2006年07月04日

昨夏のJ村 その3

J村開幕前盛り上げ企画(去年のJ村話)その3です。
その1こちら
その2こちら


大会3日目・グループリーグ第3戦は、休息日を一日挟んで2005年8月2日(火)に行われました。
コンサユースの属するCグループは、第3試合、15:00キックオフの時間帯です。
2日目までの結果では、Cグループは大宮と清水が勝ち点6、コンサが勝ち点3、神戸が勝ち点0でした。
そして3日目の第2試合終了時点で、他グループの2位に勝ち点5以上のチームが複数出ており、コンサが引き分けで勝ち点4で仮にグループ2位になっても、決勝トーナメントに進出できないことは確定していました。
コンサとしては、もう勝つしかありません。
そしてコンサが清水に勝って勝ち点6となった場合、Cグループのもう一方の大宮vs神戸で大宮が引き分け以下ならば、コンサと清水が勝ち点6、大宮が勝ち点4以下となり、清水とコンサの得失点差からコンサがCグループ1位となって決勝トーナメント進出が確定します。
コンサが勝って、大宮が勝てば、大宮が勝ち点9、コンサが勝ち点6でグループ2位となり(清水には得失点差で勝つので)、他グループの2位との比較になります。
すでに試合を終えているA、B、E、Fの2位のうち、F組2位の名古屋が勝ち点7でしたので、勝ち点6のコンサにとっては残り1枠になります。A組2位、B組2位の湘南と千葉はそれぞれ勝ち点6でしたが、得失点差でコンサが上になる(コンサは清水に勝つことが前提なので、得失点差が今より悪くなることはあり得ないので)ことははっきりしています。あとはコンサと同時刻に行われるD組の結果次第です。
D組は現在1位のガンバ大阪(勝ち点6)と2位の川崎(勝ち点4)の試合が3日目に残っており、ここでガンバが勝つか引き分けでグループ1位となれば、2位の川崎よりコンサの方が勝ち点で上回りますから、コンサが2位の2位となって決勝トーナメント進出決定となります。もし川崎が勝って、川崎がD組1位となれば、2位のガンバ大阪(勝ち点6)との勝負になるのですが、得失点差勝負ではコンサはガンバにかないそうもありません。コンサがよっぽど大勝したりガンバがよっぽど大敗すれば別ですけど。

というわけで、試合が始まる前の時点でコンサが決勝トーナメントに進出する条件は

  • コンサは勝ちが必須
  • ガンバが勝つか引き分け

の両方が満たされることが必要そうです。

このややこしい状況分析はkeiさんがやってくれたものです。
ね、複雑そうでしょ。↑の説明は結果だけをまとめたものですけど、ここに至るまでには各グループ内の4位との試合結果を除いた得失点差の計算とか、幾通りものめんどくさい作業があったはずでした。

このエントリの下の方の写真で選手たちが眺めている試合結果ボードは、3日目・第1試合の結果までが記入されたもののはずですが、選手たちはこの状況をどこまで把握できたでしょうね。とりあえずコンサは勝つしかない!ということは理解していただろうとは思いますが。


そしていよいよ試合開始です。

2005/8/2 15:00 ピッチ3
コンサ 0-2(0-0、0-2)清水
大会公式記録はこちら →PDFファイル

これまでの傾向からすると、コンサユースは、大きくてごつい選手がごりごりと当たってくるチームが苦手であり、あんまりプレスが強くなくパスをつないでくるチームとはよい試合をするように見ていて思っていました。(そうは言ってもヴェルディほど強い相手になればまた別の話ですけど。)
清水ユースは例年どおりであればパスをつないでくるチームですから、コンサにとってはやりやすい相手ではないかなと思っておりました。
清水に勝てばかなりの確率で決勝トーナメントに進めそうですから、ぜひ勝って欲しい!
これは多分選手もスタッフも同様の気持ちでいたと思います。


前半開始時のメンバー

  9川村   18横野
14恭平  8大伍  10征也
     6大野
25西田 7松本 3廣中 2小田桐
     16岩田

GKは1、2日目の涼くんに代わって、岩田くんが出場です。
前半10分にいきなりカワケンが顔面を打って負傷退場。ピッチに戻れず、そのまま洋平と交代します。
ボールの支配は若干清水の方が多いけど、大宮戦、神戸戦と比べるとコンサの選手はよい動きができており、ときどきよい形を作れています。
前半20分に給水タイムがとられたとき「え?もう半分経った?」と感じたのはチームのリズムがよい兆しでしょう。
征也の右クロスに大伍がとびこむ、とか洋平の惜しいループとか、それなりの見せ場があったり、清水のシュートがポストにあたって命拾いなどピンチもあったりしつつ、0-0のまま前半終了。
思ったとおり清水はあんまりがつがつプレスにこず、コンサは1、2戦のようなやりにくさはなさそうです。

メンバー交代なく後半開始。
一進一退の攻防のまま、最終ラインあたりでボールとられ清水に独走されて岩田くんと1対1、絶体絶命のピンチ!・・・もなぜかシュートが枠外で命拾いというシーンもあったりして、今日はついてるかもと思いつつ、スコアは動かないまま後半の給水タイムへ。
さあ、残り時間でなんとか決着をつけるぞ。と(サポが)意気込んだものの、失点は再開後まもなくでした。
試合開始からずっと安定していた守備が、ここへきてなんだか気の抜けたようなプレーが見られるようになり、あれれ?大丈夫か?と思った矢先の後半26分、ゴール前角度のないところからの浮き球パスをファーサイドで頭で合わされて失点。
これでがっくりきちゃったのか、続けて後半28分にもさらに失点して、あっと言う間に2点のビハインドになってしまいます。

ちょっと足が攣った感じだった洋平に代えて久松くんがイン。
征也をFWにあげて、恭平を右サイドに移し、左サイドに久松くんが入ります。

  18横野  10征也
     8西
11久松      14恭平
     6大野
25西田 7松本 3廣中 2小田桐
     16岩田

20060705-00.JPG

終盤、疲れのみえた大野くんに代わって福田くんをそのままボランチの位置に投入しますが、追いつけないまま試合終了。
勝つのが絶対条件だっただけに、その場でその年のJ村が終了・・・。という結果になってしまいました。



前半・後半ともに途中で給水タイムがとられていることからも分かるように、夏の大会であるJ村は、コンサにとっては厳しい条件下での戦いです。
でも過去には勝ち上がったこともあるのだから、厳しい戦いの中でも今年はなんとか決勝トーナメントに進んで欲しいなあと思っています。
J村で優勝・準優勝だとプリンスの結果にかかわらず高円宮杯の出場権も得られるし!
コンサがプリンスで高円宮杯出場を決めているのだったら、J村で得た高円宮杯出場権の分をプリンスの3位チームに譲ってあげられるし!


各地域の決勝大会を勝ち上がって今年のクラセン全国大会に出場するチームは以下のとおり。
()内は地域ごとの出場チーム数。各地域の順位順に記載

北海道(1)

コンサU-18

東北(2)

ベガルタ仙台、塩釜FC

関東(9)

横浜Fマリノス、JEF千葉、三菱養和FC、川崎フロンターレ、FC東京、鹿島アントラーズ、大宮アルディージャ、柏レイソル、ヴェルディ

北信越(1)

アルビレックス新潟

東海(3)

ジュビロ磐田、清水エスパルス、名古屋グランパスエイト

関西(4)

ガンバ大阪、ヴィッセル神戸、京都サンガ、セレッソ大阪

中国(1)

サンフレッチェ広島

四国(1)

愛媛FC

九州(2)

アミーゴス鹿児島、大分トリニータ

組み合わせ・日程は、7月6日(木)に決まります。


posted by あきっく |23:25 | ユース | コメント(0) | トラックバック(0)

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