2010年07月07日
プリンスリーグ第6節
第5節に続いて翌7月4日(日)の13時過ぎから帯広の森球技場で、プリンスリーグの第6節となる、北海高校との試合が行なわれました。 →オフィシャルのニュース 前夜は「ちゃんとした宿」に泊まって熟睡したので目覚ましが鳴る5分前に起き、高速道路の無料化(実験)を最大限に利用して足寄まで行ってきました。 こんな田舎に高速道路が通るなんて、ふるさと銀河線で事足りてた長閑な時代には、人も狐も想像だにしなかったに違いありません。 足寄までなら何度か行ったことがあり、最近ではプリンスリーグ初年度の2003年ですが・・大雨のために途中で土砂崩れがあって迂回したり、居辺川にかかる橋の窪みに車が突っ込んで死者が出たり、幌尻岳で遭難事故があって自衛隊のヘリが飛んでたり・・試合以外のことばかり覚えています。 足寄と本別を探索してから帯広の森に着くと・・何ですかね、この駐車場の込みようは! 地元の学校が出場する高校野球の試合があるらしく、駐車場はおろか路上や歩道にまで車が停まっています。 仕方なく、少し離れた駐車場に車を入れてピッチまで歩いたら、急遽ピッチ近くの草地を開放して車を停めさせるとのことで、車を移動させるために歩いて駐車場まで戻ったもんだから、試合前から汗だくですよ。
天気は曇りながら少し陽射しがありますが、昨日より蒸す感じです。 北海高校(黄) vs コンサU-18(赤黒) コンサU-18のスタメンは、GK:松原、DF:山下・小山内・奈良・堀米、MF:菅原・荒野・前・神田、FW:下田・三上 で、キャプテンマークは三上が付けています。 控えには、阿波加・葛西・中山・西田・永井・榊・深井・近藤・鈴木 が見えます。(←まるでコピペ) 北海高校では、コンサU-15出身の高木峻太くんが左SBで出場し、ベンチにはGKの花田倖基くんや福島雄大くんも見えます。 プリンスリーグって、懐かしいOB選手達が同じピッチ上に散らばって試合を行なうので、あたかも、都会に就職した若者達がお盆に田舎へ帰って来て、一緒に神輿を担いでいるのを眺めるような感覚です。 いきなり、奈良がシュートを打ち、神田と三上が詰めます。 落ち着いてメモを取ってられません。 12分に山下から菅原へパスが出て、Pエリアに入ろうとするあたりでハンドのファウルがありました。 エリアの右手前でのFKを菅原(右から2人目)が左足で蹴ると、飛行機雲を残しながら(←錯覚)GKの右上に飛び込みました。(1-0) 以前の記事で「決勝点を上げるか、ナイスアシストしてくれればいい・・」と書きましたが、これは相手の出端を挫く値千金のゴールです。 14分には三上の切り込みから戻されたボールを荒野から前へパスしてシュート、手前で弾んでクリアされましたがCKになりました。 このCKからも何度かシュートを打ち、再び得たCKからのヘディングは流れました。 28分には前のミドルがはじかれてCKとなり、菅原が蹴り入れた右CKにGKが届かず、ファーから奈良がヘッドを叩き付けましたが、弾み過ぎてしまいました。 今日はさすがに、30分頃に給水タイムとなりました。 その後にオフサイドになったチャンスとか、菅原が右足で打ったシュートがセーブされたり、前が蹴ったFKがはるか上へ飛んだりしました。 そして省エネタイム・・のように、両チームとも動きが悪くなったようです・・見てるだけでも暑いもの。 40分に下田と三上とのパス交換から菅原がシュート、しかしわずかに上へ外れてしまいました。 荒野が浮かしたパスを送り、山下が受けてクロス、しかし誰にも合いません。 44分には独走した三上がボールを奪われ、奪い返そうとしてファウルとなり、イエローカードをもらいました。 前半は(1-0)で終わり、良くもなく悪くもなくという感じでしょうか。 ハーフタイムで、下田に代わって榊が入りました。 途端に神田が足をかけられてFKを得ましたが、神田はこれで足を痛めたのでしょうか。 4分に三上からのパスを受けた榊が突破して迫り、シュートははじかれました。 5分に左タッチライン近くでのFKを前が蹴り入れ、ゴール前で榊がバイシクルシュートを狙いましたがミートしません。 7分にも北海のFKからのカウンターで榊が突破し、8分に裏へ出されたパスに三上はオフサイド位置だったので、代わりに榊が抜けて繋いだりしました。 10分の右寄りからの攻撃で、戻されたボールを後方から前がミドルを打つと、バーをわずかに越えて行きました。 13分に菅原がシュートしてはじかれ、浮いたボールを榊がヘディングしてもはじかれ、打ち直したシュートもはじかれてCKになりました。 CKの前に、神田に代わって深井が入りました。 この右CKを菅原が蹴り入れ、三上が頭を当てると鮮やかに右隅へ刺さりました。(2-0) 18分頃には左タッチライン近くからのFKを前?が蹴り、奈良が飛び込んだヘディングも綺麗に入りました。(3-0) 奈良は、今年のプリンスリーグでの初得点です。(去年も1得点) 20分に与えた北海のFKはヘディングが浮いて越えましたが、松原が吠えて気合を入れます。 23分に、堀米に代わって鈴木が入り、前が左SBに下がりました。 28分の右CKをファーから前が蹴ると思い切り上へ外れてしまい、30分の鈴木の左クロスを三上がスルー、菅原が右から打ったシュートも打ち上げてしまいました・・疲れてきているのでしょうか。 ここで、三上に代わって近藤が入り、キャプテンマークは松原に渡りました。 この辺が頑張りどころかも知れません。 「ターボ仕掛けろ、相手遅いから!」と声がかかり、ベンチからは「休むな!」と檄が飛びます。 聞き分けの良い鈴木が独走して突っ込み、Pエリア内で倒されて笛が鳴りました。 時計は33分になり、PKは菅原が渾身の力で蹴るかと思ったら、GKをよく見て逆の左寄りへ打ち込みました。(4-0) いつも思い切りシュートを打って相手に当たることが多いので、たまにはこんな蹴り方のシュートも面白いんじゃないかと。 4点差になったせいか、36分には松原に代わって阿波加が入り、キャプテンマークは菅原へ渡ります。 38分にヘディングで競った小山内が倒され、今日は何度も転がされています。受け身が上手らしく、あまり怪我はしないようですけど。 コンサはボールを回しながらチャンスを窺ってクロスを入れたりするので、北海はベンチから「それ、闘ってるのか!」と怒鳴られています。うちのトップチームにも聞かせ・・ 檄が効いたか44分に北海のFKとなり、奈良のヘディングクリアがこぼれて北海の右奥から打たれたシュートは、サイドネットの外側で助かりました。 ロスタイムが3分と掲示された後、鈴木が詰めて打ち切れずに榊がシュートしても決まらず、46分に榊がクロスを入れて鈴木が突っ込んでもゴールには届きません。 後半は3点加えて、トータル(4-0)で勝ちました。 選手とスタッフも駆け寄って観客に挨拶します。 室蘭大谷との得失点差(の差)も5点にキープできました。 プリンスリーグでの得点ランキングでは、三上(6点)に次いで菅原が5点を上げています・・今日は2得点ですから。 帯広で最終試合まで見てたのに、日没前に札幌へ帰って来れるなんて、日の長さと高速道路無料化のお陰です。
その他の結果: 札幌新陽高校(0-2)帯広北高校 旭川実業高校(3-1)札幌創成高校 室蘭大谷高校(4-0)札幌第一高校 第6節が終わった段階で、コンサU-18が勝点16で1位、得失点差で室蘭大谷が2位、3位が勝点10の旭川実業、4位と5位が勝点7の札幌第一と北海・・と並んでいます。 いよいよ最終の第7節は、7月17日(土)にアミューズメントパークで行われ、コンサU-18は札幌第一高校と対戦し、室蘭大谷高校は帯広北高校と対戦します。 現在の得失点差は、コンサU-18が+17で室蘭大谷が+12ですから、最終節の試合にコンサU-18が勝つことはもちろん、取れるだけの点を取っておく必要があります。 室蘭大谷の試合から1時間遅れてコンサU-18の試合が始まるので、余裕を持って「ゴーウエスト」でも口ずさみながら試合終了の笛を聞きたいもんですが・・。 ついでに、表彰式でMVPと得点王とアシスト王と新人王も独占したいなぁ・・と。 今のところ、今年のプリンスリーグでの失点は1点(vs帯広北)だけです。 過去には、2007年に3失点だったのが最少記録になっており(その年は10チームが参加)、今年は最少記録を更新する可能性があります。 9戦全勝した2008年でさえ7失点したんですから、実現すれば立派な記録が残ります。
posted by 雁来 萌 |22:45 | 闘う若梟 | コメント(2) |
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この記事に対するコメント一覧
最終節は代表決戦
地元一を決める締め括りが管理人さんの地元である雁来で行われるのも珍しいですよね。
毎年中立地?と思われる浜厚真だったので…。
倶楽部北海道代表対高校総体北海道代表。
(コンサvs一高と書けば済むのに…、御経みたいでスミマセン。)
もう一つの高校総体北海道代表が漁夫の利を得ないよう、秋の全国切符を勝ち取って欲しいものです。
先週の全日本北海道代表に続き、昨日道新旗札幌地区代表二年ぶりに勝ち取ったU12。
後輩の快挙に続くことを切にお祈りします。
posted by すずらん| 2010-07-11 21:19
表彰式・そういえば
プリンスリーグの表彰式って、いつも浜厚真で行われますね。
寒空から小雨が落ちてくる、という記憶しかありません。
室蘭大谷にはコンサU-15やU-12の出身選手が数名いるし、札幌第一にも数名いるので、たまには勝たせてあげたい気もするのですよ。(←練習試合ならば、ですけど・笑)
U-12は2チームに分かれながらも、全日本北海道予選を制して道スポ旗北電杯の地区代表も手中にしたのは、素晴らしい成績ですね。
あとは、全日本の決勝大会と道スポ旗北電杯の全道大会・・これらも日程が重なってしまいますが。
posted by 萌| 2010-07-13 21:02