コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2016年10月26日

~進化~  熊本戦 事前点検

本題の前に、2点だけ記載します。
1.前東京V戦ゲームスタッツ(データ)から
2.直近練習内容 です。

1.ゲームデータがリリースされましたが、何故敗戦となったのか、甚だ疑問となる内容でした。通常、試合後にデータを確認すると、敗戦や引き分けそして勝利の試合結果となった理由・所以が納得出来るものですが、今回、突然、全く理解出来ない試合データで、ビックリし、深刻になったものでした。
その内容は、
 ・攻撃回数 129回 (コンサ2016平均値123回と同程度。いつも通り。)
 ・シュート数 19本 (コンサ2016平均値13本の1.5倍、積極的。)
 ・相手攻撃回数121回(2016対戦相手平均値125回より少ない回数で抑え込めた)
 ・相手シュート数8本 (2016対戦相手平均12本より、1/3減少、守備成功)
 ・支配率推移~15分52.1%(コンサ2016平均値52.2%と同数値)
        30分54.4%(コンサ2016平均値50.4%より+4%)
        45分66.0%(コンサ2016平均値52.5%より+13.5%)
        60分69.4%(コンサ2016平均値58.4%より+11%)
        75分69.4%(コンサ2016平均値50.4%より+19%)
        90分59.2%(コンサ2016平均値47.3%より+11.9%)
        平均 62.4%(コンサ2016平均値50.3%より+12.1%)
           試合全般を支配していたもの。
 ・シュート成功率 5.2%(コンサ2016平均値10.8%より半減)
 ・クロス数    41本(コンサ2016平均値14本より3倍増、積極的。)
 ・ドリブル数   25本(コンサ2016平均値12本の2倍、果敢。)
 ・インターセプト数 5回(コンサ2016平均値2.7回の2倍、積極的・守備成功)
 ・タックル数 12回(コンサ2016平均値20回の60%まで減少=リスク減少)
 ・クリア  9回(コンサ2016平均値23回の40%まで減少=リスク大幅減少)
 客観データは、攻守ともに、今シーズン最高値を示し、出場選手の頑張り・大活躍が数値化されています。通常、この数値なら、監督の思惑通りの、完勝・快勝の結果でなければならない筈ですね。しかし、唯一つ項目データが、ゲームを破壊する結果を招いた事を示しています。・・・【シュート成功率5.2%】です。1得点するためには、19本のシュートが必要とは、あまり無残なレベルで。もう一つ関連データを。
 ・枠内シュート数 4本 で、枠内シュート率は、21%。10本打って、僅か2本?
枠に飛ばなければ、得点できません。得点できなければ、勝利はやって来ません。
 シューターは、都倉・内村で9本内枠内1本、それ以外で10本内枠内3本で1得点。
出場選手の渾身のプレーを2FWが崩す結果でした。

2.上記内容を正しく把握・理解すれば、練習内容が変化すべきですが、全く通常通りの練習が繰り返されていますね。「シュート練習」もいつも通りの内容で、枠内ターゲット練習も、シチュエーションシュートも、いつも通り、工夫も無い練習の繰り返しの様ですね。
コンサには、攻撃・守備共に、改善課題が数項目以上ありますが、そのための練習・改善の努力が見えません。社長から、再々、チャレンジ・トライのエールは掛かりますが、「どこ吹き風」対応が多過ぎますね。特に、「攻撃陣」「守備陣」に分け、ポジション別練習の中で、「シュート練習・クロス練習」や「プレス練習・ボール奪取練習」をいつもしていますが、実戦で生起し必要とされるするプレーは、「攻撃陣」の守備、「守備陣」の攻撃は常態です。そこからは、チーム分断でなく、チーム全体での「攻撃練習」「守備練習」が必要となりますが、全く練習実践がありません。 シーズン終了局面の今更ですが、練習内容のレベルアップは、至急・必須です。

3.では、本題、熊本のチーム点検です。
①現況
順位18位 勝点40 10勝10分17敗 34得点 49失点 得失差-15
熊本震災が直撃したシーズン、4勝1分2敗のまあまあのスタートでしたが、4/12震災から、苦闘となり、現順位となりました。ここでの苦闘の見返りは、次シーズンでの活躍を期待するものですね。
 シーズンデータは、攻撃は、全項目、J2ランク18位~22位の最下位レベルとなりました。守備項目は、クリア1位、インターセプト6位、タックル11位と、守備から、チーム立て直しを示す数値となっています。
 苦闘の中、「守備力」の再構築だけは、戻りはじめ、シーズン復帰後、タイトな試合スケジューでのコンディション低下から、大量失点を繰り返し、失点数も急増してしまいましたが、ここ10試合は、2失点以上の試合は消滅し、『守備力』回復が戦績となってきています。しかし、「攻撃力」は低レベルから脱却の芽も乏しく、戦力低下状態が継続しています。
②システム戦術
●システムは、
主戦術【4-4-2】26試合・・勝点獲得率 1.26勝点/試合
【4-1-4-1】6試合  ・・  同   1.00勝点/試合
【3バック】5試合     ・・  同   0.20勝点/試合で、
【4-4-2】に決定状態。
【攻守バランス型】で、ポゼッションは46.6%〔J2-21位〕で相手の支配率試合。
低目の守備ライン・陣形で、守備主軸。攻撃は、低い位置からの攻撃起点となり、敵陣到達までに相手守備を受け、攻撃力としては低レベルとなり勝ち。
相手守備陣形での戦績は、〔対3パック〕〔対4バック〕での差はなく、得意不得意はなし。
ポゼッションの上下での戦績は、
〔46.6%以上〕 16試合 4勝5分7敗 17得点 24失点
   勝点獲得率 0.8勝点/試合 1.06得点/試合 1.5失点/試合
〔46.6%未満〕 21試合 6勝5分10敗 17得点 25失点
   勝点獲得率 1.09勝点/試合 0.8得点/試合 1.0失点/試合 です。
僅かですが、平均支配率未満試合の方が、戦績は高くなっています。失点数の減少がその理由です。

得点・失点パターンは、大きな特徴が無いのが、特徴で、攻撃・守備共に、ストロングポイントが乏しく、得意パターンの成立が困難な状態です。

3.メンバー
本来能力の高かった選手も、激しいタイトスケジュールが直近まで継続し、コンディション調整不足によるプレイレベル低下が起き、コンディション調整がシーズン全般を通した課題となってしまいました。
主力選手は、16選手集中の起用で、主軸選手固定化したメンバー構成が常態です。
それぞれ、J1・2からの移籍選手が多く、実力はあるも、年齢面からも、よりコンディション調整が難しくなっています。テクニックは有りますが、スピード・運動量、特にスプリント回数・量はややレベルダウンで、J2ランクの戦力ですね。
特別なマーク選手も見当たりませんね。
コンサ出身の3選手は、定着し活躍しています。注目ですね。

以上  有難うございました。

posted by yuukun0617 |19:06 |

2016年10月25日

~進化~  【J1へ向けて】コンサ守備戦術-2

昨ブログに多くのアクセスを頂き、有難うございました。
昨ブログでは、
J1での今シーズン「高い戦績」となった守備陣形と
ほぼ同形のコンサの「堅守」守備陣形を指摘しましたが、
よりご理解を頂きやすい様に、その理由や仕組み・コンサ現況について追加記載させて頂きます。  合せてご覧ください。

前ブログのポイント部分再掲載。
「~今シーズンJ1戦績で、〔縦コンパクトネス(前線~DFラインまでの距離)〕が長い陣形は、敗戦陣形・毎試合2.5失点の大量失点陣形。つまり、【縦に緩い陣形となり、連携・組織的守備が著しく低下】とのデータ。~
更に、〔縦コンパクトネスの短い陣形の試合T0p10の内、最終ラインの高さ〕と〔戦績〕を対比すると、~
『縦コンパクトネスの短い陣形』でも、最終ライン≪30.8m≫で勝敗分岐点。~
30.8mより高い「最終ライン設定」1勝1分4敗 6試合で9失点 1.5失点/試合、30.8mより低い「最終ライン設定」5勝0分0敗 全勝!5試合で3失点 0.6失点/試合で「1試合失点数」が、激減しています。・・・【縦に短い陣形+〔30.8m以下=上げ過ぎない〕最終ライン設定】が必勝との結論。(≪※1≫) ~
コンサの2016シーズンデータから、
 【『縦コンパクトネス』がJ1比でも1位で、縦の密集陣形構築】
 【最終守備ライン29.3mは、高勝率実績のライン通り】
 この様に、「コンサ堅守」には、明確な理由がありました。(≪※2≫)~
今シーズンの現在優秀成績の理由が、ここにあります。~」

2つの結論
≪※1≫【縦に短い陣形+〔30.8m以下=上げ過ぎない〕最終ライン設定】が必勝
≪※2≫コンサ堅守
    【『縦コンパクトネス』がJ1比でも1位で、縦の密集陣形構築】
    【最終守備ライン29.3mは、高勝率実績のライン通り】構築 について
 追加記載します。

≪※1≫『30.8m最終ライン』の理由
 重要なポイントは、『DFライン裏のスペースエリアのコントロール・管理』です。
「高いライン」は、ライン裏のスペースの大きさ・量が「膨大」となり、そのコントロール・管理が大問題となります。例えば、DF裏大きなスペースを狙い、進入・突破・放り込みの攻撃に対して、自陣守備のため、急いでラインを下げますね。しかし、そのスピードを上回る攻撃スピードの場合、「突破」され大リスク・失点危機のGKと1:1必至。本当に、よく見る場面です。
一方、「低いライン」は、ゴールまで短距離となり、裏スペースは消滅しますが、そこでの「ミス・ボールロスト」は、一瞬にして「ゴール直結」のシュートチャンスとなり、著しい不安定守備で、これも大量失点となってしまいます。

以上のスペース管理と守備チャンスの問題点を回避する
≪高過ぎず・低過ぎない、ミドルポジション『30.8mD3rd上位』の最終ライン設定≫の戦績が高くなりました。
・・裏スペースは、縮小し管理・コントロールがギリギリ可能サイズです。また、そこでの「ミス・ボールロスト」・進入・突破に対しても、未だ、少しの距離があり、守備チャンス・時間で最終守備を行い、シュート・失点を阻止するものです。

≪※2≫コンサ「堅守」の課題点
 コンサ陣形は、J1優績守備陣形通りで、今シーズンの堅守を構築しましたが、一点、大変重要な課題点が発生します。その内容です。
「ボール奪取ライン」の位置です。
ボール奪取は、DF陣・・最終守備
       MF陣
       前線  の3つの位置がありますが、
チームとしてのボール奪取位置の課題です。
 結論から言いますと、
【コンサデータは、平均「ボール奪取ライン」32.3m(J24番目の低さ)】です。
 つまり、「M3rd底位置」
これは、【中盤支配】の戦術という事、同じ意味ですね。
 そのポジションは、『ボランチ』です。要は、ボランチの2選手が、ボール奪取ライン  で、仮にDF選手がボール奪取する場合も、そこまでポジションアップする、という事です。
その理由が重要です。
 前述の、守備ラインを「ミドル位置」とはするも「DF最終ライン」を「ボール奪取ライン」のままだとすると、「敵ゴールまでの距離」が遠すぎ、そこから「速攻」を開始しても、敵ゴールまでに、敵の十分な守備機会で阻止されます。「スピードに乗った速攻」は不可能です。
 そのため、
【「ボランチ位置でのボール奪取」=「中盤支配」は、
 「ミドルポジション守備ライン、縦に短距離の密集陣形」の堅守陣形での必須戦術】です。
ボランチ位置で「ボール奪取」し、「守備から攻撃に切り替え」の瞬間から、「2・3手順でシュート」との「スピードある速攻」で「得点」獲得で、連勝獲得となったパターンです。

特に、「中盤支配」では、ボール奪取役の2ボランチ、パス供給元チェックと追い回しの前線、サイド絞りの2サイド、ボール奪取補助役の3DFとタレントがいますが、「主役」は、ボランチで、冷静・適正な判断と決断、タイミング良く「飛び出し」・「スプリント」を緩み無く・タイトに、反復し続ける「運動量と闘志・勝負魂」、更に、「攻守切り替え」からの「速攻」の起点プレー(パス・ゲームメーク等)が必要能力です。
コンサは、前線・サイド・守備陣は選手が変わり、それぞれ、能力と実践プレーは変化しましたが、ボランチだけは、「不動の【深井・宮澤】」が、必要能力を保持し、【中盤支配】を達成し、【連勝】獲得となった訳です。

「深井」離脱から、明らかに、戦績が急降下状態ですが、
「前寛・上里」では必要能力が不足し過ぎ、【中盤支配】は機能せず、僅かな機会に限定された「ラッキーな相手ミスでの前線でのボール奪取」以外は、、「最終守備ライン」まで「ボール奪取ライン」が低下し、「最終ライン」まで低下した「攻撃起点」だけとなっている、状態です。「速攻」は、「中盤」を省いた「前線への放り込み」のみの、不確実・成功率が著しく低下した「速攻」しか成立し難くなっていますね。それ以外の攻撃手段は、「サイド」だけです。「連勝中の最有力得点源」だった「速攻」からの得点が消えた理由ですね。

以上、J1の守備陣形の「構図」、コンサ「堅守」守備陣形の「追加記載」と「現況」をきさいしました。   有難うございました。

posted by yuukun0617 |14:52 |

2016年10月24日

~進化~  【J1へ向けて】コンサ守備戦術

J1全チームの守備スタイルのコラムがリリースされました。
コンサの守備戦術そのものに直結の内容です。記載してみます。

『縦コンパクトネス』と『最終ラインの高さ』データです。
縦コンパクトネスは、前戦FW~最終ラインDFまでの陣形の「縦の幅・距離」です。

1.J1チームの平均値確認        
『縦コンパクトネス』・・〔28.3m〕
 ①甲府25.8m②柏26.9m③福岡27.2m④FC東京27.4m⑤横浜FC27.4m...
 ⑯G大阪29.8m⑰神戸31.1m⑱鹿島31.2m
『最終ライン高さ』 ・・〔30.4m〕=〔D3rd上辺位置〕
 ①磐田32.8m②川崎31.8m②FC東京31.8m④柏31.5m④鹿島31.5m...
 ⑯G大阪28.7m⑰広島28.0m⑱甲府26.4m       でした。
    〈イメージのため、ゴールラインから
     ゴールエリア    5.5m
     ペナルティエリア  16.5m
     D3rdとM3rd(ピッチ3分割法での)の境 35m
     センターライン   52.5m〉 
  コンサ【『縦コンパクトネス』23.2m】--J1ランクだと断トツ1位
     【最終ライン高さ 29.3m】--同ランクで15位 となります。
2.『縦コンパクトネス』と戦績・失点との関係
 平均値よりも長い『縦コンパクトネス』(縦に距離感の長い陣形)のデータ
 「今シーズンで、長かった順、実戦試合データ10試合」
  戦績・・〔 1勝0分9敗 〕
  失点・・〔 1試合失点数 2.4失点/試合 〕
  〔『縦コンパクトネス』の長い陣形は、
    敗戦陣形・毎試合2.5失点の大量失点陣形〕との実戦データ。
 ・・【縦に長い陣形=「緩んだ陣形で、連携・組織的守備が著しく低下」】との結論。
3.『縦コンパクトネス』と『最終ライン』の関係

 対戦相手-縦コンパクトネス-ライン高さ   -勝敗-失点
柏 -川崎- 21.4m  -30.1m  -勝利-  2
磐田-広島- 21.8m  -33.2m  -勝利-  0
磐田-浦和- 23.8m  -30.9m  -勝利-  1
大宮-柏 - 24.0m  -31.4m  -勝利-  0
湘南-新潟- 24.1m  -30.5m  -勝利-  0分岐点
福岡-川崎- 24.3m  -31.0m  -負け-  3
磐田-大阪- 24.4m  -31.2m  -負け-  2
柏 -川崎- 24.4m  -33.3m  -負け-  3
新潟-大宮- 24.5m  -31.2m  -勝利-  0
浦和-横浜- 25.0m  -32.3m  -引分-  0
磐田-川崎- 25.0m  -33.7m  -負け-  1

 今シーズンの実戦データです。
 ここでは、よく見てみると、勝率が上がる『縦コンパクトネスの短い陣形』でも、最終ライン≪30.8m≫で勝敗分岐点が見えますね。
 30.8mより高い「最終ライン設定」
   ・・1勝1分4敗 6試合で9失点 1.5失点/試合
 30.8mより低い「最終ライン設定」
   ・・5勝0分0敗 なんと全勝! 5試合で3失点 0.6失点/試合
    「1試合失点数」が、激減しています。

 ・・【縦に短い陣形+30.8m以下=上げ過ぎない最終ライン設定】が必勝との結論。
   コンサ【『縦コンパクトネス』がJ1比1位で、縦の密集陣形構築】
      【最終守備ライン29.3mは、高勝率実績のライン通り】

この様に、「コンサ堅守」には、明確な理由がありました。
同時に、もう一点、
コンサ基本システム戦術の【3-4-1-2】型も、
最直近では、Wーno.1バルセロナ戦術の世界流行・・J1・2でも、大影響チームが多いですが、そのポゼッション・パスサッカーへの、最有力対抗戦術として実践・トライが進んでいます。J2リーグでトライしているチームは、未だありませんが、「最強チームへの対抗として、中型戦力チームの最新型戦術」をコンサは選択しているのですね。

実は、今シーズンの現在優秀成績の理由が、ここにあります。

有難うございました。

posted by yuukun0617 |09:22 |

2016年10月23日

〜進化〜  東京V戦 試合評価

「第37節総括」です。
厳しい上位争い結果となりましたね。上位陣は、勝ち点積み上げに向け、「無理に無理を重ねての現在地」、度重ねた心身伴にの「累積疲労」で一杯に加え、残試合数からの「強烈な切迫感・圧迫感」が加わり、「余分な力だらけ・冷静さを欠く」で身体が動かない状態。
下位チームに「思わぬ苦杯」を食らう所以・理由ですね。
順位等確認です。
1位 コンサ 勝点78 首位との差 下位チームと対戦 負
2位 松本  勝点72   6            分
3位 清水  勝点69   9            ◎ 勝利
4位 C大阪 勝点68  10            分
5位 岡山  勝点63  15            負
6位 京都  勝点60  18            分
なんと、清水以外、全ての上位6位チームが「勝利獲得失敗」の結果...。
敗戦したコンサには、他力本願で「ほっと...」でずが、驚きですね。
次戦の「残5試合でシーズン=来季決定」と、進めば進む程、厳しく・困難の状況となる中、益々、この傾向で、上昇・勝ち残り、と、下降・消滅のチーム分けが起きます。
『勝利の重み・価値』は、1試合毎に、大きくなっていますね。・・≪どの試合も同じ価値ではない≫事が証明されています。・・

それでは、昨試合の評価を行います。
昨晩ブログで、「敗因」として2点指摘しました。
第一敗因は、都倉・内村の「シュート精度の低さ」。
「枠内シュート2人で1本のみ」は、実質シュートは打たなかった(=打てなかったではありませんね。打たなかったです)。・・完全に、【意識・認識】の驕り・甘さ・緩みです。2人の打ったシュート9本の内、半数の枠内率でも「+1得点」は出来たものでした。
第二敗因は、「コンサ 左ボランチ脇エリアの再三の『スペース・フリーエリア』化」
1失点目・2失点目共に、その位置・「フリースペース」から、敵10番に「決定的なラストパス」を許したもので、【左ボランチ】のポジションと不安定プレー=【前寛】プレーが失点理由。

この内容に尽きますが、試合全体も含めた評価を...

1.「シュート精度」の課題は、シーズン当初から「決定力不足の未解決課題」として継続し続けました。リーグ2位の得点力との評価から、実は、未解決のまま課題放置状態ですが、チーム戦力として【著しいウィークポイント】を残したまま、来季昇格したとしてもJ1では全く通用せず「極端な低得点による降格必至」です。しかし、その前に、残りシーズンでの「勝利獲得」も、眼前での苦闘・苦悩直結となる課題です。この時点まで、未解決で放置した「監督・コーチの責任は重大」です。

この課題でよく出て来る「選手個々の問題」との認識は、「選手の放出・加入=入れ替えで、解決する」との認識や打開策の選択に繋がる結果となるもので、
そうではなく、【選手個々の是非の前に、『監督・コーチの解決すべき課題そのもの』】との認識を確認・強調したいものです。

では、現状把握のため、直近6試合の個別選手データです。(試合放送を確認し、個別にカウントしました..)
チームシュートデータ 内枠内 枠内率     試合結果
㉜節 シュート数 6本  3本  50% 得点0 長崎0:0コンサ
㉝節 シュート数13本 12本  92% 得点3 コンサ3:2町田
㉞節 シュート数12本  3本  25% 得点0 北九州0:0コンサ
㉟節 シュート数15本  6本  40% 得点1 コンサ1:0水戸
㊱節 シュート数17本  9本  52% 得点2 愛媛2:2コンサ
㊲節 シュート数19本  6本  31% 得点1 コンサ1:2東京V
平均 シュート数13本 6.5本 47% 得点1.3 2勝3分1敗

個別選手毎に6試合合計。
   試合数 シュート数 内枠内 枠内率 得点 1試合シュート 1試合枠内数
都倉  6  20本   9本  45%    0   3.3本  1.5本
内村  6  12本   4本  33%    1   2本    0.6本 
石井  5   6本   3本  50%    0   1.2本  0.6本
前寛  6   5本   1本  20%    0   0.8本  0.1本
ヘイス 4  10本   5本  50%    2   2.5本  1.2本
ジュリーニョ 3   5本   4本  80%    2   1.6本  1.3本
中原  2   1本   1本 100%    1   0.5本  0.5本
菊地  6   1本   0    0%    0    0     0
上原  5   1本   0    0%    0    0     0
神田  4   3本   2本  66%    0   0.7本  0.5本
宮澤  5   2本   0    0%    0    0     0
福森  6   6本   5本  83%    1   1.0本  0.8本
堀米  5   4本   2本  50%    0   0.8本  0.4本
マセード  1   1本   0    0%    0    0     0
菅   1   1本   0    0%    0    0     0

如何ですか。
今シーズンの平均値 
1試合シュート12.7本〔リーグ10位のリーグ平均以下〕・・同数値で改善無し
1試合内枠内数 4.3本〔リーグ4位〕・・+2.2本増加するも、低レベル値
と大きな改善は無い状態。
しかし、
①「シュート数の極端な程激しい増減は、枠内数の増減に直結しない」
  =「シュート数を増加させても『枠内シュート数』増加の効果は少ない」
   との事実データが現実です。
  【『枠内シュート数』に限定したシュート成功を目指すもの】
②「枠内シュート数」
  ≪6本≫到達 ⇒ ≪1得点≫獲得
  ≪9本≫到達 ⇒ ≪2得点≫
  ≪12本≫到達⇒ ≪3得点≫ のデータです。
  【複数得点獲得のために、『枠内シュート9本以上』を目指すもの】
③ヘイス・ジュリーニョの「高い枠内率」が「決定率」の主因です。
〇都倉・内村の「枠内率」は、▲10%~40%上昇が必要で、最低「60%」確保が必要。両選手「得点」獲得大停滞の主因です。
昨日試合、その2人で「枠内シュート1本のみ」は「酷過ぎる内容で、得点できる筈は有り得ません。」本当に、どこまで自覚しているのか、厳しく・真剣に「反省すべき」内容です。
〇石井・神田・福森・堀米・中原は、枠内率は合格値・レベルで、「もっと積極的に撃ちに行け」ですが、他選手は、シュートしても先ず「ゴール枠内」には飛ばず、「徹底改善」が必須です。(たまたま・偶然でのシュートは、もう許さないとの姿勢を堅持しましょう。「無駄撃ちや大砲・花火」はウンザリで、敵を利する、楽にするだけですね。)
④シュートをトライする選手数の「15人」は、積極姿勢ですが、内「7選手」は期待不能レベルです。全選手「シュートテクニック」は保有しているのでしょうが、「枠内シュート」意識の低い選手が7名いる、とのデータとなっています。

2.については前ブログで詳細記載しましたので追加内容のみ記載します。
【守備練習】で、「パターン練習」を実施していますが、その内容が問題です。
どのチームも、練習実施スケジュールは、
「前試合課題の共通把握・理解」⇒「その改善策の共通理解」⇒「改善策の練習実践と練習改善結果の確認」⇒「改善結果から練習内容を補正・修正し実施し、改善をレベルアップ]⇒「改善を再確認」⇒「実戦」です。その際、「前試合問題=課題をパターン化」し、反復練習サイクルとなりますが、「適正な課題パターン」の設定とそのパターン改善が全く不足しています。
「問題のスペースエリア」を「特定選手の改善課題」としているとしたら、誤った「改善対策」です。チーム課題として、チーム全体での改善項目とするものです。
同様に、課題設定、及び、その改善策具体化が甘く、不徹底・未改課題だらけとなっています。 「ボランチ脇スペースエリア」に加え、1.の「枠内シュート率」、「パススピード」「緩む時間帯対策」「前線と守備陣の距離感維持の破綻対策=試合中の『認識・理解の共通化・意思疎通・コミュニケーション』破綻・不徹底への対策」・・・幾らでも出て来ます。全課題、積み残し・先送りですね。

3.2つの問題点は、大課題ですが、その他の内容は、全選手、高い意識のもと、「運動量・スプリント・連携組織対応」で高いレベルのプレーとなっていました。シーズンを通し、成長した内容ですね。

簡単に、「総括」を記載しました。有難うございました。
 
 

posted by yuukun0617 |12:50 |

2016年10月22日

〜進化〜  東京V戦 明白な敗因

前回対戦通りの結果でした。前回直接「味スタ」参戦し、「幻滅感・徒労感に充ち満ちた敗戦」から始まった過去を拭い去る事は、全く不可能。

こんなに明白な敗因試合は、
≪昇格・優勝には、値しない内容≫としか言えない内容。
ショックですね。

今、ここで必要なのは、≪監督の負け惜しみ≫ではなく、
【敗因原因プレーの明確化と次戦までの真摯な是正】しかありません。
≪負け惜しみや、責任転嫁≫は、弱体化を進め、本当に、昇格・優勝を失います。
そんな余裕は無い程深刻な敗因、との認識を掴み取るべきですね。

では、明確な敗因の確認。
  敗因は、2点。
1.本日のコンサシュート数19本(枠内6本)ですが、各選手毎の内訳は、
内村   4本 内、枠内 1本
都倉   5本 内、枠内 0本
マセード 1本 内、枠内 0本
福森   2本 内、枠内 2本
前寛   2本 内、枠内 0本
堀米   2本 内、枠内 1本 外し1本はゴール枠直撃
増川   3本 内、枠内 2本
    19本 内、枠内 6本 です。
シュートを打った選手は、7名で、一見積極的と見えますが、内、3名が0本で実質4名。そして、その0本選手で且つ最多シュート数選手が「都倉」です。

シュートを打たなければ、「得点」は不可能ですが、
シュートを打っても、「枠内」でなければ、同じく「得点は」著しく不可能、という事です。

「枠外シュート」は、敵陣から見ると、「クリア」と同義ですね。
≪味方が、シュートチャンス・得点機会に、「クリア」してしまう≫という事の意味を、どこまで真剣に捉えているのか、甚だ疑問です。
〔全く改善しない・改善の片鱗さえ見えないという課題〕は、元々、「直す気が無い」「改善すべき課題と認識していない」という事の証明です。

今期高い実績だからと言って、改善に真剣さを欠く選手に、来季オファーは時期尚早、との指摘が厳しく飛んで来ますね。

第一敗因は、都倉・内村の「シュート精度の低さ」としか言いようがありません。
 「枠内シュート2人で1本のみ」は、実質シュートは打たなかった(=打てなかったではありませんね。打たなかったです)。・・完全に、【意識・認識】の驕り・甘さ・緩みです。・・本当は、直ちに修正出来るものですね。仮に直ちの修正が出来ない程、低能力・低テクニックではありませんね。
2人の打ったシュート9本の内、半数の枠内率でも「+1得点」は出来たものでした。

2.2失点の直接原因は、「東京V;『10番高木善朗』に自由なパス供給を許した」点ですが、その理由が、敗因の主因となり、第二敗因です。
【コンサ 左ボランチ脇エリアの再三の『スペース・フリーエリア』化】です。
1失点目は、そのポジションから、敵10番に、18番への自由な(兄弟)パスを許し、そのまま得点。
2失点目は、もっと無残で、前寛の「無意識・注意喪失プレー」ドリブルの甘く・長すぎるボール移動が、そのまま敵10番へのパスとなり、更に、ドリブルミスでロストした相手選手へのディフェンスをせず、18番のトリックランに釣られ、24番福森の元位置へ移動、急遽、「フリースペース」へ福森が10番カバーに飛び出すも、遅過ぎ、10番は、左ボランチ位置のバイタルポジションから、17番へラストパスし、GKと1:1状態で失点。

【左ボランチ】のポジションと不安定プレー=【前寛】プレーが失点理由です。

 2失点目の「ポジションの異様さ」を最終局面・配置が証明しています。

          ソンユン
       ≪17≫
   〔17〕菊地   増川   前寛≪18≫
              福森    ↑
           (前寛)≪10≫
                ↗  〔18〕
              ↘
    マセード 宮澤  〔10〕
                  堀米


     前寛・・ドリブルが、〔10〕へのパスとなるドリブルミス 
          ⇓
     前寛・・〔18〕に釣られ左DF位置まで低下
          ⇓
     前寛の元位置が「フリースペース」となり、〔10〕進出し〔17〕へパス
          ⇓
     前寛の低下移動で、「スペース」カバーのため、福森飛び出すが間に合わず
          ⇓
     ≪17≫移動しシュート・失点

    「前寛と福森がポジションが完全に入れ替わっています。
     その移動の間に、〔10〕が自由・フリーで、〔17〕へラストパス、
     ≪17≫シュート・失点」

   【ボランチの最重要能力】=「適性」は、
   【安定性】です。 
    つまり、ボランチポジションでのミスは失点直結との認識と、
        その認識が故に、安全性と闘志溢れるプレーを必要するポジションです。

   【前寛】のボランチ起用は、もう『結果済み;不適正』です。
       本来、サイド専用の選手です。360度対応のボランチは困難でした。
       同様に、堀米も不合格でしたね。本当に「難しいポジション」ですね。
    ボランチ起用テストは、次段階の『中原・神田ボランチ』に移りましょう。

 残念無念ですが、【助っ人不在】で緊張感低下を起こしたチーム現状の打破が必要ですね。

 有難うございました。
    

posted by yuukun0617 |19:08 |

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