スポンサーリンク

2009年02月15日

このブログについて。

“荒らす”行為は容認できるものでは当然ないですが、
正直に言って、whiteowlに原因が全く心当たりがないかといえば、嘘になります。


私は、昨年、このブログでかなり強硬に三浦監督続投キャンペーンを張ってました。
そして、ここにコメント書いた人、全員敵だくらいの勢いで反論していきました。
インフォに行って、コメントを書いてやりあいもしました。

文体が硬いから反発されるのではないかという意見も確かにそうだと思います。
ただ、昨年の9月下旬ごろから、そういう主張をしていたこともあって、
自分の主張を強めるために意図的に硬い文体に変えたということはあります。

しかし、結局どう書いても、誰かが書いていましたが、
全員に嫌われるのは簡単だが、好かれるのは難しい。
まして、世の中に意見を発信するのは、当然やり方の問題はありますが、
強硬にはっきりと物事を主張すればするほど、好き嫌いもはっきりします。
私も全員に好かれようなんて思っていませんが、
その人の文章をどういう心境で読むのかも重要で、
悪意を持って読まれたら、多分、私が何をどう書いたところでもう反発しか感じない。

その時に、支持してくれる方も居たのですが、
同時にかなり恨みを買うだろうなとも感じていました。


じゃあ、なんでそこまでわかってて、やったのか?
結論から先にいえば、長期的に札幌に強くなって欲しかったからです。
どうしても、2002年とその後の長い低迷を繰り返して欲しくなかった。
そして、その時私ができることがブログを書くことだったということです。
あくまで個人の意見ですから、わかってくれとはいいませんけれど、
多少時間が経ちましたし、当時のことも含めて振り返ろうと思います。

2007年、児玉前社長曰く、「J2で5,6番目の人件費でJ1に昇格した」札幌。
昨年の石屋のCMが、奇しくも三浦さんだったことからもわかるように、
2007年は、『人件費=選手の力量』ではありませんが、
選手の力量というよりも戦術で昇格を果たした面が大きかった。

そんな札幌が、2008年のJ1昇格後、大した補強もしない中、DFラインは怪我人続出、
攻守の要と期待されたアルセウはキャンプで帰る、ノナトは使えないと
キャンプの時点で、J1に向けた組織を作ることに失敗しました。

この時点で組織で昇格した札幌のJ1残留は、かなり黄色信号です。

しかし、開幕からあまり勝てなかった札幌でしたが、7月ごろ一旦清水に2-2で引き分け、
千葉に勝ち、大分と神戸と引き分けるなど明るい兆しもありました。

結果論になりますが、監督を代えるならこの7月末の時点だったのではないでしょうか。
この時期に、勝ちきれなかったことが、結局後々大きかった。

解任が現実味を帯び始めてきたのは、9月ごろです。
この時点で解任しても、組織を改めて作り直すには時間がかかる。
キャンプで2ヶ月一生懸命やっても、
ノブリンはシーズンを通して組織を作り上げる必要があると言っている。
まして、試合をこなしながらチームの組織を立て直すことは更なる難題です。
建て直しに成功したとしても、その時期が遅ければ結局残留は難しい。
更に、J1で見せつけられた選手個々の力量差を考えれば、もっと難しい。

海外の優秀な監督を招聘したとして、欧州は7月が中断期間が多いので、
9月だとシーズン中で時期が遅く選択肢も少ない。
まして、Jリーグを知っていて、実績もある監督が薄給で来るとは思えない。
そして、例え、オシムやシャムスカ級の監督が、
昨季、札幌に来ていたとしても残留できたかどうかはわからない。
千葉のミラー監督だって、一歩間違っていればどうなっていたことか。

2002年とその後すぐに再昇格を狙った2003年で、
多くのお金をつぎ込み、その負の遺産は結局、
その後大きな負担となり、札幌が長らくJ2で低迷する原因となりました。
(※それ以前に無理をして溜めていた負債がほとんどですが、
借金が資本金を越える債務超過の危機に陥り、チームの存続すら危うくなりました。
その結果出てきたのが、5段階計画という名の再建計画だったわけです。
チームが強くなるには、チームがなくなってしまってはできません。
この頃から、まずチームの存続が第一という気持ちが私にはあります。
昨季、村野さんも言ってましたが、チームがなくなることに比べたら、
J2に降格するなんて大したことじゃなかった。)

2008年は、減増資したこともありますが、ここで消極的ともとれる監督人事と選手補強をした。
だから、ダヴィ埋蔵金のお金もありますが、大幅な観客動員の見込み違いがありながら、
昨季の赤字が3000万で済んだ。この程度なら、まだ今季に望みが持てる。

好んでエレベーターチームになりたいチームなどありませんが、
残念ながら今の札幌は、J1.5です。
2008年は、J1に噛り付くには、まだリスクが高すぎたとも言えます。
2002年のように、一か八かで、大金をかけてJ1に噛り付こうとして
失敗しても耐えられるだけの体力がない。
それより現実的なのは、上り下りを繰り返しながらも、無理はせず底力は上げていくという方法。

後ろ向きともいえますが、昨季あの状況からの無理矢理の残留を目指すよりも、
昨季のあの時点で無理をせずに、今季に賭けるという選択肢の方が私には現実的に思えた。
当時、そう言えばもっと反発も少なかったのかも知れませんが、
私も今振り返るから冷静になれるというところもあります(笑)。

私は、2002年とその後の長い低迷の繰り返しだけはどうしても避けて欲しかった。
だから、私は強硬に三浦監督の続投を支持したわけです。
私は三浦監督の続投を支持した時点で、J2降格を覚悟しましたし、
矛盾に聞こえるかもしれませんが、三浦監督の続投が厳しいことも覚悟していました。
三浦監督本人が好きであったとか、彼の戦術が好きだったわけではありません。
私は、ここで無理して賭けに出るより、
できるだけ無理をせず、来季に望みをつなげた方が将来性があると考えたということです。


結果論なので、私が正しいなどという気はさらさらないです。
もしかしたら、監督を代えて成功していたかもしれないし、
監督を代えて成功したけど、時期が遅く残留には間に合わなかった。
しかし、降格しても広島のようにそのサッカーを継続してすぐJ1に復帰したかもしれない。

当時の私のやり方の問題は当然あるでしょうけれど、その時はそれしか思いつかなかった。
私なりの札幌への愛情表現でした。



最後に、他人のブログのスタイルについて、私は何か言うつもりはありません。

ブログに書かれるコメントは一過性のものが多く、特定の人物ではない可能性が高いのですが、
ブログ主は、継続的に同一人物が書き込んでいる可能性が高い。

確かに、それはフェアではないかもしれません。

しかし、それだけ発言の重みも違ってくるのも事実です。
それはメリットでもあると同時に、ネット社会ではデメリットも大きい。

その辺りを考えながら、私は今後更新していこうと考えています。

posted by whiteowl |15:00 | Private Affairs (私事) | コメント(3) | トラックバック(0)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.consadole.net/whiteowl/tb_ping/316
この記事に対するコメント一覧
難しいですよね…

自分の考えを正確に相手に伝えるというのは非常に難しいことですよね。相手によって受け取り方が違いますからね…
前に書いたのを読んで、ブログを書くことって大変なんだな…って思いました。
私は、読むだけですので…
色々な人の意見があって、どれも「そうだよね~」って考えさせられ、みなさんのブログを読むのを楽しみにしてます。
コンサを好きな気持ちはみんな一緒ですので、がんばって応援して行きましょう!

posted by ななお| 2009-02-15 16:12

Re:このブログについて。

また読むの嫌に成りそうな長文ですね!
気持ちは痛いほど伝わります。

オフィシャルブログでは、及び腰で管理を外注する気はないとの事でした!
ブロガーに、任せる的な話しでした。
あちらから、メールで回答有りました。

援護出来ればと思ったんですが?
無駄だった見たいですね!?
とにかく俺はここのブログ好きですよ!?

過ぎた事はもう良いじゃないですか?
これからです!
せっかく今年は良い感じなんだし!

posted by プリオール| 2009-02-15 21:08

Re:このブログについて。のお返事。

>ななおさん

コメントありがとうございます。
ブログを書くことの難しさは、日々痛感しながら書いてます。

丁寧に書こうと思えば思うほど、文章長くなりますしね(苦笑)。

>プリオールさん

色々とお気遣い頂きありがとうございます。
多分、本人が一番何もしていないかも・・・(・・;)

今後、自分がこのブログを更新するにあたって、
そこんところは、はっきりしておきたかったという自己満足ってだけです。

posted by whiteowl| 2009-02-16 14:46

コメントする