コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2016年10月17日

~進化~  愛媛戦 総括

<Jリーグマッチデーハイライト・Jリーグタイム>で、J2第36節の注目試合、特にマッチデーでは、是非もう一度見直しのお勧め試合の”熱戦”でした。
<引き分け>結果の意味と内容を解明する「総括」としたいと思います。

先ず、この結果によるシーズン展開の変化、確認です。

順位と今後の試合結果予想、必要勝点の3点を確認します。

上位6+1チームの現況・残り試合前回対戦結果による予想を記載。

               残り試合前回             最終予想  上位7との
1位 コンサ 勝点78 対戦戦績4勝1分1敗=勝点13 勝点91  対戦数0
2位 松本    71         4勝1分1敗 =   13   84     0
3位 C大阪   67         5勝1分0敗 =   16   83     0
4位 清水    66         2勝2分2敗 =    8   74     2
5位 岡山    63         2勝4分0敗 =   10   73     2
6位 京都    59         2勝4分0敗 =   10   69     2
7位 町田    52         1勝2分3敗 =    5   57     3
に修正されました。
最終予想は、コンサ首位、2位は松本で7差で、自動昇格、
以下、3位は松本で8差、4位清水、5位岡山、6位京都の4チームでプレーオフとの予想です。松本が、前回対戦比+2、C大阪が逆に▲2、コンサも含めたそれ以外のームは、前回対戦通りの試合結果で、最終予想値の変更はありませんでした。つまり、「松本」のみ、前回対戦以上=前回対戦を改善出来た結果です。

しかし、想定通りとは言え、「清水」の猛追が特筆ですね。

さて、コンサの必要勝点の確認ですが、
「自動昇格」・・勝点「8」  (方法) ⇒ 3勝 か 2勝2分
「優勝」  ・・勝点「12」 (方法) ⇒ 4勝 か 3勝3分

コンサ観点からはこの通りですが、2位以下チームに取っては、
残り試合数【 6 】が最大の課題です。
 ・・・追いつくために何試合使えるのか。
   =1試合でも低下すると、急激に必要結果の「現実化」困難度が上昇します。
   既に、【全勝以外の試合結果】不可のチームが増加中し、
   試合消化毎に、どんどん対象可能チームが減っていきます。
(昨日試合は、勝利を逃す残念な結果でしたが、仮に、「勝点3」でも「勝点0」でも、ダメージを受けるチームがある現状なんですね)

それでは、試合内容の点検・確認です。

1.試合前半 内容
前半終了時点のスタッツ「 1-0 」
 コンサ;シュート数11本(枠内5本)
 愛媛 ;      2本(枠内1本)
 見た感じですが、支配率(ポゼッション)60%
愛媛が「守備強化」を狙い「陣形」変化。【3-3-2-2】3ボランチ・1アンカー型で、「中盤強化」狙ったもの。
しかし、結果ですが、「神田」のフリー状態を産み「攻撃だけでなく『守備』に大機能」を果たしました。

ちょっと、マッチアップ図を記載してみます。
   コンサ      ✖ 愛媛選手
    ↑    
           増川

      菊地 ✖    ✖ 福森

      ✖  前寛 ** 宮澤 ✖
         *******
    石井 ✖    神田   ✖   堀米
             ✖
        ✖都倉    内村✖
             ✖         となりました。
神田がキー選手となり、
アンカー=パス供給元を抑え、また、神田~前寛・宮澤の**エリアを制圧出来、
パス交換阻止・二次ボール獲得・自由にパス交換しゲーム組み立てました。
前線の✖FWは、菊地・福森で、パス受け手阻止、
サイド✖は、ボランチとサイドで挟み込み、
DF✖からのパス供給も、都倉・内村で阻止。 
・・完璧守備となり、全面制覇状態完成。「あと2得点追加」で試合決定と出来なかった点が大問題=『決定力』問題

2.後半試合内容
後半のスタッツは、「1-2」で、試合全体で「2-2」
 コンサ;シュート数5本(枠内3本)・・前半の半減以下
 愛媛 ;     6本(枠内4本)
「愛媛」が、前半の不良状態を改善のため、陣形を変更し、基本戦術【3-4-2-1】型とし、シャドーにFW「表原」を投入し、
結果、前半産まれた「中盤のスペースエリア」はカバーされ消滅、また、選手のマッチアップが「フル1対1型」(全選手にマーカーが付いた状態)となりました。
特に、コンサ3DFも、1FW・2シャドーで、マッチアップとなり、「個々の戦い」で、スピードで突破されると「フリー状態」が産まれる状態。

これに、コンサの「前線と後ろとの距離感をしっかり意識して」とのハーフタイム監督指示の徹底を欠き、
都倉の飛び出しとDF陣とで、共通意識が消失し、縦に密集陣形が緩み、「小範囲のスペースが多発」しました。
更に、「神田」の運動量急低下が、50分から重なり、トップ下位置での「守備」も弱体化となり、パス供給元;ボランチ・DFからは、フリー状態で、自由なパス供給を何回も許しました。ここに、前寛の不安定守備、「神田代替の中原」も「守備ポイント」が一貫せず、守備に行くときに行かないなど、スペースを作り続けました。
(昨日、試合直後談では、若手選手のイケイケ管理の問題を指摘しましたが、よくよく見てみると、前線・都倉が主因で、若手の守備ポイントの「甘さ・緩さ」が副因でした。

3.「若手選手」のテスト結果は、  

①「神田」・・豊富な、自由自在プレーのスペース・エリアがあり、神田の攻撃力テストは、十分出来ました。「得点・アシスト」の明確な結果を出せなかった点は、「未だまだ」だとの証ですが、最低限、素材・潜在能力は、証明できました。つまり、継続起用での「得点・アシスト」現実化・結果化で、才能開花のプレー全開となる確実な成長の可能性を証明しました。
テスト結果は【70点】ですね。
②「前寛」・・【?】です。非常に良いプレーと、信じられない様な低プレーとが混在し、「安定性」を欠いています。問題で、改善出来なければ、「起用継続は、今の困窮期しか通用しない」です。テスト結果は、【45点】不合格です。
③「中原」・・「冷静で、きれい、パワフルなシュート」でした。しかし、「前線での守備」は、「守備ポイント」が一貫していないと記載しましたが、GK・最終DFへ「単騎で」プレスに行ったり、「パス供給元」の愛媛「ボランチ・DF」へNoチェックで、全くフリーでのパス供給を許したりと、守備実施ラインが、「センターラインの2mも前」~「センターラインより後ろ3m」でもフリーだったりと、担当スペース管理の意識・認識が間違っていました。「攻撃プレイ」でも多々ありますが、【守備に大課題有り】です。
テスト結果は、う~ㇺ難しいですが、【55点】くらいですね。・・もうちょっと、です。

若手ではありませんが、どうしても、
都倉は【50点】、赤点となる「決定力」でした。・・奮起を期待します。

次戦も、「若手」台頭での試合展開が、必至ですね。
流石のコンサも、シーズン終盤では、故障者発生との闘い状態ですが、優秀な「若手選手」がこれまでの四方田監督・コーチ陣による育成実績のお陰で、待機しています。

難敵「愛媛」と同レベルの対戦相手が多いですが、こんな激戦の中でこそ、成長と真の実戦テストとなりますね。「若手選手」の全能力の発揮による「溌剌プレー」を加えた実戦・闘いにより、自動昇格・優勝を獲得するシーズンを戦い抜いて行きましょう。

有難うございました。

posted by yuukun0617 |14:25 |