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2009年06月04日

クライトン不在の影響。

コンサドーレ札幌クライトン選手一時帰国のお知らせ 2009年06月03日

クライトン、帰国ですか (-"-;A ...アセアセ


クライトン帰国 2戦欠場 (道新 06/04 09:56)

HFCの三上強化部長は「父親の病状は現状維持というところだが、
チーム状況やクライトン本人の体が疲れているなどの事情を考慮し、帰国させることにした」

最近の試合、クライトンの動きがあまり良くなかったので、
疲れてるんだろうなとは感じていました。





ここまでのチームの攻撃を牽引したのは、間違いなくクライトンでした。

監督が交代し、新戦術を導入したこともあり、
開幕からチームとして機能するまでに時間がかかった。

そこを抜群のキープ力を始めとする個人の力で、札幌の攻撃を何とか組み立ててきた。

クライトンが、もし今年いなかったら、今の順位すらキープできていたかどうか(;´Д`A ```

ですから、単純に考えれば、彼の一時的とはいえチームからの離脱は痛い。


さて、ここで三上さんがいったクライトンの帰国を容認したコンディション以外の要因、
“チーム状況”についてもう少し考えてみようと思います。

今までは、クライトン自身のコンディションが悪くても、
札幌の攻撃がクライトンに依存していたために休める状況になかった。

しかし、昨日の栃木戦は、クライトン抜きで何とか勝った。

昨日はだいぶバーとポストに嫌われましたが、
この勝利は、開幕の頃と比べて戦術がある程度チームに浸透して、
クライトンに頼らずに攻撃の形を作れるようになってきたという
大きなチーム状況の変化の証ともいえます。


そして、次の2試合は、札幌より下位の鳥栖と徳島。
その後は、アウェイで上位との直接対決、湘南と仙台戦が控えています。

当然、今後を見据えて、コンディションの落ちているクライトンを休ませて、
万全の状態で、上位との直接対決に備えるという意図もあるでしょう。


しかし、札幌より下位とはいえ、鳥栖も徳島も決して侮れない相手。
この2戦に負ければ、足元をすくわれて上位との直接対決どころではありません。

ですが、今後を見据えた場合、そこをクライトン抜きで勝ちぬく力がないと
今後の昇格争いに割ってはいることは厳しいのではないでしょうか。

これからチームとしてさらに強くなるには、
クライトン以外の選手がもっと強くならなければいけない。
そのためには、クライトンに頼らないサッカーをしなければいけない。


また、クライトンに頼るために攻撃が遅くなってチャンスを潰すシーンも目立ってきました。

他の選手は、ボールを受けたらまずクライトンを探すのではなく、
攻撃の全てを彼に任せて頼るのでもなく、
周囲の選手が、彼を使ったり囮にして、自分が勝負するくらいの意識が出てこなければ、
J1に定着やJ1昇格どころか、今の状況では昇格圏のチームに追いつくことすら難しいかもしれません。

それは、チームとして何でもクライトンではなく、
遅攻と速攻を使い分ける、攻撃の幅を広げる、
状況にあわせた攻撃を選択する時期に来ているともいえます。


また、クライトンが日本にいれば、余程コンディションが悪くない限りは、
実績、実力からいって彼を試合に出さざるを得ません。

彼の帰国は確かに痛いのですが、
今後を考えれば、チームにとってはむしろ+になるかもしれません。


これからチームとして一皮むけるために
“チーム状況”が、そういう段階に来ているといえるのではないでしょうか。


栃木戦も何とか勝ちましたし、残された選手の活躍、
特に意識の変化に期待したいと思います。



posted by whiteowl |12:24 | Consadole Sapporo | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:クライトン不在の影響。

お久しぶりです!

>クライトンが、もし今年いなかったら、今の順位すらキープできていたかどうか

同感です。
ただ、クライトンがいなければ違う攻撃の形ができていたとも思います。

>ボールを受けたらまずクライトンを探すのではなく
>クライトンに頼るために攻撃が遅くなってチャンスを潰すシーン…

whiteowlさんと同じように見ていました。
この部分がクライトンがいなければ無くなるわけで、違う形で攻撃するしかないですよね。
クライトンが不在で開幕していたら、攻撃の起点の部分が大きく違っていたと思うのです。
そして、結果、速攻に偏ったチームになっていたと思います(まあ、"たられば"話ですが…)。

>それは、チームとして何でもクライトンではなく、
遅攻と速攻を使い分ける、攻撃の幅を広げる、
状況にあわせた攻撃を選択する時期に来ているともいえます。

まさにこれですよね!

クライトンのおかげで、速攻、遅攻を選べるチームとして、今のコンサがあるといえるのではないでしょうか。

ただ、クライトン抜きで"効果的な遅攻"ができるのかという点に疑問が残ります。
速攻に偏ったチームになっていれば、キリノはもうちょっと点を取っていたかもしれませんね。けれど、それだとドン引きされた時に点が取りにくい…。

クライトンが不在のうちに、"効果的な遅攻"を感じさせてくれるようなプレーを見せてもらえたら、"上に行ってもやれる"という思いを持てそうな気がします。そして、攻撃の起点の作り方に変化が見られれば…と。

どうも甲府戦のドローを引きずっちゃって…私もちょっとマイナス思考的な見方になっていることを反省しようと思います(-_-;)

posted by はげお| 2009-06-04 21:13

Re:クライトン不在の影響。(はげおさんへ)

>クライトンが不在で開幕していたら、攻撃の起点の部分が大きく違っていたと思うのです。
>そして、結果、速攻に偏ったチームになっていた

結局、どっちかだけだと早晩行き詰るので、これから先を見据えて、
クライトンに頼らない他の選手の頑張りが、今後の躍進の鍵だと思っています。

>速攻に偏ったチームになっていれば、キリノはもうちょっと点を取っていたかもしれませんね。
>けれど、それだとドン引きされた時に点が取りにくい…。

>"効果的な遅攻"を感じさせてくれるようなプレーを見せてもらえたら、
>"上に行ってもやれる"という思いを持てそうな気

この辺りは、全く同感です。

選手は、昇格したいとか、J1でやりたいとか、
降格した悔しさとかよくインタビューで口にしていますが、
それをプレーで見せて欲しいです。

posted by whiteowl| 2009-06-05 14:10

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