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2008年09月05日

日本代表、大丈夫か? -その2-

昨日の原博実さんとセルジオ越後さんの日本代表を巡る対談のつづき。

岡田監督が心配。顔色悪いよ <セルジオ越後・原博実 「3番勝負」:(下)>

岡田監督のサッカーについて聞かれ、両氏ともしっかり守ってカウンターという
現実的なサッカースタイルという評価。就任当初は、無理にオシム監督のサッカーを
引き継ごうとしたが、やったことのない攻撃的なサッカーに上手く適応できず、
3次予選でバーレーンに負けて、「オレ流宣言」して、岡田監督の得意のスタイルに戻った。
同じくリアクションサッカーの札幌にもいえることだが、
このスタイルは、一人で局面を打開することが出来る選手がいれば別だが、
相手が守りに入った時に点数が取れない。
こうなったら、セットプレイくらいしか得点できるチャンスがないというのも同じ(笑)。

中東お得意のリトリート(引きこもり)してのカウンターをしてくるであろうバーレーンに
対してどういうサッカーをするつもりなのだろうか。
下手に攻めると術中にはまる可能性があるだけに、危うさを感じる。
サッカーマガジン元編集長の千野さんも
一貫した論理で戦うことが 勝利と同じくらい重要だがで、この辺りを危惧している。


また、日本代表人気の低迷は深刻で、この間のウルグアイ戦の視聴率が5%台だったようだ。
中田英寿氏のような海外で活躍する選手の不在も代表人気の低迷に拍車をかけていると思われる。
また、親善試合とか壮行試合では、本気度も問題になってくるだろう。
ただ、Jリーグの反応は悪くないことから、これをクラブチームの人気定着と見るべきなのか。

しかし、代表が強くないとサッカー界そのものが盛り上がらないことも事実だろう。
女子が活躍したからまだよかったが、男子オリンピック代表の惨敗後は、
マスコミも腫れ物に触るかのような対応だし、
野球もメダルなしで、その後のシーズンも何となく盛り上がりに欠け
気が抜けてしまったような気がする。


最後に、セルジオさんが、
>もちろん、行ってほしいけれど、行けなくても悲観はしない。
>一から体制をつくり直すチャンスだから。

もし日本が、W杯に行けなかったら、当初の日本代表強化を目的とするという
Jリーグの存在意義が問い直されることになるのは間違いないだろう。

posted by whiteowl |12:54 | National Team (日本代表) | コメント(2) | トラックバック(1)