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2009年07月24日

積極性のなさは、札幌の積年の課題。 【J2:第29節 vs 富山】

第29節の富山戦は、前回4月のドームでの対戦と同様にドロー。
引き分けの回数なら、上位2チームの対決に相応しい結果に(;´Д`A ```


いいところまでは行く、だけど結果が出ない。

【J2:第29節 富山 vs 札幌】石崎信弘監督(札幌)記者会見コメント(09.07.22)

●石崎信弘監督(札幌):
「(点が)入らないのであれば、もっともっとチャンスを多く作り、
崩しの最後の選択のところで勇気をもってやるべき。
そこで逃げてしまっている選手が多い。ミーティングでも話したが、勇気を持ち、
失敗を恐れずに最後の選択のところで責任をもってプレーしならければいけない。」

積極性のなさは、もう少し言えば去年もそうだった。

去年は、三浦監督が採用していた極端なゾーンディフェンスに批判が集中していたが、
あの時も、それぞれのゾーンでの1対1の守備で選手が積極的に行けなかった。
(※その辺りは、ゾーンディフェンスを考える。 -その1-
ゾーンディフェンスを考える。 -その5-
ゾーンディフェンスを考える。 -その6-をどうぞ。)


最近の責任の所在論で言うなら、監督に全く責任がないとは思わないが、
私は“選手>監督”だと思う理由の一つが、この選手の積極性のなさ。

札幌の積年の課題と言っても過言ではないと思う。

これを変えるのは、よっぽどじゃないと変わらないというのが個人的な見解。


もし無理矢理、今すぐに結果を出そうとするなら、

監督を代えて引き篭もりカウンターサッカーをするか、

ノブリンサッカーが出来る選手を連れてくるしかない。

今すぐ結果を求めるなら、監督の采配を批判したり、
選手にもっと練習しろというより、これらを要求していくべきだと思う。

どっちも無理と思うか、嫌なら、今は我慢するしかないというのが私の意見。


Q工夫が足りなかったとのことだが、意識しすぎて逃げるようなパスを選択したのでは?
「それを僕は工夫だとは思わない。選手の判断ミスとか、エゴというか、
もっと強いパスで出せば味方が有利になるのに球が緩かったりとかする。
攻撃とは結果ですから、それが成功すれば良かったのだろうけれど、
結果が出ない分違う選択もしていかなければならない」

相手に合わせるのではなく、俺はこうしたい!
だから、ここにボールをくれ!という要求が選手にほとんど見られない。

私と違って(苦笑)、いつも温厚なほほやんさんまでもが、
ついに声を出せるかと選手に問題提起した。

そういう意味でも、本当、深刻かもしれない(;´Д`A ```






【J2:第29節 富山 vs 札幌】試合終了後の各選手コメント(09.07.22)
●石川直樹選手(札幌):
「若いチームですし、1点取れれば波に乗れると思う。もっと自信をもってやっていい。
僕たちにできるのは、なるべく多くチャンスを作ること。
FWが頑張っているので、点を取らせてあげたい。
レイソルのチームもすぐに完成したわけではない、日々何かをつかんでいけばよい。
みんな上手いのでひとつひとつ加えていくだけ。」


プレー含めて、いい選手を補強したなと思います。



posted by whiteowl |15:25 | 2009 J-league Games | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:積極性のなさは、札幌の積年の課題。 【J2:第29節 vs 富山】

こんばんは。

草津戦、富山戦の2試合をどうとらえたらよいのか。

結果がついてこない(勝てない)サッカーが続き、私の頭もついつい「何やってるんだ!」的になってしまっていますが、極力、冷静に見つめてみたいと考えていました。

草津戦は1-2で敗戦。
ただ、この試合は…どんなに強いチームでも、1シーズンに1回くらい生じる敗戦ではないかと。
ゲームをほぼ支配しながら、セットプレーによる2失点で敗戦。
そのセットプレーの2点を冷静に見ると、1点目の方は都倉自身のコメントからもわかるように、必然的なゴールではないと思います。2点目も、あの位置にあの強さのシュートが飛ぶ可能性は、いくらドフリーでもJ2レベルではかなりの低確率。
つまり、「まあ、こんな日もあるか…サッカーなんだから」で本来、済ませるべきゲームだったかと(その前に歯がゆさが累積でそうは思えなかったが…)

むしろ、クライトン離脱で「攻撃のあり方」を再構築しなければならない中で、得点につながっていなかったコーナーキックから得点できたことを評価するべき試合だったと思います。

富山戦、前半はよかったと思います。クライトンがいない中で、遅攻よりは速攻に傾くのはしかたがないと思いますが、その「速攻の質」は、今までより進歩していると感じるのです(ゴールになっていないから、変化がないと感じられるサポは多いでしょうが)。

FW西…最初は、熊本戦で決定的なミスをした西をDFラインに入れたくなかったのか? 西は本来攻撃的な選手だし、多分、中央でプレーしたい選手だから、自信回復のための配置か? などなど邪推をしてしまったのですが、2試合続けてFW西なので、その意図を正確につかみたいなと思いました。

まだ、自信をもって「これが狙いか」と言えるものにたどり着けていませんが、西の良さは、①プレーエリアの広さや、②顔を出すタイミングの良さ(ポジショニング)、③ペナルティエリア内で斜めに動けること、④玉離れの早さなどにあるのかなと。
個としての力は、クライトンの方がはるか上だと思いますが、①~④だけを見ると明らかにクライトンを上回ると思います。西もサイドに顔を出すけれど、「渋滞」は起こさないですし。
次節あたりで西は結果を出すかもしれませんね(ゴールなりアシストなり…まあFW西だったらですが)

分析すべきは、後半の、特に中山投入後のサッカーでしょうね…。中山を入れても、基本的には「パワープレー」をするのは効果的ではないと思っています。「パワープレー」とは何かという押さえが、サポごとに多少異なるとは思いますが…。
「無計画なタテポン的サッカー」をすると、自分たちの攻撃で、自分たちが間延びするという、最悪のデメリットがあります。守備戦術から考えて、間延びは絶対さけなければならないわけですが、富山戦あたりは、放りこんだ後、セカンドボールを効果的に拾えず、カウンターを食らうような場面がけっこう見られました。
中山投入で高さが生まれることで、投入前と同じ攻撃を続けても、選択肢というかアバウトさというかが増すでしょう。それをシンプルに使ってサッカーしよう
というのが、イシさんの言う「サイドから」の意図ではないかと思っています。

負け試合(分け試合)をたくさん見て、歯がゆさが脳内にたっぷりたまっていますから、自分の思考に自信はまったく持てないですが…(-_-;)

ただ、私はどんなにぼろぼろな状態でも、コンササポですから、プロスポーツを観戦する1お客として、「楽しむ」という観点を忘れずに、ゲームを見つめたいと思っています。勝ったらそれはうれしいです。でも、「勝たなきゃ楽しくないか?」と言われると、そうでもない。ゲームをどんな風に見るかは、観戦者の自由であり、自分自身の観方によって「楽しく」も「つまらなく」もなる…この機会に、自分の観戦者レベルをあげてみたいと思います。自分で自分の脳内コントロールを目指してみます!(でもムズカシイんだなあ…これは。)

長くなってすみません!

posted by はげお| 2009-07-24 23:28

Re:積極性のなさは、札幌の積年の課題。 【J2:第29節 vs 富山】(はげおさんへ)

毎度、長文投稿ありがとうございます。
うちのコメント欄は、皆さん頑張って書かれるので敷居が高いようです(苦笑)

>その「速攻の質」は、今までより進歩していると感じるのです
>(ゴールになっていないから、変化がないと感じられるサポは多いでしょうが)。

チャンスの作り方、チャンスそのものの質は、開幕に比べれば雲泥の差ですよ。
特に、サイドチェンジを織り交ぜながらの両サイドからの攻撃は形になりつつある。

後は、もう選手がやるしかないでしょ(笑)。

>西の良さは、①プレーエリアの広さや、
>②顔を出すタイミングの良さ(ポジショニング)、
>③ペナルティエリア内で斜めに動けること、④玉離れの早さ

単純に言うと、西はサッカーセンスがありますよ。
特にボールに触れるタイミングがいい。

後は、はげおさんも仰る結果のところ、ボールに触って何が出来るかってところで、
まあ、それが多分一番重要なんですが(笑)

>中山を入れても、基本的には「パワープレー」をするのは効果的ではない

これは滅茶苦茶同意しますね。
止めたほうがいいとすら思いますもん(笑)。

中山の投入は、クライトンと同じだと思います。
周囲の選手は、そこをメインに使うのではなくて、
あくまで囮じゃなきゃダメなんですよ。

中山もクライトンも、彼らでフィニッシュすることを考えると
どうにも決定力が上がらない(苦笑)。

中央を見せておいて、プレッシャーを分散させてサイドで勝負っていうのが、
石崎監督の意図なんじゃないんですかね。

>「勝たなきゃ楽しくないか?」と言われると、そうでもない。

やっぱり勝たないと、私はブログも書きたくなくなりますよ(笑)

まあ、そこは勝負の世界、避けられないんじゃないかと。

posted by whiteowl| 2009-07-25 00:35

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