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2009年07月22日

他人のために頑張るのは、正直しんどい。

19日の私の『まず、自分のためにサッカーをして欲しい。』に、
2つもトラックバックをいただいて、意外な反響の大きさにちょっとびっくりしています。

しかし、そのことが示すのは、
選手の「サポーターのために勝つ」という言葉に違和感を持った人が結構居たということ。


08-09シーズン、ドイツ・ブンデスリーガを初制覇したヴォルフスブルクのマガト監督が、
「普通の人間の何倍も努力をしないと、人を感動させることなど出来ない。」
というようなことをシーズン中に、長谷部を含む選手に言ったらしい。


だけど、他人のために頑張るのは、正直しんどい。

他人から全く期待されないよりかは、期待された方がいいが、
他人の期待に応え、その上で結果を出すのは、
本人に他人の想いまで背負う覚悟がなければ出来ない。

そんないきなり重いものを背負っては、思うように動けないだろう。
ましてや、プロ選手の背負う他人からの期待は、何万人という数になる。

そんなものに真正面から向き合って克服出来る人間など早々居ない。
しかし、人間はそれ程強くはないはずだが、人はそれを別の人間には求めがちだ。

だから、まず、他人のためではなく、自分のために頑張って欲しい。
そして、自分に精神的な余裕が出てきたら、チーム、次に、サポーターの心配をすればいい。


また、周囲は選手のプレーに覇気がないので、言葉だけでも欲しくなる。

しかし、選手、サポーター、誰にとっても必要なのは、言葉ではなく結果のはず。
そして、自分のために頑張ることが、結果的に他人を喜ばせる。

他人の想いを感じるのは、それからでいいと思う。


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posted by whiteowl |17:22 | Consadole Sapporo | コメント(1) | トラックバック(0)