2009年12月01日
Moving footBall・・・味スタ観戦記4
味スタ最寄駅京王線飛田給で見たもの。 「Moving footBall」 見る人をひきつけるサッカー 何か心に残るものがあった。 思えば、柳下監督の時代も、同じでなかったろうか。 彼はJ1昇格を果たせなかった。しかしながら、見る人をひきつけるサッカーを残していったのは事実だ。 味スタでFC東京を見るのは3回目である。実は私はFC東京が好きだ。一番好きなのはFC東京の応援スタイル。工夫された応援は見に来た人を魅惑する。 バックスタンドの2階席に陣取り、試合開始を待つ。試合前にサポーター全員で「You’ll never walk alone」を歌う。最初は音楽が流れていたが、そのうち音楽はとまり、サポーターたちの大きな歌声だけが、スタジアムに響く。ちょっと感動した。 サポーター席ではボードを使って、7と8の数字が浮かび上がった。FC東京を支えた、浅利選手と藤山選手の番号である。 この二人の選手と、彼が重なった。彼の試合を見ずに来たことを少しだけうしろめたく思う。 17時キックオフ。Moving footballと言われるだけあって、FC東京のサッカーは相手のボールを積極的に奪い果敢に攻めていった。こきざみにボールをつなぎながら、前線のスペースにボールを出すと、他の選手がうまくボールにたどりつき、シュートを放つ。 2階席なので、選手が誰が誰であるかはわかりづらかったが、ボランチの位置にいた羽生がいいパスを供給していたと思う。それとも中村北斗か? 長髪の選手と、2?番の選手が活躍していたように感じた。 それでも、神戸の守りは堅く、FC東京はなかなか攻めきれられず、だんだん神戸ペースになった。FC東京自慢のMoving footballも次第に止まってしまい、こちらも少々眠くなってしまう。 後半少しずつFC東京の動きが活発になっていった気がする。しかし、攻撃的になった分、神戸もミスをついて攻撃をするシーンが増えた。 神戸のサッカーは地味である。と言っては、現神戸監督の三浦さんに失礼かと思うが、やはり地味である。あまり積極的に攻撃を仕掛けることなく、受身のようなサッカーだ。カウンターかと言えばそれほどカウンターでないよいうな気もするし、個人のプレーにまかせているかのようにも見える。 そして、そろそろゲーム終了が気にかかる時右サイドからボールが上がり、FC東京の選手がヘディングで決めた!! サポーター席から東京ブギウギの大合唱、バックスタンドも多くの人が立ち歌を歌い、手をあげる。 気持のいい瞬間だった。 そして、自分はこのチームが好きなんだなって感じた瞬間であった。 終了間際、チームを離れる藤山選手が登場。スタンドから大きな拍手がおこる。 試合は1対0でFC東京の勝利に終わった。 ホーム最終戦のセレモニーを見ず、私は友人と会うため調布行きのバスに乗った。 そのあとミスターFC東京と言われる選手が、コンサドーレ札幌移籍を発表するとは知らず・・・。