2009年10月08日

熱い試合でした

2009/10/07(水)19:00 @厚別公園競技場
J2・第44節
コンサ 0-1(0-0、0-1) セレッソ大阪
得点者:香川真司(大・89分)
試合結果詳細はこちら→ 札幌公式 J'sGoalサマリー

きのうは失意のままにとぼとぼと家に帰り・・。
試合が始まるまで現地組のブログを見て回って厚別の赤黒い夕焼けに感心したりキノコ汁美味しそうだなあと思ったりしていたのですが。くまちゃんとこでこれを見て思わず目が点に・・! 
何これ?!軍艦巻き!!
気づいたら「私のも買っておいて!!」とくまちゃんにメールしていました。あまりに突拍子もなくて、つい欲しくなっちゃって。携帯にぶらさげる自信は・・ないかも(笑)。

で、始まった試合についてはいつものように感想箇条書き。

  • ライトに照らされてきれいなピッチですが、選手たちは足もとが滑るようで、立ち上がりすぐにセレッソGKのトラップミスでCKを得るというラッキーもありました。ピッチサイドで見ている健作さんの報告によると、芝に夜露が降りているそうです。たしかにそんな感じです。
  • ミスは確かに多かったですが、前節の熊本戦と違ってなぜかあんまりイライラしませんでした。ぼんやりしていてミスをするというのじゃなく、やりたいことは分かるけど滑ったりそれ以外の要因でうまくいかなかったという感じに見えたからです。セレッソの選手たちも同様にミスしていることや、(熊本には失礼ながら)熊本の選手たちにプレスをかけられてミスするのとセレッソの選手たちもプレスでミスするのとでは私の中の先入観でバイアスがかかるからでしょうか。
  • ゴールしてもおかしくない、惜しいシーンも何度かありました。ヒロの初ゴールも生まれそうだったのに!あれ、残念だったなあ。解説の都並さんが言うように、アフターゲームショーでノノも残念がっていたように、右足ですぐに打つことはできなかったのかしらね。きっとあれ、ヒロは後でノノに言われるでしょうね。
  • ヒロはボールを持って前に仕掛けていってボールを奪われたり、ワンツーのタイミングが合わなくてうまく突破できなかったり、苦労している場面も目立ちました。解説の都並さんが、チームの決まり事を実践しようと一生懸命になって焦っているのではないか、もっと自分のテクに自信をもって余裕をもって自分の良さを発揮するプレーをした方がうまくいくのではないかと話していましたね。聞いていてなるほどと思いました。確かに、ヒロに限らず、前半のボール回しも小気味よくパッパッとパスがつながっているようでいて、その実ちょっとアップアップ気味というか綱渡りな印象を受けたんですよね。自分たちで意図してどう崩そうかを考えてパスを出しているというより、目の前のボールを素早く味方につなぐことで精一杯な感じで、ボールをコントロールしきれないままワンタッチで出している気がしました。これはまあ、選手ひとりひとりの技量や自信が少し足りないということなのでしょう。上手くなるしかありません。がんばって。
  • ヒロは果敢につっこんでいって自爆しているところもありましたけど、得意のドリブルでうまく抜いていっていることもありました。守備に必死な時間が多かったから、攻撃場面にエネルギーを割けていなかったかもしれません。でもフィジカルやらテクニックやら強い相手に立ち向かっていく経験を積んで、前よりタフになってきた気がしました。きっともうすぐ一皮むけるんじゃないかな、と、勝手に期待しています。
  • 都並さんが初めてヒロのことを見たのはという話の流れで、北海道国際ユースのU-16日本代表について触れていましたね。ああ、あのとき(→この試合とか)とすぐに分かりました。あの試合ヒロはキレキレでしたから、やっぱり印象に残ったでしょう。そして実はあのとき都並くんのボランチはいまいち・・ゲフンゲフン
  • 都並さんは征也のクロスのことも褒めていました。だよねー、だよねー、とテレビ越しに喜ぶ私。いいクロスがあがっても中が決めてくれないと目に見える成果にはならないんだけどさ。征也のえぐってのクロスにしろ、ヒロのアーリークロスにしろ、前の人たちは不感症じゃないかしら(←えこひいき?)。
  • ヒロや征也を褒めてくれたからというわけじゃないけど、都並さんの解説は楽しかったです。プレーヤー解説(と銘打ったピッチサイドレポーター?)の健作とサイドバックのお仕事について盛り上がったり、「僕は(セレッソ)サポーターに迷惑をかけてしまったから」と自虐的な物言いをしたり。北海道国際ユースを見に来たことを「親馬鹿で」と表現したり。なんていうか、素直で裏のない、思ったことをそのまま口に出してしまうような飾らない人柄を感じさせました。ヴェルディユースの監督をしていたころ、プロ志望の選手たちの就職先を見つけるため(?)自らマイクロバスを運転してチームを引き連れてあちこち遠征に出向いたというエピソードがあるそうですが、そういうところを含め、ほんと「いい人」なんだろうなと思います。それがプロチームの監督としての資質としてどうかといえばわかりませんけど(笑)。ともあれ都並さんの解説のおかげで、まるで主語が(視点が)セレッソになってしまっている永井さんの実況も、さほど気にならずに聞き流すことができました。永井さんがボールを触った選手を間違って伝えたときに都並さんが「いや、○○ですね」と訂正したことや、永井さんが選手の過去のエピソードの話をしているときに都並さんがそれと全く関係ない目の前のプレーの話を始めたときには、なぜか溜飲が下がる思いはしましたけど。(←やっぱり気に障ってたんじゃん)
  • 永井さんは都並さんのことをしきりに「前セレッソ大阪監督の」と言っていましたが、健作もセレッソにいたことがあるのをどれだけの人が覚えているだろう・・と思ったりしました。そういえば・・!って私もたまたま思い出したんですけど。なんだかこれじゃあ試合の感想じゃなく、実況に感想になってしまっていますね。
  • 後半は、香川が入ったこともあり、セレッソの攻撃に味わいが深まって、コンサはなんとか守るのが精一杯な様相になってしまいました。髙原はほんとに頼れる守護神ぶりでしたし、DF陣もパスカットしてボールを奪ったり、身体を張ってクリアしたり、よく奮闘していたと思います。PKになるかと思われたシーンもなぜか主審の柏原さんが守ってくれました。相手にイエローまで出して。あれ、相手チームだったら怒るでしょうね。現にセレッソの監督はずいぶん怒っていましたね。でもPKになっても、髙原が3連続PKを止めるかも・・という見所もあったかもしれません(笑)。
  • だからロスタイム6分の最後の最後にゴールを決められてしまったときも、ああ・・とうとう・・と残念ではありましたが、なんだかすがすがしい思いもしました。ゴール裏で泣いているセレッソサポーターの姿を見て、大伍が愛媛でロスタイムゴールを決めた試合のことを思い出しました。「引き分けもダメなんだ、勝つしかない。」と切羽詰まった気持ちになるのは、ギリギリの昇格争いの渦中にいるサポの醍醐味かもしれません。
  • セレッソと対戦して思ったこと。残念だけど、セレッソと比べるとコンサの選手たちはひとりひとりがまだひ弱です。ひ弱というより成熟していないというか。それは試合状況を考えるサッカー頭だったり、ボール扱いのテクニックだったり、身体の使い方だったり。セレッソの選手たちも年齢でいえばコンサと同じくらい若いはずなんですけどね。去年圧倒的に強かった広島だって、若い選手が主軸になっていますからね。だからコンサの選手たちも、実年齢よりもずっと成熟したプレーをできるようになれるはずだから、そしてそういう状態に一歩ずつ近づいている過程だと思うから、半年後、1年後が楽しみだなあ・・と、将来像を夢想してにんまりしてしまったのでした。負けた現実逃避とかゆうな。
  • 試合後のノブリンコメント(by J'sGoal)で、記者がわざわざ「次節、J1昇格の可能性が消える可能性もあるが」と持ち出していることに奇異な感じを受けたのは、私がもうどっぷりこの世界に浸っているからなのでしょうね。世間一般ではやっぱり「J1昇格かどうか」が気になるのだなあと改めて気づいて、そりゃそうなんだろうと思い直しました。J1昇格というのは強くなって勝ちをひとつひとつ積み重ねていった結果であって、それ自体が目標じゃないのに。

選手が持てる力を発揮して、そしてそれが及ばない現状も目の当たりにして。試合は楽しかった、熱かった、と思いました。
でも最後の最後にゴールされただけに、やっぱり悔しくもある。
ビールは美味しかったし、癒しのロールケーキもとっても美味しかったけれど。

美味しい♪
(羽田空港で憂さ晴らしに買ってきた銀座マルキーズのロールケーキ。軽やかで涼しい甘みでスペシャル美味でした。)

今回は帰りの便が心配で厚別行きを断念したのですが、運航状況を確認すると、今朝の新千歳発羽田行きの午前の便は、1時間くらい遅れてはいますが無事着陸していました。そっか。それはよかった。・・。ような残念なような(爆)。
一方こっちの電車は、もう晴れているのに「台風の影響」で軒並み運転見合わせの壊滅状態でした。ふだんの出勤だったら大変だったでしょうが、私は電車が途中で立ち往生してしばらく止まっていても、焦りもせずゆっくり座ってのんびり待っていられました。午前中休暇をとっていたのがこんな形で役に立つとは思いませんでした(笑)。


posted by あきっく |23:52 | コンサ周辺のいろいろ | コメント(3) | トラックバック(1)

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Re:熱い試合でした

水曜は現地には行けなかったのですが
試合後はコールが起きていたようですね
負けたらいつでもブーイングじゃあなくて良かった

石崎監督自身、1年でJ1昇格を目標に掲げていた
のでマスコミの質問もしかたないのでしょうね
(正直なところはスタイルを変えて1年で昇格出来ると思っていない、J2は甘くないことを判っている)
ミスもたしかに多い、急にはうまくならない
今年の残り試合で一番大事なのは闘う気持
これがなければ来年も同じだ
下を向かずに次ぎも奮起して欲しい

posted by SB| 2009-10-09 06:08

Re:熱い試合でした

今日無事に飛行機が飛び、出張慣行されました
で、会社用の携帯に、軍艦巻ドーレくんが付いてますが、なにか?
ちなみに私用のには、いくら丼に浸かった目玉のおやじがいます

posted by くまちゃん| 2009-10-09 09:51

Re:熱い試合でした

>SBさん
勝った負けたという結果だけではなく、サッカーの内容とか流れとか魅力や楽しさも伝えてくれる記者さんがたくさんいればなあ・・・と思いますよね。
いくつ勝っていくつ負けたかだけじゃあ、試合見なくたって書けるもの(毒)。
どんな記事を載せるかは記者さんだけじゃなく会社の姿勢もあるのでしょうけど。

>くまちゃん
出張お疲れさまです。
そうか、あれを会社用の携帯にですか・・・。さすがだわ。(←何が?)
私は携帯にじゃなくネックストラップにつけることにします。それならコンサシーン限定の使用だから。
ありがとね!実物見るのを楽しみにしてます。

posted by あきっく| 2009-10-09 22:51

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