2010年03月03日
フォアチェック(上げ) or リトリート(下げ)?
前回の記事に対して、前に出てフォアチェック(プレッシング)するより、 リトリート(引いて守りを固める)するべきなんじゃないか?というコメントを頂きました。 これもなかなか楽しい議論になりそうな話題です。 CBの1対1の弱さというのが、大分戦の1失点目のように瞬間的に相手に振り切られることだとすれば、 DFラインが前に出る方が危険で、DFラインを引いて裏のスペースを消した方がいいのではないか? こういう場合の解決方法は、DFラインを下げて守るリトリートでしょう。 ですが、私が、引くことをなぜ避けた方がいいと考えたかといえば、 “メンタル”面を重視したからです。 まず、開幕戦、今年一年、こうやって戦うんですよってのを チーム内外に示すことが重要と考えるなら、 石崎スタイルを貫いて、フォアチェックでいくのではないかということ。 また、 >練習試合2連敗に「結果を求めない段階なのに『これがキャンプか?』と思うぐらい食事会場が暗かった」と三上大勝強化部長(38)。 (※[ゴン42歳の挑戦](上)「本物のプロ」の姿勢が若手の意識変えた(2010年3月3日 スポーツ報知)) ↑のように、ベテランを補強しても、突然変わるわけもなく まだまだメンタル面で弱さを抱えているのが現状です。 運良く、先制して2-0になったとして、残り時間が少なくなって引いて守ろうとしても、 必要以上に積極性を失ってしまう可能性がある。 そこで一点返されて、2-1にでもされたらガタガタになる可能性がある。 それなら、むしろ開き直って前に出続けるしかないと考えたのが第一。 次に、1失点目について石川がブログで、 オフサイドをとるか相手についていくか迷ったと書いてありました。 ディレイされずパスの出し手にしっかりとプレッシャーのかかっていないところでの、 DFラインの上げ下げの瞬時の迷いは命取りになります。 出すタイミングすら、わからないと上げられませんけど・・・。 前に行くしかないと開き直っていれば、迷わない(笑)。 この辺りが、私がフォアチェックを支持する一番の理由です。
posted by whiteowl |15:17 | Tactics (戦術) | コメント(0) | トラックバック(2)