2008年05月27日
4-3-3、3トップはどうでしょう? -三浦サッカー考。その6-
現状の三浦サッカー、ネガティブキャンペーン中のwhiteowlです(笑)。批判を始めると止まらないので、しばらくすると思います(笑)。(※ただし、監督の更迭を望んでいるわけではありません。) 前回の記事で書いた、↓の4-3-3の布陣。 ●(西谷)●(ダビィ)●(クライトン) ●(西) ●(芳賀) ●(藤田) ●(坪内)●(吉弘)●(柴田)●(平岡) ●(佐藤) フラッ太さんに指摘されましたが、 確かに、4-3-3の中盤の真ん中、芳賀は確かに過労死しますね(笑)。 これは、マーカス、ヨンデ辺りと交代して、のりきって欲しいと思います(笑)。 後は、選手がポジションチェンジをして、疲労を分散するとともに 相手を撹乱できると面白いと思うのですが・・・(・・;) (※それは、別の記事にて・・・(・・;)) でも、これ、私の思いつきで根拠がなく書いているわけでもないのです(笑)。 4-3-3は、3ー4-3とともに、トータルフットボールで 有名なオランダが多用する攻撃的な布陣です。 でも、2004年、前回のユーロで優勝したギリシャの布陣もこれなんです。 (※ギリシャは、札幌と違ってフラットに並んでませんが。) ギリシャも相手との実力差がありますから、ポゼッション出来ずに守る時間が長くなり、 当然、基本は守ってカウンターをしていたわけですが、 ギリシャの布陣は、攻撃的といわれる3トップの4-3-3だったわけです。 この年のギリシャは、初戦と決勝でポルトガルに2勝し、スペインと引き分け。 ネドベドとロシツキーの居たチェコに勝ち、フランスにも勝っている。 1度や2度だと、確かに偶然といえるかも知れませんが、何度も続き、 挙句の果てに優勝したのですから、これは偶然なのでしょうか? J1で戦力の劣る我々が、過去の教訓から学ぶべきは、 CLに優勝したマンUのサッカーなどではなく、 こういったまさに下克上、番狂わせのような 「ジャイアントキリング」の試合から学ぶべきなのではないかと思うわけです。 4-3-3の布陣にして、3トップにして、サイドのウイングの位置にクライトンを 入れることで、中央よりプレッシャーの少ないサイドで起点ができます。 (※現代サッカーの攻撃的選手は、C・ロナウド、中村俊輔などほとんどサイドプレイヤーです。) そして、2トップから3トップにすることでカウンター時の人数不足と 前線のパスコースを2から3にすることで、後方からのパスが繋がる可能性を高めます。 さらに、3トップにする効能は他にもあります。得点できないからって3トップにしたら、 守備がざるになるというご心配もあるかもしれませんが、前回の記事でも書きましたが、 相手は、こちらのFWに対してDFの数を1枚多くしてきます。 つまり、こちらの3トップに対して相手は常に4バックで守ることを強いられます。 簡単な引き算の問題です。GKを除くフィールドプレイヤーの数は10人。 そのうちDFラインに4人張り付くと、残りは6人です。 こちらは、FWに3人割いたとしても、残りは7人です。 計算上は、6<7ですから、3人FWにしても、こちらは常に数的優位の状況で守れます。 (※当然、計算どおり上手くいくわけではないですよ(笑)。) もし、この状況を打開しようとして相手のSBが上がってきたらしめたものです。 そこにぽっかりスペースが空きます。そこに適当にロングボールを入れることができれば、 相手は下がらざるを得ませんし、スペースがありますから、 かなりの高確率で横に開いた前線のFWに繋がります。 うーん、やっぱりどうやって守るか考えるより、 どうやって攻めるか考える方が楽しいですね(笑) こういう戦術的なメンタリティは、おそらく選手にも影響すると思うので、 選手の積極性も引き出しやすくなるのではないでしょうか。 毎度ながら最後に、布陣でサッカーをするものではないですし、 机上の空論になるかもしれませんし、プロの監督は素人のあなたに そんなこといわれなくても、わかっているという方もおられるでしょうが、 まあ、どうせ参考になんかしないんだし、色々と考えるのも楽しいじゃないですか(笑)。
私事ではありますが・・・、 5月27日号 週間アクセスランキング アクセスランキングに、2回目のランクインをしてしまったようです・・・(・・;) しかも、前回より順位も1上がりました(笑)。常連のフラッ太さんの上にいけたのが嬉しいです(笑)。今まで、ご覧になってくれた方や、コメントを書き込んで下さった方、本当に感謝しております。 ありがとうございます。 正直、カウンターとコメントだけで、モチベを維持しているようなものなので・・・(・・;) これからもできるだけ更新を頑張ろうと思いますので、よろしくお願い致します。
posted by whiteowl |21:12 | Consadole Sapporo | コメント(2) | トラックバック(1)
2008年05月27日
常にDFラインに4枚並べる必要があるのか? -三浦サッカー考。その5-
三浦サッカーの特徴は、自陣にFWと中盤とDFラインで3ラインを敷いて ほとんど形を崩さないでゾーンディフェンスを行うことにある。 そして、三浦サッカーは、常にDFラインに律儀に選手を4枚並べる。 常に最終ラインに居る人数が多いほど守備的なサッカーということはいえると思うが、 確かに、これは自陣に相手に利用されるような危険なスペースを作らないため、 守備時において有効な戦術であると思う。 しかし、当たり前なのだが、相手が退いて守ってきて1トップにしたとしても、 サッカーは11人しか居ないのだから、律儀に後ろにDFを4枚並べて、 後ろで人を余らせることは、当然前で攻める人数が少なくなるということを意味する。 DFラインで相手FWより数的優位をつくるのはいいが、相手が1トップ、2トップの時に DFラインに4枚並べるというのは、 1トップなら二人、2トップなら一人のDFが常にあまることになる。 札幌が勝っていて、守りを固めて逃げ切り体制に入るのならこれでもいいと思う。 しかし、前線で常に人数不足を招くため、基本は少人数でのカウンター攻撃しか出来ないし、 前線は常に相手より少ない人数で攻めるので、チャンスになりにくい。 従って、今の札幌は、もっと両SBが攻撃参加しないとチャンスにならない。 こっちが負けていて点数を取りに行かなければならないとき、 相手が退いてきて1トップにしたら、2-4-4にしてもいいくらいではないか? しかし、実際は、両SBがそこまでポジションをあげることはない。 緑戦の後半、右SBに入った藤田の位置は普段のSBより高かったが、 それでもボランチの後ろだった。 また、前線は常に相手より少ない人数で攻めるので、選手の三角形がつくれず パスの選択肢が少なくなって相手にパスカットされる可能性が高い。 そして、運良くキープできたとしても相手DFに囲まれてボールを取られる可能性も高い。 FWクライトンですら前線でキープできないのだから、 そこに戦術的弱点があると考えるのが妥当だ。 ならば、クライトンを中央よりプレッシャーの少ないサイドに置いて、 そこから起点を作ればいいのではないか? そして、クライトンは、現状中途半端なゾーンディフェンスしかしていないのだから、 思い切って前線にあげてしまい、4-3-3の布陣にして、ウイングの位置にクライトンを入れる。 そして、2トップから3トップにすることでカウンター時の人数不足と 前線のパスコースを2から3にすることで、後方からのパスが繋がる可能性を高める。 ↓の感じはどうか・・・(・・;)(※一部個人的趣味あり(笑)。) ●(西谷)●(ダビィ)●(クライトン) ●(西) ●(芳賀) ●(藤田) ●(坪内)●(吉弘)●(柴田)●(平岡) ●(佐藤) そもそも、いかに守るかを考えるよりも、いかにJ1で最低のシュート本数を 増やし攻撃するかを考えないと勝てないし、DFラインをあげるためのタメも作れない。 布陣でサッカーをするものではないですし、プロの監督は素人のあなたにそんなこと いわれなくても、わかっているという方もおられるでしょうが、 まあ、どうせ参考になんかしないんだし、色々と考えるのも面白いじゃないですか(笑)。それに、選手のクオリティが低いことは、わかっていたことだし、そんなことを監督が言ったら、あなたの存在理由がなくなると思うのですが・・・(・・;)
posted by whiteowl |12:20 | Consadole Sapporo | コメント(5) | トラックバック(1)