2008年09月28日

チャレンジ!おおいた国体 1回戦 北海道vs静岡県

2008/09/28(日)11:30 @別府市営野口原総合運動場陸上競技場
チャレンジ!おおいた国体 <サッカー競技 少年男子>1回戦
北海道 1-0(0-0、1-0) 静岡県(35分×2)
得点者:鈴木健士(後半7分)

おおいた国体(2008/9/27~10/7)が昨日開幕し、サッカー競技は今日から1回戦が始まりました。
大会公式サイトは →こちら
私が注目するのは<少年男子>の部。U-16の選手たちで構成された各県代表がトーナメント方式で戦い、優勝を目指します。(トーナメント表は→こちら(PDF)です。) 

別府駅構内の案内所
別府駅の改札口を出ると、駅構内に国体の案内所がありました。
別府市会場の観戦ガイド(会場案内や日程表、温泉巡り、観光名所など)をくれました。


会場までのシャトルバス乗り場が知りたくて「野口なんとか会場(←長い名前なのでちゃんと覚えていなかった)にはどうやって行ったらいいですか?」と聞くと「野口原(のぐちばる)ですね?」と言われ、ちょっと感動。
そうだった、そうだったよ。九州では「~原」は「~ばる」だった。すっかり忘れてた。と、福岡に住んでいたころのことを懐かしく思い出しました。もう9年も前のことになるんだなあ。
でも懐かしさにふけった1秒後には、野口原総合運動公園陸上競技場行きのシャトルバスはなくて、路線バスに乗るのだと聞いてちょっとショック。ええ~?「実相寺サッカー競技場」会場へは駅前から無料シャトルバスが出ているのに。
でもまあ実際に路線バスに乗ってみると、バスの本数はそこそこあるし、距離はバス停4~5コ分?くらいだし、野口原バス停で降りたら競技場はすぐその横だったので、わざわざシャトルバスを走らせる必要もないのかなと思い直しました。

バス停から駐車場を抜けて奥へ進んでいくと、陸上競技場の脇に出ました。入り口は向こう側だそうです。

スタンドがあります
小ぶりのスタンドがあるようです。
質実剛健というか実用本位という雰囲気ですが、こんな風に屋根がついていると雨の日の観戦でも快適ですね。幸い今日は雨は降らなさそうですけれど。

スタンドの裏手側
スタンドの裏手には運営本部などのテントが並び、のぼりが並んでいます。一般観客用の入り口はこの奥の方かしら。

入り口
ピッチに向かってスタンド右端あたりに、スタンドへのゲートがありました。

記念撮影用ボード
その隣には記念撮影用のボードがありました。
温泉につかる鬼の顔の部分に穴が空いていて、そこから顔を出して写真を撮るという、観光地によくあるあれです。

飲み物サービス
休憩所テントでは飲み物をサービスしてくれます。

めじろん
注いでくれたコカコーラの紙コップには、大会マスコットの「めじろん」がついていました。

北海道の応援のぼり
会場にはここで試合をやる各チームの応援のぼりが飾られているのですが。北海道の応援のぼりを担当したのは境川小学校1年2組の生徒さんたちみたいです。

静岡県の応援のぼり
静岡ののぼり担当は別府羽宝台高校の美術部・書道部のみなさん。

北海道のベンチはホーム側(スタンドの左側)のようだったのでそのまま奥の方へ行こうと思ったら、スタンド中央は関係者席として仕切られていて通り抜けできず、戻っていったん外に出てから入り直すという微妙にアウェイの洗礼を受けながらも、とりあえずスタンド内に座席(?)を確保しました。
というか、どこでも好きな場所に座り放題なので、自分なりに見やすい位置を考えて座ったというか。

ベンチ
北海道側のベンチ

ピッチ正面
正面のピッチはこんな感じです。

ピッチ左手
ピッチ左側方向の眺め

ピッチ右手
ピッチの右側方向

スタンド
スタンドはこんな感じです。

大会看板
バックスタンド側正面には大会看板があります。

得点板と45分計
得点板

女子チーム
青いジャージの一団が来てスタンドの左端寄りに陣取りました。
北海道の女子チームかな?と思いました。
女子は明日29日(月)15:30から中津市の会場で1回戦(vs佐賀県)があるはずです。
通りかかったコンサU-18の深川コーチがその集団に「こんにちは~。あれ?試合は?」と挨拶をし、「応援に来たんですよ~」と言われていましたので、やっぱり北海道の女子チームだったんだと分かりました。
深川コーチは北海道少年男子チームの監督です。
ということで、ここで大会プログラムに載っている両チームの登録選手をご紹介。


<北海道代表登録メンバー>

監督:深川友貴(コンサU-18コーチ)

1GK 松原修平(まつばらしゅうへい)コンサU-18
2DF 十川祐樹(とがわゆうき)コンサU-18・2年
3DF 櫛引一紀(くしびきかずき)室蘭大谷高校
4DF 鈴木健士(すずきたけし)コンサU-18・2年
5DF 中山和弥(なかやまかずや)コンサU-18
6DF 福原琢磨(ふくはらたくま)札幌創成高校
7MF 近藤将人(こんどうまさと)旭川実業高校・2年
8DF 大村琢也(おおむらたくや)室蘭大谷高校
9MF 菅原康介(すがわらこうすけ)コンサU-18
10MF 池ヶ谷颯斗(いけがやはやと)札幌第一高校・2年
11MF 伊藤巧貴(いとうこうき)札幌西高校
12GK 阿部雅紀(あべまさき)札幌光星高校
13MF 西田謙太(にしだけんた)コンサU-18
14FW 石川勝智(いしかわかつとも)室蘭大谷高校
15FW 葛西大(かさいだい)コンサU-18
16FW 吉田裕紀(よしだゆうき)札幌日大高校


<静岡県代表登録メンバー>

監督:渡邉孝吉(富士宮市北山中)

1GK 久保田晃次(清水Y)
2DF 内田恭兵(磐田Y)
3MF 田代諒(清水Y)
4DF 湯本凌(磐田Y)
5DF 深澤諄也(清水Y)
6MF 成田恭輔(清水Y)
7MF 和久田章太(磐田Y)
8MF 海田佳祐(磐田Y)
9MF 増田湧介(清水東高)
10FW 柴原誠(清水Y)
11MF 山崎将(浜松開誠館高)
12GK 赤堀洸太(磐田Y)
13DF 中原伸尚(清水Y)
14DF 奥澤健矢(磐田Y)
15MF 塚田玄徳(磐田Y)
16MF 清水貴文(磐田Y)


脇で円陣
グラウンド端っこの選手更衣・控え室用テントの脇で選手・スタッフが輪になって、深川監督がみんなに話をしています。
そして全員で円陣を組んでからベンチのところへ移動してきました。

選手入場
選手入場。
手前の白地に紫のユニが北海道、向こう側の青いユニが静岡県です。

整列
整列

あいさつ
互いにあいさつをかわします。

わらわら集まって
ひととおり挨拶が終わったあと、ピッチにばらける前にベンチにいた控え選手やスタッフもわらわらと集まって

みんなで
みんなで記念写真を撮るようです。

ピンぼけ
北海道少年男子のスタッフ・選手たち。
(なぜかどれもピンぼけでしたの。痛恨。)

コイントス
コイントス。
北海道のキャプテンは修平でした。
北海道国際ユースのときの北海道代表でも修平がキャプテンでしたものね。

なんだ?という表情の静岡
そしてピッチ上でスタメン選手たちが恒例の円陣を組むわけですが。
静岡の選手たちが「・・なんだ?」という表情で見ているのは

またここで
北海道の選手たち。
ピッチ中央に立っていた主審を追いやるような格好でずんずんセンターサークル内に入ってきて、あなたたち、ここでもそこでやるわけ?(笑)

静岡の円陣
納得いかなそうな表情(←推測)ながらも、とりあえず円陣を組む静岡の選手たち

全景
こんな光景です。

前半キックオフ
静岡ボールのキックオフで前半がスタートしました。

<北海道のスタメン>

    9菅原 6福原
15葛西 14石川 10池ヶ谷 7近藤
2十川  4鈴木健士 3櫛引 8大村
      1松原


<静岡のスタメン>

 10 8
6 9 14 16
2 3 4 5
  1

静岡のキックオフで前半がスタート。双方様子見の立ち上がりから、前半5分が過ぎるころには「やっぱり静岡ペースかな」と思う感じになります。
両チームを通じての最初のシュートは前半5分の静岡。速いFWが北海道最終ラインをぶっちぎってゴール正面からシュートしましたが、ゴール上へ打ち上げてくれて助かりました。
北海道の2トップは、ゴリゴリドリブルの康介が少し下がり目からドリブルで突破をはかったりパスを出したり、快足の福原くんが裏へ抜けて走っていく係という役割分担のようです。
康介の出す「そりゃ無理だろ・・・」と思うような鬼パスでも、福原くんはぴゅーっと走って追いついてしまうのでびっくりしました。
前半7分に静岡にCKを与えました。
スタンドから女子チームが「ま・も・れ! ま・も・れ!」の大きなコールを送り、それが静かなスタンドに響き渡ります。ああ、これは勇気づけられるかも。そのうえCKに合わせた静岡のシュートがゴールをはずれてゴールラインを割ると、わーーー!!と歓声と拍手が響きます。
前半9分にシュートを打たれ、それを修平がキャッチしたときも、スタンドから「いいぞ、いいぞ、しゅう、へい! いいぞ、いいぞ、しゅう、へい!」のコール。修平かっこいい。そしてスタンドにいた誰もが「あのGKは『しゅうへい』っていうんだな」と覚えたはず。
私の後ろに座っていた静岡びいきと思われる地元の(?)年配のご夫婦も、「北海道のGKはしゅうへいっていうんだな」と話してましたもの。
なんか自分のことでもないのに、こうやって応援してくれているのがありがたく嬉しく思いました。思えば兵庫国体のときの淡路島・五色台でも、秋田国体のときの仁賀保でも、女子チームは少年男子の会場に来てくれて応援してくれているけれど、逆はあるのかしら・・?と、おせっかいおばさんのように心配してみたり。
もし会場に行ったとしても、うちのユースくんたちは部活の子と違って声を出して応援する経験がほとんどないから、きっと率先してコールすることもできないだろうなあ、とか、これまた余計な決めつけと心配をしてみたり。
「いいから試合見ろよ」という感じですが、試合を見ながら思わずそんな思いを巡らすほどに勇気をもらった気分になりました。
プレーしている選手たちはどうなんでしょうね。きっと同じ気持ちじゃないかな・・・と想像しますけれど。
話は試合のことに戻りますが、試合のようすはというと北海道の選手たちは静岡の素早く的確なパス回しにちょっと翻弄されている感じです。中盤の攻防では、北海道はパスミスが多かったり、パスがゆっくりで途中で難なくカットされたり、ボールを持ったまま出し場所を考えているうちに詰められて奪われるということがたびたびあって、うーーん厳しいかなあと思いました。足元のテクニックでも、ふだん北海道の子は足元の技術自体では見劣りすることはあまりないと思っているのですが、やっぱり静岡にはかなわない感じに見えます。
前半11分にも「いいぞ、いいぞ、修平!」のコールが響きます。修平が活躍しているということは、つまりそういうことです。
そういう情勢をみてとってか、静岡の監督はピッチ上の選手に向かって「シンプルにパスを回していけ」と指示をしています。ボールをどんどん動かしていけば北海道はそれに追いつけず、振り回されるからということでしょう。悔しいけれど、確かにそんな感じです。
ただ、静岡の監督は福原くんのスピードは警戒しているようで、何度も「6番スピードあるから!」と叫んで選手に注意を促していました。
北海道もたまには静岡ゴール前へ攻め込むのですが、どうしても全体に下がり気味になっているので康介が単独でキープして、前を向いて突破しようとして、途中でつかまりそうになって苦し紛れにシュート(?)を打つというのが精一杯。前半15分に大くんが打ったシュートも、左を駆け上がって遠目から打ったミドルシュートで、GKが難なくキャッチできる、可能性が低いシュートでした。それでもシュートを打って終わっただけいいかなと思ったのですが、このシュートに対して修平は「大!中見ろ!」と言っていたので、やっぱりこの形のままじゃいけないと選手たちも思っていたのでしょうね。
前半16分、健士くんが後ろから駆け上がって相手のパスをカットすると、そのまま前へ進み、右のスペースへパス。福原くんが追いついて右からクロスをあげました。これは静岡GKが直接キャッチしましたけれど、少し攻めの連携も出てきたみたいです。
前半17分、福原くんが俊足を飛ばして右サイドを駆け上がり、コーナーフラッグ付近で粘ってキープして、フォローにあがってきた大村くんにボールを戻します。大村くんはそこからゴール前にクロスを入れましたが、誰にも合わずにゴールラインを割ってしまいました。
でも少しずつかみ合ってきたのか、前半20分くらいになると、序盤の圧倒された感じと比べるとかなり押し戻してきたかなという雰囲気になりました。それでも五分五分とまではいきませんけれども。
前半22分には女子チームの「北の国から」の北海道コールが響きました。
前半23分、後ろから左サイド前方へのフィードに大くんが走りますが、間に合わずボールはゴールラインを割ってしまいました。
そのままボールの動きを追っていると、審判が笛を吹いてプレーを中断したのでどうしたのかと思ったら。
向こう側のタッチ、北海道の左サイドの後ろのあたりで誰か選手が傷んでいるようです。
倒れている選手の周りに審判や他の選手たちが集まり、主審は担架を呼んでいます。
深川監督がベンチから「誰?」と聞き、それに修平などピッチ上の選手たちが口々に「大!」と答えています。それを聞いて監督は、ベンチにいた吉田くんに準備するよう言いました。
大くんはやっぱり無理そうで、前半24分に大くんから吉田くんに交代になりました。
吉田くんと福原くんの2トップで、康介が左サイドに移ります。

   16吉田 6福原
9菅原 10池ヶ谷 14石川 7近藤

前半27分、静岡がパス交換しつつボールをキープして北海道側へ攻め込み、北海道はゴール前で振り回されて崩されました。あ、あぶない!と思う瞬間が数回訪れますが、静岡はペナルティエリア内に入ってもなおパス、パス、シュートって感じなのでなんとかその間に修平が備えてキャッチすることができています。
もっと早いタイミングで打たれたらかなり危なかったと思うけれど。
こういうところも「静岡らしい」のかなとちょっと思いました。
前半28分、ドリブルで抜け出ようとした康介が倒され、ペナルティエリアの少し外側でFKを得ました。

フリーキック
ボールのところに立っているのは康介と近藤くん。
近藤くんは旭川U-15出身で2年生ですから、考えてみると巧くんたちと同学年でチームメイトだったのですね。そう思うと俄然親しみが増します。

この位置で
写真左側奥の方の白い2人がいる位置。ここからのFKです。

康介が蹴ったボールはまっすぐ枠に向かって飛び、お?!と思いましたが静岡GKがパンチング。そのボールがゴール前正面にいた池ヶ谷くんの前に転がりました。チャンス!池ヶ谷くんが足を振り抜いて、もらった!と思ったのですが、ゴール前で相手選手にクリアされました。惜しかった~!残念・
でもこうしてみると、前半30分ころにはけっこう北海道が攻める時間も増えてきたなあと思いました。最初はどうなるかと思ったけれど。
前半33分、パスで崩されてゴール前でピンチになりかけましたが、シュートは健士くんがクリアしました。
35分ハーフの試合ですのでそろそろ前半は終わり。
ロスタイム1分が掲示され、前半35分に左CKを得ましたが、蹴り入れたボールはゴール前で待つ北海道の選手の頭に合わず、互いにスコアレスのまま前半が終了しました。


ハーフタイムにサポ仲間に速報メールを送ったり、ブログに速報の投稿をしたりしているうちに、あらもう後半が始まるんですね。
35分ハーフだけあって前後半のインターバルも10分と短く、なんだか勝手が違います。
準備が整わないままもう選手が入ってきちゃってバタバタしていたら、あれ~?ベンチのところのテントが持ち上げられて、視界が遮られている!ピッチが見えないじゃん。ひどーい。
慌てて場所を移動しようかと荷物をまとめてバタバタしていたら、気づいたらテントは元どおりになっていました。

チームボードの位置が変わった
こんな風に「選手席」「北海道」のプレート位置が最初と変わっていました。(興味ある方は上の写真と見比べてくださいませ。)


なので後半開始時の円陣も、北海道ボールでのキックオフも、見逃したまま後半がスタート。
後半からボランチの石川くんに代わってニシケンが入ったようです。
中盤の形も変わった気がします。

<後半開始時のメンバー>

   16吉田 6福原
     9菅原
 7近藤 10池ヶ谷 13西田
2十川 3櫛引 4鈴木 8大村
     1松原


福原くんと吉田くんの2トップは、どちらも俊足の「すばしっこい系」2トップです。その後ろに突破力とテクニックを兼ね備えた康介が陣取り王様風味を発揮します。康介の王様ぶりは、例えばヒロとかの変態系と違って自分でも前に突進していくような、タイプでいえば山瀬のようなイメージです。
あ、でも山瀬は「王様」とは違うか。わんわん走り回る系で昔この方に「プレイスタイルは犬(もしくはお犬様)」と命名されていたくらいですものね。
じゃあそれとも違うのかもしれないけど、見ていてなぜか西谷を思い起こすような王様風味を感じたのでした。1年生とは思えない貫禄があるからと言ってはいけません。
それですっかり攻撃はこのまま康介頼みになるのかなあ・・と思いきや。
後半7分、中盤の選手(誰だったか思い出せなくてごめん)がピッチの左側で相手ボールを奪い、そのまま前へ攻め込んでいきました。相手選手に進路を塞がれ手詰まりになる直前に、ボールを右側、つまりピッチの中方向へ横パス。うまいぐあいにゴール前正面のスペースに出たボールにダダタっと駆け上がってきて、拾って攻め上がるのはなんと!健士くん。え?健士くん、どうしてそこにいるわけ?と驚く間もなく、健士くんはそのままぐいっと前へ出て、そのままシュートを振り抜き、きれいにゴールを揺らしました。
やったー!先制!!(1-0)
美しいゴールでしたよ。

健士ゴール!
大喜び
序盤の劣勢を思えば信じられないようなリードを奪い、大喜びの選手たち。

そのゴールがみんなの栄養になったのか、それとも形勢が変わってきたからこそのゴールだったのか、どっちが鶏でどっちが卵かはわかりませんが、その後北海道の選手たちのプレーは元気になりました。
後半12分、福原くんが右サイドを駆け上がり、中へクロス。クリアされましたがこぼれたボールをピッチ中央でニシケンが拾ってミドルシュート。残念ながら枠の左に逸れましたけど、惜しいシュートでした。
福原くんの右サイドからのクロスが決定的な形になり、近藤くんがフリーでシュート、流し込むだけというシーンもありましたが、枠をはずしてしまって残念でした。
後半19分、康介が中央をドリドリドリ・・して、最後にパッとスルーパスを出しました。合えば鮮やかにチャンスを演出するパスになりそうでしたが誰にも合わず。敵も味方もあざむくプレーはやっぱり西谷風?(←よい意味でですよ。)
後半23分ころになると、ずいぶんシンプルに力強くパスを回せるようになってきたなあと改めて思いました。
前半序盤は北海道のパスは弱々しくて遅くてカットされまくりだったのに。選手たちが慣れて自信がもてるようになってきたのかな。吉田、福原の2トップに康介や近藤くん、ときには池ヶ谷くんが絡んだ攻撃はけっこう見応えがあります。

後半のシーン
(攻めているシーン)

後半27分、北海道のペナルティエリア内深くまで攻め込まれ、そこでなんとかゴールへ蹴り込もうとする静岡の選手たちと必死で守ろうとする北海道の選手たちのボールの奪い合い。息がつけない時間がしばらく続きました。
最後はなんとかCKへ逃げて。

CKを守る
(CKを守る)

そのCKもなんとか無事にしのぎました。
後半31分あたりはチャンスあり、ピンチありの目が離せない展開。ハイボールを安定してきちんと跳ね返す櫛引くんが頼もしく、大村くんとトガの両SBもがんばって動き回っていて、専門家から見るとそのあたりのDF陣の駆け引きや踏ん張りも評価されるのでしょうが、私の素人目に目立って見えるのは修平のキビキビぶり。位置取りがよいのかきっちりキャッチしたり出て行って足でクリアしたり。修平、ありがとう!と言いたい気分になりました。
後半32分、静岡DFが最終ラインから前へフィードしたボールを高い位置でカットした康介がひとりで静岡ゴールへ迫ります。相手DFが追いかけてきて、ペナ内で、なんとかフリーになってシュートを打てる体勢をとろうと逃げる康介とそうはさせじと必死でくらいつく静岡DF2人。手に汗握る攻防でしたが最後は康介のファウルになって終わりました。残念。
あー残念だった、ここでもし追加点とれていたら大きかったよなあ・・と、ふうぅぅと大きく息をついていたら、ピッチ上ではそれどころじゃない、一転して攻め込まれてピンチになっています。あ、ダメだ、やられた!と思ったシュートを修平が横っ飛び右手1本で枠外へクリアして、そのビッグセーブぶりにスタンドがどよめき、そして北海道側では続けて歓声があがりました。後半33分でした。
このときばかりは35分ハーフでよかったと心から思いましたね。
ロスタイム1分が表示され、最後はコーナーフラッグ付近で粘って、そのままタイムアップの笛が鳴りました。
勝った!!
うわー、勝っちゃったよ。
私にとっては国体で北海道が勝ったところを見たのは初めてです。
智樹たちの代の静岡わかふじ国体@日本平会場(→関連エントリ)、謙伍たちの代の(謙伍は怪我で欠場だったけど)彩の国まごころ国体@大宮会場、征也たちの代の晴れの国おかやま国体@灘崎会場、翌年からU-18からU-16にレギュレーションが変わって熊ちゃんたちが1年生のとき(加藤大己くんがキャプテン)のときののじぎく兵庫国体@五色台、そして去年の秋田わか杉国体@仁賀保。国体のサッカーを見に行って6年目で見た初めての勝利でした。
いえ、チームとしては確か静岡国体のときに1回戦を勝っているはずでしたけど。あのときは1回戦が金曜日で見に行けず、土曜日の2回戦を見に行ったのでした。
ユースくんたちのプレーが見たくて行くのであり正直勝敗はどうでもいい、と思っていましたけれど、勝てば嬉しいものだなと現金にも思いました。静岡相手に勝つのはほとんど期待していなかった(監督、選手たち、すみません)だけに、なおさらです。

終了~
試合終了。お疲れさまでした。

勝ったよー
ひととおり挨拶が終わったあと、選手たちも「勝った、おい、勝ったよー」と意外そうな声をあげて喜んでいます。
やっぱり選手たちにとっても意外だったんかい?!(笑)

ありがとうございました
応援してくれたスタンド(女子チーム)に「ありがとうございました」


いやあ、勝った勝った。
嬉しい思いを胸に再びバスで別府駅前に戻りました。

山は富士
別府駅前にあった銅像の台座に刻まれた言葉
「山は富士」の静岡県に勝っちゃった。(←浮かれている)
「湯は別府」ですね。

油屋熊八
油屋熊八という方だそうです。
別府観光の父だとか。
「旅人にねんごろに」というのもこの人の言葉でしょうか。

帰りの飛行機までしばらく時間があるから、ゆっくり大分らしいものでも食べていこうかな。トップの試合の様子も気になるし。
そう思い、何を食べようか考えました。
大分らしいもの。
・・・だんご汁?
うん、それも美味しいけれど、せっかく静岡に勝ったのだし、純貴もJデビューすることだし(←予定)、ここはもっとお祝いモードで豪勢にいこう。
関アジ、関サバも考えましたが、どうせなら東京へ運んでこれない「大分でしか食べられないもの」にしよう。・・・そう、あれだ!
以前福岡に住んでいたころに夫と別府の温泉巡りをしたときに行ったお店を思い出して。思い切って豪華にふぐを食べに行くことにしました。
前に行ったときは長野オリンピック開催中だったけど、ふぐのシーズンってもしかして冬かしら?じゃあ季節はずれかな?でもまあいいや。

ふぐ松
このお店です。年中無休でランチタイムをはずれた昼間も営業していてラッキーでした。

肝和え
肝あえ

ふぐ刺し
ふぐ刺しです。
もみじおろしと浅葱のほか、ポン酢にふぐの肝を溶いて食べるのが大分ならではの味です。
大分以外では肝を提供するのは条例で禁止されているそうで。
ヒレ酒も合うだろうなあと思いましたが、日の高いうちからおばさんひとりでヒレ酒という図はあんまりかと思って自粛しました(笑)。
トップの試合中でもありますしね。
純貴の出場機会があることを祈りつつ。

ちり
薬味(あさつき、もみじおろし、肝)
ふぐちりも、同じく浅葱ともみじおろしと肝をポン酢に入れて。
こくがある美味しさです。

最後は雑炊
雑炊で締め。美味しいです。

豪勢で満腹すぎ。もう今日は夕食抜きですね。


【2008/09/29 15:00追記】
大会公式サイトの結果速報によると、2回戦も勝ったようですね!
池ヶ谷、福原のゴールで2-0で高知県に勝ったみたいです。
やったー。
準々決勝は明日9/30(火)11:30から1回戦と同じ野口原総合公園陸上競技場で。神奈川県と対戦します。
こうなったら優勝まで勝ち進むぞ~。がんばれ~。


posted by あきっく |23:59 | コンサ以外のサッカー | コメント(5) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:チャレンジ!おおいた国体 1回戦 北海道vs静岡県(追記しました)

勝ちましたねっ!
やったー☆(超´Д`人´Д`嬉シィ)☆
修平頑張ってたんですね♪
見たかった…
なかなか書き込みしなくてすいません、
でもいっつも見てます!
これからも頑張って下さい! 

posted by みさき| 2008-09-29 21:40

Re:チャレンジ!おおいた国体 1回戦 北海道vs静岡県(追記しました)

>みさきさん
こんばんは。
いつも見てくれてるとのこと、ありがとうございます。
修平くん、かっこよかったですよー。
和弥くんは初日は出番がなくて残念でしたが、今日はどうだったんでしょう。
大会公式サイトで試合記録を出してくれるといいんですけどね。
明日もまたがんばってもらいましょう!

posted by あきっく| 2008-09-29 22:02

Re:チャレンジ!おおいた国体 1回戦 北海道vs静岡県(追記しました)

こんばんわ!国体レポありがとうございます。北海道代表がんばりましたね!さすがに大分は無理だよな~。深夜バスという怪物にたたきのめされるどころか命取られるかもしれません。という事で私は来年の新潟まで我慢します。追伸、試合のレポより、ふぐのカットの方をじっくり拝見させていただきました。

posted by すうさんFC| 2008-09-29 22:37

Re:チャレンジ!おおいた国体 1回戦 北海道vs静岡県(追記しました)

>すうさんFCさん
こんばんは~。
おかげさまで試合もふぐも楽しんできました~。
もっと美味しそうに撮れればよかったんですけど。
深夜バスで大分往復0泊2日の旅は考えるだけでも過酷ですねw
選手たち、どこまで勝ち上がってくれるか楽しみです。

posted by あきっく| 2008-09-30 00:12

Re:チャレンジ!おおいた国体 1回戦 北海道vs静岡県

渡邉孝吉は、俺のお父さんだ!静岡をあまくみなでください。(´・ω・`)
お父さん、この日のショックがひどくて「もう、監督はやらない…」って言ってるんです…
俺のお父さんは、俺にとって自慢のお父さん何です。
だから、静岡がほかのチームと試合をしてたら応援してください。…よろしくお願いします。

posted by 渡邉ダイナミック| 2012-07-02 15:41

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