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2024年05月01日

6期連続赤字とは…

コンサドーレの株主総会が4月26日に開かれ、2024年1月期決算が明らかになりました。売上高は41億1200万円と史上最高額となったものの、4億1000万円の純損失を計上し、6期連続の赤字だそうです。ちょっとショックな数字でした。今期はクラブのためのクラウドファンディングも実施し、小野伸二さんの引退に伴う特需もあり、1月のキックオフイベントで三上大勝代表取締役GMが過去最高の売り上げになると見通しを述べていたので、てっきり黒字になるのではと期待していました。今期は特に目立った選手補強がなく、むしろ夏にレンタルを含め大放出したのに、それでも大きな赤字で終わったのは残念です。

Jリーグのクラブライセンス制度のコロナ特例がいよいよ終了します。2024年度決算はまだ猶予期間ながら、3期連続赤字のカウントが開始され、新たに債務超過に陥ってはならず、超過額が増加するのもNGで、2025年度からは債務超過や3期連続赤字が許されません。三上代表取締役GMは先日のオンラインミーティングでも2024年度は黒字が必達と強調していました。

コンサドーレの純資産は384万9000円と辛くも債務超過を免れた状況のようです。このため、資本政策として6月をメドに「ゼラフットボール有限責任事業組合法人」による約9億円の第三者割当増資を実施する方向のようです(ソースは「財さつJP」)。現在、資本金は17億3655万9000円で、石屋製菓様が持株比率48.5%で筆頭株主ですが、聞いたことがない有限責任事業組合法人(ファンドのようなものらしい)が主要株主に躍り出るのは少し不安もあります。債務超過寸前のクラブ救う救世主になってくれるかもしれませんが、コンサドーレ愛や北海道愛があるのか、心配になるところです。そこのところは経営陣がうまく対応してほしいものです。(通りすがりさんのご指摘を受けて、表現を一部修正しました)

いずれにしろ、コロナ特例が終了する以上、黒字化と債務超過回避は絶対必要です。クラブ経営陣の経営努力を切望します。

posted by papa12 |16:54 | 雑感 | コメント(6) |