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2009年04月17日

適材適所?

昨日の記事のコメントで、はげおさんとプリオールさんから、
今までの試合を観る限り、フォーメーションと選手の適正が合っていないのではないか
という御意見をいただきましたヽ(‘ ∇‘ )ノ 

結論から先に言えば、お二人の仰りたいことは私もよくわかります。
私もほぼ同じ感想を持っています。



昨季、監督がノブリンに決定する前に、チームの補強が進んだので、
監督がやりたいサッカーに必要と思われる選手の補強に、ノブリンは関わっていません。
その後、キャンプ中にも補強することは可能でしたが、
現有戦力で戦うことを選択し、新たな補強はしませんでした。

昨季の三浦監督は4-4-2で今季同様4バックでしたが、
SBに縦への運動量よりも最も危険なDFラインのスペースを埋めることを
優先した守備重視の戦術であったため、
世界的にみればSBにも高い守備力が求められていますが、
4バックにCBタイプを4人並べていました。
そのため、DFでも、“いわゆるSBタイプ”が札幌には不足しています。

DFなので、基本的には守備が出来て、攻撃時に縦へ動ける選手がいない。
大事な点は、SBであってもある程度の守備力があることだと思っています。
最も危険なDFラインにおいて、相手に競り負けたり、
スペースをつくることは、即失点に繋がるからです。
その上で、CBよりも、ある程度縦への運動量が求められる。

まず、札幌の大問題はここでしょうね。
4バックをやるにあたってSBの選手層が極端に薄いこと。


左SBは、両SBが出来る西嶋が定着していますが、まずこのバックアッパーが居ない。
そして、右SBに関しては、はげおさんが仰るとおり、頑張っているのは分かるのですが、
やはり征也と大伍だと守備に不安があります。
芳賀だと安定しますが、高さの点で相手に狙われています。


SBがいないなら、いっそのこと4バックをやめれば良いのではないか?
という根本的な疑問もあると思うのです。
相手が2トップなら、3バックでもまだあまり問題ないんですが、
しかし、例えば、3トップ気味のチームには数的優位を作れませんし、
サイド攻撃をしてくるチームに3バックの両サイドに出来るスペースをえぐられます。
(※“4バックか3バック”よりカバーリングの意識。)

そうなると、WBを下げて4バックか5バック気味にするか、
ボランチのスペースを埋めるカバーリング能力の問題になると。
まず、WBをDFラインまで下げると、4バックで右SBに征也を置くのと同じ不安が発生します。
そして、ボランチに、攻撃的な選手を二人置いてしまうと守備が破綻する恐れがある。
クライトン、ダニルソン、上里の3人のうちいずれか二人を
ボランチに置くとこの危険性が増します。

しかし、この3人はボランチで使った方がおそらく良い。

ジレンマです(笑)。

特に、クライトンは、攻撃だけ考えればボランチの方が良いと私も思います。

そこで、苦肉の策ですが、ボランチに上里とクライトンを置くという前提で、
4バックにして、DFラインを守備重視にして、左SBにダニルソン、右SBに西嶋を置いて、
ボランチにクライトンと上里を置いて、上里の方に守備を頑張ってもらってバランスをとる。
( ̄へ ̄|||) ウーム、それでも危険な香りがします・・・(笑)

上里を左SHに持ってきて、ボランチに西か芳賀を入れたほうが安定するのでしょうけれどね・・・(-"-;A

そうなると、1トップにポストプレーの上手い宮澤をもってきて、
裏に抜けるのが上手いキリノをトップ下に置ける。
(宮澤とキリノの2トップと考えても良いかもしれません。)

“帯に短し襷に長し”という選手が多いので、足りないところは各選手の今後の成長も期待して、
私の独断と偏見で↓のように、4-2-3-1ではめてみました。




        宮澤

西(上里)  キリノ   藤田

   上里(西)  クライトン

ダニルソン 吉弘  趙  西嶋

        荒谷(佐藤)


SUB:石井、砂川、岡本、芳賀、佐藤



まあ、素人考えなんで、ノブリンがやりたいサッカーが、
これで機能するかどうかわかりませんけどね(笑)
ノブリンも、今後の選手の成長を長期的に考えて色々と配置しているのかもしれませんし。

コレを見ての思いつきですが、状況にあわせて、
西と上里でポジションチェンジなんかも面白そうですよね。

はげおさん、プリオールさん、他の皆さんもご意見があれば、
(遅レスですが・・・(・・;))コメントください。
お待ちしております。


posted by whiteowl |15:00 | Consadole Sapporo | コメント(6) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:適材適所?

こんばんは。

お付き合いいただき、ありがとうございます!
ここに来ますと、
同じようなジレンマを抱えているサポと出会えるので、本当に面白く、興味深く…。

whiteowlさんにはいつも感謝しております。

さて、適材適所。

コンサの所属選手を見ても、
4-2-3-1が最適なシステムではないのは明白。
もちろんSBに攻撃的要素を求めた場合のお話ですが。

そして、今後CBはレギュラークラスの選手(ミノ・ソダ)が、
怪我から復帰してくるでしょう。

趙がいい仕事してくれているので、
ずっと使いたいですし…(右SBは…ありかな…?)。

3-5-2が所属選手を考えた時にはベターかもしれませんが、
ここは、イシさんがせっかく監督なのだから、
4-2-3-1を追究すべきかと。

では、どんな可能性があるか…。

レギュラークラスのすべての選手を適所に配置するのは不可能。
では、優先順位として外国人は適所にはめてみよう。
助っ人なわけですから、使わないともったいないので。

クライトン…ボランチか。
前を向いて真ん中でプレーしやすくするのがベター。
トップ下だと、一瞬の早さに欠けたり、エリアへの進入が少なかったり、サイドに流れたりで、
思うほど相手チームの脅威にはなっていないのかもしれません。
そして、決定力も…
草津戦のキリノの2点目…ストライカーらしいゴールで満足なんですが、本来、クライトンの時点でゴールしていなければならないのではないかと…。
サイドに流れることについては、以前にもいろんな方の意見を読ませていただきましたが、
やはり効果的ではないと見ています。
クライトンの場合、右サイドに流れることが多いですね。右サイドの高い位置で、数的優位を作れている。
けれど、その分、肝心のエリア内が薄い。
左SHやWボランチは、キーパーに押さえられてのカウンターや、セカンドボールの処理を考えると、ポジショニングが難しくなる。結果、分厚い攻撃には繋がっていかない…と見ています。相手チームは守りやすいどころか、カウンターのチャンスと見ている可能性もある。
守備面の不安…確かに。
チームとしての守備戦術を遂行する意識や、
カバーの意識には不安がありますね。

ただ、クライトン個人が、ボールを奪取したり、インターセプトをする能力は、低くはないと見ています。

三浦サッカーの時、ボランチに配置されたクライトンが、ゾーンから前へ出たがっていた風景を思い出します。今のサッカーでなら、有効な面もあるかと。

続いて、キリノ
1トップは向いていないのかも。
キリノは前を向いてプレーしやすくするのがベターではないかと。
今は、ターゲット役などを一生懸命やってくれていますが、ゴールに背中を向けている時間が長いかと。
身長はあるけれど、ポストプレーヤータイプではないから、長所を発揮する機会が、極めて少ない状況でプレーしているように感じます。
クライトンに欠ける、一瞬の早さや、エリアへの進入、コンサでは多分、一番の決定力を持っている選手と思うので、シャドーの位置がベターかと。

最後にダニルソン…
はっきり言って…困ってしまう。
体も強く高さもある、スピードも運動量もある。前へ進ませようとする意識も高い。真面目なプレーをする。けっこう好きな選手なんですが…。
長所を発揮し切れていない印象。

こんな見方には自信がまったく持てないのですが、
ダニルソンは、J2の各チームが、攻撃的な中盤に配置する選手たちと、極端に相性が悪いのではないか…。

ダニルソンにとって最適な"1歩"の距離が、他の選手より長いのではないかと。トラップが大きいのではなくて(ミスで大きくなっている時もあると思うけれど)、自分の距離に置こうとしているのではないかと。J2だと(J1もか?)攻撃的な中盤には、わりと小回りのきく(アジリティが高い)選手が多いので、狙い所にされているのではないかとも…。

書けば書くほど
頭ぐるぐるです…混乱中。

まとまらない長文で、いつもいつもご迷惑を…。

私の独断と偏見では以下のように。
明日には、違う布陣をベターと感じる自分がいそうですが(-_-;)

    ダニルソン(本気?)
       (宮澤)

上里     キリノ    藤田

     芳賀  クライトン

西嶋   吉弘   趙    西

        荒谷(佐藤)

左SHには左利きの選手を配置したいので。
右サイドにコンサの攻撃が偏るのは、

左SHが切り返して、右に持ち替えてクロスをしなければ、精度が下がるからではないかと。
相手CBが自陣ゴールを見ている状況で、クロスを入れたいけれど、持ち替える動作の時に前を向かれてしまう…。右からよりは決定的なチャンスになりにくいのではと。
もっとも、今の状況(中薄)では、どっちからクロスを入れても、ピンポイントでキリノに合わないと、点にはならなそうですが…。

また考えながら、明日のゲームを待ちます。

もっとましな考えになってから、
書くべきですね…すみません(-_-)

posted by はげお| 2009-04-18 20:41

Re:適材適所?

↑訂正

芳賀とクライトンの配置が逆でした。

芳賀には右サイドのカバーを頑張ってもらわないと。
あと、クライトンが右だと、右サイドに流れるかもしれないから…。

未だ、混乱中です。

posted by はげお| 2009-04-18 20:59

Re:適材適所?

今日の試合を見てもまだ納得のいく、結論には至らない!!

今日はまず動きが良かっただけで、出来ない事が目に付いた!

良かった事は、前を向いて守備、攻撃が出来ていた事だ!
出来ていないことは、西嶋のサイドを相手に支配された事だし! 香川にDFをちんちんにされた事だろう!!

デメリットは、当たり前にあるがメリットを追い求める事が、大事で!?
攻撃的であることが、デメリットを凌駕する!

ある意味開きなをる事が出来るかが鍵だ!

今日の岡本は効いていた!
次は藤田が効けば良いのに!?!?

posted by プリオール| 2009-04-19 21:40

Re:適材適所?

守備では 藤田がメッチャ効いてました!?

posted by プリオール| 2009-04-19 21:45

Re:適材適所?

連勝は素直に喜びたい!

が、プリオールさんと思いは似ている…。

私が気になるのは…
なぜ…前を向いて守備&攻撃ができたのか…ということ。

ダニルソンなんて、別人のような動きでしたね(正直、試合前は香川&乾とは勝負にならないと思っていたところもあり…)。
これなら適正はボランチと言える。
縦によく動いていたダニルソン。
クライトンを追い抜くような場面も多くありました。

クライトンが左サイドに流れた時には、
藤田がよく中にしぼっていました。
上里&ダニルソンもエリア内または近くまで押し上げていて、中薄状態を少し脱却できたようにも感じます。

キリノは、いつもよりはやりやすそうに見えました。
前を向いていてこその2点目だったと思います。
相手のトラップミスとアナウンスされていたけれど、
ミスっていうほどのトラップミスではないでしょう(判断ミスではあるけれど)。
ねらっていたキリノの勝ちです。

勝ったゲームなので、よい点は見つかるけれど…
問題なのは、"なぜそれができたのか"ということ。

選手たちはよく動いていたし、戦っていた。
でも、"システムの相性による利点"が大きかったように思えてならない…。

4バックのチームと戦うときと、
3バックのチームと戦うときでは
サイドHが感じるプレッシャーが、攻守においてまるで違う。
常に2人を相手にしている感覚になる4バック
サイドで1人をなんとかすればよい(そう単純ではないのだけれど)3バック

今日、岡本と藤田がよかった()のは、
この心理によるものではなかろうか…
両サイドハーフの動きがよいから、
中の3人も縦に動きやすかったのではないか…(クライトンの玉離れも今日はよかった!)
攻撃の形を作れるから、当然シュートも打てる(選手の意識も高かったと思うけど。意識が高くても形が作れなければシュートは打てない!)

結果として、ボールがコンサにとっての危険地帯に運び込まれる回数が減り、
セレッソはいつもの半分しかシュートを打てなかったのではないか。

こう感じられてしまうのです(昨シーズンで私の頭にも負け癖がついているんですかね…苦笑)。

次、4バックのチームと戦うときに、
同じことがやれるかどうかです。

posted by はげお| 2009-04-19 22:23

Re:適材適所?のお返事。

>はげおさん

いつもコメントありがとうございます。

>クライトンの場合、右サイドに流れることが多いですね。
>右サイドの高い位置で、数的優位を作れている。けれど、その分、肝心のエリア内が薄い。

これは、あると思いますね。その後のカウンターに対するカバーの問題も含めて。
だから、札幌は右サイドからの攻めが多くて左サイドが少ないという説明にもなる。

中央が薄いから、ボランチが上がらないとチャンスにならない。
だけど、ボランチが上がると当然真ん中が薄くなる。だから、ボランチもバランスよく攻める必要がある。

キリノについては、スペースがあれば活躍できる。
ただ、そのスペースを自分で作るところまで多分監督は求めてそう。
だから、1トップで使い続けているのではないかと。

ダニルソンは、身体能力だけでいったらこんなところに居る選手じゃない(笑)。
あとは、どれだけボールや動きの質を上げられるかでしょうね。
楽しみな選手だと思います。

昨日のセレッソ戦は、4-2-3-1が相手3バックに対して、
はまったという印象は私も同じです。

この勢いを本物にすることができるかが、次節以降鍵になるのではないでしょうか。

>プリオールさん

セレッソには、確かに札幌の左サイドばかり攻められていた印象がありますよね。
両サイドのマッチアップの問題なのか、バランスの問題なのかちょっとわからないのですが・・・(-"-;A

まあ、香川の得点は、札幌の選手も4人も抜かれて情けないですが、
香川を褒めるべきかと・・・(・・;)

クライトンがサイドに流れることもあって、左右のバランスが悪いのかもしれないのかなぁと。

その点に注意して、暇があったら、見直してみます(;´Д`A ```

posted by whiteowl| 2009-04-20 13:30

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