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2007年07月31日

母の味

いもとまめの煮物

  今日は「ささげといもの煮物」です。

  自分で作れない訳ではないけれど、
  母が作った方が美味しいと思うメニューが
  いくつかあります。

  このマメとイモの煮物が代表的なソレです。
  夏にたくさん採れるささげと
  越冬してポクポクしたジャガイモが
  なんとも絶妙に合います。
  おうちによっては鶏肉だったり、さつまあげなんかを入れる
  お宅もあろうかと思いますが、素材を楽しむには
  シンプルにマメとイモの2種のみで炊くのがオススメです。




炒め中

  ささげは意外に火が通りにくいです。
  インゲンやえんどうまめと同じ感覚で煮てはダメです。
  ごま油で良く炒めて、イモを入れる前にゆっくり煮て
  ささげが柔らかくなってからジャガイモを投入します。
  
  イモを入れて煮た後は、
  すこし鍋に入れたまま冷まします。
  煮物はゆっくり温度が下がる時に
  素材に味が染みるのです。
  フタをしてゆっくり冷めるのを待つ間に
  他のおかずを作れば良いのです。






  野菜は基本的に食感を残して薄味に仕上げるのが好きな
  私ですが、この煮物だけはクタクタに甘く煮えたささげが
  美味しいです。マメのトロッとした甘さとじゃがいもの
  ポクポクした甘さが何とも言えない懐かしい味です。

  私の母は気分屋で大雑把な人ですが、お料理が上手です。
  凝ったモノは一切作りませんが、シンプルな煮物や汁物など
  塩加減、甘加減がとても落ち着く味です。
  社会人になるまで、母の作ったものを食べて育つ訳ですから
  ソレが落ち着く味であることはある意味当たり前なのかも
  知れませんが・・。
  母が美味しいものを与えてくれたお陰で、今の私も何が
  美味しいかをキチンと判る人間になりました。


posted by しーちゃん |22:08 | お料理の事 | コメント(4) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:母の味

こんばんは
何が美味しいかをキチンと判る人間、良いですね。
家の子も、そうあって欲しいと思っています。
やっぱり食べ物は大切ですからね。

posted by lilac| 2007-07-31 23:47

Re:母の味

おはようございます。
味に対する母親の影響って大きいですね。
自分で作ってみると、アノ味がなかなかでないことに気づきます。
落ち着く味・・・・まさにその通りですね

posted by choro| 2007-08-01 08:23

Re:母の味

lilacさんへ

こんばんわ。
どうせ食べるなら美味しく食べたいですものね。

美味しく食事出来る回数って
人生の中で限られているでしょう。
例えば、
病気になって食事を制限しなくちゃいけなくなったり、
寝たきりになって「点滴がお食事」になったり、
歯が抜けちゃって硬いものが噛めなかったり・・

誰でもみんないつかはそうなっていくでしょう。

だったら、美味しく食べられるウチは
1回の食事も美味しく、楽しく食べたいなぁ・・と
思っております。

(食事制限も楽しみながら取り組んでいる人も大勢いますね。)

posted by しーちゃん| 2007-08-01 21:46

Re:母の味

choroさんへ

こんばんわ。

母の味で一番難しいのが
「おにぎり」です。

どうしても
塩加減、握り加減が母のようになりません。
これだけは、永遠に追い付けないかもしれません。

posted by しーちゃん| 2007-08-01 21:52

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