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2024年03月01日

ネーミングライツ

札幌ドーム様が公募していたネーミングライツ(施設命名権)は残念ながら締め切りの昨日までに応募がありませんでした。このため公募期間を当面、延長するとのことです。このネーミングライツの希望価格は年間2億5000万円以上で、契約期間は2~4年。実は2011年にも年間5億円以上として募集したことがありますが、なかなかこの金額を出せる北海道企業はないでしょう。どこかに太っ腹な企業はないものでしょうか。

もともとサッカーW杯誘致を目指して建設された札幌ドーム様ですが、予定になかった某プロ野球球団が移転してきたため、運営は黒字となっていました。ただ、某球団からの要求は多岐にわたり、かなり振り回された末に北広島に新球場を建設し、いなくなりました。某球団側の要求は札幌市民の公共施設である札幌ドーム様がすべて満たすことはできませんでした。その意味では公共施設としての札幌ドーム様と民間の新球場でそれぞれ住み分けができれば良いのではないでしょうか。某球団側は札幌ドーム様の仕組みによりさんざん飲食物が高いなどとケチをつけていましたが、新球場の飲食物はさらに跳ね上がって高く、そちらは民間施設なのでもうけないといけないからでしょう。

札幌ドーム様の強みはホバリングサッカーステージで、天然芝で長い期間、サッカーができ、多目的に使用できることです。コンサドーレの本拠地としては早ければ2月開幕にも対応できるのは、かつて厚別がゴールデンウイーク時期にならないと使えず、本州の高地や仙台など開催し、道内はようやく3月末に室蘭や函館で開催したことを考えると、感謝しかありません。ほかにもサッカー日本代表戦や各種スポーツ大会、そして嵐などのコンサート会場やモーターショー(モビリティーショー)などにも使われました。野球場としての人工芝が硬いなどとさんざん文句を言っていた某球団は明日、明後日となぜかオープン戦を行うそうで、これにも札幌ドーム様は公共施設なので快く貸し出しています。

そうです、札幌ドーム様は誤解を恐れず言えば、札幌市民の理解さえ得られるならば公共施設なので赤字で良いんです。そもそも公共のスタジアムや施設で黒字経営はどれだけあるでしょうか。公共の野球場や陸上競技場、各種体育館など、ほとんどが運営上は赤字でしょう。公共のためにある施設だから、それで許されるのです。ただし、赤字があまりにも巨額になれば市民の理解を得られなくなりかねないので、少しでも経営改善には努めていただきたいものです。どこか、ネーミングライツに応募してくれないでしょうか?

posted by papa12 |17:39 | 雑感 | コメント(0) |