2021年03月11日
あれから10年
サッカーのある日常とはなんだろう。 昨年の今頃はリーグ戦も中断、外出も自粛、練習も試合も中止… 先の見えない毎日の中でサッカーのある日常がどんなに素晴らしかったか身をもって体験しました。 そこから4ヶ月。サッカーのある日々は戻ってきましたが、それは私たちが思い描く「サッカーのある日常」とは違い、たくさんの制約の中にありました。 それでも「サッカー」は私たちに元気と勇気を与えてくれました。 生きがいに思えるものがあること。 それに向かって日々を暮らせることは暗闇の中の希望でした。 「サッカー」とともに過ごす日常がある しあわせ。 それが「サッカーのある日常」なのかもしれません。 今年も制約の中ではありますが無事にリーグ戦も開催し、 さあ今年こそは!と どのチームも胸を高鳴らせていたであろう矢先にガンバ大阪さんがコロナ感染増により2週間の活動停止。 今シーズンは4チームの降格が予定されている中での活動停止はクラブにとって厳しい状況となるかもしれませんが、 まずは感染された選手・スタッフの皆さんの1日も早い回復をお祈りするとともに、コロナから復活したガンバさんに会える日を楽しみに待っています。 がんばれガンバ大阪さん! がんばれガンバサポーターさん! しかしながら、これはガンバさんに限らず誰にでも、どこにでも起こり得ることです。 今は大丈夫でも突然、目の前のサッカーが奪われる日が来るかもしれません。 今回のことで感染も、地震も、災害も決して他人事ではないということを改めて実感しました。 いつもの日常が日常ではなくなって初めて「普通の日常」が「サッカーのある日常」が、どんなに素晴らしいものだったかを知るのです。 普通の日常が普通ではなくなった東日本大震災から今日で10年となりました。 あれから10年。 「10年の節目ですね」というレポーターに 「10年の節目と言われても何の節目?これで終わりじゃなく、これからもずっと続くのに」 と言っていた被災者の方の言葉に胸に詰まります。 どうか1日も早く被災地が復興しますように。 どうか1日も早く被災された皆さんが「普通の日常」を過ごせる日が来ますように。 そして、今年もYahoo!の復興応援サイトが開設されました。 Yahoo! JAPANで「3.11」というキーワードで検索された方おひとりにつき10円がYahoo! JAPANから被災地の復興にたずさわる団体に寄付されます。 ひとりの拍手もたくさん集まると大きな後押しになります。 10円という小さい額でもたくさん集まれば大きな大きな応援となります。 今日という日を過去のものにしないために。 今できることを。 これからも、被災地に心を寄せながら。