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2009年10月05日

ホームとアウェイの戦い方。 【J2:第43節 vs 熊本】

日時:2009年10月4日(日)13:03キックオフ 
会場:熊本県民総合運動公園陸上競技場
[入場者数] 4,140人 [天候] 晴、気温29.1℃、湿度26%
[主審] 今村 義朗 [副審] 五十嵐 泰之 / 竹田 明弘

得点者 なし (-"-;A ...





第43節アウェイ熊本戦は、スコアレスドロー。

何とか、同一カード3連敗だけは回避することに成功しましたが、
今季、熊本にとって札幌は、お得意様であったことは変わらず(-"-;A ...

前節の湘南戦、
“札幌が、一皮むけたターニングポイントになる試合だったかもしれない。”
と書いたわけですが、やはりまだ“かもしれない”であったようで・・・、
まだ試合によって波があるに感じました。

多くの課題が残る試合だったように思います。





【J2:第43節 熊本 vs 札幌】石崎信弘監督(札幌)記者会見コメント(09.10.04)

●石崎信弘監督(札幌):
Q:前節はさほどイージーなミスはなかったと思いますが、今日多かったのは暑さの影響があったんでしょうか?
「暑さの影響もあると思うんですけれど、ゲームの中で、いい試合と悪い試合の波が大きすぎる。そういうところ、前回できた事がなぜ今回できないのかということを、もう少し考えて、改善していかなければいけないんじゃないかと。特に攻撃のところでのボールの動かし方の判断ですね、もっと早く動かせばチャンスになるところで遅らせすぎているとか、あるいはもう少しキープすれば味方がサポートできるところを慌ててミスが出てしまう。本当に初歩的なところのミスをなくしていかなければ、得点が偶然でしか生まれないゴールになるんじゃないかなと思います」


札幌では、この時期に30℃近い暑さは考えられませんから、
確かに、“暑さ”は、あったと思うんです。

ある意味、気温差だけで考えるとこの時期の方が厄介かもしれません。

しかし、そこでいつもよりプレスに行かず、ゾーン気味に守って、
引き気味になるのはいいとしても、シュート5本は少なすぎです。

その熊本に、シュート2本で負けたこともありましたけれど(;´Д`A ```

前節の湘南戦との違いはそこでしょうね。体が動かない時にどう戦うか。
ホームと違って、気温差のある暑いアウェイでどう戦うか。

体が動かない分、いつも以上に頭を働かす必要はあったかもしれませんが、
石崎監督が言うように、攻めが単調になっていた感じはしました。

ホームとアウェイの戦い方を、しっかり分けて考える段階に来ているのかもしれません。


また、ここまで熊本戦で不利になっている理由の一つとして、
サイドの攻防で負けているということもあると思います。
特に、今季は元札幌の市村にはやられている印象があります。

カウンターを狙うにしても、サイドで後手に回り打開できなかったこともあって、
昨季と同じように攻めが中央に偏ってしまっては、相手も守りやすい。



あと、

“個々の選手の攻守におけるカバーリング能力の向上が、
(“チャレンジ&カバー”の)石崎サッカーの完成度を上げるのではないでしょうか。”

と前回の記事で〆たわけですが、

攻守においてスペースを埋めること(≒カバー)に意識が行くと、
守備は堅くなるのですが、今度は“チャレンジ”の方に迫力がなくなる。
サッカーはリスクをとらないと得点することは難しい。
そして、点数をとらないと勝てないのがサッカー。

これで4試合連続無失点に抑えていますが、
矛盾するこの二つのバランスをどう取っていくのか。



最後に、明るい話題。

2試合連続PKストップに成功したGK高原。前節に続いての殊勲となりました。

【J2:第43節 熊本 vs 札幌】試合終了後の各選手コメント(09.10.04)

●高原寿康選手(札幌):
「PKは、データを集めてくれたおかげで、やりやすかった。先に動くと向こうが蹴りやすくなるし、前節1本止めている事で、多少はプレッシャーをかけられたと思う。落ち着いて自分のプレーができた」

高原は、おそらく至近距離からの反応に自信があるので、
PKの際、最後まで動かずに相手の反応を見てから動いているんでしょうね。

これからは、この2連続PKストップで、
相手も高原は最後まで動いてこないというデータが入るでしょうから、
GKの反応を見るのではなく、最初からどっちに蹴るか決めて、
速いボールを両隅を狙って蹴ってくる可能性もあります。

ただ、その場合は最初からGKがどっちに飛ぶか決めても止めることは難しいでしょうし、
キッカーには、プレッシャーもあるし、速いボールを両隅に蹴るにはテクニックが必要ですから、
相手のシュートが枠をとらえられないことも多くなる。


これからトーナメント戦の天皇杯もあることですし、

本当はGKが活躍するのは良いことではないのですが・・・、

高原が活躍する場面は増えるかもしれませんね。


posted by whiteowl |14:10 | 2009 J-league Games | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:ホームとアウェイの戦い方。 【J2:第43節 vs 熊本】

高原の活躍がなければ0-2のゲームでした。
高原は、プロ選手として必要な第3の能力(知能)が
具わっているのでしょう。

水曜の攻撃サッカーへの対応が楽しみ!!

posted by コンサジジィー| 2009-10-05 16:29

Re:ホームとアウェイの戦い方。 【J2:第43節 vs 熊本】(コンサジジィーさんへ)

PKのボールを正面でキャッチするシーンは、あまり見た記憶がないですね。

高原の試合中の動きも試合を重ねるごとに良くなってますよね。

セレッソの強力攻撃陣に受けに回るのではなく、個人的には張り合って欲しいです!

posted by whiteowl| 2009-10-06 13:52

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