2011年02月04日
本当のことを本当に知りたいの?
今話題になっている大相撲の八百長報道に、大いに違和感がある。 その論調の典型として、道新の“卓上四季”に登場していただきましょうか。 (※卓上四季 八百長(2月4日) ) >日本相撲協会の放駒理事長は大相撲の八百長疑惑について「過去には一切なかったことで新たなことだと認識している」と語った。そのまま信じる人がいるだろうか 本文でも触れられているように、“八百長”の語源はそもそも相撲から。 (※参照: http://ja.wikipedia.org/wiki/八百長 ) 火のないところに煙は立たない。八百長にまつわる“隠語”も存在する。 確かに、過去にも“一切なかった”とは考えにくい。 しかし、私が非常に疑問に思うのは、この先だ。 >根治を目指すならば、大相撲にかかわる者全員が体ではなくて心を裸にし、真実を語ることから始めなくてはならない。 相撲をスポーツや政治と同列のものとして語るなら正論のように聞こえるが、 果たして、相撲に関しても国民は本当に真実を知りたいのだろうか? もし、相撲界の暗部が白日の下に晒されることになり、 その結果、大相撲を巡る過去の数々の栄光も、 実は八百長の上に成り立っていたという事実が暴露されることになるとしても、 そのことを望んでいるのだろうか?
posted by whiteowl |17:00 | Column | コメント(6) | トラックバック(1)