2009年12月07日

2001年のJリーグアウォーズ

今日は2009 J.LEAGUE AWARDS の日ですね。
うちのチームからもノブリンとキャプテンのカズが参加していることでしょう。
でも式典に参加はしてもJ2の選手たちは受賞など華やかな舞台とは無縁だから、J2サポにとっては遠い別世界の話じゃありません?
私もせっかく生中継してくれているスカパー!(とノノ)には悪いけど、ふーんという程度の関心ですもの。

でもコンサにも、過去にJリーグウォーズでとても晴れがましい思いをした年がありました。コンサの歴史のなかでたった一度だけJ1に残留した年である、2001年のことです。

ちなみに2001年の受賞者一覧は→こちらをどうぞ。受賞したウイルと山瀬の写真も載っています。

先日、私のパソコンのコンサ関連ファイルのフォルダの中から偶然にJリーグアウォーズの様子のレポを見つけました。当時私がよく訪問させてもらっていたコンササポの掲示板で「招待券に当選したのだけど行けないので、誰か行きませんか?」と譲ってくださる道内在住の方がいて、私がそれを譲ってもらい、出席したことがあったのです。そのときの様子を掲示板でみなさんにご報告するときに、長くなるから書き込み中に消えてしまったりしないようにと思ってテキストファイルに下書きしたのが残っていたんですね。当時はスカパー!での中継などもなかった時代でした。
読み返して懐かしくなったので、それをご披露しちゃいます。当時の呼び名とかそのままでちょっと恥ずかしいんですが、雰囲気を伝えるためにあえてそのままで。
今度会ったときにこの呼び名を持ち出してからかうのはやめてね(笑)。
時間つぶしの昔話におつきあいいただける方は、続きをどうぞ。青字の注記は今回私が書き加えたものです。


ものすごく誇らしく、幸せなひとときでした。
このような機会を譲ってくださったTenkoさん、本当にどうもありがとう。

J.league Awards って、そういえばスポーツニュースかスーパーサッカーかなんかで見たことはある気もするけど、はっきり言って今までの私にとっては別世界。
うれし恥ずかしの初体験なので、経験豊かな(笑)職場のアントサポのコにいろいろ聞いてみました。
それによると、強豪アントサポは招待されるサポの人数も多いようで、去年はスタンドで見ている他チームのサポとは異なり、選手達と同平面のアリーナ席に座ったとか。(←注:その年の優勝チームがアリーナ席に座ることになっていたようです。)
「だとすると、コンサの席は端っこだろうなあ」と覚悟して行きました。(そのコによると、アントサポ席への応募では倍率が高くて当たらないので、なんとかして入場するために、倍率低そうな別サポ席への応募をするのも仲間内では普通とか。
彼女は今年、ヴィッセル枠に応募したけどはずれた、と言ってました。)
6時30分スタート、6時から受付開始、6時30分を過ぎる入場できません、ということだったので、わたしは5時ダッシュで職場を出て、会場の横浜アリーナに駆けつけたのですが。
5時45分ころに会場に着くと、そこは長蛇の列。圧倒的に若い女の子が多いけど、おばさんや男性もところどころ混じってる。よかった。(^^ゞ
最後尾に向かって列を遡って行くと、途中で係員が「アントラーズサポーターズ席招待券をお持ちの方は、先にこの階段を下りた先で受け付けをすまされてから列にお並びください」と誘導しています。
やっぱ、ちゃんぴよんチームのサポは、特別扱いらしい。(誇らしいだろうな。いつかこんな風になれるかな。)
その他下々の者は、一緒くたに並んで入場を待ちます。
中に入ると、カウンターで各自1個ビニール袋とオフィシャルピンバッチ(2001 J.league Awards)をもらいました。
中を見ると、本日のプログラム、J.league が新しく作った歌らしい「THE GLORY」の歌詞が書かれたハガキ、Chip Star mimi 3袋(ガーリック味、ホワイトソース味、スパイシーチリ味)、Jリーグチップス1袋が入っていました。
ただしJリーグチップスのカードは、透明な袋に入っていて外から中身が見えます。2001 J1 1st STAGE CHAMPIONS と書かれたジュビロの前田遼一と、2001 J1 2nd STAGE CHAMPIONS と書かれたアントラーズのモトやんのプロモーション用カードの2枚組。ちなみに、みんな同じカードみたいでした。なんだ、つまんない(爆)。
通路に沿って行くと「コンサドーレ札幌サポーター席」という立て看板のある入り口があって、そこから中に入るとコンササポに割り当てられた席は、ステージに近い端っこでした。
正しくはU字型というべきなのかもしれないけど、自分からの視界でいうと、Cの字の形にスタンドがぐるっと廻っていて、Cの字の切れ目のところにステージがしつらえてあります。
コンササポの席は、そのCの字の、下右側、書き順でいうと一番最後のあたり。
その左となりがレッズエリア、そのとなりがジェフ、と、地域順に並んでいます。
ただし、鹿島「様」の席は、別扱い。やっぱり今年もアリーナ席でした。ちょうど私たちからみるとCの字の真ん中にまず1本横線の通路が設けられていて、それを上下にはさんで縦線状に椅子が並べられています。ステージに近い方(右側)には来賓、関係者席のよう。Cの空間の真ん中には、ぽつんと円形のステージ(Jのロゴつき)。その後ろ(左側)にアントサポ席という形でした。
各サポ席の後ろ側にはチームのフラッグが貼られていて、おお、J1っていいなあ。
さて、いよいよ始まり、始まり。
まず最初に川淵チェアマンの挨拶があって、それから選手の入場。どこから出てくるのかと思いきや、C字の中央左端からでした。
コンサの選手が最初なので、目立つ!! タキシード姿ののの、ウィル、やましぇの3人でした(はあと)。
がぜん盛り上がるコンササポ席……の大部分。 あれ?コンササポじゃない人もここにはかなり混じってるのね?(さては狙い目と見られたか?ステージからも近いし)
選手はわたしたちの右側のステージに向かって通路を進むと、途中で丸いステージ(スポットライト照射)の上で一旦立ち止まって、それぞれのサポ席に向かってミニボールを投げ入れました。
きゃあ~~!!
3個のボールのうち、やましぇサイン付きのボールをゲットしたのは、なんといそやんでした。
きっとそのうち 山瀬マニア でそのボールの写真がアップされると思うので、注目していてねん。(←注:「山瀬マニア」とは当時友人の山瀬好きサポMANAMIさんが運営していた山瀬の応援サイトのことです。)
ちなみに、いそやんが一番欲しかったののボールは、いそやんの3列前くらいに落ちたそうです。でもって、やましぇボールは、本当はいそやんの後ろに座っていたMANAMIさんに向けて投げられたところ、途中でいそやんにとられてしまったのだそうです(MANAMIさん談。笑)。
あ、そういえば、ガンバからは、コータも来ていましたよ。ゲンキンな私は、最初の入場のときに見ただけで、その後は1秒もコータが目に入らなかったのですが(爆)。
鹿島以外の選手たち(各チーム2~3人)が全員ステージ上に並んでから、トリをとって鹿島の選手(全員?)が入場。この扱いの違い、ジュビロの選手、サポの気持ちはいかばかりでしょう。(←注:当時は2ステージ制だったので、Jリーグアウォーズの直前に行われたチャンピオンシップでジュビロに勝った鹿島が年間優勝チームとなったのでした。)
それからもしかして川淵チェアマンの挨拶だったかしらん? ああ、そういえば、川淵チェアマン夫妻から、福祉関係のなんたら団体の理事長・堀田力夫妻への、寄付金贈呈だったかな。
壇上の選手たちは、壇を降りてそれぞれ席に着き、功労選手賞(ピクシー)、優勝監督賞(トニー・セレーゾ@鹿島)、最優秀監督賞(鈴木監督@磐田)、優秀主審賞(モットラムさん)、優秀副審賞(ごめん)、J1ベストピッチ賞(横国)と発表&表彰が続きます。
それぞれ賞を発表して賞品などを渡すプレゼンターがいて、プレゼンターがひとことスピーチしてから発表に移り、トロフィーや副賞や奥様に花束などを渡し、それから受賞者がスピーチをするという段取りなもんだから、けっこう時間がかかります。集中力、切れそうです。すまん。
それにしても、サッカーの世界って野球より?洋風っぽいなあ、と思うのは、賞を渡す側も、受ける側も、基本的に奥様が一緒なの。
そして、いよいよ新人王の発表!! まずは、優秀新人賞を獲得した3名の名が呼び上げられ、それぞれその場で立ち上がって祝福に応えます(←注:このときの優秀新人賞3人が誰だったか思い出そうとしたのですが、山瀬以外思い出せませんでした)。そして新人王は・・。
やましぇの新人王はかたい!!と見て、速報用メールはあらかじめ作っておき、あとは発表と同時に送信ボタンを押すばかりにしていた私ですが、いざ発表となるとドキドキドキドキ・・・
間違って「山瀬新人王!!」メールをドキドキのあまり指が滑ってフライング送信してしまわないか心配になるほどです。
新人王のプレゼンター&発表者は、若手女優の真鍋かをりさん(←あってる?)でした。
彼女が新人王の名の書かれたバインダーの封を切って、「2001年 新人賞(←「新人王」なのに「新人賞」って間違って言ってました。)は、コン・・」と言った瞬間に、コンササポエリアからは「きゃあ~」「うお~!」という叫びが。
わたしも「やましぇ~~!!」と叫びながら、速報メールの送信ボタンを押しました。。。
あんな幸せな瞬間って、ドームでのエスパルス戦のVゴール勝ち以来じゃないかしら?(笑)
ちなみに、やましぇがゲットした新人王の賞品は、正賞が賞金50万円、副賞がオリジナル高級腕時計、オリジナル純金メダル&ブック型表彰盾、でした。
やましぇがどんなスピーチをするかな?と、とても楽しみにしていたのに、なぜかやましぇのみスピーチじゃなくて、プレゼンターによるインタビュー形式のコメントです。
あれま、やましぇはそこらの中堅選手よりもずっとりっぱなスピーチが出来る人なんだよ、と思ったけれど、言っても司会者に聞こえるはずもなく。
というか、インタビューする側の真鍋さんの方が何を言ってるのか いっぱいいっぱいという感じで、やましぇは優しい表情で質問を聞いてあげていました。
とか大きなことを言いながら、実は興奮のあまり、しぇ~がどんなことを答えてたのかはあんまりよく覚えていないの。ひえ~、ごめんなさいぃぃぃ。
去年J2でやってたときより、今年はJ1で大変なことが多かった。自分のレベルはまだまだなので、早く他の選手に追いつけるようになりたい。将来の目標は、少しでも上を目指すこと。というようなことを答えていたと思います。
その後は(コンササポにとっては、しばし呼吸を整える時間の)フェアプレイ個人賞の発表。柏の南雄太でした。
「キーパーって、そもそもファールあんまりしないじゃん」と思ったけど、「プロになって4年になりますが、今まで一枚も、警告、退場がありません」という彼の挨拶には、会場中が「おおおお~~」のどよめき。うん、確かにそれはすごい。南くんは、この先も「生涯ノーイエローカード」を目指すと宣言しとりました。
フェアプレイ賞って、この他に年間反則ポイント数22ポイント以下の反則最少クラブに送られるフェアプレイ高円宮杯があるのだけど、これは1997年にヴィッセルが受賞して以来ずっと該当クラブがなく、というかそのヴィッセルが受賞する前も該当クラブがなく、忘れられそうだから来年はぜひ受賞して欲しいという高円宮殿下の言葉は、会場の笑いを誘っておりました。
得点王は、ご存じのとおり、俺王さま。ウィルは、奥様じゃなくタイニちゃんと一緒に壇上にあがっての受賞でした。
得点王には、賞金100万円と、副賞としてゴールデンシューズトロフィーと、プラチナ・ダイヤモンドのピンブローチが贈られました。
ウィルはマリノスへ移籍か?と報じられていましたから、そんな人が受賞したことにもっと寂しく思うかと思ったら、なんのなんの。
「コンサドーレのウィル」が表彰されることの何と誇らしいこと!!
寂しさなんて吹っ飛ぶほどの、うれしさでした。
ウィルのスピーチのときに一緒に壇上にあがって通訳してるのはウリくんだし(笑)。
ウィルは、「得点王をとれたのは、決して自分だけの力じゃない。チームのみんなとサポーターのおかげ」と言ってくれたのですが、そう言いながらウィルの目はしっかりとコンササポ席に注がれていて、私たちはもう、「ウィル~~~!!!!」でした~。
ベストイレブンの発表の前に、その対象となる33人の優秀選手賞受賞者が紹介されたのですけど、そのときに湧きあがる「きゃあ~~」の声と比べて、「やませ~!」「俺王さま~!」「ウィル~!!」の声は、野太いというか、低音でしたね(笑)。
ウィルは、ジュビロ&アントの選手の中に混じって、それ以外のチームからただひとりベストイレブンにも選ばれました。
今回のアウォーズは、ジュビロとアントラーズ以外のサポの中でコンササポにとっては破格のおいしさとなりました。
いやあ、こんな華やかで晴れやかな場があるなんて、J1っていいなあ、と実感。
来年またコンサから受賞者が出てくれればうれしいけど、たとえいなくても、やましぇ&ウィルが【歴代受賞者一覧】に載ったプログラムをもらうだけでも、また来たい!!と思いました。
しばらく余韻にひたっていたくて、新横浜駅近くの居酒屋で、祝杯をあげてきたわたしたちでした。。
長文におつきあいくださいまして、ありがとうございました。


当時のレポはここまでです。
今すぐにとはいかないけれど、コンサもまたこの舞台で晴れがましい思いができるように、みんなでがんばっていきましょう~。

posted by あきっく |20:14 | コンサ思い出話 | コメント(2) | トラックバック(0)

関連コンテンツ

スポンサーリンク

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.consadole.net/akik/tb_ping/879
この記事に対するコメント一覧
Re:2001年のJリーグアウォーズ

あー懐かしいですね。
コンサもいつの日かこの場の常連になって欲しいです。
GK南の話はこれを読んで興味深く思い調べたら、(過去全部のデータは見つけられなかったけど)やっぱり警告数は少なかったです。
今回戦力外になっちゃいましたね。

最終戦のお礼を、と思いながら遅くなってしまいました。
あの時はありがとうございました。
お会いできて嬉しかったです。
でも年間パスをお忘れだったとは・・・(^^;

posted by むーこ| 2009-12-08 09:33

Re:2001年のJリーグアウォーズ

>むーこさん
こちらこそ、お会いできて嬉しかったです。とうとうお会いできたわ♪って。
うまくご覧いただけたでしょうか。

南雄太はやはりカードが少なかったですか。さすがに生涯ノーイエローカードとはいかなかったかな。戦力外は意外でしたけど、彼ならすぐに次のチームがみつかるでしょうね。

posted by あきっく| 2009-12-08 23:51

コメントする