スポンサーリンク

2009年03月06日

サッカーは布陣でするものではない。

昨日は、3バックも練習していたみたいです。

【道スポ】紅白戦で流動的4バック試す(03/06 09:09)
4日は、中盤をダイヤモンド形にした4-4-2だったが、この日はさらに攻撃重視とした3-5-2へ。
MF西大伍(21)と、MF藤田征也(21)をウイングバックに配置し、
状況に応じてDFを4枚にする「流動的な4バック」(石崎監督)を試した。

フォーメーションは重要だと思っています。
ただ、試合前の静的な布陣の優劣だけで試合は決しない。(※分かるって人も居ますが(笑))
そこに、試合中の動的な選手の連携や動きが加味され、相手の出方によって、最終的な結果になる。

実際の戦いでも、関が原の戦いで、明治時代に東軍と西軍の初期布陣を見たドイツ軍人が、
“西軍が勝つ”って言ったけど、歴史の結果は小早川の裏切りなんかもあって、
東軍が勝っちゃった例もあります。


よく、『サッカーは、布陣でするものではない』と言われます。
私も散々フォーメーションの話を書いてますが(笑)、そうだと思います。
一番大事なことは、ノブリンのサッカーのコンセプトを選手が理解して、
それをピッチ上で表現すること。選手が試合でどう応用するか。
フォーメーションは、それを表現するために、選手の適正を含めて、
どれがより向いているかというくらいの位置づけしかないと思っています。

だから、昨日のコメントでプリオールさんが書いてましたが、
4-2-3-1だろうが、4-4-2だろうが、3-5-2だろうが、
やろうとしていることに大差はないという指摘は最もだと思います。

繰り返しになりますが、監督のサッカーコンセプトという基本を理解した上で、
それを試合という実践でどう応用するかという点を選手は問われているのだと思います。
観る側の人間としても、そこで良い意味で期待を裏切ってくれる選手の活躍を見たい。

多分、ノブリンもそう思っているのではないかと思うわけで。
だから、サービス精神だけで、練習を非公開にしていないわけではないと思うんですよ。

鬼武CがJクラブの非公開練習にダメ出し(日刊6日)
各クラブは練習を公開しない理由として(1)戦術を知られたくない
(2)セットプレーを見られたくない(3)選手が集中できる環境で練習させたい

佐々木一樹常務理事 練習で集中できないなら、1万人以上集まる公式戦で集中できるはずがない。
セットプレーのパターンが1つだけなら見せられないけど、3つも4つもあれば、
見られても平気なはず。戦術も含めて、工夫が足りない。
ファンに練習は来るな、試合だけ来てとは、あまりにも都合がいい話だ。
ファンに見てもらうのは、プロとしての仕事だ。


ノブリンは、多少見られたり、情報が漏れたりしても構わないと思ってんじゃないですかね。
それなら、相手の予想を、動きの質と量、バリエーションともに上回っていけばいいと。

むしろ、開幕は、練習で1回くらいしかやってない布陣を試合でやるっていう方がギャンブルなんで、
札幌は、4-2-3-1以外もあんだぞーって、マスコミに宣伝してもらった方が、
相手を惑わすことができるかも知れませんしね☆

posted by whiteowl |15:50 | Consadole Sapporo | コメント(9) | トラックバック(0)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.consadole.net/whiteowl/tb_ping/333
この記事に対するコメント一覧
Re:サッカーは布陣でするものではない。

去年のM監督は、非公開の次の試合100%負けてましたけどね
意味ねー

posted by aa| 2009-03-06 15:59

Re:サッカーは布陣でするものではない。

でも、サポーターにとってフォーメーションやメンバーを妄想することが楽しみであり、どのような布陣なのか興味持つことは当然のことだと思います。
そういった意味で、色々なフォーメーションを試している石崎監督のやり方はサポーターをワクワクさせてくれる一つの要因だと思います。

posted by マイ蹴る| 2009-03-06 16:59

Re:サッカーは布陣でするものではない。

 タイトルを読んだ瞬間、真っ先にS氏の「4-2-3-1」が浮かんでしまいました(笑)。

 フォーメーションはあくまで手段であって目的じゃないんですよね。
 目的は監督それぞれの戦術で勝つということになると思うんだけど・・・。
 去年の三浦監督の場合だと、コンサにはスーパーな選手はいない。だから、3ラインの4-4-2にして選手間の等距離を保つことでフィールドプレイヤー全員が等しいタスクを背負えるようにしたけど、J1のチームは例えば網の一部分だけを破ることも出来るし、網全体をバラバラにするだけの強さを持っていたということになるんだと思ってます。

 あと、石崎監督ですけどあの笑顔はクセモノですよ(笑)。
 北九州との練習試合で後半にメンバーをそっくり入れ替えたのは仙台のスネークに備えた意味合いがあるはずだし・・・。試合数が進めばどうしたって基本的な戦術が研究されるのはお互い様なワケで。今は開幕前だから、逆にいろいろと情報を流して攪乱させるのが主目的かと。もちろん、選手側にモチベーションを上げさせたり、能力の見極めも同時に行っているんでしょうけど。

 長文失礼しました。

posted by フラッ太| 2009-03-06 17:10

Re:サッカーは布陣でするものではない。

戦術好きの戦術知らず、正確に言えばシステム好きの戦術知らずが多すぎる(苦笑)
なんで仙台の布陣を論じる人がいないんでしょうね!?
自分たちのシステムだけを眺めて悦に入ってるだけでは、まさしに数字遊びのシステムオ◯ニーというか・・・(苦笑)

サポも少しは勉強しないと!?
「素人だから」を言い訳にして、本当の意味でのサッカーの戦術に目を向ける気のない人が杉山某にハマるんでしょうか!?
あの数霊術のインチキ教祖に(毒)

posted by プリオー太| 2009-03-06 18:07

Re:サッカーは布陣でするものではない。

システムは大事ですが、やはりサッカーは選手がすることです。
選手が監督の言うサッカーを実践する事が大事です!

相手の戦術に合わせても、ベースとなる動きは変わらないはずです!
その動きが徹底されれば、単純なサッカーなだけにどのシステムでもマッチする筈である!!

今まさに要求されるサッカーは、こんな単純などこでも守備、どこでも攻撃的なサッカーは選手は疲れるけど、見ている人を惹き付けるしやってる人間を成長させる。
 
相手の戦術など関係ないはずだと思う(多分!)
だけど序盤は間違いなく負けるだろうし!
しかし成長を続けると、期待させる!?

posted by プリオール| 2009-03-06 21:58

Re:サッカーは布陣でするものではない。のお返事。

まず、私も以前、指摘されたんですが、
厳密には“システム”と“フォーメーション”は違うようです。
詳しくは、↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/サッカーのフォーメーション

で、日本で、フォーメーション論が盛んな理由は、
野球の影響が強いのではないかと個人的には思ってます。

>aaさん

三浦さんのときは、バリエーションがなかったんで、
見られたらまずいってことだったと思います。

>マイ蹴るさん

>フォーメーションやメンバーを妄想すること

私も散々妄想してますので(笑)、この楽しみを否定する気はないです。例えば、↓
http://www.consadole.net/whiteowl/article/331

ただ、フラッ太さんがいうように、フォーメーションは、
監督のやりたいサッカーを実現する手段だと思うので、
より重要なのは、フォーメーションよりも、どういうサッカーをするのかだと思います。

>フラッ太さん

杉山さんは、その本の冒頭で「サッカーは布陣でするものではない」と書いておきながら、
サッカーは、布陣(特にサイドの人数)で結果がわかると書いておられたはずです(笑)。

そういう要素がないとは、思いませんけれどもね・・・(・・;)

ノブリン、曲者説。まあ、ただいつも笑顔の面白いおじさんではないことだけは事実かと(笑)。

>プリオー太さん

>なんで仙台の布陣を論じる人がいない

相手が重要ですが、仙台についてはあまり私も詳しくないですしね・・・(・・;)
新戦力の朴が、去年のノナト状態らしいので、出てくるか分からないですし、
FWのソアレスも、まだよくわからないですからね。

それよりかは、札幌がどういうサッカーをするのかっていう方に、皆さん興味があるんじゃないかと。

>プリオールさん

>どこでも守備、どこでも攻撃的なサッカーは選手は疲れるけど、
>見ている人を惹き付けるしやってる人間を成長させる。

今季の札幌は、若手の成長とチーム戦術の浸透は、車輪の両輪だと思うので、
監督の手腕と若手の頑張りに期待してます!

posted by whiteowl| 2009-03-06 22:46

Re:サッカーは布陣でするものではない。

 プレーする側にとっての戦術論という投稿のテーマから外れてしまいますが…。

 どれだけ観ている人を惹き付ける要素があって、選手が(技術的体力的に)成長しそうなサッカーでも、勝てなければ、ファンは満足しなくなり、納得しなくなり、やがて何が何でもそれを否定するべき理由を探すなり作るなりする…ということを、我々は既に柳下さんの時代に学んでおります。

 そして先にその理屈から入って、“最終的な結果にこだわるサッカー”を実践した場合、結果が出ている間はともかく、それで結果が出なかった場合、どれだけ真摯に誠実にやっていても、凄まじい勢いで否定されると、三浦さんの時代で知りました。

 結局、ファンが論じるシステムだとか戦術だとかは、勝てなかった時に“だから駄目なんだよ”“こうすればイケる”とワーワー言うための道具に過ぎないのかもしれません。

 今日の石崎札幌の試合、昨季の三浦札幌を否定したい気持ちの慣性に押されて、結果が出なかったこと以上にポジティブな観方をする方が多そうですが、ああいいう試合が続いて、数試合結果が出なかったりすると…外野の評価もガラッと変わる可能性はありでしょうね…。

posted by MasaMaru| 2009-03-08 20:06

Re:サッカーは布陣でするものではない。(MasaMaruさんへ)

MasaMaruさんにしては、ネガティブなコメントだなぁと私は感じましたがっ!

チームが、良い時も悪い時もサポートするのが、サポーターのはずですよね?

posted by whiteowl| 2009-03-09 14:36

Re:サッカーは布陣でするものではない。

タイトルに宛名入りのレスポンスありがとうございます。

 クラブはともかくチームに対しては、充分ポジティブに応援(それ自体をサポートと呼んで可ならサポートも)しているつもりです。ただ、個人的にはここ数年の流れでファン心理というものに関しては多少ネガティブにならざるを得ない部分もあります。

 現在の、否定的に響く発言をたしなめる声の方が多い状態が、今後チームの状況や成績にかかわりなく長く続くことを祈ります。

posted by MasaMaru| 2009-03-09 15:26

コメントする