今宵も完封勝利！

今日家の設備の点検みたいなのがありチェックをする人が来たのだけど
うちに飾ってある入江の試合のマッチデイを見て「コンサドーレ好きなんですか」と言ったそう。
聞くとその人はもとは埼玉に住んでいて、浦和のサポーターだという。オォーッ!
そのマッチデイの表紙の主・宮澤のことは知らなかったけれど
「コンサドーレのユニフォームかっこいいですよね」と言われたというのでまぁ許す。
試合の話や選手の話など、もちろんお仕事しつつだけれど色々話したみたい。
全然知らない人とこうしてサッカーの話ができるというのは楽しいなぁ。
応援しているチームが違っても、サポーターとして共通の部分があったりもするのが面白い。


「サポーターの皆さんを、もう一度J1へ連れて行きます」と宮澤裕樹は言った。

今季一年ずっと流れていたラジオCMの中で。
CMなので台詞の可能性は高いのだけど、なんとなく、宮澤の本音のように感じていた。
昨季の順位は19チーム中13位。
今季の成績を期待してくれる解説者はいなかった(ののでさえ厳しいと思っていたという)。
いくらチームの目標といえど、シーズンはじめに「J1へ連れて行く」と言い切るのはすごい。
前回のJ1は宮澤が加入した年だったので、「連れて行く」のとはちょっと違う。
(それでもインタビューでは「降格させてしまった」とあり、当事者意識はあったのだなぁと思う。)
今は自分もチームに関わっている意識があるんだろう。
選手にこちらから「J1へ連れて行って」と言うことは無い。だからこそこの言葉が嬉しい。
連れて行く、だもの。それは自分の目標ではなく、"約束"だったのだから。

個人的には、宮澤が変わったと感じたのは、今季ではなく背番号10になった昨季だった。
背番号11になった時も驚いたけれど、更に10になった時はチームからの期待を感じた。
一番チームからの期待を感じていたのは宮澤本人だったと思うけど。

コメントひとつとっても、意識が"チーム中心"になっていると思った。
自分よりもチームとしてどうあるべきか、どういうプレーをすべきか。
そういった考え方をするようになることで、
自然とチームの中心選手という意識も芽生えていったのではないだろうか。

ただでさえ天才なわけで周囲からの期待は大きい。
その上10番になると、自然ともっともっと期待が大きくなっていく。
「10番がその活躍では物足りない」
サッカーサポーターの中にある背番号10というイメージはそれはそれは大きなもので。
本人がどれだけ頑張っていても、成長していても
多くの人はつい背番号10というフィルターを通して宮澤を見ていただろうなと想像する。
「期待しているからこそ」というもっともらしい理由をつけて批判されることもあった。
宮澤のプレーが良くないように見えた時、すぐに宮澤のせいと決めつけてしまう。
見ているこちらにも責任があるのではないか、とちょっとでも思ってもらえたら
宮澤の評価はもっともっと高くなっていたはず。

天才の素晴らしさはそう簡単にわかるものじゃないのかもしれない。
などと思ってきたこともあったのだけど、今季は少しはわかってもらえたんじゃないかな。
試合前、ピッチ練習の時に「俺らの10番」と歌うとすぐに応えてくれる。
コンサドーレを、サポーターを大好きでいてくれる選手。
そういうところはあまり出さないけれど、しっかり知っているからね。

この記事に対するコメント一覧

Re:J1へ連れて行ってくれた宮澤

ひとみさんこんばんは(^o^)/

＞なんとなく、宮澤の本音のように感じていた。

そうなんですよ・・このＣＭが流れ始めた時に（まだ震災前）に地元の室蘭の
チームがある限りさんトコに同様のコメントしたのを覚えています。

会社の車の運転中に聞く事が多く（定時ニュースの後に流れるので聞く機会が多い）
・・別の二人のＣＭより印象が強かったですねェなにしろ１０ゴールは個人記録ですが
Ｊ１に連れてゆくはチームそのものの目標以外の何ものでも無く、サポが最も欲しがる
結果ですから。

＞しっかり知っているからね。

そのうちザックがスタジアムに視察に来るような選手に大化けすると信じています☆
そして万が一ピクシーが視察に来て親会社のＴ自動車に「アレ欲シイョ」とオネダリ
しても宮澤はキッパリと断る予感がします(^o^)v←あくまで予感です！

posted by 大阪帰りの道産子| 2011-12-22 22:57

Re:J1へ連れて行ってくれた宮澤

１０番以上の心意気を持った発言だったと思う。
岡山選手みたいな表立てってはいないけどね。
俺たちの１０番は、俺たちの１０番だよ。

posted by pamusi| 2011-12-22 23:05

Re:J1へ連れて行ってくれた宮澤

すごくしつこいですが、宮澤なんですよ、宮澤！
私の期待はやっぱそこにあって、それは高校時代に見たときから変わらないのです。
中心にいてほしい、期待しちゃうからつい「もっともっと」って思ってしまう。
根は熱くて、でもあまり前面に出さなくて（ツンデレだから）。
まだまだ成長途中だと思いますが、顔つきが本当に色っぽくなってきたな～と感じてます。
来年、楽しみ♪

posted by ゆっきぃ| 2011-12-22 23:26

Re:J1へ連れて行ってくれた宮澤

ひとみさんが言いたいこと全部言ってくれて、共感しまくってます。
本当に期待してんのかって言葉も試合会場で聞いたことがあります。

ですが、ここ最近グンと逞しくなった気がします！
私が言っちゃっていいのかって感じなんですが…。
前より向上心とか見えて、コメントも良くなりましたよね。
期待を背負うって大変なことですよね。
表に出さなくてもわかってる人がいるぞと伝えたいです。

posted by めろん| 2011-12-23 00:21

Re:J1へ連れて行ってくれた宮澤

むふふ、連れて行ってくれましたね。←忘れてた
あのＣＭは聞くたびに「むふっ」となって怪しいオバチャンになってました。
表紙を見て「お、宮澤ですか」と言ってもらえるようになると嬉しいですね。
昨日の道新夕刊のコラムでもジュンキくんとの２トップで勝利した前日、二人が残っていいシュート打っていたという石さんのコメントが載ってました。
こんなふうに「ちょっとだけよ」と後から出てくるエピソードが大好きな私。
「ほらちゃんと頑張ってるのよっ」とドヤ顔しちゃいます。
今季の心残りは現地で「俺らの１０番」が聞けなかったことですねぇ・・・なんか聞き逃しました（涙）

posted by チームがある限り| 2011-12-23 14:49

Re:J1へ連れて行ってくれた宮澤

　今年は宮澤にとっては期するものがあったことでしょう。
　１０番を背負うってことで「今年こそ自分がやらなければ！」という
　使命感に近い責任感をひしひしと胸に秘めていた。
　一緒にJ1に行く、ではなくJ1に連れて行くと発言したのもその表れではないかと。
　ピッチ上では“主役”になることはあまりなく、攻守のつなぎ役といった感じでしたが
　巧い補強でコンサが宮澤のチームになってくれれば、
　コンサといえば宮澤というくらいになればいいなと思う次第です。

posted by フラッ太| 2011-12-23 15:35

コメントありがとうございます。

>>オオドサさんへ
オオドサさん、こんばんはー!
私もチームがある限りさんに同じようなことを伝えた覚えがあります。笑
チームを支えるベテランでもゴールを量産するエース的存在でもなく、
2008年を経験した宮澤からこの言葉が出てくるというのが重要なんですよね。
一緒に闘おうとか、喜び合おうと言うのは誰にでも言えると思うんですけど
連れて行くと言うのはなかなか勇気のいる言葉です。
今になって、高校を卒業する時に実はJ1の複数チームからオファーがあったと
具体的な話を出すようになりましたが、それでも揺れなかった男ですからね。
ロンドン五輪もいいですが、なんならA代表に呼ばれてくれてもいいですよ。
寛くんは、10ゴールとは程遠い成績となってしまいましたね...(言わない約束)。

>>pamusiさんへ
10番という番号を貰ったから「俺らの10番」と歌っているわけじゃないんですよね。
それ相応の活躍をしているからこそそう言ってもらえるんだと思います。
今、チームの顔は誰かと聞かれたら、迷わず宮澤だと答えられます。

>>ゆっきぃさんへ
推しますね～。でもシーズン終わってみて改めて、宮澤だなと思いました。
実は面白いネタを色々持っているところや熱い気持ちなんかは
絶っっ対にサポーターに見せないですよね。
あぁそこがゆっきぃさんの言うツンデレなのかしら。笑
サカダイの三上さんのインタビューを読んでいると
もしかしたら来季は前目のポジションにしてもらえるかなぁと期待しています。

>>めろんさんへ
共感しまくってくださり、ありがとうございます!
期待しているからじゃなくて、単に自分の思い通りにならないから腹立つんでしょ、
って思う人いますね。いい大人が勝手なことよく言ってます。
本当に、逞しくという言葉はぴったりですね。どんどん言っちゃいましょう。
今季のコメントは特に、チーム全体を見ての言葉が多かったように思います。
どうしても見えたままで判断されてしまいがちなので(平川さんも...笑)、
プレーで多くの人を黙らせてほしいです。すごい選手なのは間違いないですもんね!

>>チームがある限りさんへ
私も、J1復帰してからもう一度この言葉を出そう、と思っていて忘れてました...。
その浦和サポーターさんはコンサドーレの選手はゴンしか知らないようでした。
逆に浦和の選手を聞かれると、私なんかは2、3人くらいしかわからないので
まぁそんなもんかなと思いました。でも河合さんは浦和にいたのにっ。
来季はホーム戦に来てもらって、しっかり宮澤を見てもらいたいですね。
私も後から出てくるエピソード好きです。最終戦翌日の手記も良かったですね。
先に言っちゃうと説得力に欠けるので、「実はあの時...」なところが良いです。
そういえば今季は選手の曲を歌う機会が少なかったような。来季は聞きたいですね!

>>フラッ太さんへ
誰が言っていたか忘れましたが、「あの(中村)俊輔も変わった」と言うくらい
背番号10というのは人を変える力があるのだなぁと思います。
自分がチームの中心として、みたいなことはここ数年若手選手から聞きますが
実際どれくらいできているかというとそうでもないなと思っていたんです。
でも宮澤はこの1、2年で、態度で示してくれたなと感じました。
コンサといえば宮澤!それを多くの人が望んでいると思います!
チーム宮澤になれば、チームがいいかんじにレベルアップできるような気がします。

posted by ひとみ| 2011-12-23 23:46

Re:J1へ連れて行ってくれた宮澤

通りすがりで失礼します。

はじめまして

私も　"その"言葉にキュンときて本人に確認したことがあります。
たしかAIR-G'の道新のスポットCMだったでしょうか？
「あれって台本？自分で考えたの？」と…
「ああ多分自分で考えましたけど　どんなんすか？」
説明すると
「…ああ　あれ自分す。(キリッ)」って
ツンデレでしたよ(笑)
ポジショニングや難しいスルーパス通したがるとこ(笑)とか　天才肌的なトコなど　
好きな選手の一人で　ずっと期待してきました。
まだまだこれからの成長も楽しみですね！

お邪魔しましたぁ(^^)

posted by げえろん| 2011-12-26 22:11

げえろんさんへ

はじめましてー。コメントありがとうございます。

本人に確認したとは貴重なお話!ありがとうございます!
そうです、AIR-G'のスポットです。今は違うものに差しかわっていますね。
やっぱり自分で考えたものだったんですねー。いやぁ～嬉しいですね～。
砂さまと寛くんが自分の目標や決意を語っていて、もちろんそれも素晴らしかったのですが、
宮澤のこの言葉はもう何年も「言われてみたい!」と思っていたものでした。
一体どんな顔で言っていたんだろうなんてニヤニヤしてみたりします。笑
これを聞いていたスタッフやフロントも嬉しかったんじゃないかなぁなんて思います。
ツンデレですが実は熱いですよね。
今季宮澤は変わった、なんてあちこちでよく聞きますが、
いやいや何を今更、ずっと変わり続けているのよ～と思っています。ニヤニヤ。

通りすがりといわず、良ければまた遊びに来てくださいね。

posted by ひとみ| 2011-12-27 18:12