2009年06月22日
札幌と湘南の差。 -第22節 湘南戦-
首位の湘南戦は、前半先制され、後半2-1と逆転するも 終盤に立続けに失点して再逆転され、2-3で負け。 “終盤失点病”の原因は分かっている。(課題は攻守における状況判断か。 -第21節 徳島戦-) 分かっているのに改善できない。上里のコメントを見ても分かるように選手もその意識はある。 しかし、ここまで改善できないとすると、意識があっても全然足りないのではないだろうか。 【J2:第22節 湘南 vs 札幌】試合終了後の各選手コメント(09.06.21) ●永田亮太選手(湘南): 「スタメンを掴むのは簡単ではないので、ガリ(猪狩)のように結果を出さなければいけない」 ●上里一将選手(札幌): 「後1点取るのか、守りに入るのか意思統一ができてなかった。守り切るよりは後1点取りたかった。練習で集中して直していければと思う」 この二人の言葉が、それほど実力差は感じられない 札幌と湘南の試合結果の差を端的に表していると感じた。 湘南は、レギュラーを突き上げるサブの存在がいて、 結果に対する強い執念を燃やしている。 片や、意思統一が重要という認識を持ちながら、試合中ではなく試合後に、 「後1点取りたかった。」とコメントするキャプテン。 そして、練習で直すという。まあ、ということは練習でも出来ていないんでしょうけれど(-"-;A ...●クライトン選手(札幌): 「PKはキリノが蹴ることになっていたが、あの時は誰もボールに近づかなかったので自分が自信を持って蹴った。」 ●中山元気選手(札幌): 「最後のところで体を張ったりもっともっとみんなで必死にならないと勝ちきることができないと思う。 本当に細かなところまで集中していかないといけないと思う。」 今年のテーマ「戦」は、本当に良いテーマだと思う。 本当にJ1に上がるつもりがあるのなら、 大人しいといわれる札幌の選手たちが変わらなければ、このまま失速してしまいそうだ。
第2クール 5戦中 1勝2分2敗 勝点5 目標勝点(36)まで、12戦で@31(10勝1分1敗ペース)。
posted by whiteowl |13:45 | 2009 J-league Games | コメント(10) | トラックバック(1)
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札幌と湘南の差。 -第22節 湘南戦- - whiteowl's Point of View | コンサドーレ札幌オフィシャルブログ
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Re:札幌と湘南の差。 -第22節 湘南戦-
初めまして。
今、選手は自信を失いかけてると思います。これではいくら練習してもコミュニケーションを取っても改善される可能性は低いと感じてます。
やはりある程度ゲームコントロールができるベテラン選手の補強は必要なんでないでしょうか?
posted by エゾムラサキツツジ| 2009-06-22 14:40
Re:札幌と湘南の差。 -第22節 湘南戦-
こんにちは。
>それほど実力差は感じられない札幌と湘南
見ている分にはそう感じましたよね…。
ただ、試合結果からは、
昇格するチーム⇒湘南、足踏みするチーム⇒札幌と強く感じてしまいます…(--;)
キリノが欠けて、4-2-3-1⇒3-5-3になり、その時間で2得点(だったかな)。
湘南相手に3-5-2は有効なシステムだったと見ています。湘南は、アジエルを経由する攻撃で、中央に田原がいるわりには、サイドからクロスボールで攻撃する回数が少ない印象だったので。そして、中山、宮澤の2トップが前線での"守備"…効果的だったと。結局、湘南は後ろからつないで、ほとんどがアジエルを経由するので、アジエルにボールが入らなければ、怖さが減るし。
しかし、リード後のなんともいえない"もたつき感"といいますか…。
4-2-3-1に戻し、チームの狙いがぼやけた印象がありますね。少なくとも私には、リード後、4-2-3-1に戻してからは、コンサの攻撃から"脅威"というか"殺気"というか…強い気持ちが感じられませんでした。
ここら辺が、上里のコメントに現われているのでしょうね…。
失点については…
1点目は、田原についたのがカバーの西嶋で、中村をつかまえられなかった時点でアウト。このあたりも、3-5-2の時はセンターバックの役割が明確になって、よかったのですがね…。
2点目は、あえて西嶋のミスと言いたい(前にも書いたことがありますが、私は西嶋をすごくよい選手だと思っているので)。競った相手がジャーンだったとしても、明確なクリアをしなければ…。
3点目は…あそこでアジエルにプレッシャーをかけれなければ、当然の結果でしょう。
今のコンサは"守備的に"という意識でやっても、1点を守るのが難しいチームと言えますでしょうか…。
"攻撃は最大の防御"であり、コンサのサッカーは、コンパクトさをベースに攻守は表裏一体なので、90分間、"攻撃の怖さ"を持てるチームに成長してもらいたいなあ…(守備的にやっていても、チャンスにしっかり"噛み付ける"ような"怖さ"を!)
posted by はげお| 2009-06-22 16:43
Re:札幌と湘南の差。 -第22節 湘南戦-のお返事。
>エゾムラサキツツジさん
>今、選手は自信を失いかけてると思います。
そうですね。私もそう思います。
ただ、自信を回復するために補強が必要かということについては、
そう簡単な問題ではないと思っています。
そのことについても書きたいところですが・・・(;´Д`A ```
>はげおさん
>昇格するチーム⇒湘南、足踏みするチーム⇒札幌
私も、そういう印象ですね。そして、その最大の原因は、
>リード後のなんともいえない"もたつき感"
だと、思うんですよ。要は、4-2-3-1に戻した後に、
守るのか、攻めるのかという点について、意思統一できなかったこと。
正直、どっちが正解ということは私はないと思います。
ただ、意思統一をするべきだったと私は思うんです。
しかし、逆転して4バックに戻した時点で、結局、引いてしまった。
結果論かもしれませんが、あの時間帯で引くのはまだ早かったでしょう。
結果的に引いたことで、湘南に行けると思わせてしまい、
耐え切れなくなって失点してしまったわけですから。
>今のコンサは"守備的に"という意識でやっても、1点を守るのが難しいチーム
守りきる自信がないなら、攻めるべきだった。実際、上里は攻めたがっていた。
しかし、そこでチームとして同じ絵を描けなかったところで負けだったんじゃないかと。
>湘南相手に3-5-2は有効なシステムだった
サイドの攻防で優位だったから、3-5-2でも問題なかった。
それを4-2-3-1に変えることで、自ら受身に回ることを選択してしまった。
しかし、本来、4-2-3-1の方が、サイド攻撃は厚いはずなんですよ。
だから、この試合の負けた原因は、やはり3-5-2から4-2-3-1に
フォーメーションを変えた時に、精神的に受けにまわってしまったことだと思うんです。
posted by whiteowl| 2009-06-22 18:45
Re:札幌と湘南の差。 -第22節 湘南戦-
>whiteowlさんの最後の原因を、一言で言うと「監督の采配の差」ということですよね。 テレビの前で、「何で戻すの」と叫んでいました。 >本来、4-2-3-1の方が、サイド攻撃は厚いはずなんですよ。 今のコンサは、ダビや田原のようにフィジカルの強いトップの選手がいないですし、右サイドの攻撃のときは、左サイドの選手は詰めてくるけど、左サイドの攻撃のときに征也がつめていかないので、厚みはあるけど、決定的な場面は、3-5-2のほうが多くなるということですよね。
posted by まさ| 2009-06-22 20:11
Re:札幌と湘南の差。 -第22節 湘南戦-(まささんへ)
後半、3-5-2から4-2-3-1に戻した監督の意図が、
“引いて守る”ということであったなら、結果論ですが監督の采配ミスということになるでしょうね。
ただ、右サイドの藤田は、まささんはご不満かもしれませんが!
相手にとっては嫌だったと思うんですよ。
札幌の2点目も藤田のクロスからでしたし。
4-2-3-1のサイド攻撃が機能する条件は、
両SBが積極的に上がるということなんです。
しかし、3バック時にできる両サイドのスペースを嫌って、
4バックに戻したことで、結果的にSBが守りに入ってしまい
サイド攻撃に厚みがなくなり攻めに怖さがなくなってしまった。
札幌のサイドでの攻めの怖さがなくなったために、相手が前に出やすくなった。
だから、4バックにしても、あの時点で、そこまで極端にSBが引く必要はなかったと私は思うんです。
石崎監督も、
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00084647.html
「前半はなかなかいいリズムになれず、後半は取り戻したが、2点取ったあとに追加点が取れず、また悪いクセが出たのではないかと思う。」
Q:後半立ち上がりから3バックにして、2点取ってまた元に戻しましたが、その意図は。
「向こうは3トップなので、かなりリスクをかけて後半の立ち上がりから行ったが、逆転したところでリスクを回避した。こんどは向こうが負けているので前がかりになってくる、そこでカウンターからのゴールを狙った。何度かチャンスはあったと思うが、シュートまで持ち込めない、あるいは決めきれないところにまだまだ改善点があるのではないかと思う」
と語っているところから考えても、
4バックに戻してもガチガチに守る気はなかったと思うんですよ。
ただ、選手が気持ちの上で引いてしまった。守りに入ってしまった。
それが、負けた原因ではないかということです。
posted by whiteowl| 2009-06-22 21:34
Re:札幌と湘南の差。 -第22節 湘南戦-
最後で踏ん張りが利かないということで思い当たるところがあり、
こんなのを調べてみました。
かなり荒い集計で分かりにくい上に間違いがありそうで恐縮です。
札幌と上位4クラブ選手(外人除く)のJ1&J2所属数
**|*1|*2|*3|*4|1/A|3&4/A
-------------
札幌|14|06|02|01|61%|13%
甲府|14|08|02|04|50%|21%
仙台|11|07|05|02|44%|28%
湘南|16|03|04|04|59%|30%
セ大|12|06|02|02|55%|18%
*1:1クラブ所属(藤田(札幌))
*2:2クラブ所属(砂川(柏・札幌))
*3:3クラブ所属(箕輪(磐田・川崎F・札幌)、西嶋(広島・神戸・札幌))
*4:4クラブ以上所属(荒谷(浦和・川崎F・大宮・札幌))
1/A:1クラブ所属÷全体
3&4/A:(3クラブ所属+4クラブ所属)÷全体
札幌は、3クラブ以上の所属選手が箕輪・西嶋・荒谷選手だけで、
生え抜きが多いです。
ハングリー精神を持った苦労人が少ない印象を受けます。
生え抜き同士で馴れ合ってしまい、競争意識が根付かない面がありそうです。
生え抜きを3人程放出し、苦労人を3人程獲得するなどしないと
意識改革できないのではないかと心配になります。
posted by AMZ| 2009-06-22 21:55
彼我に差があるなら特攻作戦?
whiteowlさんお久しぶりです(^o^)/
>選手が気持ちの上で引いてしまった。守りに入ってしまった。
過ぎた事でもう取り戻しようが無いのですがが、ボクは今シーズンで最大の失敗は開幕7試合で
1勝2分4敗だった事に他ならないと思っています。
このあたりでもう少し良い成績だったら他のチームは「降格してもさすがに昨年はJ1だった」
とある意味で無用な警戒をしてくれていたと考えます。それは裏返すとコンサの選手の気持ち
が勝ち切れない不安感を呼んでいる一因になっているのでは?と思ったりもします。
たしかに5月は無敗を続けて好調のようになりましたが、ドローの多さでさほど勝ち点を稼げ
ませんでしたネ。
ボクは今年の選手(外国人選手も含め)はJ2ではかなり個々人では能力も高いと思っています
でもAMZさんのご指摘にあるように若手生え抜きに馴れ合いがあるならカンフル剤も必要かも
しれません。まぁ石崎監督はとっくに分かっているでしょうが。
もっと開き直り勝敗を抜きにしてメチャメチャなサプライズ起用なんて面白いかも?元気が
SB?なんのなんのそれしき♪サポと相手チームがアッと驚く事もして欲しいですね(自爆)
posted by 大阪の道産子 | 2009-06-22 22:36
Re:札幌と湘南の差。 -第22節 湘南戦-のお返事。その2
>AMZさん
興味深い集計を、ありがとうございます。
>ハングリー精神を持った苦労人が少ない印象を受けます。
>生え抜き同士で馴れ合ってしまい、競争意識が根付かない面がありそうです。
そうですね。まあ、北海道という土地柄も影響しているのかなぁと思います。
でも、そこが北海道の良いところでもあり、悪いところでもある。
ただ、全国の競争という面では、どうしても負けてしまう(-"-;A ...
だから、そういう意味では、
積極的に生え抜きの選手を道外に出していく必要があると思います。
留学とか、レンタル移籍とか、HFCは北海道に拘るとか言ってますが、
それで弱くなるんじゃ意味がない。囲い込むだけが育成じゃないと思います。
>生え抜きを3人程放出し、苦労人を3人程獲得する
今シーズン、このまま中位で昇格争いに絡むこともなく終われば、
それくらいの荒療治は必要かもしれませんね。
私は、そうなる前に選手に変わって欲しいし、そうなることを期待しているのですが(;´Д`A ```
チームとしての意識が高くならないと、意識の高い選手は高みを求めて、
チームを変えるより、自分がチームを離れて行ってしまうチームになってしまう。
>オオドサさん
(-ω-;)ウーン
開幕ダッシュに失敗したことをまだ引きずってんですかねぇ。
ただ、まだ、開き直る必要はないと思うんですよ。破れかぶれにならなくても、勝てる力はある。
首位の湘南に2-1と逆転したことからもそれは明らかです。
良い勝負はしてるんですよ。力がないとは思わない。
だから、更にもどかしくなるんですけどね(苦笑)
posted by whiteowl| 2009-06-22 23:31
Re:札幌と湘南の差。 -第22節 湘南戦-
ダイジェスト見ましたけど、フィールド上の選手には大きな差があるようには見えなかったです。
ただ、選手層の厚さで言えばコンサは湘南よりはるかに薄い。サブのメンバーの入れ替わりがないに等しい。となると、相手チームとしても対策はそれだけ立てやすくなるワケで。累積で穴が空いた状態でもその穴を埋めてくるようなニューフェイスが出てこないという現実。
ただ、中山がサブに入れるようになったことは高さ勝負が出来るということよりも技術じゃないところで勝負してくれる選手(と言ったら本人は怒るでしょうけど)が現れたことでもあるのでその点はプラスに捉えたいですね。後半疲れてきた時は宮澤のような優等生タイプよりもイヤなはずなので・・・。
生え抜きが多いのは一長一短があって、コンサは外から有能な選手を引っぱってくることが難しい以上、ある程度は自前で育てることをしなくちゃならないので仕方ない事情はあると思うんですよ。寮生活をすることで食生活も一定の水準を維持できるし、お互いの心理状態やクセを知ることもできるからメリットもある。
そこから先をどうするかとなると、いかに緊張感を持続させるかだと思うんですよ。プロ選手で居続ける限りは常在「戦」場。競争は何も練習場だけの話じゃない。陰で鍛えてライバルを出し抜くくらいのしたたかさも欲しい。しまふく寮はうまいメシを食うためだけにあるんじゃないんだし。成長しやすい土壌であるというだけで、自分で課題を見つけて自ら成長しなくちゃならない。
もっとストイックに、もっとお互いに要求してもいいんじゃないですかねぇ・・・。
posted by フラッ太| 2009-06-23 00:23
Re:札幌と湘南の差。 -第22節 湘南戦-(フラッ太さんへ)
レギュラーはほぼ固定、サブもほぼ固定。
かといって、途中交代で入る選手で流れを変えられるのは、砂川と中山くらい。
試合の流れを変えられないなら、選手を交代させる意味がない。
低迷するチームを元気にするような若手も出てこない(;´Д`A ```
>ある程度は自前で育てることをしなくちゃならない
>いかに緊張感を持続させるか
私もそこが大事だと思います。
セルジオ越後さんがよく言ってますよね、
ルーニーだって、メッシだって“若手”とは言われないってね(笑)。
チームを背負う自覚という点では、顔つきも大人っぽく変わりましたが(笑)、
インタビューのコメントが西は変わってきたなぁと感じますね。
posted by whiteowl| 2009-06-23 10:41