コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2016年10月26日

~進化~  熊本戦 事前点検

本題の前に、2点だけ記載します。
1.前東京V戦ゲームスタッツ(データ)から
2.直近練習内容 です。

1.ゲームデータがリリースされましたが、何故敗戦となったのか、甚だ疑問となる内容でした。通常、試合後にデータを確認すると、敗戦や引き分けそして勝利の試合結果となった理由・所以が納得出来るものですが、今回、突然、全く理解出来ない試合データで、ビックリし、深刻になったものでした。
その内容は、
 ・攻撃回数 129回 (コンサ2016平均値123回と同程度。いつも通り。)
 ・シュート数 19本 (コンサ2016平均値13本の1.5倍、積極的。)
 ・相手攻撃回数121回(2016対戦相手平均値125回より少ない回数で抑え込めた)
 ・相手シュート数8本 (2016対戦相手平均12本より、1/3減少、守備成功)
 ・支配率推移~15分52.1%(コンサ2016平均値52.2%と同数値)
        30分54.4%(コンサ2016平均値50.4%より+4%)
        45分66.0%(コンサ2016平均値52.5%より+13.5%)
        60分69.4%(コンサ2016平均値58.4%より+11%)
        75分69.4%(コンサ2016平均値50.4%より+19%)
        90分59.2%(コンサ2016平均値47.3%より+11.9%)
        平均 62.4%(コンサ2016平均値50.3%より+12.1%)
           試合全般を支配していたもの。
 ・シュート成功率 5.2%(コンサ2016平均値10.8%より半減)
 ・クロス数    41本(コンサ2016平均値14本より3倍増、積極的。)
 ・ドリブル数   25本(コンサ2016平均値12本の2倍、果敢。)
 ・インターセプト数 5回(コンサ2016平均値2.7回の2倍、積極的・守備成功)
 ・タックル数 12回(コンサ2016平均値20回の60%まで減少=リスク減少)
 ・クリア  9回(コンサ2016平均値23回の40%まで減少=リスク大幅減少)
 客観データは、攻守ともに、今シーズン最高値を示し、出場選手の頑張り・大活躍が数値化されています。通常、この数値なら、監督の思惑通りの、完勝・快勝の結果でなければならない筈ですね。しかし、唯一つ項目データが、ゲームを破壊する結果を招いた事を示しています。・・・【シュート成功率5.2%】です。1得点するためには、19本のシュートが必要とは、あまり無残なレベルで。もう一つ関連データを。
 ・枠内シュート数 4本 で、枠内シュート率は、21%。10本打って、僅か2本?
枠に飛ばなければ、得点できません。得点できなければ、勝利はやって来ません。
 シューターは、都倉・内村で9本内枠内1本、それ以外で10本内枠内3本で1得点。
出場選手の渾身のプレーを2FWが崩す結果でした。

2.上記内容を正しく把握・理解すれば、練習内容が変化すべきですが、全く通常通りの練習が繰り返されていますね。「シュート練習」もいつも通りの内容で、枠内ターゲット練習も、シチュエーションシュートも、いつも通り、工夫も無い練習の繰り返しの様ですね。
コンサには、攻撃・守備共に、改善課題が数項目以上ありますが、そのための練習・改善の努力が見えません。社長から、再々、チャレンジ・トライのエールは掛かりますが、「どこ吹き風」対応が多過ぎますね。特に、「攻撃陣」「守備陣」に分け、ポジション別練習の中で、「シュート練習・クロス練習」や「プレス練習・ボール奪取練習」をいつもしていますが、実戦で生起し必要とされるするプレーは、「攻撃陣」の守備、「守備陣」の攻撃は常態です。そこからは、チーム分断でなく、チーム全体での「攻撃練習」「守備練習」が必要となりますが、全く練習実践がありません。 シーズン終了局面の今更ですが、練習内容のレベルアップは、至急・必須です。

3.では、本題、熊本のチーム点検です。
①現況
順位18位 勝点40 10勝10分17敗 34得点 49失点 得失差-15
熊本震災が直撃したシーズン、4勝1分2敗のまあまあのスタートでしたが、4/12震災から、苦闘となり、現順位となりました。ここでの苦闘の見返りは、次シーズンでの活躍を期待するものですね。
 シーズンデータは、攻撃は、全項目、J2ランク18位~22位の最下位レベルとなりました。守備項目は、クリア1位、インターセプト6位、タックル11位と、守備から、チーム立て直しを示す数値となっています。
 苦闘の中、「守備力」の再構築だけは、戻りはじめ、シーズン復帰後、タイトな試合スケジューでのコンディション低下から、大量失点を繰り返し、失点数も急増してしまいましたが、ここ10試合は、2失点以上の試合は消滅し、『守備力』回復が戦績となってきています。しかし、「攻撃力」は低レベルから脱却の芽も乏しく、戦力低下状態が継続しています。
②システム戦術
●システムは、
主戦術【4-4-2】26試合・・勝点獲得率 1.26勝点/試合
【4-1-4-1】6試合  ・・  同   1.00勝点/試合
【3バック】5試合     ・・  同   0.20勝点/試合で、
【4-4-2】に決定状態。
【攻守バランス型】で、ポゼッションは46.6%〔J2-21位〕で相手の支配率試合。
低目の守備ライン・陣形で、守備主軸。攻撃は、低い位置からの攻撃起点となり、敵陣到達までに相手守備を受け、攻撃力としては低レベルとなり勝ち。
相手守備陣形での戦績は、〔対3パック〕〔対4バック〕での差はなく、得意不得意はなし。
ポゼッションの上下での戦績は、
〔46.6%以上〕 16試合 4勝5分7敗 17得点 24失点
   勝点獲得率 0.8勝点/試合 1.06得点/試合 1.5失点/試合
〔46.6%未満〕 21試合 6勝5分10敗 17得点 25失点
   勝点獲得率 1.09勝点/試合 0.8得点/試合 1.0失点/試合 です。
僅かですが、平均支配率未満試合の方が、戦績は高くなっています。失点数の減少がその理由です。

得点・失点パターンは、大きな特徴が無いのが、特徴で、攻撃・守備共に、ストロングポイントが乏しく、得意パターンの成立が困難な状態です。

3.メンバー
本来能力の高かった選手も、激しいタイトスケジュールが直近まで継続し、コンディション調整不足によるプレイレベル低下が起き、コンディション調整がシーズン全般を通した課題となってしまいました。
主力選手は、16選手集中の起用で、主軸選手固定化したメンバー構成が常態です。
それぞれ、J1・2からの移籍選手が多く、実力はあるも、年齢面からも、よりコンディション調整が難しくなっています。テクニックは有りますが、スピード・運動量、特にスプリント回数・量はややレベルダウンで、J2ランクの戦力ですね。
特別なマーク選手も見当たりませんね。
コンサ出身の3選手は、定着し活躍しています。注目ですね。

以上  有難うございました。

posted by yuukun0617 |19:06 |