2006年02月12日
上村愛子と原田雅彦
深夜に固唾を呑んでTVに見入った「女子モーグル」で 上村愛子は5位、里谷多英は15位に終わりました。 里谷はちょっとした失敗さえ無ければ もしかしたら上村より上の順位に入れた可能性があり実に惜しい事をしたものです。 私は、トリノでも上村のメダルは、ほとんど期待していませんでした。 まぁ良くて銅メダルかな?ぐらいに考えていました。 それは彼女が第2エアで飛ぶ3D技に全てを賭けていたように思えたからです。 2つの内1本のエアがどんなに素晴らしく飛べたって オリンピックという大1番で金メダルが獲れるものではないでしょう。 特に今回はコースの特徴からみて、タイムの出せない選手が苦しいというのは 予選で充分わかったはずです。 里谷は乱れないスキー操作で速いタイムを出す力量があるので ノーミスで滑り降りる事が出来れば3大会連続メダル獲得があったかも知れません。 今朝のTVで上村愛子が言ってました。 「コークしか頭に残っていない。とても気持ち良く飛べました。」 これが、彼女が五輪で結果を出せない理由じゃないかな?と思いました。 少し厳しいけど……。 でもスポーツ選手としての上村愛子は好きですよ! できれば引退などせず(しないと思うけど)4年後のバンクーバーでは スピードに磨きをかけ、表彰台の中央へ立つ事に期待いたします。
[管理人の原田嫌い] 原田ファンの方ゴメンナサイ。 ジャンプ(ノーマルヒル)予選で失格となった原田雅彦については ホントに「いい加減にしてくれよ!」という気持ちでいっぱい。 ジャンプ代表の座をあと1歩で逃した選手達が気の毒で仕方ありません。 これほどの大ベテランが犯した勘違いによるミスはシャレになりません! 原田・原田ってもう何年も、ジャンプのみならずウインタースポーツに関しては マスコミ等で中心人物に君臨し続けて来ましたが私はずうーっと疑問でした。 よ~く考えてみましょう。彼が五輪で活躍を見せてくれたのは 日本にようやくV字が広まった直後の、92年アルベールビル五輪における ラージヒル個人及び団体(ともに4位)と 98年の長野五輪ラージヒル個人で3位に入った時だけです。 長野の団体金を語る時、真っ先に原田の2本目(137m)が映し出されますが 4人の選手が2本ずつ計8本飛んで、たった1本の大失敗ジャンプがなければ 大逆転優勝なんかじゃなく圧倒的優勝だったのです。 もちろんその大失敗ジャンプは彼の1本目です。 降雪で条件が悪過ぎたと言われますが、同じグループで飛んだ他の国の選手は もう少しまともに飛んでますから。 94年リレハンメル五輪の団体で、ほぼ手中に収めていた金メダルを逃したのも 彼の大失敗ジャンプのせいですし。 そんな彼を、どうして報道関係がこんなにクローズアップするのか…… 多分ほかの選手よりペラペラしゃべってくれるからじゃないのかな? 原田がここまで英雄のように見られるなら、船木和義は神の存在でしょう。 少し厳しいけど……。 調子は悪くなさそうだから、ついでにラージヒル個人・団体にも出場して 名誉挽回してほしいものです。
posted by hiroki-t |15:50 | 五輪 |
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この記事に対するコメント一覧
Re:上村愛子と原田雅彦
原田選手は明日の新聞でたたかれるでしょうね。
彼自体は私は嫌いではないですが、今回の件はおっしゃるとおり、代表に入れなかった選手にしてみれば許せないことでしょう。
posted by まじっく | 2006-02-12 18:36
Re:上村愛子と原田雅彦
上村は自分の得意分野のエアばかり練習して、ターンを捨てたのがこの結果なのでしょうね。
里谷は以前のようなスピードがありませんでした。コンディションがよければもっと良かったのかもしれませんが、いろいろと騒がれすぎましたね。
原田は・・・は!?って感じでした。
posted by TAK | 2006-02-12 22:01
原田雅彦
結局、原田を代表に選ばなければならなかった日本ジャンプ陣の新旧交代が進んでいなかったことに尽きると思います。
失格については言葉も出ませんね。
ただ、今回金メダルを取ったビストールという選手は予選では違反スーツを着ていたので、予選免除がなかったら失格扱いされていたはずです。
もう一つ、アホネンもメダルを取れませんでしたね。
「本番に弱い」というレッテルがさらに強くなったところで、ラージヒルはものすごいプレッシャーがかかりそうです。
posted by ropeiro| 2006-02-13 14:32