2020年05月09日
【葡旅行】12 ベンフィカ観戦記1(1月10日)
切符売り場でチケット購入。いかついおっさんとチケットの交渉をするが、全く笑顔がない。女性の係員がいないのは、女性が対応できないほどの荒くれものが多いのかと想像する。 おっさんは、チケットを買うのに戸惑っている自分に、座席表を見せるとか、値段はいくらかとか説明することはなく、私をにらみながら、こちらの出方をじっと待っている。 仕方ないので、こちらもなんとか「メインスタンド、メインスタンド」 と言葉を繰り返すと、ようやく、座席表を出して説明してくれる。しかし、おそらく英語で説明してくれているがほとんど理解できない。 図でサイドスタンドの前方の場所を示してくれたので、まあいいいやと納得し、うなずく。おっさんが「IDナンバー」と言うので、パスポートを出すと、それでよかったらしく番号を控えていた。 この後、他のスタジアムで、2試合観戦するが、パスポートの提出求められたのは このスタジアムだけ。 「カード使えるか?」と聞いたらOKのこと、この辺りから相手の緊張ムードも解け始め、おっさんも多少にこやかになった気がする。チケット代は3500円ぐらいだった。 チケットのすぐ隣に、簡単なグッズ売り場があり、高校生ぐらいのかわいらしい 女の子数人がにこやかに「ハロー」と大きな声を出す。こちらは緊張が解けず仏頂面で「マッチデープログラムはないのか?」と尋ねてしまう。「???」という表情の女の子たち。「OK、OK」と言ってその場を離れてしまう。どうやらMDPはポルトガルのサッカーにないようである。その後もみかけなかった。 ここの場所はゴール裏側の入口であった。時間は17時ぐらいで、開始3時間前なので、ゲートはまだ開かない。 ゲートには厳しそうな顔をした警備員が数人いる。若い時、ドイツのメーヘングランドバッハでサッカーを見たとき以来の久しぶりの緊張感。ただ、この後スタンドで観戦した時はそんな緊張感は感じなかった。メーヘングランドバッハでの経験は、いつかこのブログに載せたいな・・・。 ゲートの前で、待っている人を観察すると、黒人系の人も少なくなく、全体の15%ぐらいたかな。近くに女の子二人を連れたお父さんもいる。意外に女の子も多い。イングランドではほとんどと言っていいほど女の子は見かけなかったのだが・・・。 食べ物の出店が1軒出ていたし、時間もあることなので食事にする。 ビファナというポルトガルの定番料理で、パンの間に煮込んだ豚肉が入っています。 味が薄めでケチャップかけて食べた。パンはごわごわしている感じであるがなかなかおいしい。 ビファナは3ユーロ、ビールはザクレスビールで2ユーロ。コップは何かハイネケンのコップに入ってました。ビールは量が少ないのでお替りしました。ここのスタジアムだけでなく、後日巡ったスタジアムも小さなコップに入っておりました。一遍にたくさん飲ませないという酔っ払い防止策かもしれませんね。 やがて、開場する。警察官のような警備員に、カバンの中を見せてチェックを 受ける。両手をあげて、ボディチェックもされた。 ゴール裏からバックスタンド側に移動。 駐車場もしっかり完備されている。日本の大きなスタジアムで駐車場がしっかり完備されている場所って札幌ドームぐらいであろう。 バックスタンドにはモールのような建物があり、グッズショップなんかが入っているようだ。そこに行くには、もう一度、警備員のチェックを受けなければ、面倒だなと思ったものの、行ってみることにする。 グッズショップの様子。「栄光」と言う漢字が書いてあった。 ワイングッズがあり、これだ!!と思ってコルク抜きを買おうと思い、店員を呼び出したが、「在庫がない」と言われる。えっ、ケースの中から出せばいいいんじゃんと思って、拙い英語で要求したが、だめとのこと・・・・。 結局、たいしたものが買えなかった・・・。びっくりしたのが日本のキティちゃん人形とベンフィカがコラボした人形があった。おもしろいなと思い買っては見たけど、日本でつぶさに観察したら、いまいちな出来。キティちゃんがベンフィカのユニを着てサッカーボールを持っているものだけど、ユニにはベンフィカの文字がなく物足りない。値段も9ユーロと結構した・・・。 パンに塗るチョコレートソース「ヌッテーラ」の出店が出ており、ヌッテーラの入ったクレープを売っていたので買って食べてみる。 クレープは3ユーロ。店員から英語で「あなたが食べるのか」ってように聞き取れることを言われた。俺みたいな中年男性が買うのは珍しいのかな。クレープはヌッテーラが薄く塗ってあり物足りない。 ヌッテーラを最初に食べたのはイタリア旅行の時である。去年イギリスに行った時もあった。ヨーロッパでは結構ポピュラーなのかな。結構、好きなので日本でも売って欲しいものである。そして、「パンにチョコレートをヌッテーラ」ってな感じのCMを作って欲しいものである。 さて、今度は女性の警備員にボディチェックを受ける。さらに、スタジアムの入口でチケットを見せて、中に入る。 スタンド前のコンコースはこんな感じ、プレミアムリーグのサッカー場のように仕切りがあって、他の場所に移動できないようになっている。 そして、スタジアムはこんな感じです。 一言で言えば、非常に素晴らしいスタジアムです。サッカー専用だし、シート間隔はそんな広くないけど、スタンフォドブリッジと比べたら広めで、まあ許せる範囲。 スタンドの後ろの空間とかコンコースが広めに取っているので、移動しやすいです。 売店はこんな感じ。ビールはノンアルコールしか扱ってない。食べ物はホットドック程度しか売ってません。ここのスタジアムも欧州のそのほかのスタジアムの大部分のように、スタジアムの外の出店で食べるのが正解のようです。 それでも、ホットドックとコーラを買って食べる。 上にポテトフライが載っていて、ポロポロこぼれて 食べずらい。ソーセージは柔らかくてしょっぱい。パンは黄色く、カボチャが入っているのかな。 ホットドックはソーセージおいしくなく、パンも冷たいけど、不思議にまあまあ食べられた。 シートにドリンクホルダーがなく、自分の前を通過する客が多いので、大急ぎでコーラを飲み、ホットドックを食べ終えた。 前方の人々が着ているシャツの背中にOJの文字が見える。壮絶なカーチェイスを繰り広げた、元アメフト選手の名前を思い出す。
posted by こんびに♪ |09:30 | 2020ポルトガル旅行 | コメント(0) |
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