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2008年07月21日

数的不利でハードワーク -第18節 神戸戦-

前半22分、レアンドロのミドルがボッティに当たってあれよという間に失点。
それまで良い感じで守れていて崩されたわけではないので尚更残念。
ただ、前半は、ボッティが札幌でいうところのクライトンのように中盤で
自由に動いてチャンスメイクし、キムナミルがそこに絡んでいた。
キムナミルに前を向かせると良いパスがDFラインの裏に供給されていた。
W杯2回出場のキムナミルと比較するのはかわいそうだが、西とキムナミルの違いはここ。

【J1:第18節 札幌 vs 神戸】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
>●西大伍選手(札幌)
>「立ち上がりから、個人的にはうまく守れていたと思っていたけど失点に絡んでしまったのは残念。

西も前を向ければ何度か良いパスを相手DFラインの裏に供給していたので、
守りだけでなく攻撃面で更なる飛躍を期待したいところ。
それが出来れば、日本代表だという突っ込みはなしの方向で(笑)


三浦監督は、前半神戸有利だったことについて、
【J1:第18節 札幌 vs 神戸】三浦俊也監督(札幌)記者会見コメント [ J's GOAL ]
>中盤あたりでセカンドボールを拾えなかったのが一番の原因

>Q:前半、主導権を取られた原因は連戦の疲れか?
>「それはないと思います」

相手も同じ日程で試合をこなしているのに疲れが原因というのは、
それがないとは思わないが、条件が同じなのだから理由にならない。

開幕の頃に比べれば相手に厳しくいけているが、ボールホルダーに対して
何度か厳しくいけてない場面があり、ノープレッシャーだと流石に良いボールを
供給されて危ない場面を作られていた。後半、ここをどう修正するのか注目していたが、
結局、一人退場して坪内が言っている様に、

>累積警告がたまっているのでカードをもらわないように気をつけていたが、
>それを意識しすぎるとハードワークができなくなってしまうので、
>試合中は割り切ってハードにプレーすることを心掛けた。

全体がハードワークせざるを得ない状況になり、結果的に上手く守れた感じがする。
逆にいえば、連戦の疲れから体力を温存していたのかはわからないが、
後半のハードワークが出来るなら、前半からしようよということは言えるかもしれない。
そこに三浦監督が不満を抱いたのも理解できる。

相手の2トップ、大久保とレアンドロは脅威であり、11人だと下手にカウンターをくらって、
ゴール前にスペースを作りかえって危なかったかもしれない。


前半終了間際、クライトンのFKが壁に入っていたキムナミルの手に当たって
PKを獲得、みんなドキドキしながらもダヴィがゴール右隅に決めて同点。


後半は、退場者を二人も出しながら1-1をキープした。
そこで注目されるのは、今回札幌に出されたカード4枚。芳賀のカードはかわいそうという印象。
1枚目は、中盤で相手にタックルに行ってもらった。まあ、これは仕方ないとしても、
2枚目のダイブしたと判定されたイエローは疑問。芳賀がラフプレーを繰り返していたとか
態度が悪かったとか、試合が荒れる原因になっていたとか言うならまだしも、
単純に「イエロー2枚=レッド」という判定で退場はあまりにも杓子定規すぎる。
審判は、ゲームが荒れないようコントロールするためにカードを出すのであって、
審判が試合の主役ではない。レッドは試合を壊す。
伝家の宝刀を抜きすぎだ、もっと慎重にレッドを出してもらいたい。

高木のレッドもレッドにするには厳しい印象はした。
まず、得点機会阻止でレッドだが、相手が高木の左から迫ってきてはいたが、
直接プレイできるほど間近だったわけではなく、
それが直接ゴールに結びつくプレーだったかはかなり疑問。
まあ、高木のバウンド時の位置取りは危なかったことも事実で。
野球のバウンド時の捕球もそうだが、イレギュラーすることを考えて、
ボールに近づく時にバウンドしてすぐかバウンドして上がりきる頂点付近が良く、
バウンドしてから上昇している間が一番危ない。
まず、バウンドしてすぐにいけなかったのは、DFとどちらが行くかで判断が一瞬遅れたから。
バウンドの頂点で行けなかったのは、相手が迫ってきていて慌てたからだ。
ユーロを見て驚いたことの一つに、GKがフィールドプレイヤー並みに上手いことだった。
この辺りは、日本と世界の差を感じる点でもありますね。


あと、少し気になった点は、やっぱり西澤にパス出しを期待しちゃいけないってことかな(笑)

何はともあれ、二人退場の数的不利の中で負けなかったことが最大の収穫。
次節に期待したいと思います。

posted by whiteowl |13:57 | 2008 J-league Games | コメント(4) | トラックバック(1)

2008年07月20日

私が行くとGK高木が退場する・・・(・・;)

監督、選手のコメントやもうちょっとプレイも見直したいので、
レビュー的なことはまた明日にでも書こうと思います。


ちょっと試合を見て思ったことをつらつらと書いてみようと思います・・・(・・;)

レアンドロと大久保の2トップは怖いですね。隙あらば1点とろうとして来る。
FWだから当たり前なのですが、DFラインの裏やDFの間にスルスルっと
本当にいつの間にか上手くはいってチャンスを作ってましたね。

神戸の中盤は、特に10番ボッティが流動的に動いてチャンスメイクしていました。
あとは、CHの6番金南一(キムナミル)、前を向かせると良いパスをDFラインの裏に出してきます。
前半、このキムナミルへのプレッシャーが甘かったので、かなりチャンスをつくられていました。
前半は、ボッティとキムナミルを自由にしたことが札幌が押された原因だったと思うので、
後半どう修正してくるのかなと思った矢先に高木退場!!(笑)
ガチャポンで高木あたったんで、頑張ってくださいよ!!(笑)

私は、今年4回スタジアムに行ってますが、高木退場率50%です(笑)。
前回はGK曽田というエイプリルフールのネタよりもびっくりな事件を目撃できましたが(笑)
ただ、今回は明らかに手を使っていたので、フォローのしようもないです。
まして、得点機会阻止で赤をもらって退場してますが、まだ相手との距離があったので
手を使わなければどうしても得点を防げなかったという印象はないですね。
DFラインが今日も高めにはってましたから、DFラインの裏のスペースをカバーするためにも
GKだって手を使ってはいけない時の技術も磨かないとね!

代わって入った佐藤は、あの非常時で落ち着きを感じました。頼もしくなったなぁという印象です。
入ってすぐ、ものすごい反射でゴールを阻止してましたね。

その後、システムを4-3-2にしたんですよ。クライトンを下げて、4-4-1にするものだと
思っていたので、ここ意外でした。カウンターの起点となるべくクライトンを前に残したんでしょう。
しかし、4-3-2にした結果、中盤の両サイドにスペースが出来てそこを突かれて苦しい展開に。

ただ、この中盤の3人、中山、芳賀、マーカスが体を張って止めてました。
今日のマーカスに文句を言う人は少ないのでは?(笑)
この辺から、もう防戦一方。チャンスはカウンターとセットプレイくらい。
でも、カウンターが怖いからキッカーはいないし、誰もゴール前に上がらないという状況に(笑)
寒い時代だとは思わんか?(※注:ガ〇ダムネタ)

そんな後半残り10分ごろ、芳賀がおそらくシミレーションで2枚目のイエローをもらって退場。
(゜ロ゜;)エェッ!?って感じでしたよ、まじで(笑)

そして陣形は4-3-1に(笑)
もうね、笑うしかないですよ、ほんとこの辺にきたら(笑)。
あとは、残り時間を常に気にしながら試合を見てました。
終わった時は、勝ったような喜びようでしたが、引き分けの勝点1なんですよね、これ。

まあ、でも今日の試合は、価値ある勝点1だったと思います。
人数が減ったおかげで、最後まで集中力を切らさずに守ることも出来ましたし、
結果オーライということで!
私が珍しくスタジアムに行くと、GK居なくなるから来るなとか言わないでくださいね・・・(・・;)

posted by whiteowl |17:38 | 2008 J-league Games | コメント(2) | トラックバック(1)

2008年07月19日

神戸戦、サイドの攻防に期待!

システムがお互いに4-4-2なので、普通に考えれば局面局面で個の強いチームが勝つ。
つまり、相手よりハードワークした方が勝つというのが妥当な見方だろう。

神戸の4バックも札幌同様、両SBは180センチ前後あり高い。
その前の位置にW杯2回出場の金南一が構える。札幌同様守備は堅そうだ。

まして、札幌は2試合連続完封。神戸は3試合連続で1-0で勝利となれば、
神戸はアウェイということもあり、お互い守備をベースとした戦い方になる。


札幌の基本布陣は、マーカスが累積明けとなるが
守備が上手くいっているので大分戦とおそらく変わらない。
そうなると、ダヴィの突破に賭けて、CHからスルーパスを狙うのも面白いが、
互いに自陣にスペースを作らないだろうからスルーパスを通すのは難しい、
サイドアタックをしても、お互いのDFラインが高いのでクロスを上げられたとしても
早々チャンスにはならない。どれも決め手に欠ける・・・(・・;)
従って、現時点でやっぱりセットプレイ頼みのところが大きい。

両チームともサイドを起点に攻めるので、そこでどれだけチャレンジして、
札幌の場合ならば相手ゴール付近でファールをもらえるかではないか。
前節、藤田がクロスをあげまくっていたが、DFラインの背が高いので
クロスを上げるよりも、積極的にサイドから中に切れ込んでドリブルや
シュートを狙うことの方が相手は嫌がる。難しいがチャレンジして欲しい。

明日は、両サイドの攻防に期待したいと思います!

posted by whiteowl |21:12 | 2008 J-league Games | コメント(4) | トラックバック(1)

2008年07月17日

昨季の札幌が戻ってきた。 -第17節 大分戦-

前回の記事FWクライトン復活。が、計らずもこの試合のプレビューに。
単に、クライトンのポジションをどうするか考えた結果だったのだが、
それ程クライトンをどこに配するかが今の札幌にとって重要だともいえるだろう。

>前半はリスクを犯さずセットプレイで点数を取れれば儲け物といった感じか。
>リスクを嫌う三浦監督のことだから、後半も負けていなければ、
>前半と同じ感じで一見引き分け狙いとも思える試合運びをするのではないか。

と予想したが大体その通りの展開になった。
攻撃も厚い中央をお互いに崩せずほとんどサイドからだった。

ただ、後半途中で交代したものの右SHの藤田がいい意味でどうした?(笑)
【J1:第17節 札幌 vs 大分】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
>●藤田征也選手(札幌)
>「突破してクロスまで持っていく回数を増やすことができたので、
>個人的には良かったと思っている。左MFに中山さんが入って、
>逆サイドもヘディングが強くなってので、クロスの選択肢は増えたと感じている」

何か掴んだか、吹っ切れたか、CBとボランチで守備が堅くなって前に飛びやすくなった
という守備安定効果が藤田の思い切りの良さにも波及したか。


ただ、攻撃に関しては監督も
【J1:第17節 札幌 vs 大分】三浦俊也監督(札幌)記者会見コメント[ J's GOAL ]
>セットプレー絡みからでなければチャンスを作らせてもらえないほど守備の強い相手でした。

攻め手に人数をかけないので、セットプレイと比較的人の薄いサイド攻撃か
前にスペースのある相手のボールを奪ってからのカウンターしかないだろう。
だが、札幌は基本的にこの戦い方で行くしかない。
そして、これは昨季の札幌が得意とした1-0の戦い方だ。

また三浦監督は、
>得点はなかなか入らないだろうなという感じはしましたので、こちらもできるだけ粘って、
>どこかで1点取れるところまで無失点でいけるかというところがゲームのポイントだったと思います。
>今日の内容くらいのゲームを続けていけば、勝ったり負けたりという形で、
>前半戦よりは勝点を稼げるのかなという印象は持ちました。

リスクをかけずに攻めて、セットプレイでとれれば儲けもの。
一見引き分け狙いにも見える堅守をベースにしたローリスクな戦いを目指すのだろう。
そして、昨季の1-0での勝ちパターンをJ1でも実践しつつある。
確かに、このままいければ前半よりは勝てそうだし、引き分けも増えて、勝ち点を稼げるだろう。


>Q:2試合続けて無失点だが?
>後ろの8人の頑張りとセンターバックの安定感というところがこの2試合で証明されたのかと思います。
>このくらい安定しなければリーグ戦を戦っていけないということでもあると思います。
>ただ、これで1枚ケガ人が出るとまた厳しくなるかな、とも思っています

中央が固まったので、チームに一本背骨が通った感じがする。
しかし、確かに、札幌は選手層が厚くないのでこれを維持するのは厳しいだろう。
だから、途中交代した柴田を今後も使って!でも書いたが、若手もつかっていかねばならない。
ただ、どういうタイミングで使うかは、非常に難しい判断だし、
上手くいっているものを崩す必要はないから余計に難しい(笑)。

後は、不用意にカードをもらって累積警告ででられなくなることと、
札幌のセットプレイにとって良い場所でファールを取ってくれる審判に
当たるかどうかも重要になってくるかもしれません(笑)。
まあ、昨日は、あの家本主審でしたけどね・・・(・・;)
昨日の試合はイエロー5枚も(ちょっと減ったかなぁ(笑))出てますが、
イエローの種類が、ラフプレーが3枚(大分2札幌1)なんですが、
異議で西が、繰り返しの違反でクライトンが1枚もらってます。
無駄なカードをもらうなといいたいところですが・・・、
家本だから仕方ないか・・・(・・;)


結果的に2試合連続CHにクライトンを置かずに完封。
やっぱりCHにクライトンは置けないということになると、
アンデルソンとクライトンをどう共存させる?という問題になります。
一番良いと思われる解決方法は、クライトンに攻撃より守備を重視してもらって
CHの位置にクライトンが入ることなのでしょうが、
後は、クライトンをFWにあげて4-3-3や、3-4-3など
システムそのものを変えるかだと思います。
これについては、また機会があれば書こうと思います。

posted by whiteowl |12:04 | 2008 J-league Games | コメント(4) | トラックバック(0)

2008年07月14日

初物尽くし -第16節 千葉戦-

負けたチームが最下位になる裏天王山だった千葉戦。
前半早々に中山が藤田のFKのこぼれ球を押し込み先制。
ダヴィがDF二人を交わしてゴール右隅に低い弾道で決めて前半のうちに追加点。
後半、逆襲を受けるも再びダヴィが駄目押しの3点目を決め勝利!


中山のJ1初得点と中山が得点を決めた試合の不敗記録も17試合と更新中。
相手を0に抑える今季初めて完封試合。
そして、なかなか2点の壁を破れなかったが、今季初の3得点【J1:第16節 千葉 vs 札幌】三浦俊也監督(札幌)記者会見コメント [ J's GOAL ]
↑が、普段より多いことが、監督の喜びを表していますね(笑)。

最後の

>Q:アンデルソン選手の交代時、いくつか選択肢もあったと思うが、マーカス選手を入れたのは?
>「どういう選択肢があったと思いますか?
>(記者:砂川選手を入れるとか…)2-0で勝っていた。それがいちばんのポイントだったと思います」

この辺なんか、去年の調子が良かった頃の余裕を感じさせます(笑)。
まあ、マーカス入れた理由は、守備固め以外の何ものでもないと思います。
(これは記者の質問の仕方も悪いと思うんですよ。自分の考えを言わずに質問を投げるから、
逆質問されることになる。もっと監督に自分の意見ぶつければいいんじゃないですかね?
記者の目が肥えないと情報を受け取る我々も不幸なので、是非記者にも頑張って欲しいです。)

まあ、相変わらずその交代して入ったマーカスの守備は不安が一杯でしたが、
>クライトンが真ん中にいるほうがもしかしたらリスクがあったかもしれない。
結局、この部分に尽きたかもしれません。

【J1:第16節 千葉 vs 札幌】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
GK高木が、
>「うちの真ん中の守備は強いので、ロングボールやクロスボールが入ってくるだけでは、
>それほど怖さはなかった。中盤で前にスルーパスが入ってきて攻められるという形は
>ほとんどなかったと思う。うちの守備の戦術にうまくはまった試合だと思う。

と語っていますが、正にクライトン不在で守備的MFが2枚になり、中央の守備が安定し、
相手がサイドに逃げてそこからクロスをあげるも、札幌の高いCBに跳ね返されるという
昨年の堅守復活といった印象です。攻められいても今までより脆さは感じませんでした。

ただ、相手が最下位の千葉なのでこれがJ1の他のチーム全てに通用するとまだ楽観できません。
それに、これでクライトンの起用をどうするかという問題も出てきました。
三浦監督は、

>今日はあまり(クライトンの穴は)なかったように思う。
>また違うやり方のチームとの対戦では彼のキープ力やセットプレーのボールが必要な時が当然あるだろう

と語っていますが、中央にクライトンがいない方が守備が安定します。
まあ、クライトンがボランチにいない時も守備が崩壊していた時期もあるので、
その頃との比較でいうなら、箕輪と西澤の最終ラインの安定というのはあるでしょう。
一番の違いは、ボランチとCBの間のスペースである所謂危険とされる
バイタルエリアの守り方ですが、今はボランチとCBの2ラインでこのスペースを消している。
これは堅守速攻の三浦スタイルとしては必須条件なので、クライトンの起用方法をどうするのか?
せっかく珍しく勝った余韻を1週間感じたいところですが、
また次すぐ試合があるので、その辺りを注目したいと思っています。


あとは、アンデルソンの怪我の具合はどうなんでしょうか・・・。
本当に怪我人が多いですね・・・(・・;)

posted by whiteowl |12:27 | 2008 J-league Games | コメント(2) | トラックバック(1)

2008年07月06日

セットプレイは強いけれど・・・ -第15節 清水戦-

前半先制され、セットプレイからダヴィが頭で同点、前半終了間際追加点を許し1-2で折り返し、
後半、池内のまたもセットプレイで追いついて2-2の引き分け。


気になったところをいくつか。

【J1:第15節 札幌 vs 清水】レポート:今季初めて厚別競技場で行なわれた試合は白熱のドローゲーム。双方がレベルアップを印象づけた。 [ J's GOAL ]
で、中山の左SH起用は、ロングボールのターゲットとしてサイドでの
攻撃の起点になる意図があったと書いているが、
中山の左SHでの先発は、相手の右サイドのマルコス・アウレリオとマルコス・パウロの
両外国人の攻撃力を封じるための起用であったと思う。

中山のSH起用は守備面で効果はあるが、フォローがないと一人でどうにかできる選手ではないので、
やはりサイドから縦への突破が弱く攻撃面でつらい印象。
ただ、クライトンのざる守備をカバーするために守備力のある中盤を3人並べるというシステムが、
機能しそうな気はしたかも(笑)。


また、クライトンはセットプレイから2アシストも、守備で穴をあけて「諸刃の剣」である事態には変化なし。
さらに、運動量も少なくなってきており、次節、累積で出場停止も良い休暇になれば・・・(・・;)
また、CHを含めたゾーンディフェンスの守備の連携の確認をするには、
クライトン抜きで試合をした方が良いとプラス思考に考えたいところ。


【J1:第15節 札幌 vs 清水】三浦俊也監督(札幌)記者会見コメント [ J's GOAL ]
>Q:流れの中での攻撃の質についてはどう評価しているか。
>「まあクロスは上がっていましたし、相手もセンターバックは強いですから、
>鹿島を相手に引き分けられるという相手から2点取ったということは評価できると思います。
>それを、流れの中から点が取れないと言ってしまえば、
>日本代表にも同じことが言えることになってしまいますし」

この日本代表にも同じことが言えるというのは、個人的には全く納得できないですね(笑)
相手のCBが強いのにアイデアなしにクロスをいくら入れたって得点の可能性は低いでしょう。
流れの中で攻撃して得点を取るアイデアがないは、「監督の無能さ」を自ら
立証してるだけだと私は思うのですが・・・(・・;)

確かに、流れの中の1点もセットプレイの1点も1点には変わらないのですが、
得点チャンスになり得る相手ゴール近くでのセットプレイを多くするためにも、
相手のゴール前までボールを運ぶ方法論というものは必要になってくるはずだと思うので。

posted by whiteowl |23:14 | 2008 J-league Games | コメント(4) | トラックバック(1)

2008年06月01日

引き立て役 -ナビスコ杯川崎戦-

ナビスコ杯0-2で、川崎に負け。
札幌は、相手を調子付かせることには定評がありますが、
完全に我那覇の引き立て役になってしまいましたね・・・(・・;)

例年に比べ、昨年が勝ちすぎだったということもありましたけれど、
私自身も、今年は負け慣れてきた感じすらしてしまいます。

惜しいシーンもあったとはいえ、シュート6本(後半1本)では、さすがに勝てない。

将棋は、初期の並びが最も堅いといわれます。
それをリスクをかけて自ら崩し、相手を攻めるわけですが、
サッカーのシステムも同じことが言えるのではないかと。

私は、この試合を勝って決勝トーナメントに行くために負けられない試合と位置づけるなら、
負けているときだけでも、選手交代ではなく大胆なシステム変更はしないんだろうかと・・・。

まあ、手堅い策をとる三浦監督ですから、しないんだろうなぁとは思いますけれど・・・(・・;)

posted by whiteowl |12:48 | 2008 J-league Games | コメント(0) | トラックバック(1)

2008年05月19日

このままでいい -第13節 名古屋戦-

結果からいえば、1-3で札幌の逆転負け。
しかし、私は若干の修正点はあるものの基本的にはこのままでいいと思う。

前半、期待のルーキー宮澤のルーキー初得点らしさを全く感じさせない
見事な利き足ではない左足でのミドルシュートで1-0で折り返した。

しかし、特に後半から、坪内が

>前半は非常に良い形で戦えていたが、後半は何故か動きが重くなってしまった。
>失点シーンも含め、自滅という感じ。

とコメントし、三浦監督も

>疲れというのはあったかなと思います。そういうエネルギー切れが
>2点目などのクリアミスにつながったと思います

言っていたように、前半飛ばしすぎてガクっと来たか。
いきなり選手の足が止まり始め名古屋の選手にプレッシャーがかからなくなり、
フリーで精度の高いロングボールをヨンセンやDFラインの裏に入れられ、DFラインが下がっていた。
(後半から、名古屋も単純にサイドからのロングボールを狙っていた節もある。)
1失点目は、DFラインがペナルティエリア内まで下がりきってしまったため、
右サイドで名古屋の選手にプレッシャーがかからなくなり、マギヌンに決められる。
また、DFラインの選手が、この時ボールにプレッシャーをかけられなかったことに
オフサイドのセルフジャッジをした可能性もある。
(※浦和*ガンバ戦の2点目でもあったが、セルフジャッジをして選手が
勝手に試合を止めても意味はない。文句があっても審判は試合中絶対だ。)

2失点目は、高木のミスキックもあり、交代した足の速い杉本にクロスを
入れられ玉田の技ありヒールキックで1-2と逆転。
この時も、DFラインはペナルティエリア内で下がりきっていた。

最後におまけで杉本へ吉弘がペナルティエリア内で後ろからタックルしてしまい
PKをヨンセンに決められ、1-3で札幌の負け。



前節大宮戦と試合の流れは似ていた。
ただ、大宮と名古屋の違いは最後の決定力の違いだったと私は感じている。
正直、個々の選手の力量差で押し切られた。
後半15分過ぎから、交代のタイミングだったと思うが、名古屋の杉本に比べると
札幌には、試合の流れを変えるような攻撃の決定的なカードがなかった。

しかし、全体的な流れ、戦い方はこれでいいと思う。
下手に体力温存を考えるほど、今の札幌に余裕はない。始めから飛ばして
先制点を奪い、1-0で勝つという去年の勝ちパターンに持っていくしかない。


改善点を挙げるなら、自分たちのポゼッションする時間を増やすためにも
セカンドボールなり、相手のボールを奪ってからの最初のパスを確実につなぐこと。
ノープレッシャーでも、すぐに蹴ろうとしたりヘディングして前に出すことがよく見られる。
リーグ開始直後に比べれば、だいぶ落ち着いたプレイが
見られるようになってはきたが、まだ足りない。

そして、クライトンの言うように
>いつもと同じようなミスばかりで、理解のできないところが多かった。
>クリアできるところでクリアできず、そこでボールを取られて失点。

危ない場面では、セーフティファーストのプレイをして試合の流れを切ること。


ハードワークができているときは、主導権を握れるが、
走れなくなると相手にペースを持っていかれる。
しかし、90分走り続けるのは無理なのだから、チームのポゼッションを増やし、
落ち着く時間を作ることや、カウンターで相手ゴールを脅かさないと、
DFラインは休めないしドンドン下がってしまう。

後半から、フレッシュな選手を入れて、前線からのプレスを継続するという
のも一つの手段だと思うが、名古屋戦は、ベンチも含めた選手層の違いが出た。
ルーキーだけにまだ90分は辛い宮澤の代わりに、ほとんど仕事らしい仕事の出来なかった
石井を入れるしかないなど、攻撃の選択肢がほとんどない。

しかし、これは宮澤がどんどん良くなってはいるものの90分持たないのだから、
最初から割り切って併用する。宮澤を先発、その後に中山とエジソン、
もしくは、その逆パターンなど(宮澤+中山+エジソン)*ダヴィで、
状況によって使い分けることで、何とか乗り切れそうな気もする。


それと特筆すべきは、芳賀の運動量だ。中盤で激しくボールを追いかけ、
DFがボールホルダーに当たりに行った後のDFラインのスペースまで埋めていた。
本当に頭が下がる。
現状、芳賀のDF能力とクライトンのキープ力と展開力を上回らないとボランチの
レギュラーはきつそう。もっと運動量や守備センス、攻撃センスなど総合的に
あげていかないと上里、鈴木に出番はないだろう。
今後を見据えて、二人を武者修行に出すべき時期かもしれない。

西は、守備で頑張る姿が最近目立つようになってしまい、
本来の攻撃面のよさが出せていなかった。


前半の試合内容を継続するためにも、三浦監督が言うように、

>簡単にいうと怪我人が多すぎた。去年のレギュラーメンバーがひとりも揃わなかったり、
>そういうのが長かったというのが失点の多さに何となくつながっているのかなと思います。
>まずやはり、チームが万全な状態で臨めるかどうかというのは大事なのかな、と感じました

まず、怪我人の復帰が中断空けの巻き返しのポイントになってくるのではないか。
そして、ハードワークを継続するためにポゼッションの改善、この辺りを良くして欲しい。

posted by whiteowl |12:47 | 2008 J-league Games | コメント(4) | トラックバック(1)

2008年05月10日

シュート6本で2点 -第12節大宮戦-

雨の降るナックファイブスタジアムでの大宮戦。

前半、クライトンのCKから大宮のオウンゴールで先制。
大宮の森田に決められ同点となるも、またしてもクライトンからのCK
を柴田が戻して二アのダビィのゴールで勝ち越しに成功。
2-1で、札幌の勝利!勝利!勝利!勝利!勝利!
しばらく、この言葉、書いてなかったので、書きまくってみました(笑)。

相変わらずシュート6本(※大宮は10本)と少なかったですが、セットプレイからの得点で勝利。
前2節に比べれば、特に開始早々から気合が入り、後半少しばてましたが
選手が攻守にアグレッシブになっていたと思います。
宮澤も段々良くなってますね。これからが楽しみになってきました。

池内が、「後半に追いつかれてから、逆転されず、同点のままでも終わらず、
そこでもう一度突き放せたのは大きかった」と語っていますがその通りですね。


今節のスタメンおよび交代は以下の通り

GK28高木貴弘
DF21平岡康裕(52分→33鄭容臺)
DF32柴田慎吾
DF 2吉弘充志
DF 5池内友彦
MF 8砂川誠(75分→24西谷正也)
MF15クライトン
MF18芳賀博信
MF22西大伍
FW25宮澤裕樹(64分→7藤田征也)
FW10ダヴィ

クライトンをボランチに。宮澤をFW。両SHを前節と変えてきました。
坪内が累積ということもあり、DFラインも微妙にメンツが変わっています。
前節、後半から出場の柴田もスタメン復帰。
多くのサポが望んだ布陣での勝利、これで監督批判も多少収まるかな?(笑)

まあ、勝ったから今日はこの辺でスポーツニュースを見まくって余韻に浸るとしましょう(笑)。
久々に勝つと何かすごく嬉しいですねぇ、ほんと。


三浦監督も舌好調の様子。
>試合中は大宮の選手に指示を出しそうになった・・・というのは冗談です


選手の青空会議も無駄ではなかったようです。

posted by whiteowl |22:05 | 2008 J-league Games | コメント(0) | トラックバック(1)

2008年05月06日

吉弘よ、あれが緑のフッキだ。 -第11節ヴェルディ戦-

吉弘よ、あれが緑のフッキだ。緑のフッキは、化物かっ。

ということで、フッキに吉弘がマークに付くことが多かったですけど、
フッキに蹂躙されてましたね。一人で止めるのはやっぱりきついです。
止めることが出来れば、日本代表なれるぞ!がんばれ!

結果は、1-3で、15位ヴェルディにホームで負け。
7番レアンドロ、10番ディエゴ、9番フッキの3人にやられました。

開始早々の5分に、セットプレイから失点。右SBに鄭、ボランチにマーカスと芳賀という
スタメンからみても、前半は守備的にいって後半勝負というゲームプランをいきなり崩された格好。
後は前に出てくる札幌に対して外国人トリオ以外が守備をしてカウンター狙い。
そして、まんまと前の外国人3人で点数をとられたという感じ。
セットプレイから得点し、後は余裕かましてカウンターって・・・

本当は、
札幌がやらなければならないサッカーをヴェルディにされてしまった!
という感じです。

後半、メンバーを入れ替えて積極的に出るも時すでに遅く、
反撃も1点止まり。4連敗とあいなりました。



前節と先発メンバーをかなり入れ替えてきました。

〇前節

GK28高木貴弘
DF 5池内友彦(33分→33鄭容臺)
DF32柴田慎吾
DF 2吉弘充志
DF19坪内秀介
MF 8砂川誠
MF29ディビッドソン純マーカス(45分*→9石井謙伍)
MF18芳賀博信
MF24西谷正也(70分→25宮澤裕樹)
FW15クライトン
FW22西大伍

〇今節

GK28 高木 貴弘
DF33 鄭 容臺(ハーフタイム→柴田)
DF21 平岡 康裕(後半25分→砂川)
DF2 吉弘 充志
DF19 坪内 秀介
MF7 藤田 征也
MF29 ディビッドソン純マーカス(ハーフタイム→宮沢)
MF18 芳賀 博信
MF24 西谷 正也
FW15 クライトン
FW10 ダヴィ

大きな変化は、DFライン。右SBに鄭、CBに平岡。
右SHに藤田。そして、FWにダビィの復帰。

CBの平岡は、相変わらず変なところでヘッドをかぶったり、
1対1で弱かったりしますが、大きな破綻はなかったと思います。

むしろ、問題は右SBの鄭。上がらずにロングフィードばかりなので、
右サイドでフォローがなく藤田が孤立。さらに、クライトンがボールをもらいに中盤まで
下がってきてしまい、藤田がFWの位置に上がったため、
なおのこと、鄭と藤田の位置が離れてしまい、前半の右サイドは
全く攻撃の基点になれず。
左サイドは、クライトンと西谷がボールを足元でキープするタイプなので、
誰もスペースに走りこむ選手(西あたりがいれば良かったか。)が
おらず、お互いにお前が走れよ状態(笑)。
それで、仕方がないので左SBの坪内が上がっていったが、今度はその
坪内があけた左サイドのスペースをカウンターでつかれるという悪循環・・・(・・;)

ボランチの芳賀は、カバーリング、チェイス、つなぎ、機を見て攻撃参加などで、
活躍しているのを見たが、マーカス、君は一体何のために居た?
2失点目もマーカスの甘いマークが原因。ゾーンが地域を守るからと
いってもそのゾーンに入ってきた選手に対しては、
マンツーと同じですから厳しく行くのが基本では?
(※ただ、2失点目と3失点目は、確かにマーカスの寄せが甘かったことはあるが、
開始1分でイエローもらってたから、強くいけなかったのかも。)
ボランチから横方向にしかパスが出ないので、ダビィ、クライトンの前線は完全に孤立。

問題の1失点目、セットプレイの守備。あれは、まず奈須が強かった。
札幌のDF二人に挟まれながら、ヘディングシュート。それを高木が
はじき、そのボールをディエゴがボレー。札幌の選手にあたって、
それがレアンドロの目の前に・・・(・・;)
問題は、最初の奈須のところで二人で挟んでおきながら、ヘッドされたという事実。
セットの守備をマンツーかゾーンかという以前の問題かと思われます・・・。

あと、DFラインの守り方ですが、
相手や状況に応じた守り方をする必要があるのではないでしょうか?
これについては、別のエントリーで詳しく書こうと思います。


前半は、フッキと吉弘がマッチアップすることが多かったのですが、
振り回され続けていましたね・・・(・・;)。
ただ、サポのブーイングの効果があったのか(笑)、フッキがかなり外してくれて助かりました。

宮澤は、J1のスピードへの慣れともう少し身体が強くなれば、
可能性を感じました。前線で攻撃の起点になれそうな感じです。

それと、クライトンはやっぱり中盤で使うべき。


最後に、すごく気になったのですが、札幌の選手は、

「セルフジャッジが、多すぎ!」

審判にファールを求めすぎです。笛が鳴るまでプレイを止めるな。
転んでないで、すぐに立って守備しろよ!
君たち、審判じゃないんだから勝手に判断して試合を止めたらダメですよ!

posted by whiteowl |16:27 | 2008 J-league Games | コメント(5) | トラックバック(1)

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