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2008年09月26日

苦渋の決断だが、ダヴィの移籍は容認するしかない。

まあ、いつか出てくる話とは思っていましたが、まさかシーズン中とはね・・・(・・;)
ダビの移籍濃厚 中東のクラブ有力 コンサドーレ札幌(09/26 10:10)

ダヴィの移籍は、まだシーズン中であり、チーム得点王、リーグでも得点ランク2位の
選手を持っていかれることは、チームのJ1残留にとって終戦宣言に近い。

だが、血も涙もないといわれても、今季の残留は諦めたのかと言われても
私はダヴィを移籍させるべきだと思う。

これはダヴィが頑張って出した結果に対する評価なのだから、むしろ喜んで出してあげるべき。
今季のダヴィの年俸は約1000万といわれている。
それが数倍になるというオファーであれば、それを蹴ってまで残れとは言いにくい。

道義的にシーズン中の移籍はどうかという批判はあろうが、
それでおそらく違約金が発生するはずなので、移籍金がさらに跳ね上がるはずである。
契約に基づいて移籍するのだから、こちらとしても止めようがない。
まして、今、ダヴィを引き止めるほどの資金力は札幌にはない。
恨むなら、お金がないことを恨むしかない。

ダヴィに関しては、HFCはよくやったと思う。
ヴィトーリアと優先契約をしてJ1に上がった時に、完全移籍させた上で複数年契約を結んだ。
来季から契約期間が切れた選手に対しては移籍金がかからないという
国際ルールが適用されるため今までも国外移籍の場合は、移籍金がないというケースもあった。
それを考えれば、元手が1億かかっていないはずなので、2億以上儲けたことになる。


選手は確かにモノではないが、移籍がビジネスになっていることも事実である。
弱いチームは、こうやってお金を稼ぐのも一つの手段と割り切った方がいい。
ダヴィがブラジルで所属していたヴィトーリアもそうやって資金を稼いでいる。
資金力のないチームは、そうやって少しずつ資金を蓄えて地力をつけていくしかない。
こうなったら、要はダヴィの移籍金を無駄につかわないことが重要だ。

脅すつもりはないが、今季大幅に当初の観客動員見込みを割り込んでおり、
現時点で今季の決算がどれくらい赤字になるかわからない。
この移籍金を使って、今季の赤字の補填をして自治体からの借入金も返済できる目処が立てば、
来季、大幅な戦力ダウンをせずに迎えられる可能性が増えるとプラス思考になるしかない。


報道されているように移籍金が3億以上なら、札幌にとっても損はない。
また、来季、これだけ活躍すればダヴィ対策が研究されるとも限らない。
そして、他のJのクラブに持っていかれるくらいなら、
今一番高く買ってくれそうな中東のチームに売ったほうがいい。

この報道を受けて、どこかのクラブが吹っかければさらに高くなる可能性はある。
後は、ふっかけるだけふっかけて、ふんだくればいい。
バレー並みに10億ならいいんだけどなぁ・・・。
せめて4億くらいには増えて欲しいのだが・・・(・・;)


ダヴィのこの話もJ1に上がったからこそあった話で、
J2にいたらもっと安い金額でJ1のチームに買われていたかもしれない。
やはり、経営的に考えてもJ1に居続けることは重要ということか。

posted by whiteowl |10:06 | HFCの経営を考える | コメント(2) | トラックバック(1)