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2008年11月14日

ACL決勝G大阪の試合を見て思ったこと。

先日、ACL決勝のアウェイで、G大阪がアデレードに2-0で勝ちアジアチャンピオンになった。
去年の浦和に続き2年連続、JリーグのチームがACLを制覇した。


さて、この試合の前半は、ルーカスの1トップに遠藤のトップ下、
その下に4人ずつで2ラインを敷く4-4-1-1の布陣だった。

私が注目したのは、この4-4でのガンバの守り方。
コンセプトは、三浦監督の札幌とあまり変わらないという印象。

しかし、カバーリングが速いし早い。何より選手の動きに迷いがない。
ボールホルダーに対して、常に誰かが当たりに行くのでDFラインがズルズル下がることもない。
そして、大柄でなおかつ、日本で負けて勝つしかない状態であったこともあり
悪質なファールもしてきたアデレードの選手に対して、1対1で負けない。

4-4の特徴である、自陣にスペースを生み出さないことから、
前半のアデレードは、サイドから攻めるかロングボールを蹴るしかなく
ほとんどチャンスらしいチャンスがなかった。


札幌とガンバの違いを考えたが、まず挙げられるのが、CH(SH)の違い。
まず、チームとして、ボールを奪われた時のファーストチェックが早い。
しかも、ガンバの明神と橋本は、危険なところに必ず顔を出す。危険察知能力が高い。
また、攻撃にも機を見て参加するなどとにかく運動量が多い。

それとサイド。特に、SBの上がりが多かった。
この4-4-1のどこかに残りの1を入れる布陣は、世界のトレンドになりつつあるが、
4-4-1+X系は、横に選手を並べるので守備でも攻撃でもトライアングルを作りにくい。
従って、攻撃ではパスの終着点であるサイドの選手に対して、
特に縦への突破力が求められ、それが攻撃のキーにもなっている。

ガンバはキープ力があり、すばやいパス回しで簡単にマイボールを奪われないので、
上がる時間もあるのだが、両サイドの加地と安田が積極的に攻撃に絡んでいた。


後半は、相手が点数を取りに行くしかなくなり、前がかりになってきた。
それに対して、ガンバのDFラインは状況によって5~3人がいる状況だったが、破綻はなかった。

しかし、フォーメーションをそれだけ状況に応じて動かしても、
迷いなくそれに対応するだけの適応力が選手にあるということだ。

また、後半、FWを2枚投入したが、
相手が前がかりになり相手のDFラインの人数が減っていたので、
FWの選手を投入することで、相手のDFラインに人数をかけさせるという意図もあったのだと思う。


確かに、ACL決勝に対するガンバの選手のモチベーションは普段より高かったのだろうが、
素直に、これじゃ札幌はJ1で勝てないわけだと改めて思わされる見事な試合運びだった。

posted by whiteowl |15:00 | J-league | コメント(5) | トラックバック(1)

2008年11月02日

ヤマザキ・ナビスコ杯 -勇気-

ヤマザキ・ナビスコ杯は、大分が清水を2-0で下し、
チーム創設14年と7ヶ月目にして初のタイトル。

若手育成の成功とか、溝畑社長とか、同じ監督の長期政権とか、
今さら何もいうこたぁねぇ(笑)。



スポニチが、この件についてのオシムの言葉を伝えている。
オシム節で賞賛「勇気はお金で買えない」
>「勇気はお金では買えない。それがあった方が勝った」と大分の内容を評価した。


「勇気」という言葉で思い出したことが。

これは千野さん(千野圭一の辛口コラム)の受け売りなのだが、
1978年W杯アルゼンチン代表を指揮して優勝に導いた、
セサル・ルイス・メノッティ監督の選手選考基準の3つの要素は、
「テクニック」「インテリジェンス」「勇気」だそうで。


さて、この中で札幌の選手に一番足りないものは、私は「テクニック」ではなく、
後者の2つ、「インテリジェンス」と「勇気」が足りないと思うのだ。


守備の破綻は、選手の『間』の取り方が悪いから。でも指摘したが、
大事なのは相手との『間』であり駆け引きだ。
フィジカルやテクニックの優位性は確かにあるが、『間』さえ上手くつかめれば、
フィジカルやテクニックの差をカバーすることが出来る。


そして、どんな場面でも臆することなく相手に挑む「勇気」が何より必要だ。
J1のプレッシャーに負けない気持ちがあれば、技術は自然と発揮される。

何より、ガンバ戦で藤田が対面の安田を押さえ込んだ実績があり、
ポテンシャルは秘めているのであって、それを発揮できるかは正にメンタルだ。

技術のある選手が、必ず成功するとは限らないといわれるのも正にメンタルの影響がある。
人間とは、良くも悪くも精神が左右する生き物なのだから。


根性だけでは勝てないが、結局、どんなスポーツも大事なことは、
量と質の高い練習をどれだけしたかだろう。それが、自らの自信にもつながる。


とある水泳のオリンピック選手が、科学トレーニングと世間では持て囃してるいるが、
ただの無茶苦茶きつい根性トレーニングだと言って愚痴ってるのを思い出した。
(※科学的に人間の限界に近いトレーニングが、体を壊すことなく出来るようになったため。)


まあ、今年の天皇杯は、なかったことにしよう・・・Σ(- -ノ)ノ エェ!?

posted by whiteowl |16:57 | J-league | コメント(2) | トラックバック(1)

2008年09月12日

アジア枠創設。

以前から話題になっていたアジア枠の導入が正式に決定されました。

この制度は、来年から、現行の外国籍選手3人枠に加えて、
新たにアジアサッカー連盟(AFC)加盟国の選手一人の登録を認めるもの。
出場可能な外国籍選手は同枠選手を加えて4人になります。
Jリーグ来年からアジア枠創設を決定(本日付日刊スポーツ)


しかし、実は、これとは別に今までも在日外国人特別枠がありました。
この制度の適用選手として有名なところだと川崎のチョン・テセ選手。
札幌には、チョン・ヨンデ選手がいます。
(※この場合の在日外国人は、所謂東アジア諸国の人々だけではない点に注意。)
従って、この特別枠を含めると1チームにつき
外国籍選手が実質5人まで試合に出られることになります。

ただ、この今まで適用されてきた在日外国人特別枠は、日本で生まれ、日本の学校を
卒業した者でなければ、適用されないらしいのです。
つまり、日本の高校や大学を卒業した在日外国人は「特別枠」の対象になるが、
具体的にいえば、朝鮮高級学校や朝鮮大学校を卒業した選手は、
「特別枠」の対象にならなかったということです。

以上のような問題も、今回のアジア枠の創設によって、今まで特別枠の対象にならなかった
在日外国人選手が、Jリーガーになれる可能性を広げたことになります。
(※将来、アジア枠の人数制限をなくし特別枠をなくそうという動きもあるらしい。)

このアジア枠の創設は、日本人選手の出場機会を奪うので反対だという意見もありますが、
2005年にJリーグの選手会がアンケートをとり、9割の選手から回答があり、
その内6割の選手が特別枠の拡大に賛成した(2006年2月4日朝日新聞)ことも、
外国籍選手枠拡大で最も利害関係が絡む選手からの賛同を得たことで、
実現を加速させた要因になっていることは間違いないでしょう。


日本に住む登録外国人は、札幌の人口より多い215万人を越え、日本における国際結婚は、
東京では、結婚したカップルの10組に一組、全国だと20組に一組。(だったはず・・・。)

さらに、少子高齢化が進み、将来の労働力不足が心配される日本は、
外国人労働者を積極的に受け入れざるを得ない状況になっており、
個人の好むと好まざるとに関わらず、所謂「国際化」が進んでいます。


アジア枠創設の目的は、ゲームのレベル向上とアジアにおける
新規事業開拓(Jリーグの放映権の販売)などとされていますが、
日本も「国際化」というか、「グローバル化」の影響を受けていることの
現れでもあるのではないかと思っています。




余談

JFAが今年から、JFAの創立記念日である9月10日を
「JFAフットボールデー」と定め、各地で様々なイベントを開催するらしい。

9月10日のJFAフットボールデーを記念し多彩なイベントを開催~オリジナルサッカーボール1000個プレゼント!~

定着するかどうか?

posted by whiteowl |12:35 | J-league | コメント(4) | トラックバック(1)

2008年09月02日

審判の権威。

今日の道新から
罰金覚悟 J1最多の463 反則恐れずアグレッシブに(09/02 10:31)

>新規定の内容は、1試合で同一チームが5人以上の警告および退場処分となったり、
>選手が集団で審判員を囲んで脅す行為、見苦しい抗議を繰り返した場合、
>当該クラブにJ1で50万円、J2で25万円の罰金を科すというもの。

この規定の発端は、今年のゼロックススーパーカップの
家本主審のイエロー連発の不可解な判定や、
試合中に西村主審が、選手に「死ね」と言った言わないが問題になったことに始まります。

審判への周囲からの不信を審判の権威を
規定によって無理矢理あげることで補完したようにも思える。

三浦監督も言っているが、
日本の審判の水準は、世界的に見てお世辞にも上手いとはいえないだろう。

しかし、彼ら以外に日本に審判がいないのも事実。
そして、彼らがいなければ、日本での試合は出来ないのである。

だから、彼らの成長に期待し、そのために彼らの成長を促せる環境を作らねばならない。


少し失敗すれば、サポーターやマスコミから叩かれ、
最近の審判の後姿には悲壮感やら哀愁が漂っていたようにすら感じました。
私は、最近、内心下手糞と思いながらも少し審判に同情してました(笑)。
審判はサッカーを知らないと野次る一方で、
応援するチームが後ろからファールをして警告をもらっても
警告を出した審判をブーイングするとか日常茶飯事ですしね・・・(・・;)


審判の地位は、審判自ら上げるしかなく、規定を作っても結局のところは当人たち次第。
その仕事に誇りをもっているのか、周囲がその仕事振りが「かっこいい」と思えるか。
そういう仕事振りが、この規定を通じてできるようになればいいのですが・・・。
この規定が審判の育成につながればよいと願わずにはいられません。


余談ですが、キムタクあたりが、月9でサッカーの主審のドラマでもやったら
審判を巡る状況も好転するかもしれませんね(笑)。

posted by whiteowl |12:47 | J-league | コメント(2) | トラックバック(1)

2008年08月05日

国内移籍の自由化について

ちょっと最近忙しくて、疲れ気味のwhiteowlです・・・(・・;)


昨日の日刊スポで気になる記事が、Jリーグ国内移籍自由化目指すとのこと。


>アジア枠で韓国や中国から選手を獲得する際に、契約満了選手に対して国際ルールなら移籍金なしで獲得できるが、
>Jルールなら移籍金が必要なため、トラブルが発生することも考えられる。

例えば、同じ契約が満了した韓国籍の選手でも、Kリーグから
移籍する場合とJリーグ間の移籍では、移籍金がかからなかったり
かかったりする場合があるということでしょうから、
アジア枠導入で、国際ルールに則らざるを得なくなったというところでしょうね。


>現行ルールでは国内移籍の場合、契約期間が終わっても元所属クラブに保有権が認められ、
>最大で年俸10倍分の移籍金が発生した。
>新ルールでは国際基準に従い、契約満了選手に関しては、移籍金が発生せず、移籍が認められる。

国際ルールに従い、選手にとっては年俸の上昇と複数年契約が見込めるので、
良いことがある一方、札幌のようなチームにとっては良い面ばかりともいえないかなぁと。

今までもそのチームで戦力外になった選手にまで移籍金が発生していたので、
その意味では、確かに移籍市場は活発になるのですが、問題は、新聞でも指摘されているように
良い選手の年俸が高騰するのではないかということです。

契約満了選手に移籍金がかからなくなるということは、他のチームにとられたくなければ、
チームに必要な選手は複数年契約が前提になるわけです。
(※もしくは、他チームのオファーの提示額と同額か場合によってはそれ以上の額の提示が必要。)

複数年契約するためには、チームがどういうサッカーをするかについて
将来のヴィジョンを明確にする必要があるわけで、
コロコロ変えてると複数年契約した選手が、試合に出ていないということもあるわけで・・・(・・;)
ただでさえお金のないところに、戦術に合わない選手を置いておく余裕はないわけで・・・(・・;)
まあ、レンタルという方法もありますけれど・・・。

しかも、札幌の場合は、今までほとんどの選手が単年契約。
今まで以上に選手の契約を見極める必要が出てくるのではないかと思われます。

しかも、J1とJ2を行き来するようなエレベーターチームだと
ここのところの見極めが、さらに難しくなるという・・・。


まあ、その一方で、札幌の選手でJ1で欲しがられるような選手って、
レンタル以外では外国人以外にいるの?とかいわれそうだし・・・(・・;)
ただ、移籍金がかからないとなれば話は別かもしれないですよね。


もう少し深められそうな話なので、時間があるときに
この問題についてまた考えてみたいと思います・・・。



お陰さまで、8月5日号 週間アクセスランキングに載りました!

毎度ありがとうございます!

最近ちょっと、忙しいこともあり、
内容とかコメントとか更新とかがお粗末ではありますが、今後ともよろしくお願いします。

posted by whiteowl |20:50 | J-league | コメント(0) | トラックバック(1)

2008年08月03日

JOMOカップ

今年から、Jリーグ対韓国のKリーグの選抜による戦いに代わった日本のオールスターサッカー。
Jが、お祭り気分も抜けきれないところに、
3日間キャンプを張った韓国Kリーグが本気度で上回って勝った印象。
結果は、3-1でKリーグ選抜が勝利。

代表強化というなら、日韓戦にすればよいし、お祭りというには本気度が高いという
微妙な大会であったことは事実だが、まあ、それなりに盛り上がったのではないかと。
やはり、形は違えど日韓戦は盛り上がるということです(笑)。

ただ、J側で出場のキムナミルが戦いにくそうに見えたのは、私だけでしょうか(笑)。


Jリーグで導入予定のアジア枠に向けて、Kリーグ選手のアピールの場であった
という捕らえ方もできるかもしれません。制度が創設されれば多くのKリーグの選手が
Jリーグに来ることになるでしょうから、それを想定済みで韓国が派遣してきたと考えれば、
日韓戦ということを差し引いても向こうの方がマジなのもわかる。


秋春制導入発言から、犬飼JFA新会長ウオッチャーになりつつありますが、
J3失点完敗に犬飼会長激怒/JOMO杯

>犬飼会長 球回しをしてゴールの近くに行ってどうするんだ? 
>ポゼッション(保有率)が良くて何とかできるのか? 
>サッカーは点を入れて競うもの。(今日の試合内容は)日本サッカーの典型だ。

>犬飼会長 Jリーグの監督も選手ももっと考えた方がいい。
>韓国は点を取ることへの意欲がはっきり出ていた。日本との差は3倍あった。
>Jリーグ同士でやっていては分からないことだった。課題が見つかったことを良しとしないとね。
>でも、代表も同じ感じ。闘莉王には点を取るというものが出ていたが、もっといっぱい出ないとだめだ。


JFA会長なんで、上から目線でもOKなんですけど(笑)、
ただの居酒屋にいるおじさんの発言じゃありませんから、
秋春制の導入も含めて、ちょっと危険ですね色々と(笑)
(上手く立ち回ることを考えた方がやはり良さそうです。)


[川本治]全先発FW外国人…両国代表の“問題点”露呈【ニッポン原論】2008年08月03日

>先発FWがともに外国人選手だったことが両国の代表チームの悩みを象徴していた。
>FWにヨンセンが入ったことで攻撃の幅が広がった。

川本さんのように、冷静に見ないと日本代表も強くならないと思うのですが・・・(・・;)

posted by whiteowl |18:17 | J-league | コメント(5) | トラックバック(1)

2008年07月10日

今年のJ2。

まあ、縁起でもないんですが、今年のJ2はどうなってんだろうと思って順位表を確認してみました。


第25節 終了時点 2008 J2 順位表

1 サンフレッチェ広島 52  	  
2 モンテディオ山形 41  
3 セレッソ大阪 41
4 ベガルタ仙台 40
5 サガン鳥栖 39
6 ザスパ草津 37
7 湘南ベルマーレ 34
8 横浜FC 30
9 FC岐阜 30
10 アビスパ福岡 29
11 ヴァンフォーレ甲府 26
12 水戸ホーリーホック 25
13 愛媛FC 24
14 徳島ヴォルティス 19
15 ロアッソ熊本 18 



広島が2位以下に勝ち点10以上離して独走態勢。
主力の流出がウェズレイと駒野くらいだったので、順当といえば順当か。
その下、山形、セレッソ、仙台、鳥栖が勝ち点2の間で団子状態。
まだ半分残ってますが、入れ替え戦も気になってくるなぁ・・・(・・;)

草津が頑張っていて、福岡と甲府の低迷が目に付きます。
降格と同時に戦力の大幅な移動があったチームは、下に沈んでますね。
J2に降格してそこから這い上がってくるのは、容易ではないということ。
散々、札幌は骨身に染みていることだとは思いますが・・・。


千葉に勝たないとね・・・(・・;)

posted by whiteowl |12:04 | J-league | コメント(2) | トラックバック(1)

2008年06月20日

水本、京都入りとか

今日は、本当に書くことがない(笑)


昨日の日刊の↓
札幌困ったベッカムカプセル“出場停止”

正直、なんで酸素吸引がドーピングにあたるのかよくわからない・・・(・・;)
自然治癒力を超えて人為的に怪我や疲労回復をはかるものだからなのか?
そもそも血中の酸素濃度なんて、常時監視できないわけだし
どうやって判断するんだろうと思ってみたり・・・。


ただ、砂川がよく使っていたということは、特にGW期間中連戦が続き守備時間の
長かった札幌DFは、疲労がめちゃくちゃ溜まっていただろうということ。
曽田、西嶋、西澤が怪我でおらず、コンディションに関わらずスクランブル発進していたのだろう。
もう少し、選手層に余裕があれば違った結果になっていたかもしれないと
リーグ最多失点タイの原因とされる札幌DF陣に同情してみたり(笑)。

恨めしいのは、やはり資金難ということか・・・(・・;)


あと、今日気になったのは、日刊スポーツのこのニュース。

水本の京都入り内定、28日にもデビュー
>G大阪のU-23日本代表DF水本裕貴(22)が京都に完全移籍することが19日、内定した。
>移籍金(違約金)は推定4億円で、早ければ28日清水戦(日本平)にもデビューする。

>千葉から移籍後わずか5カ月で決断。
>西野監督は「ガンバにいる自分が考えられないということだったから…」とお手上げだった。

大体の論調として、あまり好意的に受け入れられていないこの移籍。
まあ、移籍金4億円という時点で、札幌は蚊帳の外(笑)。
(※札幌もレンタル移籍とかで、模索していた可能性はありますけれど。)

確かに、選手が試合に出たいという気持ちは大事です。
プロ選手は、試合に出てナンボですからね。
そういう意味では、水本選手の気持ちもわからないこともありあません。

まあ、少し話題は変わりますが、今年も有望な新人がJリーグに入りましたが、
往々にして良いチームに入ると新人にはほとんど出番が回ってこない。
だから、札幌とかは、ほんとうに新人にとっては、良い所だと思うんですよね(笑)。
もう、新人だろうが何だろうが出番ありまくりですから(笑)。

浦和やガンバのようなトップチームと比べて比較的競争もなく、
早い段階で試合に出れるということは、その選手のキャリアにとってもプラスになると思うんです。
極端な話、選手には札幌を踏み台にしてもらってもいいと思っています。
例え、札幌で活躍して移籍することになっても、札幌には移籍金が残ります。
実際、こうやってクラブを運営しているチームもあるくらいですし。

というわけで、身体が出来ていないのに酷使して怪我させちゃいましたけど・・・(・・;)、
宮澤のように今年も有望新人札幌にこないかなぁと妄想するのでした(笑)。


ネタがないといいながら、とりとめもなく結構今日も書いてますね(笑)。

posted by whiteowl |12:08 | J-league | コメント(4) | トラックバック(1)

2008年06月11日

今日の気になる記事。

家本主審が15日J2戦から復帰

3月1日に行われたゼロックススーパー杯、鹿島対広島戦で、カードを乱発。
毎度のこととはいえ選手そっちのけで家本劇場を開催してしまった同審判。
サテや国際大会で経験を積んだというが、ほぼ3ヶ月での復帰で本当に大丈夫か・・・。
この騒動で、次はないと宣告されていただけに、
本人のためにももう少しゆっくり復帰させてあげては・・・(・・;)

せめて主審にマイクを導入するなど、抜本的な審判の信頼回復を図らないと
審判に対する選手、監督、サポーターの審判への不信は拭えないのではないか。

今後の家本主審のジャッジは、いやがうえにも周囲から注目されるだけに、
本人、Jリーグにとって良い方向に向かえばいいのですが・・・



J球宴、Kリーグ選抜は車範根監督が指揮

Jリーグ選抜対Kリーグ選抜戦(JOMO杯)が、8月2日に国立競技場で行われるらしい。

実は、この事実を初めて知りました(笑)。でも、とても良い試みだと思います。
この1試合だけなら、今までのようにJチームを東西で分けるよりも盛り上がりそうですしね。

そして、韓国Kリーグ事務総長の金元東氏のコメント。
>アジアサッカー界においては、オーストラリアが組み込まれたことで非常に複雑化してきています。
>そういった環境の変化の中で、日本のJリーグと韓国のKリーグが
>アジアのサッカーを牽引していかなくてはならない

今は定期的な日韓戦がないはずですから、何かと盛り上がる両国が
定期的に交流することで、アジアのサッカーを牽引していって欲しいと思います。


Jリーグに外国人選手枠以外に、アジア選手枠をつくろうかという話題もありましたね。
こういった試みによって、Jリーグのレベルアップ、
そして、アジアのレベルアップに繋がれば良いと思います。

ただ、外国人選手枠については、自国選手の強化という側面から欧州などでは
逆に規制しようとしていますので、この辺りは難しい問題を含んでいますが・・・(・・;)

posted by whiteowl |12:22 | J-league | コメント(0) | トラックバック(1)

2008年05月30日

Jリーグは非を認め対応策を講ずるべき

不祥事続きだったJリーグ。
鬼武チェアマンは、クラブと選手の綱紀粛正を促すような発言をしていた。

そこで下ったCASのドーピング問題での我那覇側勝訴の報。

「ドーピング違反を犯したものであったとの結論に達したとしても、同人には
何ら落ち度はないので制裁を受けるべきではない」とするCASの裁定に、
「正当な医療行為と認定された表現は取られてない。違反かそうでないかも判断してないし、
Jリーグの判断が間違いだったとは(CASは)言ってない」と、
ドーピングがあったかどうかの事実認定がなされておらず残念だの様な
コメントをするJリーグ側に疑問を抱かざるを得ない。


起こってしまった事をどっちが正しいか議論することに、語弊を恐れずに
いうならば、当事者たち以外、実はあまり意味がない。
(我那覇選手の心労は察するに余りあるが・・・。)

審判の問題、サポーターの衝突の問題、クラブと選手の不祥事の問題も
我々外部の人間にとっては、2度とそのような事態が起こることを未然に防止し、
今後似たような被害者をつくらないよう、万全の対策を立てることにこそ意味がある。
(※そのためにどのような事実があったかを確認することは必要なことであるが、
どちらが正しいかを双方が納得の行く形で、
はっきりと白黒つけることは非常に難しい問題である。)

CASの裁定では、今後、医療的専門知識がない選手がドーピングをしていても、
制裁を加えられない恐れがあるという声をJリーグ側から聞くが、
要は、曖昧な基準でドーピング検査を実施したJリーグ側に制度的不備があった
ということを認定されただけのような気がする。
単に、今後Jリーグでドーピング検査を実施するならば、もっとちゃんと制度を
練って関係者にきちんと説明してからからやってくださいねということなのではないのか。
(※ドーピング禁止規定のチームドクター、選手への説明不足についてはチェアマンも認めている。)

アメリカを中心とする薬まみれのスポーツ界を見ると、
ドーピング検査を厳しく実施するという姿勢は、選手の身体のためにも
Jリーグに堅持して欲しいと思う。


このようなことは他の問題でもいえる。
審判問題にしてもそうだ。結局、選手はもっと素直に審判のいうことを聞きなさい
ということで、決着してしまったような気がする。
私が知らないだけかもしれないが、審判へのマイクやビデオ判定の導入などの
具体策に何かJリーグは動いているのだろうか。


何か不祥事があるごとに、ご老体の薄い頭頂部を見せられても
最近は見慣れてしまったせいか、何の感慨も持たない。
自らの非を認めず、事実をうやむやに処理したままだと不祥事は繰り返される。
(それによって、大幅な売り上げの減少、廃業に追い込まれた企業もある。)
綱紀粛正といって、皆がちゃんとするなら決め事など必要ない。
自らの非を認め、今後の具体的な対応策を講じることこそ、
2度と同じような犠牲者を作らないためにも、最も真摯な対応なのではないかと思う。

posted by whiteowl |12:02 | J-league | コメント(2) | トラックバック(1)

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