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2008年12月13日

点差以上の実力差を感じた試合。 -第34節 鹿島戦-

1週間遅れのレビューとなりますが、
最終節くらいは書かないと今季もちゃんと〆られないと思い書くことにしました。


タイトルにも書いたように結果を見れば0-1の接戦も、内容は鹿島の圧勝でした。
運良く1-1になる可能性もありましたが、名古屋の結果次第ではありましたが、
優勝する可能性の高かった鹿島は慌てなかったでしょうね。

今季21得点でJ1得点王のマルキーニョスが、この試合では大ブレーキ。
マルキーニョスの不調にも助けられました。
彼が決めていれば、開幕と同じ0-4くらいで負けていてもおかしくなかった。


序盤の15分くらいまでは、札幌が前線から積極的にプレッシャーをかけ
ペースを握りましたが、鹿島は慌てずこれを受けとめた。

鹿島と札幌の違いは、一つにクロスの質の違いがあると感じました。

FIFA技術委の報告書で、得点になりやすいゴール前に入ってくる
ボールの方向のベスト3というのがあるそうです。

①マイナス方向 ②後方から ③真横から

①は、ゴールライン際から自陣方向に出される、マイナス方向のパスとクロスです。
シュートをうつ選手にとって、ボールとゴールとGKを同一視野に入れやすいので、
比較的ゴールしやすいといわれています。

ただ、真横からのクロスは、簡単に入る割には成功率が低いということ。
(※後ろからのパスは、ボールがゴール方向にすでに飛んでいるので、
合わせるだけで入ることが多いということらしいです。)

そして、この試合を通じて、真横からのクロスや背後からのクロスが多く、
マイナス方向のクロスがほとんど無かったのが札幌。
逆に、マイナス方向のクロスが多く、真横からのクロスがほとんど無かったのが鹿島。

この一点だけ見ても、鹿島の優位とチャンスメイクの差がわかります。

前半、積極的な上がりを見せた右SHの藤田ですが、その点では非常に物足りなかったですし、
前半の最後に見せたゴールライン際のシュートのように、ゴールももっと積極的に
狙っていかないとボールを持っても、怖さがあまり感じられません。


この試合は、CHに西と上里の先発でしたが、ボールの落ち着きという点で、
やはりクライトンには敵わなかった。
そして、そこから有効な攻撃につながるパスを出せずに自陣に戻すようなパスが多かった。
CHでの落ち着いたパス回しと、精度の高いパス出しはまだまだと感じました。
そして、守備に追われていた西とは違って、上里は攻撃面を期待されているのだから、
もっと前に飛び出して、ゴール前でボールに絡んでいかないと。


DF面では、だいぶ良くはなっているのですが、
やはり相手との間を開けるという悪癖は最後まで治らず。
不用意に飛び込んで交わされるのが怖いのでしょうが、寄せないとミドルを打たれます。

あとは、特に後ろの選手のパス出しの能力差を感じましたね。
もう少し最終ラインや自陣では、安心してボールを回せないと
攻めがカウンター一辺倒で単調になってしまう。
そして、一つ一つのパスが雑なので、少しずつパスの質が悪くなり、
余裕がどんどんなくなっていって、結局相手に取られてしまう。


最後、一番鹿島との差を感じたのは、ゲーム展開にあわせたプレー。
鹿島は、2連覇するだけの実力のあるチームだなと思うような非常に上手いゲーム運びでした。

後半、札幌は負けているにもかかわらず、最終ラインでボールを回してくる鹿島に対して、
前線から積極的にプレスに行かなかった。0-1で負けようが、0-5で負けようが、
もっと言えば、勝ったとしても残留できるわけではない。失うものなんて何もない。
そんな状況なのに、後半開始早々、前線から積極的にプレッシャーに行かず、
鹿島に悠々と最終ラインでボール回しをさせていた。

こういう時、ブーイングすべきは、鹿島の最終ラインに対してではなくて、
負けているのにボールを積極的に取りに行こうとしない札幌の選手でしょうね。

三浦監督の選手交代で、やっと前線が活性化されて札幌の流れになってきましたが、
相手に合わせるのではなく、もっと状況にあわせて選手が動かないといけない。
しかも、それが一人では意味がなくて、チームとして統一して動かなければ意味がない。


タイトルの通り様々なところで鹿島との実力差を改めて思い知らされる試合となりました。

しかし、2002年に、まだ前後期制だったJリーグを完全制覇した磐田が、
あれだけ強かった磐田が、それから10年も経たずに、今日、運命の入れ替え戦。

札幌と一緒にJ2から昇格した浦和は、その間に
今季は色々とゴタゴタもありましたが、それでも今や常勝軍団に。

変わろうと思えば、短期間で良くもなれるし、
悪くなるのもあっという間、ということでしょうか。

札幌も今季の経験を、ただの失敗で終わらせるのではなく、
今後の糧となるようにしなければいけませんね。

posted by whiteowl |12:22 | 2008 J-league Games | コメント(3) | トラックバック(0)

2008年10月27日

札幌愛歌 -第30節 川崎F戦-

下向かないで選手よ あなたのため明日のため

すべてのサポよ 文句だけの批判は止めて

忘れるな五段階計画の心 金をかけず チームを育てる

自分を捨てて札幌のため何かができる


日々札幌思い 一生が終わればいい

日々の暮らしの中 間違いだらけこの世の中


責任たらい廻し 借金踏み倒し 平気な顔

弱いチーム見殺し 無力な自分 くずれる今


日々札幌思い 札幌思い 一生が終わればいい

日々札幌思い 札幌思い 一生が終えてもいい

日々札幌と僕 札幌と僕 一生を終えようか

posted by whiteowl |11:50 | 2008 J-league Games | コメント(0) | トラックバック(1)

2008年10月19日

絶対に捲土重来 -第29節 柏戦-

今日の試合内容は悪くなかった。だから、最後に私は選手に拍手をしました。

結果は0-2での負けですから、結果だけ見たり聞いたら惨敗です。
きっとこれからの新聞報道やスポーツニュースでは、結果しか報じられないのでしょう。
そして、肩を落とす札幌の選手の映像とともにJ2降格を知らせるだけなのでしょう。

しかし、私は、その結果が出るまでの選手たちの過程をしっかりと見届けました。


今日は、1対1も体をはっていたし、マークの受け渡しとカバーリングもしっかりできていた。
随所できちんとキープしたり、しっかりパスを回そうとする意志も感じられました。
何度か回そうとして危険なシーンもありましたが・・・(・・;)

でも、厚別の風を最後まで味方につけられなかった。
札幌のシュートはことごとくGKの正面に飛び、こちらの失点はどちらもゴールラインギリギリで入った。
これが今季の札幌を象徴しているようです。ほんのちょっとの差、だけど大きな差。

今日の試合がもっと前から出来ていれば、
もう少しまともな結果になっていたかもしれないという内容ではありました。
結果だけが付いてこなかった・・・。


こうなりゃ、こっちも意地ですよ(笑)。
私はいつの日か再びJ1の舞台で、彼らが勝つ日が来ることを信じて応援します。

まあ、でも、拍手はしたけど、滅茶苦茶悔しかった。本当に悔しかった。複雑だった。
だけど、それしか思いつかなかったし、何か声をかける気の利いた言葉も見つからなかった。


この経験を思い出にしないで、絶対に捲土重来して欲しい。
この経験を活かせないやつが、今後、本当の意味で負け犬だと思う。

posted by whiteowl |17:40 | 2008 J-league Games | コメント(3) | トラックバック(1)

2008年10月06日

でも、やっぱり札幌が好き。 -第28節 磐田戦-

最早、0-5で負けようが、前田に前半でハット決められようが、負けはただの負け。
気力、体力、技術が、弱い方が負ける。その事実を受け止めてどうするのか。
せめてそこは見せて欲しい。


いあ、正直なんでこんな想いまでしてなぜ札幌を応援してるのかと思う時もある。

でも、こんな状況だから、余計に思うのかもしれないが、
やっぱり俺はサッカーが好きで、札幌が好きなんだろうなと改めて思う。

posted by whiteowl |12:22 | 2008 J-league Games | コメント(4) | トラックバック(1)

2008年09月28日

バイタルエリア -第27節 FC東京戦-

前半、アンデルソンが上手くポストプレイをして良い流れでした。
ダヴィ目がけてロングボールよりもサッカーになっていたし、
前でポゼッションしてくれるので、全体的な押し上げ特に最終ラインも上げやすい。
これは、ダヴィ不在の思わぬ効果かもしれません。

後半は、9分に西谷の左からの絶妙クロスを池内ドンピシャで先制。

あとの後半は、悪いけど今日は辛口に行きますよ(笑)。
そこから下手に守りに入らなかったのは良かったが、明らかに運動量が落ち
特にDFラインの前、4-4-2の4-4の間であるバイタルエリアがすっかすっかに。
(※残りは、続きに書きました。)

続きを読む...

posted by whiteowl |20:18 | 2008 J-league Games | コメント(6) | トラックバック(1)

2008年09月21日

雑感。 -第25節 千葉戦-

前半、箕輪が退場してPK献上も前半終了間際にダヴィの個人技で同点に追いつく。
しかし、後半開始早々、巻にヘッドで決められるも左CKから角度のないニアでアンデルソンが
ヘッドを決めて再び同点。後半終了間際、ダヴィが手をつかって
2枚目のイエローをもらって退場、9人に。
後半ロスタイムに、谷澤に決められ2-3で敗戦・・・。


・・・

・・・

・・・


(ノ◇≦。) ビェーン!! 

上手くいってないときなんて、そんなものなのかもしれませんが、辛い現実です。



箕輪がいなくなって、一人少なくなってからの方が、頑張っていた印象はあります。
箕輪の退場ですが、結果論に過ぎませんが、あの前半開始15分という時間帯で
退場になるリスクを払う必要があったのかというのは、少し疑問ではありますが、
一点もやりたくないという気持ちの現われとも思えます。

だから、ああいう後ろからタックルに行かなければいけなくなった事態がむしろ問題。
前半、札幌は風下で、相手のロングボールが
風に乗ってDFラインの裏に抜けやすい状況でした。
相手に簡単にロングボールを蹴らしてはまずい状況だったのですが、
それを前線の選手も含めてどこまで意識していたか。
ホームでありながら前半は厚別の風にやられていた印象です。

あと、課題をあげればきりがないのですが、守備は相変わらず寄せが甘いです。
特に2失点目と3失点目のクロスは、ほとんどノープレッシャーで
相手の左サイドからクロスが上がっています。

それと、箕輪が退場して、一時期3バックになりました。
今節3バックを推す声もありましたが、不安定でちょっと無理そうという印象でした。


良かった点といえば、大塚のボランチはやっぱり良かったのと、
クライトンが比較的ちゃんと守備をしていたこと(笑)。

それと千葉のミラー監督があげていた
>途中から入った左サイドバックからの斜めのボールに対してもしっかり守れていなかった
局面を打開できるほど良くはなかったですが、上里も悪く無かったですね。

それと、上里は、後半の30分過ぎに、GK佐藤のゴールキックから
左サイドにあがっていた上里に一発でつながったシーンもありました。
その後、チャンスになりませんでしたが、可能性は感じました。
ああいうシーンが増えれば、佐藤のキック力ももっと生きると思うし、
簡単に相手ボールにならないですよね。
そういう意味では、まだまだゴールキックを隙あらばカウンターの最初の起点に
するんだという意識が、チームとしてあまり感じられない。


ほぼ脈絡無く書いてきましたが、正直あまり振り返りたくはないというのも本音です。
選手が頑張っているのはわかったので、
それだけにロスタイムでゴールとか辛すぎる現実でした・・・(・・;)


ただ、4-4-2の布陣を維持することよりも、守備も攻撃もリスクをかけて前に出た方が
いい結果に繋がっている気がします。それが、箕輪が退場して10人になった方が、
動きが良くなった一つの理由だと思います。

確かに、バランスが崩れて失点も多くなったので、バランスをとることも大事なのですが、
今まではバランスをとることばかりに気をとられていたようにも感じます。

残り試合、とにかく勝つしかないのですから、
10人になってからのこの試合のように積極的に行って欲しいと思います。

posted by whiteowl |19:29 | 2008 J-league Games | コメント(2) | トラックバック(1)

2008年09月12日

札幌は左SHに誰を使うかがポイント -第24節 清水戦プレビュー-

お互いロングボールを主体とした攻めをするために、どの試合でもセカンドボール争いは
重要であるが、この試合ではさらに大きな意味を持つことは間違いない。

相手のロングボールの圧力に負けて、DFラインを下げた方が負ける。
DFラインを下げれば、前線とDFラインの距離が間延びし、
セカンドボール奪取に不利になるからだ。

従って、ボランチにはいつも以上にボール奪取能力が求められるため、
大塚とヨンデのボランチコンビも十分あるだろう。
大塚が怪我明けのために、スタメンではない可能性もあり、
そうなるとマーカスとヨンデ、西とヨンデの可能性もあり得るだろう。
(今回、クライトンは出ない方が良かったかもしれない(笑)。)

今回は、特に守備がポイントになることはまず間違いない。
しかし、だからといって受け身に回っても苦戦を強いられる。
効果的に攻撃も繰り出していかねばならない。
前回の対戦では、セットプレイから2得点しており、セットプレイもチャンスとなり得る。
セットプレイを取るためにも守備一辺倒ではいけない。

攻撃で、札幌のキーになる選手は、アンデルソンと藤田だろう。
ここでどれだけカウンターの起点を作れるか。
清水が、最近クロスのこぼれ球からの失点が多いだけに、
クロスとそのこぼれ球に飛び込めるか。
そのためには全体的な押し上げも必要で、その意味でも相手より走り倒した方が勝つだろう。

藤田の右サイドを起点とするなら、逆サイドは恐らくバランスをとって
守備重視で中山あたりにする可能性が高い。
ただ、点数を取りに行くなら、左SHに砂川or上里を投入するのも面白い。


  アンデルソン ダヴィ

中山  大塚  ヨンデ  藤田

西嶋  西澤  箕輪   平岡

      高木


三浦監督が、左SHに誰をつかってくるのかが、清水戦、
攻めにいくのか、守備のバランスとるかの分かれ目になる気がしてます。

個人的には、勝点3を取らねば意味がないので、攻めるのが吉かなと。
スタメンを中山にすると、受けに回る可能性が高くなるので、
ボランチで大塚がいけるなら、前節同様、前半砂川でいって、
もし点数取れたなら、その時点で中山にスイッチする方が、中山>砂川よりも良い気がします。


相手より走り倒した方が勝つ!そう信じています。

posted by whiteowl |20:13 | 2008 J-league Games | コメント(0) | トラックバック(1)

2008年08月28日

引き分けでも積極性を失わないで! -第23節 ガンバ大阪戦-

昨日の引き分けをどう評価していいのか、まだ悩んでいます。

ガンバと引き分けたことをプラスと評価するのか、
3点とって、勝ちきれなかったことを批判するのか、3失点したことが問題なのか、
クライトンが退場して10人になっても攻め続け引き分けで終わったことを評価するのか。


でも、昨日の試合が続けられればいいんじゃないかとも思っています。
10人になっても積極性を失わなかったから、逆転されなかったともいえるので、
この積極性を失わないでほしい。
(現実的な話をすれば、もう少し誰かがバランスを考えないといけないとは思いますが・・・。)
藤田も高木もミスが失点につながってしまいましたが、これにめげずに積極的に行って欲しい。


ただいえることは、積極性を失っては、勝てる試合も勝てない。
残り11試合、やるしかない!

posted by whiteowl |12:40 | 2008 J-league Games | コメント(4) | トラックバック(1)

2008年08月25日

4-3-1-2はカウンター特化布陣 -第22節 横浜FM戦-

※昨日のコメントの返事を書く前にちょっと思うこともあり、この記事を先に書きます。
(返事は、少々お待ちくださいm(。_。;))m ペコペコ…)


【J1:第22節 横浜FM vs 札幌】レポート:横浜FMが13試合ぶりの完封で降格圏から脱出。札幌は序盤に見せ場を作るも4連敗を喫す。 [ J's GOAL ]

>札幌は中盤の形を、前節のボックス型からダイヤモンド型にシフトチェンジ。
>クライトンをトップ下、西嶋弘之をボランチ、芳賀博信を右、中山元気を左に起用する。

まず、他のところでも誤解が見られたが、札幌の中盤は、所謂4-4-2の中盤を
ダイヤモンド(ひし形)に配置する型ではなく、クライトンをトップ下に置き、
西嶋のワンボランチではなく、残りの3人を中央にボランチとして並べる4-3-1-2だった。
(※そもそも、普段の札幌も中盤を四角に並べるボックス型ではない。)
ちなみに、各紙も初期布陣は4-3-1-2と表現しているし、
何より前節の京都戦の失点後の後半からも、4-3-1-2だった。


しかしながら、どうも失敗してしまうと全てが意味不明ということに
なるらしいが、この布陣の理由は明確だ。
運動量に問題があり、ゾーンディフェンスに穴を開けるクライトンをトップ下に置くことで
攻撃に専念させ、代わりに残りの3人が中盤の守備を担う。
外国人3人の攻撃力を最大限に活かすために他の日本人の7人が
守備を担うというシステムということが出来る。

ただ、今までの4-4-2であれば、中盤に4人いたがそれが3人になって中央に寄ったので、
一人が担当するゾーンは広くなり、どうしても両サイドにスペースをつくってしまう。

この3ボランチには守備面では、常に両サイドのケアに追われ、
運動量とボール奪取能力の強さを求められる。
さらに攻撃面では、そこからすばやく前線へ正確なフィードをする能力が求められる。
従って、この4-3-1-2を機能させるには、3ボランチの出来次第という側面が非常に大きい。
そこでこのシステムを機能させるために白羽の矢が立ったのが、西嶋だった。
従って逆にいうならば、ボランチの能力差が出てしまった試合ともいえる。
選手にインタビューするなら、まず西嶋だろー

また、4-3-1-2は、3ボランチのために中盤にサイドプレイヤーを置かず
SBしかサイド攻撃の人数がいないので、ほぼサイド攻撃が機能しない。
よって、縦ポンオンリーのカウンターに特化した布陣と見るのが妥当だ。(※↓図参照)


4-4-2(フラット型)

   ●  ●

●  ●  ●  ●

●  ●  ●  ●

     ●



4-3-1-2

   ●  ●
     ●
 〇●  ●  ●〇

●  ●  ●  ●

     ●


見比べてもらうと違いがよくわかると思います。
中盤の両サイドにスペース(※〇のところ)ができることも一目瞭然ですし、
同時に両サイドに居る初期人数が少ないこともわかると思います。

カウンターに特化した布陣なので、ある程度攻められるのは計算のうちなんで、
シュート本数7対21も想定内です。小宮山のミドル、あれは、仕方ないです・・・(・・;)


以前から、4-3-1-2(カウンター特化布陣。)はどうかと
言ってきただけに機能しないとか、わけがわからないとかいわれると
自分が批判されてるみたいで、ちょっとむきになってみました!(笑)

まあ、日本代表も世代別代表もいないこのチームは、
弱いという前提で物事考えないといけません。


試合内容と今後の改善点については、箕輪様が端的に語っていらっしゃいますので、
その引用で終わりたいと思います。
て、手抜きじゃないんだからっ・・・(・・;)


【J1:第22節 横浜FM vs 札幌】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●箕輪義信選手(札幌):

「もう少し高い位置で守備をやらないと厳しい。最後のところで守れているかもしれないけど、
そこから攻撃をするのは難しい。全体で自分たちのフォーメーションを相手の形にはめて、
もう少し高い位置から守備を始めれば、自分たちのサッカーができると思う。
今から自分たちが攻撃的なチームになるとは思わない。できることは限られている。
自分たちがやってきたことを信じて、やっぱり結果を求めていかなければいけない」

posted by whiteowl |11:58 | 2008 J-league Games | コメント(2) | トラックバック(1)

2008年08月18日

勝点3をとりにいっての逆転負け。 -第21節 京都戦-

前半ダヴィのゴールで先制するも、後半開始早々に失点。
終了間際に試合を通じて散々手を焼いていたフェルナンジーニョに決められ万事休す。
京都に1-2で逆転負けを喫した。


札幌は、怪我人、累積警告明けが戻って来ており、
現状で考えられるほぼベストメンバーであっただけに、
この負けの意味するところは、ただの負けよりも痛い。
しかもホームとネガティブな要素をあげればきりがない。

ただ、勝点3をとりにいっての逆転負けであり、攻めて負けたのだからそこは評価したい。
残り試合が13試合となり、未だに降格圏内から抜け出せない札幌にとって
引き分けの勝点1すらあまり意味がない状況になってきている。

以前の私の記事『ホーム勝点3では生ぬるい。』でも指摘しているが、
札幌が降格圏に居る場合、札幌より勝点で上回るチームは、
引き分けでも立場が入れ替わることはない。
つまり、向こうは最低引き分けでも良いが、こちらは最低勝たねば降格圏を脱出できず、
いきなり勝ちに行かねばならない。それは、リスクを負って攻めることを意味し、
最も札幌の苦手とするパターンでもあるからだ。
今後も苦しい戦いが続くことは、想像に難くない。しかし、札幌は引き分けではなく、
勝って勝点3を取っていくしかない。もう勝ちを狙いに行くしかない状況なのだ。


この試合の前半は、非常に良い立ち上がりであった。仮定の話をしても仕方がないが、
ダヴィのシュートやアンデルソンのヘッドのどちらかが入っていればまた違った展開に
なっていたかもしれない。ここで決めきれなく最少得点差で後半を迎えてしまったことに、
京都の加藤監督もインタビューで語っているが、京都の反撃を呼び込む余地があった。

前半は、中山と芳賀を中心に危険なスペースを潰し相手に当たりに行っていた。
クライトンも前半は、積極的なディフェンスはしていないが、しっかりとラインを形成していた。
また、久々に復帰した西嶋が、相手のGKではことごとくヘッドで競り勝ち、
セカンドボール奪取も有利に進めていた。
アンデルソンが、前線でポストプレイをしてボールをキープすることも出来ていた。


しかし、後半、一気に札幌の運動量が落ちる。まず、クライトンの運動量が激減。
後半から京都が、DFを一枚削って田原を入れて3トップにして、
3-4-3にしてきたこともあり、京都の中央で攻める人数が増え、
札幌の中央の人数が相対的に減る。(※中央で、芳賀が振り切られるシーンが目に付くように。)
また、京都はシンプルに長身の田原をターゲットにしてロングボールを
入れる戦略に変えてきた。これが功を奏した。後半開始早々から怒涛の攻めを展開し同点に。

ここで三浦監督も修正に入る。藤田に代えてマーカスを入れて中盤を3ボランチにして、
運動量が減ってゾーンに穴を開けることの目立つようになったクライトンをトップ下にあげ
札幌もフォーメーションを4-3-1-2にした。

これは以前、『カウンター特化布陣。』で採用してはどうかといった
中盤を3ボランチにしてクライトンをトップ下にあげるフォーメーションである。
ただ、この時にも指摘しているが、SHから3ボランチにした結果、
中央の守備は厚くなるもののサイド攻撃ができずカウンター狙いしかできない。
しかも、以前sameさんに指摘されていたように札幌は3ボランチが
縦方向に良いパスを出せなかったので、効果的なカウンターが出せず、
結果的に、防戦一方の展開になってしまった。

状況を打開すべく疲れの見えるアンデルソンに代わって砂川、
中山に代わって石井を投入するなど最後まで攻撃的な手を打った三浦監督であった。
しかし、その結果、おそらく最終的にクライトンを右SHにした4-4-2に戻したのだろうが、
フォーメーションのバランスが悪くなっていた。

そして、ノーガードの打ち合いの状況の中で、最終的に明暗を分けたのは個の力だった。
疲れの見える札幌のDF陣を切り裂くようにフェルナンジーニョがドリブルで突破し逆転負けを喫した。



【J1:第21節 札幌 vs 京都】三浦俊也監督(札幌)記者会見コメント [ J's GOAL ]
>Q:後半、マーカス選手を入れたのは守備を固めるという考えがあったのか?

1-1時点でのマーカスの投入は、なぜ?という人も多いと思うが、
自チームの状況と相手の京都の布陣を考慮に入れた打開策であったと
↓で引用している斉藤さんも指摘しているが、私もそうだと思う。
決して、引き分けを狙った交代ではない。
(※状況を考えれば、引き分け狙いに意味はない。また、アホな質問してるよ・・・(・・;))


図らずも、斉藤さんと似たようなレビューになってしまった(笑)。
【J1:第21節 札幌 vs 京都】レポート:リスクを冒して勝点3を狙いにいった札幌が敗れ、最下位に。京都が敵地で貴重な勝点3を獲得した [ J's GOAL ]

>そうしたタフな戦いに選手、スタッフ、そしてファン、サポーターが我慢強く耐え抜くことができるか。
>そこが、シーズン終了時の札幌の明暗を大きく分けることになるだろう。

(・_・。)(._.。)(・_・。)(._.。) ウンウン

J2降格という暗闇は迫って来てはいますが、まだ一筋の光明ある限り
それを信じて応援し続けるしかありません。

posted by whiteowl |22:09 | 2008 J-league Games | コメント(6) | トラックバック(1)