2006年11月19日

ようやく笠松で勝ったぁ~!

2006/11/18 14:00 第49節 水戸戦@笠松運動公園
コンサ 1-0(0-0、1-0) 水戸
得点者:相川
結果詳細はこちら→ コンサ公式 J'sGoalサマリー

ご存じのとおり、コンサは笠松ではずっと勝っていませんでした。新聞によるとJリーグになって以降は勝っていないとのこと。
確かに水戸がJ2に参戦した初年度である2000年は、コンサが水戸に4勝しましたけど水戸ホームの試合は2試合ともひたちなかでの開催でした。そしてコンサがJ2に降格して再び水戸と相まみえることになった2003年以降、私たち関東在住サポは笠松に出かけては毎回言葉少なにうつむいて帰路につく日々の繰り返しだったわけです。
とくにヤンツーさんのもとで自分たちから攻めていくアクションサッカーをやろうと志してからは、引いて守る水戸は大の苦手タイプ。笠松での勝利がいっそう難しく感じられました。
でもいつまでも苦手とか鬼門とか言っていられない!今回こそはなんとしても笠松で勝つぞ! そうでないとこのサッカーを貫いて前に進めない。そういう思いをひときわ強く抱いての今日の参戦でした。

前回の反省を思い出して、今日は笠松での食べ物を目にしても浮ついた気持ちになったらダメだ、あれこれ惑わされず欲しいものだけきっちりとゲットして平常心でいただくぞ(←結局食べることは食べるらしい)と、家を出る前から心に刻みます。

関東地区後援会が企画してくれたバスツアーのバスに乗り込み笠松に向かいます。首都高は渋滞で、最初の休憩場所である守谷サービスエリアに着いたのは午前11時すぎ。
朝ご飯を食べてこなかったのでおなかがすいています。レストラン・売店の横にはテントが立ち並び、いろんな食べ物が売られています。その中で周囲にひときわいい匂いを振りまいているのは、地元名産らしいお肉で作った鶏の燻製やスペアリブ、ベーコンなどを売っているテント。じゅうじゅうを煙をあげつつ厚切りのベーコンやスペアリブを焼いています。
うわー美味しそう。と思ったけど、カロリーも高そう。
第一、今あれを食べたらいろんなものがある笠松で食べたくても食べられなくなってしまう。
そう私の理性は私の脳と胃袋に働きかけるのですが、魅惑的な匂いに負けそうな私の本能(汗)。とりあえずなんかもっと軽いものを少しつまんでこの場をおさめることにしよう。そう決めて近くのテントや店内の売店をぐるりと見て回ったのですが、これというものが見つからず、結局またスペアリブのところに戻ってきているし。見ると赤黒い人たちが嬉々としてスペアリブにずらりと列をなしているし。ついつい私もその列についてしまいましたよ(爆)。

で、集合時刻に遅れそうになりながらも並んで買ってバスに持ちこみ、ついでにバスの中でクラシックを買い込んで、こういうことに。↓

スペアリブとベーコンの盛り合わせ。
ザウアークラウト風のキャベツがつけあわせについています。
カロリーたっぷりだけど、空きっ腹がとても喜ぶ美味しさでした。

ビールの酔いがさめやらないうちにバスは笠松に到着。
駐車場からスタジアムへ向かう道すがら、笠松グルメのターゲットを何にするか考えます。
長いこと懸案事項だった「ねばり丼」は前回ようやく制覇したし・・。
今日はやっぱり初めての担々麺かな。
そう思いつくと不思議なほどに迷いが消え、私の心の中はすっきりと担々麺でいっぱいになりました。よおし。今日はまったり優しい雰囲気にいつのまにか飲み込まれるという笠松流アウェイの洗礼に油断しないぞ。

アウェイ側入り口でチケットもぎりなどを担当しているのは水戸のユースくん?地元の高校生?中学生?と思われるサッカー少年たちでした。
ジャージ姿のうえにビブスを着けた3人が並び、一人がチケットをもぎり、一人がマッチデープログラムを渡し、もう一人が入場者数を記録する「正」の字をたどたどしく書いています。
いやん、可愛い。(*^_^*)
幾分ビョーキの気がある(←控えめ表現)私には、サッカー少年は他の同年代の子より2割増には可愛く見えます。思わず同行の友人と顔を見合わせお互いに同じ思いで頬が緩みましたが、はっっ!もしかして。
これも相手サポの気合いをそぐ、笠松流アウェイの洗礼かもしれない。いかん!いかん!

スタンドに着き、先に着いていた友人たちと合流すると、その友人曰く。
「ALTOが新しいメニュー出してたよ」
ALTOというのはいつも笠松に売店が出ているイタリア料理店です。
さっそく行ってみるとこれでした。


新メニュー。クリームシチュー。
薄切りにしたフランスパンと一緒に盛りつけるようです。


そしてこれも新メニュー。トマトとクリームのソースのショートパスタ。


いつものドルチェもあります。

・・・まずい。パスタに惹かれる。
担々麺に決めていたはずがついふらふらとショートパスタを注文していました。
というわけで、さっき食べたスペアリブも消化しきらないうちに

ショートパスタ+カプチーノのムース


担々麺は友人が食べているのを見るだけ。
食べようと決めていただけに残念ではあるけれど。
まあいいや!笠松には来年も来れるんだし!


トマトの酸味とクリームのまろやかさのバランスがいいソースが美味でした。


おなかもきつくなって準備万端整ったら、さあ気合いをいれて応援です。

アウェイ側ゴール裏から見上げる空は、晴れ渡っていてとても気持ちがいい。秋晴れですね。
空気は少しひんやりして、走り回る選手たちにとってはちょうどいいコンディションかな。
後ろのスピーカーからずっと流れている「走れ、は~し~れぇホーリーホック、み~と~の誇り~」という有名な洗脳歌も、すでに免疫ができているから平気です。一緒にいた仲間のうち、笠松が初めての人はすっかりやられていましたけどね。(彼は明日あたり気づくと鼻歌歌っていそうw)

水戸の選手の紹介には、ひとりひとりキャッチフレーズがついていました。

ごんちゃんはビューティフルレフティー。


桑たんは水戸のドリブラー。

J'sGoalのプレビューによると、水戸は今季途中から攻撃的なサッカーにシフトしようと試みていたのをいったん中断して、最近はまた引きこもり型サッカーに戻っているそうですね。まさしくそのとおりの展開でした。水戸の選手たちはほとんどの時間自陣にいる感じ。コンサのセットプレーのときなんて、壁になる選手だけでなく全員がペナルティーエリア内に入っているので、カウンターに備えて残っているコンサの選手が意味ないじゃん!と思えます。
コンサはボールを支配しているものの、スペースがないからパスを出すのも難しく、おのずと後ろの方でパスを回しながら機をうかがう時間が長くなります。狭いせいか、ボールを持っていない選手の動きも少ない感じ。ああこれはまさしくまったり笠松の世界。
いつもたいていこんな感じでゆるゆると時間が流れていくうちに、ぽっかりと水戸のカウンターから得点されたり、もしくはどちらの得点もないまま0-0で終わったりするのが笠松での試合なんだよね。
嫌だなあ、なんだか水戸ペースだ。
そう思いつつ、頭の中には変なことが思い浮かびます。
昔、子供のころ学校で、渋滞中の道路は車がみんな止まっているけれど、どの車もみんな一斉に時速40キロなりで動けば、たとえ渋滞でもちゃんと走れるのではないかという名案(?)を言い出した人がいて、みんなでえ゛え゛~っ?と言ったことがあったのだけど、それと同じように狭くて詰まっているピッチ(の半面)でも、コンサの選手が一斉にギュインギュイン走り回れば、こないだのジェフ戦みたいなパス回しができるのではないかという思いです。
まったりしたまま前半が終わり、ハーフタイムにヤンツーさんにねじ巻かれて少し雰囲気が変わるかな?と期待したのもつかの間、後半もなかなかぴりっとしません。むしろ目の前でアンデルソンがちょこちょこ動き回るのがなんかいやーな感じ。コンサの選手がついているはずなのに、いつの間にかするっと飛び出してくるのよね。おまけに、アンデルソン以外でもところどころですごーく危ない場面を作られたりして、それを運良くしのいでいる気もします。やっぱり、これは水戸ペース?

そういう無得点の香り匂う展開を救ったのは西谷でした。
西谷が左サイドを深くえぐっていって、誰かがボールをネットに押し込んだのは見えたのですが、遠い側のゴールだったので詳細はよく分からず。押し込んだのがゴールと認められたのかどうかさえ半信半疑で、喜ぶまでにちょっと間が開いてしまいました。でもやっぱりどうやらゴールらしい。少し遅れて喜ぶゴール裏。ふう、これでまずは第一関門を突破。
でもまだ追加点は欲しいね。追加点をとれる時間はあるしね。
そう思ってはいるんだけど、点をとった後も劇的に雰囲気が変わることはないまま時間が過ぎていき、そしてあの画伯のレッドカード。
確かに、あの場面は抜け出されると絶好機になる場面でしたから、画伯のファウルは厳しくとられても仕方なかったかもしれません。一発赤なのはちょっと厳しすぎのような気がしますけど、審判が赤だというならまあ赤なのでしょう。でもペナルティエリアに入るギリギリ前でああいうファウルで厳しく相手を止めるあたり、さすが画伯は本職のDFだと思いました。あそこで失点していたらかなりダメージ大きかったもの。心理的なものも含めて。
そして画伯の退場は、思わぬ副次的効果があったように思いました。
私の気のせいかもしれないけど、退場で1人人数が少なくなったことにより、チームの雰囲気が引き締まったように感じたのです。
一人一人が必死に守らなきゃという意識が高まったというか。
残り時間が多くなかったせいもあって、追加点をとりにいくより、ここはしっかり守りきるぞというチームのコンセンサスができあがったんじゃないかしら。
そう思い決めると、もともと水戸はがんがん波状攻撃をかけてくるチームではないから、一人少なくてもきちんと守りきれる気がしました。

そして試合終了の笛。
ようやく笠松で勝てた。
このあいだの厚別での水戸戦は、攻めて攻めて攻めて攻めて攻めて・・・のダンマクどおりのコンセプトを貫いて完勝した試合でしたけど、あのときはまだ水戸が攻撃サッカーへの転向模索中だったころですよね。今回は、より水戸らしい水戸に勝ったことで、やり残していた宿題をひとつクリアしたような気分になりました。
サポ的にいえば、来年の残る課題は四国での勝利だな。
笠松での初勝利を祝って、挨拶に来た選手たちが一列に並ぶのを待っている間オオオオーーって(FKでボールを蹴るタイミングを待つ間にやるあれ)待ってて、選手が両手をあげるタイミングで一緒にオウッ!って声をかけながら一緒に手をあげて喜びのご挨拶。
そのとき画伯も一緒に並んでいたような気がするんですけど。
(退場になった選手って出てきちゃいけないんじゃなかったっけ??)
まあいいや、勝ったから(爆)。

「好きです札幌」を歌った後、大喜びというよりはホッとしたような安堵の表情を浮かべて、でももちろん負けたときや引き分けのときとは違う、心の中にあったかいカイロがあるようないい気持ちで帰路につくサポたち。
バスツアーのバスの中でみんなで乾杯して、バスは渋滞の中東京へ向かったのでした。


(書きかけのまま途中で止まっている先週の愛媛戦の話はどうしよう・・。いずれ日付を遡らせてこっそりとアップするか??)


posted by あきっく |03:36 | コンサ周辺のいろいろ | コメント(2) | トラックバック(1)

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この記事に対するコメント一覧
Re:ようやく笠松で勝ったぁ~!

 とにかく水戸に勝って良かった、良かった。

 そうそう、私も愛媛戦どうなったのかな?と気になってました。

posted by 淡路島のコンサファン| 2006-11-19 09:55

Re:ようやく笠松で勝ったぁ~!

>淡路島のコンサファンさん
ほんと鬼門の笠松で勝って、ようやくこれで一息ついた気分です。

愛媛戦のことバレてました?
ご心配かけてすみません。さきほどこっそりアップしました。
タイミングを逸した話題でただの自己満足ですけど、そもそもブログってそういうものですもんね。
と開き直る(笑)。

posted by あきっく| 2006-11-19 15:54

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