コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2016年04月07日

成長していた高原

町田戦の選手入場時、先頭のほうを歩いていた高原は
町田のゴール裏を見たあとにちらっと札幌のゴール裏を見ていた。
ピッチ練習の時に赤黒が見えて、いつもと違う感覚だったと言っていたそうだ。
高原にとって札幌戦は、単なる古巣対決以上のものがあったのかもしれないな。
そうだったら嬉しい。

相変わらずの至近距離とへの反応の速さや、一対一の強さ。
高確率で味方のもとへとんでいくきれいなフィード。
そこに経験値も加わって、的確な判断によるコーチングや落ち着きも見せていた。
以前であればフィールドの選手にイライラして怒鳴っていたりもしたのだけど、
そういう姿はないように見えた。どうすれば味方が気持ちよくプレーできるのか、という考え方。
GKが安定しているっていうのはそういうことなのかもしれない。
ビッグセーブがあったように見えたかもしれないけれど、
ひとつひとつは高原の経験と判断からくるもので、特別"当たっているGK"感はなかった。
高原であればあれくらいは当たり前だろうと思うくらいには。

石井ちゃんが愛媛にいた頃、うちとの対戦でよくゴールを決められた。
よく"恩返しゴール"なんて言うけれど、こちらとしてはそんなの恩返しでもなんでもない。
ほかのチームとの対戦で活躍してくれればいいというのに。
けれど石井ちゃんは、コンサドーレに自分の良いプレーをたくさん見てほしかったんだろうな、
と今ならわかる。もちろん愛媛の勝利のために戦っていただろうけど、
成長している姿を見てもらいたい気持ちもあったに違いない。
高原からもそんな雰囲気を感じていた。
この年齢でもまだまだ成長しているということを、コンサドーレに見せたかったんだろうなと。
うちの得点は一点も入らなかったけれど、そんな高原の恩返しはひっそりと嬉しかった。

昨季、同じようにスタートが好調だった金沢が後半失速したように
J2の長丁場に慣れていない町田がこのまま好調を維持することはないと思う。と強がってみる。
高原がヒーローインタビューで「自信を過信にしないように」っていうのはまさにそれで。
まあ、人んちのことはどうでもいい。
次回ホームで対戦する時には、倍の点をとって完封してやんよ。

posted by ひとみ |23:33 | 選手戯言 | コメント(3) | トラックバック(0)