- 実は、この時の昇格圏との勝点差も「16」。 残り試合が15。逆転可能な勝点差の目安といわれる試合数を越えてしまった。 ただ、今季のJ2は勝点70に3チームが並ぶ大混戦。1位のセレッソも1差の71。 今日の試合に勝って、他力本願になるが上位の4チームのうち、どこかが負ければ、 残り14試合で勝点差は13or14になる。 まだまだ、諦めるには早い。
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