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2009年06月09日

終戦するにはまだ早い。 -第20節 鳥栖戦-

13戦無敗のトンネルを抜けると、そこは昇格圏と勝点差12だった(-"-;A ...
しかも、湘南が今日試合で、まだ第20節をやってないので、暫定(;´Д`A ```


後半、最近グラウンダーのクロスからニアにあわせるゴールが多くなって
札幌の一つの攻撃パターンになりつつあるが、キリノが藤田のグラウンダーのクロスから先制し、
その後、惜しい場面を何度か作るも決めきれず。

そのうちスタミナが切れてきて、運動量が減る、中盤のプレスが弱くなる、
DFラインと前線の距離が離れてスペースが出来始める、プレッシャーが弱くなったので、
相手の中盤から前線に良いパスを出される、
DFライン、バイタルエリアに出来たスペースを利用されて失点する。

その直後、失点のショックを引きずってかボールウオッチャーになってマークがはずれ、
あっさり逆転を許して、1-2で逆転負け。





何度、今シーズンこういうシーンを見たかという批判は最もだし、
終盤、スタミナが切れるのは織り込み済みだから、
1点取った後に追加点を取れなかったのが全てという批判も最もだと思う。

1点を守りきる粘り強さもなければ、追加点を奪えるほど攻撃に破壊力もない。
それが札幌の現状で、そんなチーム状況では昇格などできようはずもない。


その結果出てくるのが、今季は、もうダメだ。もしくは、
若手の成長を待って来シーズン、また挑戦すればいいじゃないかという話。
基本的には、わかる。

ただ、この場合、問題となるのは今年の戦力がどれくらい残るのかということ。
ドームで1万人を切るような現状だと、来季もJ2であれば予算は縮小する。

予算が縮小するということは、27人という決して多くない選手数が減るか、
選手数を維持するなら、高額年俸選手を軒並み放出するしかない。
今後の予算の縮小度合いによっては、その両方も十分あり得る。

つまり、来季も昇格を狙えるチーム状況になる保証はない。
むしろ、このままでは来季は今季より厳しい状況になると言わざるを得ない。

来季へ希望をつなぐためには、昇格するのが望ましいが、
観客動員、スポンサーの慰留などを考えれば、
最低でも昇格争いに加わらなければ厳しいだろう。

その場合、問題になるのは、このままいったとして昇格圏と勝点12差の6位という現状が、
昇格争いをしているといえるのかということ。
(※実際、HFCを始めとする集客活動が行われているが、観客動員は減ってきている。)


来季も予算規模が同じ程度確保できるという前提なら、来季あがればいいんじゃないか
という話も最もだと思う。だが、今季、このまま終戦した場合、
2003年からの低迷と同じことを繰り返し、
再び長いJ2暮らしを余儀なくされる可能性が高い。

しかし、実際のところ、それでもいいじゃないかという人も居る。
J1で下位に沈むくらいなら、上がれなくてもJ2で真ん中より上の方に居れば、
そこそこ勝試合も見れるし、その方がいいんじゃないかと。
正直、その考えもわかる。

ただ、その場合、コンサドーレ札幌が北海道のスポーツ文化として地域に根付いていて、
どんだけ負けようが、下位に沈もうがある一定程度の観客は来るという
ある意味、欧州のような望ましい環境があるというならそれもいいと思う。

しかし、昨今のサッカー人気の低迷もあり、
クラブとして上を目指して強くならないと、段々縮小していって、
そのうち応援すべきチームが消えてなくなってしまうのではないかという危惧がある。


クラブの将来のためにも、選手自身の来季以降の職場の確保のためにも、
応援すべきチームの存続というサポにとっての重大問題から考えても、
今季、このまま終わってもらっては困る。
と何を大げさなことをと思う方も居るかもしれないが、
少なくとも私はけっこう真面目にそう考えている。






石崎監督は、昇格するための勝点を100と設定した場合、
1クール勝点33が必要だと計算していました。

第1クール、勝点27だった札幌は、目標とする1クール勝点33に6足りませんでした。
足りない勝点6を残り1クールでカバーするなら、33+6=39の勝点が必要で、
その場合は13勝が必要になる計算です。
残り2クールでカバーするなら、第2、第3クールで3ずつカバーして、
(33+3=36)*2。

どちらにしても、第2クール勝点36が最低ライン。

第2クールは、3試合消化して勝点は4。
残り14試合で、勝点32。“11勝3敗”or“10勝2分2敗”ペース。

ポジティブに考えれば、第2クール、@最高3回負けられる!


終戦するにはまだ早い。
それに、諦めてる状況じゃないし、選手はまだまだやれると思うのです。


posted by whiteowl |13:04 | 2009 J-league Games | コメント(3) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:終戦するにはまだ早い。 -第20節 鳥栖戦-

 「すぐに上がらなきゃダメだ!」というのと「土台を固めるのが先だ!」というのは
 勝ち負けを繰り返している中で行ったり来たりしますよね。

 理想を言えば5年はノブリンに任せて昇格・降格にかかわらず盤石の土台を築きたい。
 けど、そこまで金銭的に続くかどうかも怪しいし、
 引き抜き・引き抜かれで戦力が維持できるかどうかも怪しい。

 結果を求めるのは当然としても、サポートしているクラブが強くなっている、または強くなれるというイメージが湧かないとお金の面でも人的な面でも増え続けるのは難しい。となると、やっぱり昇格争いをしないことには始まらないワケで・・・。

 諦めるには早すぎるし、可能性がゼロにならない限りは昇格を目指さなきゃならない。
 現状では甲府から上の4チームが抜けてしまって、コンサは中位グループに飲み込まれている。
 ・・・というイメージを払拭するためにも勝ち点3を積み重ねてリーダーばりに「待たせたなぁ~」というところまで持っていきたいところ。今は星勘定などしないで1戦必勝の心構えでいくべきでしょう。

 鳥栖戦も内容は良いほうだったですし、課題はハッキリしているのだから
 あとは勝利という結果で応えて欲しいですね。

posted by フラッ太| 2009-06-09 14:49

Re:終戦するにはまだ早い。 -第20節 鳥栖戦-

鳥栖戦が内容ではなく"必勝"が求められていた試合だということは、そのとおりと思います。まあ、私にとっては甲府戦が"必勝"を求めた試合だったので、第二クールは…なスタートでしたが(-_-;)。

ただ…クライトン抜きでの鳥栖戦(クライトンがいても鳥栖とは"サッカーの相性的なもの"があまりよくないように感じていました…。上位4チームとでは甲府との相性が最もよくないように感じます。)の"内容"は、フラッ太さんも書かれているように"良いほうだった"と、私も感じています。だから、期待はなくならないし、終戦とは思えない!

その年のチームとしての"流れ"といいますか…"運"といいますか…そんなようなものがあって、コンサにはよい方に転んでいない印象。
"昇格するチーム"は、内容がよい時はもちろん勝つし、内容が悪くても勝ちを拾う…。
サッカーには理論的に分析しきれない部分もあることを、認める必要がありますね…。

今の勝ち点から考えると、"上位に追いつく"意識よりは、"中位から抜け出す"意識を持つ方がよいかもしれませんね。"追いかける気持ち"か"追われる気持ちか"の違いですが。
選手個人としての気持ちではなく、チームとしての気持ち。上を見ることはもちろん大切。でも足下も見る。中位に飲み込まれるようじゃ"昇格"は二の次。

中位脱却を目指し、足下を見据えて戦ってほしい。結果として、昇格の尻尾が見える場所に来れるのではないか、そう思ってます。

勝ち星勘定をつい私もしたくなってしまうのですが、負け数勘定をした方がよいのかもしれませんね。
今年の上位陣の状況から考えると、"負け数1桁"で行っても"昇格"に届くかどうか…といった感じがしています(07年のコンサは11敗でしたっけ…後半戦でわりと混戦になったんですよね。08年の広島が4敗、山形が10敗)。

現在5敗…今シーズンはあと4回負けられる?!

posted by はげお| 2009-06-09 23:33

Re:終戦するにはまだ早い。 -第20節 鳥栖戦-のお返事。

>フラッ太さん

>サポートしているクラブが強くなっている、または強くなれる
>というイメージが湧かないとお金の面でも人的な面でも増え続けるのは難しい。

そうでしょうね。そこが一番大事だと思います。

>はげおさん

>サッカーには理論的に分析しきれない部分もあることを、認める必要がありますね…。

人間のやるスポーツですから、そういう面は拭いきれないと私も思います。

試合の内容に関しては、確実に進歩しているなぁとは感じますけれど、
そのスピードであったり、レベルであったりがもどかしいというか何というか(;´Д`A ```

この状況で勝ちを意識して勝てないようじゃ、
昇格争いのプレッシャーになんか耐えられないと思うので、とにかく勝て!(笑)

posted by whiteowl| 2009-06-10 12:57

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