2008年11月23日

【関東大学リーグ】 最終節@西が丘

関東大学リーグは今週末が最終節です。昨日10試合が行われ、今日は残りの2試合と閉会式の予定です。
去年の最終節は筑波が土壇場で1部に踏みとどまる劇的な展開だったなあと懐かしく思いつつ、昨日西が丘に行ってきました。今季は筑波大も法政大も国士舘大も、関東大学リーグのコンサユースOBのいるチームはどこも残留争いとは無縁な状況ですので心安らかに観戦できます。

よく晴れた西が丘
青空が広がって気持ちのよい西が丘です。
この時間なら観客席は日の当たるところは寒くもなく暑くもなく。札幌だと9月下旬から10月初めころの晴れた日の厚別のイメージかな。観戦日和ですよね。
芝生もしっかりと根をはって青々としています。
「冬のサッカー」というとこういうのしか思い浮かばない人もいるんだろうなあ・・とつい思っちゃいます。

第1試合は11:30キックオフの早稲田大vs筑波大でした。



2008/11/22(土)11:30 @西が丘
関東大学リーグ1部 【後期】第22節(最終節)
早稲田大 2-4(2-2、0-2) 筑波大
公式記録は→こちら

控えに佐々木健将くん(3年)が入っていますけど、去年はほぼレギュラーだった長沼恭平(2年)は今年は背番号6をもらい前期の初戦と2試合目はスタメンでしたが、その後はベンチになり、そのうちベンチにも入らなくなり・・。後期日程になるとIリーグ(←サテみたいなもの?)に登録されているようだったので、昨日もベンチ入りはないんだろうなと思っていました。ここしばらくは健将くんもベンチ入りはしても出場はないみたいだし、そうなると第2試合に間に合うように行けばいいかな・・・とゆるゆると出かけました。第1試合の目的はほぼ、スタンドの応援席チェックのみになってしまうので。
着いたのはちょうどハーフタイムでした。前半は2-2だったようです。

絶対残留
前節終了時点で早稲田は、11位の東京学芸大と勝ち点1差で、10位でした。11位と12位は2部リーグに自動降格しますので早稲田は残留のために必死な状況です。勝てば残留が決まりますが、勝てなかった場合には市川臨海で同時刻にキックオフしている東京学芸大vs順天堂大の結果次第ということになります。
早稲田のゴール裏には絶対残留の檄文が。

後半5分
後半始まって間もなくの電光掲示板

筑波の応援
バックスタンドに陣取る筑波の部員たち。
いつもながら筑波の応援は大人数の大音量で選手のコールを歌う、整然としたパワー溢れる応援です。
聞き慣れた4年生選手の応援チャントを聞きながら、これで聞き納めかあと感慨深い思いに浸ったりしました。来年はまた新しい選手用に使い回しされるのかな?

早稲田の応援
こちらは早稲田の応援席。わりと静かに見守っていました。

後半のプレーが始まっているというのに、ピッチ脇でアップしている健将くんの姿を確認したら私の視線の先はもっぱら筑波の応援席。双眼鏡で目を凝らして(帰宅後は念のため写真を拡大して見て)恭平や福田くん、章太の姿を探しましたが見つけられませんでした。福田くんや章太はともかく、恭平がいないというのはどういうことなんだろう・・??
関東大学リーグを見ていると、ここからずいぶんたくさんの選手がJ入りするので、しかもその選手たちは高校卒業時にはプロの声がかからなかった選手なんだろうなと思うだけに、「大学に行ってプロになる」というのもかなり現実的な選択肢なんだなと思いましたが、でも一方で部員200名とかの大所帯のサッカー部が多いことを考えると、そもそもその中でピッチに立つ11名に入ること自体が相当大変なんだと思い直しました。
大変だろうけど、恭平は来年はまたレギュラーに返り咲けるようにがんばれ。そして福田くんや章太は、なんとかトップチームに這い上がってきてね。

試合は、筑波を応援している・・・・はずだったのですが、ピッチを眺めていてなぜか筑波が攻め込んでいってもあまり嬉しくない。かえって早稲田がチャンスを作ると「行け!」という気分になります。
どうやら残留がかかった試合という切実さが去年の筑波の苦しさを思い起こさせたり、そもそも残留に必死ということ自体にシンパシーが(以下略)
私の隣に座っていた年輩の男性は「私は筑波OBなんですが息子は早稲田のOBで。今日は息子が仕事で来れないので、その分まで見てきてと言われているんです。」と話していました。「どう応援したもんか、複雑な気分で。」と。そりゃそうでしょうねえ。「早稲田が落ちちゃうのは可哀相だけど・・・。」と言いつつ、筑波はこの試合の結果次第でインカレ出場権を得るかどうか決まるそうで、筑波も勝ちたい試合のようです。センターライン真上の通路を隔てて筑波側(通路の向こうは早稲田側の人たち)に座っているあたりが、その方の心境を現しているのかなと思いました。
でも試合は後半、筑波がかなり優勢で、チャンスを作ってはとうとう3点目を決めてリードを奪いました。私はなんとなく早稲田寄りの気持ちになっていたし、隣の方の心情が気になって、筑波のゴールが決まっても拍手して喜ぶ気分になれなかったのですが、隣の方は座ったままでしたがゴールに拍手していました。あら、やっぱり筑波が勝つと嬉しいのか(笑)。
筑波はさらに1点を追加し、
2-4終了
4-2で筑波が勝利しました。
これでインカレ出場が決まったそうです。
インカレってよく知らなかったけど、12月下旬からお正月にかけて開催されるトーナメント形式の全国大会で、関東からは4チームが出場するとのこと。北海道からは札大が出場することに決まっているんですね。
(興味がある方はこちらの→大会公式サイトをごらんください。)

終了 筑波は喜んでる
試合終了の笛に喜ぶ筑波の選手たち

お疲れさまでした
整列して挨拶。
心なしかスタンドの早稲田応援団もしーんとしているように見えます。
が、その後すぐに「他会場の結果をお知らせします。」とアナウンスが流れ、順天堂大が東京学芸大に勝ったことが分かりました。ということは早稲田はなんとか1部に残留です。よかったね。というか、別に私はどっちでもよいのだけど何となく目の前で降格して悲嘆にくれる姿を見たくなかったというだけのことで。
順天堂大は今季かなり勝ち点差のある最下位で、けっこう前に降格が決まっていましたけれど、最終節で意地を見せたというか、相手を降格の道連れにしたというわけか。まるで2002年の広島戦みたいだw


2008/11/22(土)11:30 @西が丘
関東大学リーグ1部 【後期】第22節(最終節)
法政大 1-5(0-0、1-5) 専修大
公式記録は→こちら

さ、次は涼くんの法政大です。
平加涼くん(1年)は、前期・後期を通じて今年全試合にベンチ入りということになりました。出場はありませんでしたけど。
それにしても試合を見に行って控えGKの出場を願っている私は、ほんとに法政を応援するサイドに座っていていいのかしら??と思うことがときどきあります。や、でも、法政が得点すると嬉しいのだから、勝って欲しいと思っていることは確かなんですけどね。

涼くんだ♪
試合前の練習に出てきた涼くん。
さすが西が丘。選手の姿が近いです。
でもGKコーチが練習相手をしてくれるチームと違って法政大はGK2人だけで試合前練習をするようで、涼くんはスタメンの中根くん(2年)のためにボールを蹴ったり、ロングキックを受けたりするばかりでした。涼くんがゴールマウスを守っている姿を見れなかったのは残念だったなあ。ハーフタイムも西が丘では芝の手入れをする時間になっているのか、ピッチを使っての練習はできないみたいでした。

電光掲示板
試合前の両チームの選手紹介。
これは法政大の控え選手のアナウンスの部分です。

選手入場
選手入場。
法政大はオレンジのホームユニ、専修大は緑色のホームユニです。

整列
整列して

あいさつ
互いに挨拶します

法政のスタメン
法大のスタメン写真

法政の円陣 専修の円陣
両チームの円陣

キックオフ
法大のキックオフで前半がスタートしました。
双方ともパスをつないで組み立てていくサッカーですが、専大の方がピッチ中央やゴール前でより細かいつなぎが多い風味でした。緑色のユニが私の頭の中でヴェルディユースや静岡学園を想起させて、よりそんな印象が強くなってしまうのかしら?
法政は2トップのひとりに1年生のFW小檜(こひのき)くんがスタメンでした。小柄でゴール前にちゅーーーーん!と上がっていってゴールを狙う姿は、祐輔を思い起こさせる選手です。とか、一部の方にしか分からないような説明をしてみたり。顔は佐藤勇人(京都)に似てますけどね。

試合中
試合中のようす。
たまにはサッカーらしい写真も撮ってみました。

法政の応援
バックスタンドで応援している法大の部員たち。
法大のコールは、明るく盛り上げていこうとする、多少おちゃらけ風味もあるコールでした。

専修の応援
こちらは専修の部員たち。
手に持った緑色のメガホンがかっこいい配色ですね。
写真左側にいる白ジャージに青いウインドブレーカーの集団は、キックオフ時点の写真に移動中なのが写っています。その前はメインスタンドにいたので近くで見ていたのですが、西武台の選手たちでした。西武台と専修大って何かつながりがあるのでしょうか?ベンチ入りメンバーでは専修大のスタメン関根雄太くん(2年)が西武台の出身ですが、それなら法政大の福田俊介くん(4年)だって西武台出身ですし。
ま、この謎は来年の課題だなw

前半は0-0で折り返した両チームでしたが、後半になると専大のパス回しに鋭さが増してきました。前半はゴール前でショートパスで手数かけ過ぎ?と思ったシーンもありましたが、後半はどんどん縦に運ぶパスも多用して、法政陣内での攻防になる時間が長かったです。
後半の4分と7分に続けざまに得点して2-0としたあと、後半23分の直接FKは凄かったなあ。専修大の6番藤本修司くんの蹴ったボールは、壁を越えてバーすれすれに飛んで、見事に決まりました。
これで法大は0-3になってしまいました。
後半30分ころから法大は福田大作戦でパワープレー開始。
後半35分ころだったかな、法大の選手がペナルティエリアの外から打ったシュートがすぐ目の前のペナ内で守っていた専大DFの体にあたり、体というか手にも当たっていたので、法大側の観客席はみんな口々に「ハンド!」「ハンドだ!」と叫びました。でも審判はファウルをとらず。PKのチャンスを逃して観客席は不満そうでしたが、あれはハンドというよりたまたまぶつけられたという感じだったから仕方ないかなと私は思いました。
(でもあんな感じで当たったのでもハンドをとってくれた審判もいましたね。しかもそのPKを失敗してもやり直しさせてくれたりねw)

法大は後半37分にラッキーなこぼれ球を押し込むゴールで1点を返し、39分にもネットを揺らしますがこれはオフサイド。
逆に後半40分、緩急めりはりのあるパス展開でスピーディーに攻め込む専修大が神村奨(しょう)くんのダイナミックなボレーシュートで1点を加えて4-1としました。
専大はメンバーチェンジのあとさらに後半43分、左サイドを突破するカウンターから鮮やかに高村薫くんのゴール。

終了
1-5で試合終了です。
法大もインカレ出場をかけての戦いでしたが、残念ながらこれでシーズン終了となりました。

整列
お疲れさまでした。

「大量失点しちゃったし、気分直しに次はGKを替えてみるかい?」と言いたいところですが、次は来年かあ。
来年は出場機会があるといいね、涼くん。実力アピールできるように、がんばれ。


来季は、順天堂大と東京学芸大が2部に降格し、慶応大と東海大が昇格してきてのリーグ戦になります。東海大は去年最終節に国士舘との残留争い直接対決に敗れて2部に降格となりましたが、1年で戻ってきたのですね。
来年また関東大学リーグにコンサユースOB選手が増えるかもしれないので、ますます楽しみです。


posted by あきっく |10:18 | コンサ以外のサッカー | コメント(4) | トラックバック(0)

関連コンテンツ

スポンサーリンク

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.consadole.net/akik/tb_ping/581
この記事に対するコメント一覧
Re:【関東大学リーグ】 最終節@西が丘

関東大学リーグをチェックしてましたが、このところ佐々木君の先発と長沼君のベンチ入りも無く、平加君の出場も中々無くて…いまいちで今季が終わりましたか~( ̄◇ ̄)

某所に熊澤君は「専修」に行くらしい情報がありましたねぇ~「専大・北海道短期大学」ぢゃ~無い事を祈ります…専修は緑色のユニか~何か嫌だな(笑

(⌒∇⌒)ノシ

posted by 30| 2008-11-23 17:08

Re:【関東大学リーグ】 最終節@西が丘

>30さん
誰もが試合に出たいと思ってがんばっている大勢の部員の中で、試合で活躍するのは大変だろうと思ってはいるのですけどね。でもやっぱり試合での勇姿を見たいですもんね。
専修大の緑ユニは、逆に私は「熊ちゃんがこれを着るのかもしれない」と思うとなんだかかっこよく見えました(笑)。

posted by あきっく| 2008-11-23 21:54

Re:【関東大学リーグ】 最終節@西が丘

筑波ではガッチャマンの彼だけではなく
「藤枝の闘将」原田くんや石神くんも出ていたのですね。
原田くんは北海道出身ですので
コンサに来てくれたらなぁとひそかに期待しています。

posted by orion | 2008-11-24 22:10

Re:【関東大学リーグ】 最終節@西が丘

>orionさん
碓井くんはすっかり貫禄の守護神ぶりですねえ。
藤枝出身の選手はけっこういるんですね。
今度注目してみることにします。
なんだか来年がもう待ち遠しい(笑)。

posted by あきっく| 2008-11-27 00:38

コメントする