2011年10月24日
ちょっと別のスポーツの話を
こんな時期ですが、どうしてもここに書き残しておきたいので。 プロボクシングWBA世界ミニマム級タイトルマッチ (後楽園ホール) 挑戦者 八重樫 東 (大橋ジム) 10R-TKO 王者 ポンサワン・ポープラムック (タイ) 22勝(16KO)3敗1分と軽量級にしては高いKO率を誇る世界王者ポンサワンは 異常なほどのタフネスぶりで非常に打たれ強いファイター。 一方挑戦者の八重樫 東は14勝(8KO)2敗。 4年前の6月、当時の世界王者イーグル・デーン・ジュラパン(イーグル京和)に挑戦し イーグルの頭が当たってアゴを割られるアクシデントもあり判定負けしている。 スピードが武器の八重樫が1Rから速い左を当ててペースを掴み、4Rまで攻勢に立つ。 何度か強烈なパンチがヒットするがチャンピオンは非常に打たれ強い。 5Rに入ると八重樫の手数が減り、チャンピオンがペースを奪い返す。 6Rもチャンピオンのラウンド。 しかし7Rには序盤に打たれたダメージが現れ始め八重樫が打ち合いを制す。 8R、連打で一気にチャンピオンを追い詰める八重樫。 だがチャンピオンのカウンターで腰を落とし、そこから形勢逆転。必死に耐える八重樫。 9Rもチャンピオンが攻める。しかしセコンドの作戦通りに残り30秒で八重樫が猛反撃。 10Rは残り30秒まで冷静にボクシングをする八重樫。 そして試合はクライマックスを迎える。 一気にラッシュをかけ、ロープに追い詰め激しい連打を浴びせる八重樫。 強烈な右のカウンターでよろけるチャンピオン。 更に続くラッシュでレフェリーが試合をストップ! リング上で転がって喜びを爆発させる新チャンピオンに大橋秀行会長が覆いかぶさる。 このままいけば、おそらく年間最高試合になるのでは?という熱戦。 リングに息子と娘、更に妻も上がり、八重樫一家が会場から祝福を受ける。 とても感動的なシーンである。 八重樫は岩手県出身。 地元の人にも勇気を分け与える素晴らしい勝利だった。 こういう内容の試合でした (^o^) 平日の夜にテレビ東京で1時間枠の生放送。 チャンピオンの前評判が高く、あまり期待されていない世界戦だったのでしょうが WBCスーパーバンタム級 西岡 利晃 (防衛7回) WBAスーパーフェザー級 内山 高志 (防衛3回) WBCスーパーフェザー級 粟生 隆寛 (防衛1回) WBAバンタム級 亀田 興毅 (防衛2回) WBCミニマム級 井岡 一翔 (防衛1回) WBAスーパーフライ級 清水 智信 (防衛0回) 以上6人の日本人現役世界王者に加え 今夜7人目の世界チャンピオンが誕生しました!
posted by hiroki |21:07 | プロボクシング |
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