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2009年03月27日

攻めてはいたが、内容が良いとは思えない試合。 -第4節 湘南戦-

水曜の湘南戦は、友人を引き連れて現地観戦してきたんですが、
一日置いたらポジティブになれるかとも思いましたが、まだネガってます(苦笑)。


選手は、試合後のコメントで試合内容は良かったと言っていますが・・・
【J2:第4節 札幌 vs 湘南】試合終了後の各選手コメント(09.03.25)

ポジティブになれないのは、内容もそれほど良かったとは思えないから。
相手を上回る14本のシュートうち、チャンスも多かったとしても、
単純に内容で勝ったとは思えない試合でした。

湘南は、4-3-3、札幌は4-5-1。
試合の展望で、中盤を支配できるか。とは書いたものの、
そもそも、中盤の人数で圧倒しているのだから、中盤を支配できなければいけない。
問題は、そこからの攻め。
それに、あの程度で試合内容が良いというなら、今季の札幌の昇格はないと思う。



まず、決定機に何本のシュートが、そもそも枠に飛んでいたのか?
選手が下手だからしょうがないという以前に、最後の詰めの部分での連係不足を感じました。
ノブリンのシステムがまだ手探りで、ある程度自動で選手が動いていないので、
選手が迷いながら攻撃している。
だから、ボールがどう来るか分からず、動き出しが遅くなり後手になっている。
その結果、相手に守備を整える時間を与えて、よりプレッシャーが厳しくなって状況を難しくしている。

確かに、あと少しでゴールだったかもしれないのですが、
その“少し”が、少なくとも私には、まだまだ大きい様に見えました。
4試合で、流れの中での得点は砂川のボレーのみという事実が、
それを端的に表しているのではないでしょうか。


また、サイドから攻める意図はわかるものの、攻めが単調。緩急もなく、攻めまくるだけ。
サイドからクロスしかないんじゃ、相手も守りやすい。
そして、サイドを崩すのに、クライトンがサイドに流れて人数をかけるので、
(クライトンのトップ下と攻撃の形。)
中央に人数がいないし、中に走りこむ選手も居ない。

ノブリンも、【J2:第4節 札幌 vs 湘南】石崎信弘監督(札幌)記者会見コメントで、
今日はクロスに対してゴール前に入っていく動きはだいぶ改善できていると思いました。
そこにクロスの精度、やはり、上げたボールが味方に当たるといった部分を改善

とは言っているものの、このように圧倒的にボールを保持し、チャンスが多くても、
チャンスの質の問題がある。


最後に、ノブリンのサッカーは、“素早い攻守の切り替え”が、キーポイントだったはず。
しかし、ボールを奪ってから、走り出す選手が全くといっていいほどいない。

前半、上里とキリノが負傷退場してから、クライトンをFWにした4-4-2になったが、
去年の三浦サッカーを見ている様だった。

動き出す選手がいないから、パスが出せない。止まったままの選手が多い。
だから、お互いの布陣である4-3-3と4-4-2のまま、
札幌がボールを所持しても、ボールが動かないという状況を何度も見た。
かといって、最終ラインでボールを回しているというわけでもない。

後半、両サイドの砂川と藤田が積極的に仕掛けるようになって試合が動いたが、
もっとボールを呼び込むために走ったり、積極的にサイドから仕掛けたりしないと
そもそもボールが前に行かない。かといって、去年のようにロングボールを放り込むでもない。

負傷退場という緊急事態であったとはいえ、
今年は、昨年とは違って、ホームでは面白い試合をするのではなかったのか?


決定機に決められなければ、相手に流れが行くのがサッカーというもの。
このままでは、攻撃しまくっても、あっさり失点する
ヤンツー時代の札幌の再来と揶揄されても仕方がない。

守備と違い、攻撃の形をつくるのに時間がかかるのはわかるし、
ヤンツーの時ほど、守備はざるでもない。

しかし、攻めまくるのは良いが、もう少し攻めに緩急をつけたり、
サイドチェンジとかしないと、攻めが単調し過ぎやしないかと。
結構、攻めの部分は深刻で、まだまだ内容が良かったとは到底思えませんでした。

最後の詰めの部分の精度を上げる工夫が、必要なのではないでしょうか。

posted by whiteowl |14:40 | 2009 J-league Games | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
「たんちょう」は鶴だけにして!

>ボールを奪ってから、走り出す選手が全くといっていいほどいない。

若手はもっとガムシャラさがあっても良いのではと思います。精度とは別の話ですが(^▽^;)

>結構、攻めの部分は深刻で、まだまだ内容が良かったとは到底思えない。

そうですね・・・スカパーで見ての範囲ですが、攻め込んだ時でも相手に既にDFに
ラインを構築された後で、時すでに遅しですものねェ・・・。

「赤黒徒然草」のhibariさんのブログでのご意見がオオドサの感じたモノに近いのでお暇
なら覗いて下さいネ。

http://www.consadole.net/hm1644/article/254#comment

まだまだ未完成です。でもこのバランスの悪さは若手の奮起で、そのうち解消するのでは?
今のところは楽観しています。

posted by 大阪の道産子| 2009-03-27 15:11

Re:攻めてはいたが、内容が良いとは思えない試合。 -第4節 湘南戦-(オオドサさんへ)

このブログで愚痴ったので、多少すっきりしました!

hibariさんの記事も、拝見しました。

まあ、今後も苦戦するだろうことが予想されたので、今のうちにネガっておこうと思いまして・・・(笑)

posted by whiteowl| 2009-03-30 21:23

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