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2018年11月11日

浦和サポーター考

昨日の浦和サポーターはさすが日本一のサポーターでしたね。最初の「うらーわレッズッ!」というコールから一気に野太い声が厚別に響き渡り、試合中もずっと風圧を感じるというか、対戦相手の選手・サポーターはもちろん、審判にも緊張感をもたらすのではないでしょうか。札幌ドーム開催時よりも人数的にはかなり少なかったものの、その分、精鋭ぞろいなのでしょう。威圧感が半端なかったですね。札幌ドームで開催すれば、双方合わせてあと2万人入っていたと考えられ、経営的にはもったいなかったところです。

厚別での浦和戦は実に18年ぶりだそうです。この時はJ2での対戦で、この2000年は4回戦って3勝1分けと一度も負けず、J2優勝を果たしたシーズンです。私は、浦和戦を生観戦したのは翌01年の札幌ドームが初めてで、当時の厚別決戦の盛り上がりは知りません。ただ、伝説のエメルソン弾幕を目にしたり、02年でしたか、「J2サッポロ」とコールされたり…。いやいや本当にJ2行きでしたが。08年には互いに応援自粛もあったりしました。

当方としては因縁の相手としてリスペクトしてきましたが、残念ながら当方はJ2暮らしが長すぎて、戦うことがほとんどなかったのが実情です。01年にともにJ1に上がった時は、ダービーの相手がいない札幌としてはライバル関係になれると期待したものですが、方や万年J2のエレベーターチーム、方やJ1優勝・アジアチャンピオンと完全にすれ違い、まったくの片思いとなったわけですね。

そんな浦和側からすると、歯牙にもかけない相手であろう札幌ですが、昨日、勝利の後、何と「ススキノへ行こう」を歌うではありませんか。札幌側からは怒りだす人が多くいました。私も悔しかったのですが、半ばうれしかったのも本当のところです。日本一のサポーターの彼らが札幌のことを少しは意識してくれていると感じたからです。「ススキノへ行こう」はここ数年の凱歌として定番になりましたが、浦和に対して歌ったのは確か昨年のホーム戦が唯一だと思われます。それを日本一のサポーターたちが根に持っていて、意趣返ししてきたとすれば、光栄なことだと思います。試合後にススキノでたくさんお金を落としてくれたでしょう。胆振東部地震の復興途上の北海道、ススキノとしてもありがたいことです。

昨日の試合結果・内容からも分かるように、残念ながら札幌はまだまだJ1上位で戦い抜く力は足りません。ACLもまだ時期尚早かもしれません。それでも、いつの日か、浦和などと実力で伍して戦い、応援でも負けずに渡り合う日が来てほしい。そして埼玉スタジアム2002に乗り込み、試合で圧勝して本物の「ススキノへ行こう」を響き渡らせ、さすがの浦和サポーターを黙らせてみたい、と夢をみています。そんな日が来るまで長生きしたいものです。頑張れ!コンサドーレ!!

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posted by papa12 |21:14 | 思い出 | コメント(2) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:浦和サポーター考

スゴくいい文章ですね
物事を色んな角度から見るキッカケになりました
確かに鹿島や川崎のトップクラスのチームでも「勝った時の定番のコール」って知らないです
浦和サポからすればミシャ解任からあまりいい事なかった分、札幌を意識してくれてるのかもしれませんね
駒井もいるし
試合は負けたけど「これもサッカー」
次の日の共同復興支援「これもサッカー」
良い週末だったと思います

posted by love2003| 2018-11-12 10:20

Re:浦和サポーター考

>love2003さん
コメント、ありがとうございます。
おほめの言葉、恐縮です。
浦和とは古くはエメや山瀬が行き、現在、河合と小野が来ているなど結構、縁はありますね。
宮の沢での交流は浦和側からの提案と聞いていますし、素晴らしい活動でした。戦うときは憎たらしく思う相手ですが、リスペクトを忘れてはならないとあらためて思わされました。

posted by 真栄パパ| 2018-11-12 22:46

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