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2020年12月23日

今年の「応援」エトセトラ

皆さんご無沙汰しております。

8月以来の投稿です。
ちなみに健康です。
元気に観戦もしておりました。
観戦記は…ずいぶん溜まってしまいましたが
そこは追い追いで(*ノ∀`*)


今年も「北海道コンサドーレ札幌 Advent Calendar 」に参加させていただく事となり、
久しぶりに戻って参りました。

この「北海道コンサドーレ札幌アドベントカレンダー」はコンサドーレに関するあれこれを
様々な視点から書いた記事をまとめたものです。
どれも楽しく興味深いものばかりですので是非ご覧ください。

私の「アドベントカレンダー」の参加は今回で7回目となりますが、
他の皆さんが書かれた素晴らしい記事の「箸休め」として気楽にご覧いただければ幸いです。

拙文ではありますが、どうぞ最後までお付き合いください(*^^*)
(箸休めと言いつつ、ちょっと長いですが)



4月から放送されたNHK朝の連続ドラマ小説のタイトルは「エール」

ここで言う 「エール」  は応援や声援のことです。

今年の7月には「東京オリンピック2020」が華々しく開催され、
まさに、日本国中が エール に包まれる年となるはずでした。



2月16日(日)
Jリーグはオリンピック開催による7~8月の中断のため例年より1週間早く始動。

初戦となる  ルヴァンカップグループステージ第1節 アウェイ鳥栖戦は0ー3と快勝。
新しいシーズンの幕開けは希望に満ちたものとなりました。



昨年のルヴァンカップ決勝から更なる飛躍を願う2020年。

今年もあの場所に行きたい!今年こそタイトルを!
今日の勝利で、また一歩、そこに近づいた気がしました…

が、その勝利から1週間後。

リーグ戦開幕前の2月21日(金)
Jリーグから初めて新型コロナウイルス(以下コロナ)に関する声明が出されました。


最初はこんなに感染が拡大するとは思わず、流行り風邪程度で落ち着くのかな…
と国民の誰もが簡単に考えていたあの頃。
Jリーグの発表も「マスク着用」「消毒液の設置」「咳エチケット」程度のものでした。


翌日のJ1リーグ第1節 柏戦のスタンドはマスク姿のサポーターで埋め尽くされ、
少し異様な雰囲気が漂っていたせいかどうか分かりませんがコンサは4ー2で敗戦。

今年のJリーグアウォーズでMVPとなったオルンガ選手の速さを、まざまざと見せつけられ
鳥栖戦の勝利に浮かれていた私は「今年も気を引き締めて頑張ろう!」
と心に誓ったのであります。




そして、その開幕戦から、わずか5日後。

JリーグおよびYBCルヴァンカップの延期が決定し、そこから長い長いトンネルへ突入したのであります。


コロナ禍の状況を追っていると長くなるので経過は割愛しますが、
度重なる延期や緊急事態宣言によるトレーニングの中止など…
「コンサドーレ」が生きがいで、コンサドーレとともに日々を過ごしている私たちは
行き場のない思いと手持ちぶさたを抱えておりました。


何より、サッカーが職業である選手たちがサッカーを取り上げられたら…
今ごろどうしているだろう。
どんな事を考えて過ごしているだろう。
再開はいつになるのか。そもそもサッカーは出来るんだろうか…
と心配は尽きません。


しかしながら取り巻く状況は悪化するばかり。

学校は休校。外出自粛、Stay Home、在宅ワーク、
観光客は来ない。お店は営業自粛…
経済は滞り、街からは人が消える。


これからどうなるんだろう。
コロナも生活も暮らしも仕事も…離れて暮らす家族も
何もかも心配。



重く暗いニュースばかりで毎日が不安に包まれる中、
選手たちによる「手洗い動画」が配信されました。

インスタグラムによる選手のライブ配信もありました。

クラブはSNSを使い、積極的にチームの「今」を配信してくれました。


外には出られないけど元気な姿を見られるだけで勇気が沸いてきました。

今日も拓馬と武蔵の会話が楽しかったら、また明日頑張ろう!
と明るい気持ちで今日の日を終えることができました。

選手も頑張ってるから自分も頑張らなきゃ!と
何よりの応援になりました。


普段、聞くことのない選手の生の声。
本当に楽しかった。


選手会長である荒野選手の発案により始まったトークライブは
月と土の8時から「おしゃべりコンサリレー」として数回開催され、
その後は、カーリングややバドミントンの選手も加わり楽しい時間を過ごすことができました。


選手の皆さん。その節は大変な中ありがとうございました。
月曜日と土曜日の夜がこんなに楽しみだったことはありません。



今にして思えば、こんな時じゃなきゃ出来ないことだったかもしれませんね。
だからと言って、またあの日々に戻りたいとは思いませんが。


でも、そんな今年だからこそ沢山の「応援」がありました。


ここまで前置きが長くなりましたが、今回のアドベントカレンダーは「今年の応援エトセトラ」を、ちょっとだけ拾ってみようとおもいます。



4月6日。
クラブへ選手全員による年棒の一部返納の申し入れがされたとの報道がありました。



家族もある。生活もある。
その中で何度も何度も話し合って最終的に全員で決めたという一部返納。



「コロナ禍の影響でチームが経営的にも厳しい状況になると知り、自分たちがチームに何かできることはないか。給料の返納はチームのサポートになるのではないか?」

「クラブへの支援の先にある北海道への支援につながると考えています」
と語った宮澤キャプテン。


試合の延期による興業収入の減少などで赤字は5億円を越える…とのクラブの状況が選手の耳にも入ったようで
一部返納の額は1億円になると言われております。



決して美談ではない。
先陣を切ったことで他のクラブの選手からの風当たりも強かっただろう。

でも選手たちは決めた。

全員で決めた。


その選手たちの想いに対し

「金銭的にどうこうということではなくて、この大変な時期を
選手とクラブが一緒になって乗り越えていきましょうという意味で勇気をくれた。僕からすれば仲間が増えたように思える提案でした」

と答えた野々村社長。




選手自らが考え、力になりたいと思えるクラブであればこその行動で、ミシャ監督が常日頃 言ってる「ファミリー」だからこそ信頼関係がそこにあるのだな~と、
なんて良いクラブなんだろうと胸が熱くなりました。


選手からクラブへの「応援」が、そこにありました。




ならば、ならば、一緒に乗り越える仲間は1人でも多い方がいい!
その素敵な仲間たちに自分たちも加わりたい!

と思ったサポーターも少なく無かったでしょう。

選手がやるならサポーターだって!
と財布を握りしめて「出資」の報を待っていたことでしょう。


でも野々村社長は
「クラブのことはクラブで何とかするから再開した時のために元気でいてね」
と言いました。


そう。今は感染予防を徹底して来るべき再開の日に向けて
健康でいることが何より大切。


…とは言っても私たちも何かクラブの役に立ちたい。
助けられることは小さいことかもしれないけど、
一緒に乗り越えたいんです!社長!



なにか、なにか私たちに出来ることはないですかー?




そんなサポーターの心の声が届いたのか、クラブが打ち出したのがクラウドファンディング。



どんな状況下でもクラブを支え続けてくださるパートナー企業様を、今度はクラブ側が支える側に立つ。

誰もが困難な状況だからこそ、クラブに関わる全ての方々と手を取り合って、この状況を乗り切るため

『#全道一丸で乗り越えよう!コンサドーレパートナー企業 応援プロジェクト!』

を立ち上げたのです。



6月4日(火)にスタートしたコンサドーレファミリー クラウドファンディングは、
なんとスタートから開始13分で「目標金額300万円」を達成!

8月22日の締切まで最終的に支援者は、延べ4905人となり
総額 56,128,613円の支援金を集めました。



その達成率は…な、な、なんと 1870% !!



君は1000%~♪を遥かに越える1870パセ――ン!! Σ(゚Д゚;)


毎日毎日 増えていく支援金。残り数日で 5,200万に達した時には、
どうせなら 5310万までいって「5310=コンサドーレ」で終えたら凄くない?

なーんて思い、いそいそと追加支援をしましたが、
そこも実に、あっさりと越えてしまいました(≧∀≦)


恐るべしコンササポさん。


いや、後からSNSで知りましたが他サポさんも支援してくださったそうで
皆さん本当にありがとうございました。




コロナ禍で大変なのはどこも同じ。
サポーターがクラブの心配をする中で、クラブもまたパートナー企業の力になりたいと考えたのです。
自分たちだけだ生き残るのではなく、これまで支えてくださったパートナー様とともに乗り越えようと。

その先にある 北海道ともに。




選手からクラブへ。

クラブからパートナー様へ。

「応援」は様々に形を変えてエールを送ります。




そして、ついにサポーターから選手へエールを送る日がやってきました。

2月の延期から4ヶ月半。
ようやく、ようやく、Jリーグの再開が決定したのです!


初めは移動による感染リスクを減らすためチームを東西に分けての開催。

移動距離の長いコンサドーレは千葉県内にあるトレーニング施設「高円宮記念 JFA夢フィールド」をお借りし、
今季4時度目となる関東キャンプでリーグ戦を戦うための気力・体力を整えました。



そして迎えた7月4日。
リーグ戦再開から2試合は無観客試合でした。
応援歌やチャントをスタジアムに流したりするクラブもありましたが
罰則ではない無観客試合は何とも言えない寂しさがありましたが
普段は聞けないようなピッチ上の会話ややりとりが聞こえ
それはそれで新しい楽しみ方も覚えました。


再開2試合目は鹿島スタジアムでの歴史的勝利。
次の湘南戦からは入場者5,000人以下の制限があるもののお客さんを入れての開催となり
少しずつ、少しずつ前へ進んでいきました。

再開後のアウェイ4試合を2勝2分の負けなしで終え
赤黒の勇者たちが、いよいよ北海道のホームへと帰ってきました。


ビジターの観戦も制限される中、リモートで応援するしかなかった私たちも
ようやく、ようやくホームで選手に直接エールを送れるのです。

今季初戦から5ヶ月。長かった…ここまで本当に長かった。




7月22日(水) 19時 札幌ドーム
4か月遅れのホーム開幕戦。

5,000人の上限があるもののチケット発売されたら あっという間に完売するだろうと予想するも来場者は 3,151人と下回りコロナ禍の影響は小さくないことと実感しました。


4万人弱を収容する札幌ドームのホーム初戦。

スカスカのスタジアムに選手を迎えるのは寂しいな…という心配は
社員さんが5時間かけて並べたという赤と黒の縦縞とエンブレムのビッグフラッグによるコレオグラフィーが吹き飛ばしてくれました。



スタジアムに入ると目に飛び込んでくる大きな大きな赤と黒の縦縞。

アウェイゴール裏スタンドを埋め尽くす圧巻のコレオ。

なんと素晴らしい応援でしょう。


ここへ戻って来た喜びを後押しする、このコレオグラフィーで
涙がとまりません。


左右3席、前後1席を空けて配置された座席。
空席が目立つかと心配してスタンドも等間隔で配置されているため、
遠目にはたくさん入ってるように見えました。



あ~帰ってきたんだなぁ~

選手が戻ってきたんだなぁ~


ピッチ練習に出てきた選手たちに大きな大きな拍手が送られました。

声援も、太鼓も、応援歌も、手拍子もない。
旗も振れない、ハイタッチもできないけど
拍手はできる!

お帰りの拍手。
がんばれの拍手。


アウェイチームのサポーターさんはまだ来られないので私たちが代わりに

ようこその拍手。
ここまで来てくれて、ありがとうの拍手に
試合が無事に終わるよう共にがんばろうの拍手を送ります。



試合が始まれば

ナイスの拍手。
惜しかった~の拍手。
CK決めちゃえ!!FK決めちゃえ!の拍手。

がんばった!の拍手にお疲れ様でした!の拍手。



とにかく伝えられる精一杯の拍手で応援しました。


試合の翌日は両腕に4か所の内出血を発見!
どうやら拍手のし過ぎで血管が切れたようで…
これからは血管も鍛えないとなりませんね。(ノ∀`)



その後、手拍子が解禁となり
ただ叩くだけだった拍手から手拍子でリズムをつけられるようになりました。


それに合わせてスタジアムにはアンセムのメロディーが流れるようになり、
そのメロディーで合わせて手拍子を送りました。

拍手の時には無かった一体感。
胸が高鳴る瞬間でした。


そこからまた、太鼓や鳴り物が解禁となり
攻撃にリズムが生れました。


ドン・ドン・ドン (  )
ドン・ドン・ドン (  )←ここに「おい!」

が入るんだろうな~と想像しながら「おい!」の部分は飲み込んで手拍子。


ドンドン ドドドン ドドドド(     )

聞こえないけど不思議と聞こえる「サッポロ!」の声。
空白のようで空白じゃない。
そこには、ちゃんと 「音」がありました。



そして、ついに我らがコールリーダーくんが登場!

応援が出来なくなり、歌うこともコールをすることも
声を出すことも出来ない中、じーっと拍手で伝えてきたけれど
やっぱり応援に、この方は欠かせません。

「このリズムは本当は歌に合わせてるんですけど」と言って
手拍子のリズムを教えてくれました。


聞こえたよ。
ちゃんと聞こえてきたよ、その応援歌。



新しい太鼓と手拍子のリズムは選手に届いたでしょうか。
声は出せなくても、ああ、このリズムはコンサドーレの応援だ…と分かってくれたかな。

拍手だけの時は、速くなったり遅くなったり若干のズレが生じていましたが
太鼓が加わったことで、さらに一体感が増し、力強い応援になったように思いましたが、
選手に伝わっていたら嬉しいな。


今年は最後までスタジアムで声を出すことはできませんでした。

来年こそは思いっきり大きな声で
選手の名を呼び
チームの名を呼び
チャントを歌えますように(。-人-。)


選手を応援することは、私たちの元気が源だから。
来年は世界中が「元気」でありますように。



選手からクラブへ。
クラブからパートナーへ。
そしてサポーターから選手へ。


今年は特別な年だから「応援」の形は違うけ
ど、
「応援」する気持ちだけは、ずーっと変わることはありません。

がんばれ。北海道コンサドーレ札幌!
がんばれ。パートナーさま!
そして、がんばろうね。私たち!



まだまだ、ここには書ききれない、たくさんの「応援」がありましたが最後にひとつだけ!


荒野拓馬選手が中心となり始まった「 RESCUE HERO(レスキューヒーロー) 」

フードロスを無くそうという取り組みは北海道から始まり
今では賛同するJリーガーも増え東北、中部、関東、近畿、九州、沖縄と活動拠点を広げています。


コロナ禍での自粛期間はゲリラ的にインスタライブを開催したり
サッカーが出来ない期間にも精力的に活動していた荒野選手ですが、
サッカー選手の自分が北海道のために何か出来ることはないかと模索している中で、食品ロスのことを知り、少しでも北海道のフードロスを無くそうと「レスキューヒーロー」を立ち上げました。



「僕は普段サッカー選手として多くの方々に支えられています。
今回は僕がフードロス問題を通して、たくさんの方々の支えになれたらなと思っています。」


拓馬の「たくさんの困っている方を応援したい」という心意気を応援したい おばちゃんなのであります(≧∀≦)




ちなみにレスキューヒーローの配送は年末年始のお休みに入ってますが注文はできますので。よろしくお願いいたします。





では、最後に(これが本当の最後)

コロナ禍で大変な思いをされている皆さん。
医療従事者の皆さん。
エッセンシャルワーカーの皆さん。

いつも本当にありがとうございます。
感謝申し上げます。

そして、日々を頑張って暮らしてる皆さんに
心より「エール」を送ります。

ともに、乗り越えましょう!
コロナに負けず頑張ろう!



最後までご覧いただき、ありがとうございましたm(_ _)m
長くて、すみません。



それでは、


★★★ Merry Christmas ★★★









posted by mimicchi |15:39 | コンサ外伝 | コメント(2) |