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2016年01月02日

開眼手術第二段・冬の陣

水晶体を摘出する第一段の手術が済んで一時退院した後は、通院しながら眼底や視力の検査を受けていたところ、医者が「眼底はきれいだ、バッチリ!」と言うほどだし、矯正視力も1.0あるので、12月中旬に入院して眼内レンズを白目(=強膜)に縫着する手術を受けることになりました。

一時退院した直後は虹彩が全開だったし、しばらく経っても虹彩がなかなか閉じないのは、きっと強力な散瞳薬を点眼してたせいだろうと思っていたら、眼に受けた衝撃が原因で虹彩を閉じる機能が失われたんだそうです。何しろ目から ウロコ 水晶体が落ちたほどの衝撃ですから。

虹彩が閉じない(=瞳孔散大)なんて、医者が死亡を判定する際の根拠の一つじゃないですか。
うっかり公園のベンチで昼寝でもしてたら通報されて医師が駆け付け、目にライトを当てて瞳孔が開いたままなのを確認し、「ご臨終です。」と宣告されかねません。
自分の場合は脈も弱いし鼻息も穏やかなので、たまたま意識を失ってた時なら死人とウリ二つでしょう。

虹彩はホントに少しずつ閉じてはきましたが、黒目の周囲で細い環状に見えるだけだから、まるでシマフクロウの目のようです。
きっと暗い物体まで見えるに違いなくて、天体観測には都合が良いだろうと思うんですけど。

外出する時は雪面での反射が強くて紫外線が目に入り過ぎるので、調光レンズを入れたメガネをかけています。こんなところで重宝するとは思わなかったなぁ。

 
果たして、ダルマのように両目が開くものか?
両目が開くように
まぁ、全快して元通りになる訳ではないと諦めてるし、あまりハッキリ見えない方が良い場合もあるだろうし。

眼内に入れるレンズは度数を調節できないので、眼球内の所定の位置(虹彩の後ろ側)に慎重に固定したつもりでも、生体の都合で位置が予定よりズレてしまったり、レンズの度数が合わなくなったりするらしいです。
もし極端に合わなかったら、再手術してレンズを取り換えることもあるんだとか。えぇ~っ?

一時退院中に姪の息子が見舞に書いてくれた絵
セクシーなウインク
プレゼントを受け取る人物(私)の片目がちゃんと閉じています・・そっちは左目なんだけど。笑

 
眼内レンズ縫着手術の具体的な手順をビジュアル的に見たい人は、例えば→こちらなどを参考にしてね。(注意:正月から気分が悪くなったり、目玉おやじの妖怪が夢枕に立ったりしても、当方は関知しません。)

ホントに医者の手術というものは・・「○○△△□□術」というくらいだから奇術や魔術や忍術の一種であって、素人には想像もつかない策を駆使しながら相手(病変や生体)をたぶらかすテクニックである、と痛感しますね。

ただし糸で縫い着ける方法だと、10年もすれば縫い糸が劣化してきて、レンズが傾いたり脱落してしまう場合もあるそうな。
そこで私の場合は、レンズの足(支持部)を白目の裏側に縫い着けるのではなく、白目に開けた穴からレンズの足を外に引っ張り出して、その足を白目の中に差し込んで固定するんだそうです。→参考
手術の動画もあって詳しく分かりますが、これも要注意かな。

 
今回の術式は「眼内レンズ強膜内固定術」と言うんだそうです。←手品としか思えない
執刀医が手術前に両手を合わせて五郎丸のような仕草をした時には、病室に逃げ戻りたいと思いましたよ。(妄想)

術後に眼帯を取り替える時に鏡で目を見たら、白目全体が赤い中に白い部分も少しあるという程度で、切ったり縫ったりした跡が凸凹になってるもんだから、まるで霜降り肉というか牛丼に乗ってる牛肉のような姿でした。

入院期間は10日間~2週間と言われていましたが、入院して4日目に手術を受け、今回も術後に眼圧が上がったため内服薬と点眼薬で落ち着かせ、18日間かかって退院しました。(12/28)

手術は無事に終わったのものの、白目の中に縫い跡が増えました。
フランケンシュタインならまだマシで、これが・・フランケンタイ(腐乱死体)になったら大変です。

私の場合は新年じゃなくて、新目が開けまして、お目出とうございますぅ・・と言ったら、海老一染太郎さんを思い出しますね。あのギョロ目を。

 
術後8日経った日に、目が異常にイズく(というか痛く)なった後、目から黒い物が2個出てきました。
虫メガネで見ないと分からないほどの、極く細い糸の結び目でした。

えっ?目を縫った糸の結び目がほどけたのか?とも思いましたが、黒い糸だったので、これは脱落しても構わない糸だと納得しました。目の中に残るべき糸ならば、黒じゃなくて黄色などの糸を使うはずですから。


術後3日目の昼下がり、売店へ買物に行こうとしたら、エレベーターホールにパネルが立てられており、その前に椅子が並べられていました。
何かの記者会見でも行われるのか?と思って通り過ぎようとしたら、「コンサドーレ・・」とか「サンタ隊・・」とか言ってるのが聞こえたので、慌てて病室に戻って携帯を持ってきました。
ドールズブログの「サンタ隊7日目」の午後を参考にして下さい。

まずはドーレくんが登場・・子供が怖がってる?
子供を威圧している

続いてドールズ2名も加わって踊ります。
一緒に踊りたいんですけど
私も最前列に座りたいんですけど・・大人はダメ。

次に前兄弟が登場して、リフティングのキャッチボールを披露
ドーレくんが窮屈そう

さらにNHKのキャスターと共に「ジャガイモ機関車」とかいうダンス(←私は知らない)をみんなで踊りました。
どういう脈絡か
サッカー選手って、こんなこともやらされるんだぁ・・カメラマンの姿は脳内で消去して下さい。

訪問やプレゼントのお礼に、寄せ書きした色紙が渡されました。
見せしめに吊るされてる感じ
ちょうど良い具合に顔が隠れて・・っていうか、道新の記事にはハッキリ写ってるし、写されたくない人は後ろの方で見てます。
なお、点滴のスタンドに吊るされているのは、ふなっしーではありません。

最後に小児科の病室を訪問するために退場すると疲れがドッと出て、自分は病人だったことを再認識。笑

 
サンタ隊が訪問してくれたせいか、翌日は一変して雪景色となりました。
やっと雪景色

同じ場所が夜になるとこんな景色に
きよしこの夜
クリスマスイブの夕食に小さなケーキが付いてましたが、主食は米の飯とホウレンソウの味噌汁で・・。


トイレ評論家として院内を探索した成果
証拠は残さないように
気持ちは分からなくもないです。中にはとんでもない患者もいますからねぇ。

患者用の男子トイレにも「タバコを吸ってる人を見かけたら通報して下さい」と書いてありました。←痛い注射か強制退院?

女子トイレはどうなっているのか知りませんが、男子トイレの個室のドアは少しだけ開いていました。
およそ個室のドアには、使用中は赤く表示されて空室ならば青く表示される小さな丸窓が付いていますが、何しろ眼科病棟は目がよく見えない患者ばかりですから、そんな小さな丸窓の色なんて識別できません。
そこで、空室の時はドアを少しだけ開けておくのだろうと・・完全に閉まっていれば使用中だから諦める、という使い方なんだろうと。

眼科病棟に限った仕様らしいんですが、病室の番号を示す看板を見易いように、巨大な文字が手書きされていました。
それでも間違えて、隣の女子部屋に踏み入ってしまったことがありました。←通報されるよ


posted by 雁来 萌 |17:46 | 雑念 | コメント(6) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:開眼手術第二段・冬の陣

あけましておめでとうございます。
手術の詳しい手法は想像したり動画を見る余裕はありませんでしたが(^_^;)
ご無事の手術成功&開眼おめでとうございます。
目から出てきた黒い糸は先生に報告して、それでいいんだってこと確認されたんですよね?
事故も大変なことでしたが、その後の話もいろいろと大変そうで、心からお見舞い申し上げます。
でももしかしたらもっと大変なことになっていた可能性を考えると不幸中の幸いなのでしょうか。
むしろ入院してなきゃ間近で見られない前兄弟のダンスとか、ドーレくんやドールズのサンタ隊を直に体験してしまうなんて、転んでもタダじゃ起きない的な?(笑)

悪いことは全部去年のうちに済ませたことにして、今年は平和な年になりますように。
今年もよろしくお願いいたします。

posted by あきっく| 2016-01-02 22:11

このコメントは自動的に消滅する?

ホントにゴミくずにしか見えないほどの細い糸で、医師に尋ねたら1週間くらい経った後に融けて落ちる糸なんだそうです。
縫い跡も、最初はどこをどう縫ったのか分かるほど凸凹してたんですが、糸が落ちると表面が次第に平坦になってくるし、糸は黒い点になって間もなく見えなくなります。
傷口がくっ付くまで残っていれば良い糸だから、用済みの後は自動的に消滅する。←スパイ大作戦
去年のうちに宝くじでも買えば良かったかな?とか、今年も12月に入院すればサンタ隊を見られるかな?とか、考えない訳でもなく。←懲りてない

posted by 萌| 2016-01-03 09:05

自動的に消滅しない糸

入院中から気付いていたんですが、釣り糸(テグス)のような透明で細い糸が白目から少し突き出ており、目玉を動かす度に擦れて、イズい状態でした。
退院後の検査のため通院した時に尋ねてみたら、これはレンズの足を強膜に縫い着けた糸なので、融けないんだそうですから、多分、ナイロン製の糸だろうと思われます。
いつまでもイズいようならその突き出た部分を切り取るそうですが、幸い今は白目の中に埋没して感じなくなっています。

黒っぽい(実は紫色の)融ける糸の方は、「バイクリル」という製品名の糸ではないかと思われます。↓ジョンソン・エンド・ジョンソンの製品情報
http://www.ethicon.jp/products/sutures/index.html

入院中に目から出てきた結び目を見たら、確かに編んだ糸の端がほつれてパサパサになっていました。
正確には、融けるのではなく強度が落ちて切れるのであり、生体内に残った部分は異物だと認識されて分解・吸収されるらしいです。

ナイロン製の糸は異物だとも認識しないから分解されないんだそうで、この辺はキツネとタヌキの騙し合いみたいですね。

posted by 萌| 2016-01-07 22:20

年末年始と未来予知

今年も、宜しくお願いします。
管理人さんの千里眼を感じたコメントを最後に書きます。

例年通り、私が反応するとしたら、全何フットサルやコンサドーレU-1何Bや、若梟O-何関連だと思います。
たまに書き込みますので、よしなにおひきまわしのほどを。

さて、若梟中学生出場のフットサルU15全国大会が、本日開幕であります。
http://www.jfa.jp/match/alljapan_u15_futsal_2016/schedule_result/

全国と言えば…2016年全国高校選手権北海道代表校のGK、管理人さんは6年前に紹介なさってたんですね。
攻め上がるフットサルU18日本代表候補GK、年末年始の道新記事で若梟U-12出身と知り…。
2015年8月の大会 2枚目の写真・選手コメント
http://www.jfa.jp/match/alljapan_youth_u18_futsal_2015/news/00007167/
http://www.jfa.jp/news/00007177/
2010年1月の大会 7.8.14枚目の写真、詳細な解説
http://www.consadole.net/kariki/article/661

管理人さんの未来予知を年末年始見ることとなり、今年も腹八分目を念頭に過ごそうと思いました。
夜分遅く、長々失礼します。

posted by すずらん| 2016-01-09 23:52

千里どころか30cm先まで

今はまだメガネを合わせていないので、30cm先までしか見えない状態なのですが(笑)・・GKの坂くんは昨年、プリンスリーグの試合で久し振りに見かけました。
この辺の年代って、アカデミーのOBがあちこちの高校チームの主力選手になってる時代に当たり、特に札幌大谷にはOBがたくさんいるので、気楽に高見の見物という訳にもいきません。

全日本(U-15)フットサルの方は勝ち上がっているようで、このままタイトルを取って欲しいなぁ。

posted by 萌| 2016-01-10 19:07

「サンタ隊」訪問のお知らせ

医大病院から、こんなお知らせがあったんですねぇ・・知る由もなく。
http://web.sapmed.ac.jp/jp/news/press/03bqho000026fnhw.html

posted by | 2016-11-10 20:05

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