コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2016年10月24日

~進化~  【J1へ向けて】コンサ守備戦術

J1全チームの守備スタイルのコラムがリリースされました。
コンサの守備戦術そのものに直結の内容です。記載してみます。

『縦コンパクトネス』と『最終ラインの高さ』データです。
縦コンパクトネスは、前戦FW~最終ラインDFまでの陣形の「縦の幅・距離」です。

1.J1チームの平均値確認        
『縦コンパクトネス』・・〔28.3m〕
 ①甲府25.8m②柏26.9m③福岡27.2m④FC東京27.4m⑤横浜FC27.4m...
 ⑯G大阪29.8m⑰神戸31.1m⑱鹿島31.2m
『最終ライン高さ』 ・・〔30.4m〕=〔D3rd上辺位置〕
 ①磐田32.8m②川崎31.8m②FC東京31.8m④柏31.5m④鹿島31.5m...
 ⑯G大阪28.7m⑰広島28.0m⑱甲府26.4m       でした。
    〈イメージのため、ゴールラインから
     ゴールエリア    5.5m
     ペナルティエリア  16.5m
     D3rdとM3rd(ピッチ3分割法での)の境 35m
     センターライン   52.5m〉 
  コンサ【『縦コンパクトネス』23.2m】--J1ランクだと断トツ1位
     【最終ライン高さ 29.3m】--同ランクで15位 となります。
2.『縦コンパクトネス』と戦績・失点との関係
 平均値よりも長い『縦コンパクトネス』(縦に距離感の長い陣形)のデータ
 「今シーズンで、長かった順、実戦試合データ10試合」
  戦績・・〔 1勝0分9敗 〕
  失点・・〔 1試合失点数 2.4失点/試合 〕
  〔『縦コンパクトネス』の長い陣形は、
    敗戦陣形・毎試合2.5失点の大量失点陣形〕との実戦データ。
 ・・【縦に長い陣形=「緩んだ陣形で、連携・組織的守備が著しく低下」】との結論。
3.『縦コンパクトネス』と『最終ライン』の関係

 対戦相手-縦コンパクトネス-ライン高さ   -勝敗-失点
柏 -川崎- 21.4m  -30.1m  -勝利-  2
磐田-広島- 21.8m  -33.2m  -勝利-  0
磐田-浦和- 23.8m  -30.9m  -勝利-  1
大宮-柏 - 24.0m  -31.4m  -勝利-  0
湘南-新潟- 24.1m  -30.5m  -勝利-  0分岐点
福岡-川崎- 24.3m  -31.0m  -負け-  3
磐田-大阪- 24.4m  -31.2m  -負け-  2
柏 -川崎- 24.4m  -33.3m  -負け-  3
新潟-大宮- 24.5m  -31.2m  -勝利-  0
浦和-横浜- 25.0m  -32.3m  -引分-  0
磐田-川崎- 25.0m  -33.7m  -負け-  1

 今シーズンの実戦データです。
 ここでは、よく見てみると、勝率が上がる『縦コンパクトネスの短い陣形』でも、最終ライン≪30.8m≫で勝敗分岐点が見えますね。
 30.8mより高い「最終ライン設定」
   ・・1勝1分4敗 6試合で9失点 1.5失点/試合
 30.8mより低い「最終ライン設定」
   ・・5勝0分0敗 なんと全勝! 5試合で3失点 0.6失点/試合
    「1試合失点数」が、激減しています。

 ・・【縦に短い陣形+30.8m以下=上げ過ぎない最終ライン設定】が必勝との結論。
   コンサ【『縦コンパクトネス』がJ1比1位で、縦の密集陣形構築】
      【最終守備ライン29.3mは、高勝率実績のライン通り】

この様に、「コンサ堅守」には、明確な理由がありました。
同時に、もう一点、
コンサ基本システム戦術の【3-4-1-2】型も、
最直近では、Wーno.1バルセロナ戦術の世界流行・・J1・2でも、大影響チームが多いですが、そのポゼッション・パスサッカーへの、最有力対抗戦術として実践・トライが進んでいます。J2リーグでトライしているチームは、未だありませんが、「最強チームへの対抗として、中型戦力チームの最新型戦術」をコンサは選択しているのですね。

実は、今シーズンの現在優秀成績の理由が、ここにあります。

有難うございました。

posted by yuukun0617 |09:22 |