2014年09月03日
赤へル2014(後編)
この試合、先日の広島大雨土砂災害で亡くなられた方への黙とうが試合開始前に行われました。そして、応援団の鳴り物は自粛。 正直、試合が中止になるのではないかなと思ったのですが、後半戦になって日程も詰まっているでしょうし、実際に大勢の人がスタジアムに集まりましたね。 さて、広島のピッチャーは前田健太、阪神は藤浪でした。前田健太は何と言っても、高速スライダーが素晴らしい。右バッター泣かせである。インコースに入り、外側に逃げていく。四番の阪神の外国人選手は三振したあと、悔しがってバットをへし折っていた。 対する阪神の藤浪。こちらも良い投手でした。ストレートは150キロ台前半とマエケンより早い。しかしマウンドを先に降りたのは藤浪でした。ストレートは早いものの、球が見極めやすいのか打たれておりましたね。 試合が始まってから隣の空席には、白髪のおじいさんがやってきました。この方が、私に話しかけてきました。なかなかのカープ通です。カープの先制点を見逃していたので、私が詳しく説明すると、打った松山選手は最近、ファームからあがってきたということを語っていましたね。松山選手はなかなか好調で、確か次の打席もタイムリーを打っていたはず。 このおじいさん、昭和16年生まれで、原爆経験者。この球場の近くに住んでいたとかで、爆心地から離れていたから助かったけど、弟さんはなくられたそうな。お姉さんはどこかの建物の窓からB29の飛来をみたそうな・・・・。 そして、この球場の近くは、プロ野球選手が多く住んでいて、張本勲や中田翔、そして西条秀樹もこの球場の近くに住んでいたとか・・・・。んで、中田選手のこともいろいろ教えてくれましたが、ごめんなさい、ここでは書けません。でも、親孝行の中田選手、親御さんに、広島郊外に1軒屋をプレゼントしたそうな・・・・。 そして、私が北海道から来ていることを知ると、二岡選手を知っているかと聞かれ、もちろんだと答えると「二岡は三次出身じゃけん、山の中の三次は意外に野球選手を出しているんよ。」と阪神の福原選手も含めて7名ぐらいいると話していましたね。あと、広陵高校出身の選手がどうのこうのと話してましたが、詳しい話は忘れました。 カープが初優勝した1975年は、優勝決定の瞬間を見に後楽園にかけつけたそうな・・・・。子どものころから生粋のカープファンだそうな。 サッカーも試合観戦に行かないまでも、なじみはあるようで、広島の佐藤寿人がオーロラビジョンに映ると(※なんと、広島が三振を取ると、ストラックアウト!!と佐藤寿人の映像が出る)、「広島はサッカーも強いんよ。」と語っていました。 昔の広島市民球場跡地はサッカー場にする計画もあるそうであるが、「サッカーは試合数が少ないから、中心街の一等地をサッカー場にするのはもったいない。」と語っておりました。 さて、おじいさんとの話はつきなかったのですが、おなかも空いてきたので途中でホットドックを食べに行きました。ホットドックは目の前で焼いていた(ゆでだったかな?)ものをその場に入れてくれ、おいしそうな感じであったのですが・・・・・うーん、こんなもんかな。なかなかスタジアムでおいしいホットドックに巡り会ってないですな。 感心したのは、ガリガリ君をサワーに浸したものが売っていて、これはなかなか良かったです。子供向けにガリガリ君をサイダーに浸したものもありましたね。 さて、私の話もいろいろしたりして、あまり試合の方に集中できなかったのですが、マエケンのピッチングに惚れ惚れしました。「昔のヤクルトの伊藤智仁みたいなピッチングですね。」と言ったら「おー、今はどこかでコーチやっているのー」と反応してくれたのは嬉しかったです。 マエケンは左の打者、福留あたりとかに苦しんでいたけど、他は危なげなく、9回の表に出てきた新井兄も確か三振でしたね。 結局マエケンの完封勝ち。おじいさんと別れ、球場の外で球団がチームが勝利の時だけに配る新聞の列に加わり、それをもらって帰ってきました。 それにしてもすごい人だった。
posted by こんびに♪ |19:16 | 野球観戦 | コメント(0) |
スポンサーリンク
スポンサーリンク