2009年09月20日

高円宮杯(U-18) 神戸ユース戦@秋津サッカー場

2009/09/19(土)13:20 @習志野市秋津総合運動公園サッカー場
高円宮杯第20回全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会
1次ラウンド第3戦 グループE
コンサユース 0-1(0-1、0-0) 神戸ユース (45分×2)
得点者:木村 一貴(神・23分)
コンサの警告等:小山内貴哉(イエロー)、工藤輝光(イエロー)
試合の公式記録は→こちら(PDF)



流経柏vs広島観音
秋津サッカー場の第一試合は、広島観音高校vs流経柏高校でした。


去年もあった
この流経のダンマクは、去年もありましたね。みんなで力を合わせるというような意味だったかな。


二中?
対する広島観音高校側にはこんなダンマクが。
何て書いてる?「二中」???と不思議でしたが、もしかしてと調べてみたら、やっぱりそうでした。広島観音高校の前身は広島第二中学校だそうです。
ここで旧制中学が出てくるとは・・・。さてはこのダンマクを出したOBの方たちは、相当の年配ですね。それとも今の現役生たちにも代々受け継がれている「魂」なのでしょうか。


臥薪嘗胆
もう一枚ありました。こちらは臥薪嘗胆ですって。
どちらのダンマクにも、下の方には「広島県立広島観音高校サッカー部全国大会出場支援の会」という名前が入っています。
やっぱりかなり年配っぽい雰囲気(笑)。

去年同じこの会場で見た流経柏はたいそう強かったものですが、今年はあんな強さはないのかな。試合は2-0で広島観音高校が勝って終わりました。


さ、次はコンサの試合です。スタンドのあちこちに散らばっていた赤黒い人たちがアウェイ側のスタンドの端の方に集まってきて、準備を始めます。


おっち応援幕
おっちを応援するダンマクもありました。
がんばれ~、出場機会があるといいなあと思いました。


コンササポ
赤黒い人たち。これと同じくらいの人数がもうちょっと上のエリアにも散らばっていました。

コンサの試合が始まる前の時点で、第一試合でA、B、Dグループは全試合が終了し順位が確定していますが、それによるとBグループとDグループの3位はいずれも勝ち点が3です。
ということは、コンサが勝って勝ち点が4になれば、同時に行われる前橋育英vsマリノスユースの結果を待たずに少なくとも3位(か2位)で決勝トーナメントに進めることが確定です。
同じことは現時点で同じ勝ち点1の神戸ユースにも言えるわけですから、つまり「この試合で勝った方が無条件で決勝トーナメントに進める」=「負けた方は無条件で敗退」という位置づけの試合になりました。
こりゃあ燃えますね。


選手入場
選手入場


選手入場の続き
の続き


の続き
のさらにその後ろ


整列
まずは一列に並んで


整列
スタンドに挨拶をします。

そして互いに相手選手や審判団にも挨拶をしてから

コイントス
コイントスです。
コンサのキャプテンは上原拓郎くんです。


前半の円陣
前半開始時の円陣
(やっぱり『頭が高い』人が・・・。ぷぷぷ。)


よしっ!!
さ、行こう!!


神戸の円陣
神戸ユースの円陣


前半キックオフ
コンサのキックオフで前半スタートです。


<前半のメンバー>

    9工藤光輝  11三上陽輔
 22榊 翔太         7金子顕太
     8福永貴弘 28荒野拓馬
6上原拓郎 23奈良竜樹 4鈴木健士 20小山内貴哉
         21松原修平


(控え)
GK1安田翔、2大地優貴、5十川祐樹、13中山和弥、15西田謙太、24鈴木貴大、27近藤勝成


(交代)
ハーフタイム 榊翔太 → 鈴木貴大
後半23分 小山内貴哉 → 近藤勝成

(この他に松田恭司郎くんもいて、試合前にはピッチで一緒にアップしていました。)

立ち上がりはまずまずかな、と思いました。
前半10分くらいまで、双方ともシュートはまだありませんが、ボールを持っている時間はコンサの方が多く、いつものような組み立てができているようです。あともう少し、なんとかシュートまでいけたらと思って見ていました。
先週と違って薄曇りで気温は涼しく、少し感じる風が心地よい程度です。これならスタミナの心配はあまりないでしょう。風は少し吹いていますが、先週のようなプレーに影響するほどではないみたいです。少なくとも今のところは。

前半11分、神戸が右からのCKをとりました。コンサが押し気味だったのに先に神戸にチャンスを与えてしまった気がして、ちょっと嫌な気がしました。ニアに入ったボールをコンサがクリアして、再度CKになり、今度は修平が直接キャッチしました。
前半13分、ピッチ中央あたりからみんなで前に走りながらミツが右斜め前の翔太へ、翔太がさらに右側のカネへと流れるようにパスがつながって、最後はカネが右45°あたりからシュート。枠の上でした。
前半16分、神戸が左からのCK。蹴り入れられたボールをシュートしようとする神戸の選手と、クリアしようとするコンサの選手がゴール前で入り乱れ、ゴールネットが揺れてドキッとしましたが、次の瞬間ボールはピッチ中央の方へ戻り、選手たちは何事もなかったようにプレーを続けています。どうやらネットが揺れたのは、選手の体が当たったからのようでした。遠い方のゴールでよく見えないものだから無駄にドキドキしちゃいましたよ(笑)。
前半17分、風が強くなってきたなあと思います。びゅーーっと吹き付ける感じになっており、コンサは風下です。
前半19分、最初の10分を過ぎたころから徐々に気になっていたのですが、コンサの選手たちがなんだかぼーっとしている、というと語弊があるかもしれませんが、ボールの動かし方の呼吸が合わないのか、スペースに出されたボールに反応が遅れたりびっくりしたような感じでパスが合わないシーンが目につく感じです。どうしたんだろう??と心配になりました。
こんなに涼しい気候ですからスタミナをセーブしているわけでもないでしょうに。「勝てば決勝トーナメント確定」というモチベーションも上がる状況なのに。
もしかすると札幌ですごく流行っているというインフルエンザの影響があったりするのかしら・・・??とまで妄想したりします。
前半21分、陽輔からミツ→陽輔→タカと展開して、最後はタカのシュート。バーすれすれでした。惜しかった。

サッカーっぽい写真
(サッカーっぽい写真。本文とは関係ありません。)


前半23分、コンサの最終ラインから、サイドチェンジ気味に前へフィードしようとしたボールが近くにいた相手選手にぶつかってしまいました。こぼれたボールを拾い、神戸選手がゴールへ向かって突進します。慌てて戻るDFを振り切るように神戸FWがシュートしましたが、修平が横っ飛びで手に当てて、なんとかCKへ逃げました。
前半23分、そしてそのCKをきれいに頭で合わされて失点してしまいました。(0-1)
あららー。このシュート自体はボールとシュートを褒めるべききれいなゴールでしたからコンサはノーチャンスだったかもしれませんが、その前のプレーが悔やまれるなあと思いました。
ま、でも、これでコンサの目が覚めるかも。ピリッとするかも。と期待しました。
前半24分、ミツが真ん中からパスを出して右サイドのカネへ。カネくんが角度のないところから打ったシュートはちょっと弱めで、GKがキャッチしました。
前半26分、貴哉くんにイエローカード。左サイドのスペースのあるところでフリーでボールを受けた神戸選手の足元に飛び込んでいく形になったので。でもあれ、止めなかったら危なかったから仕方ないかも。
実はそれで与えたFKからも「あぶねー!」のシーンになったのですが、なんとか守りきったからよかったです。
前半28分、陽輔が後ろから浮き球できたボールをぴったりと収め、ゴール前でDFを引きつけておきながら、右側を駆け上がってきたミツの前のスペースへボールを出し、見事ミツはどフリーでゴール右でボールを持ちました。GKの出てくるタイミングをみて、その裏をつく形でミツは角度のないところからボールをゴールに流し込む・・・と思いましたが、すーっと転がったボールは無情にも反対側のポストに当たって外側に跳ね返ってしまいました。いやーーん、すっごい惜しかった。とってもきれいな形でシュートまで行ったのに。シュートも完璧だ!と思ったのに。(完璧じゃなかったからポストに当たったんだろうけどさー、それにしてもさー。)
前半29分、神戸のシュート。ゴール正面からのシュートを修平が手で弾き、それがバーに当たって跳ね返って助かりました。うおー、ラッキー。
コンサのチャンスもないわけじゃないのですが、なんだか神戸のチャンスの方が決定的なような気がします。からくも逃れていますけれど。
前半30分、陽輔がドリブルで持ち込んだところをゴール前で倒されて、コンサのFKになりました。

FKゲット
この位置からのFKです。


拓郎とミツ
ボールの側にいるのは、ミツと拓郎。


記念写真型
お、記念写真型、やりますか。


ミツがフェイントで蹴るふりをし、拓郎が左足で直接狙ったボールは、バーに当たって跳ね返りました。わー、惜しい。
はね返りを拾ってもう一度つないで、最後は貴哉くんのシュートでしたがGKが正面でキャッチしました。
前半33分、貴哉くんが相手ともつれて倒れ、足を痛めたようです。しばらくして立ち上がりましたが、まだちょっと痛そう。
その後前半35分ころからはハラハラ場面が続きました。どっちも勝ちにきているわけですから、ハラハラドキドキな激しい攻防になることは承知のうえ歓迎なんですが、なんだか今日のは同じハラハラでもコンサに覇気がないような気がするのが嫌な感じです。ハラハラにイライラが混じるような感じ。
スタンドに聞こえるのは神戸GKをはじめとする神戸の選手たちの声で、コンサのユースくんたちの声がさっぱり聞こえてこないのも私のイライラの一因かも。みんな、どうしたの?うまくタイミングが合わないなら、互いに声をかけあって修正しなきゃ。リードされて楽しくないなら、自分たちで取り返すように気持ちを盛り上げていかなきゃ。
見ている方の気楽さでいろいろ注文をつけたくなりましたが、やっている選手たちはどう感じていたんでしょう。
前半44分、カネくんが右サイドをえぐっていってCKをとりました。CKを蹴り入れるのは翔太くんです。ニアに入ったボールをクリアされて、もう一度右からのCK。翔太くんが蹴り入れましたがチャンスにはなりませんでした。
そのままロスタイムの1分が過ぎて、0-1で前半終了となりました。



後半の円陣
さ、後半が始まります。
後半は気分を変えて、がんがん盛り上がっていこう。(←私の要望)

がんがん行こう!
気合いは入っているように見えるんですが。

後半開始と同時に翔太に代わってターボが入りました。ターボはFWに入り、陽輔が左サイドハーフに下がったようです。


<後半のメンバー>
 
   24ターボ 9ミツ
 11陽輔      7カネ
   8タカ 28拓馬
6拓郎 23奈良 4健士 20貴哉
     12修平


後半3分、貴哉くんが右サイドをあがって、粘ってCKになりました。右からのCKを蹴るのはカネくんです。
後半4分、コンサはがんがん攻め込んでいき、最終ラインがかなり高い位置になりました。そこへ、コンサのラインの裏にひとり残っていた神戸FWのところへ長いボールが出て、それを受けた神戸FWがゴールへ独走。え??オフサイドじゃないの??と思いましたが、審判は無反応でそのままプレーを続けさせています。結局フリーでシュートを打たれ、そのシュートがゴール右に逸れたからよかったんですけど。あのシーン、審判の見逃しじゃないとすると、もしかするとコンサの最終ラインが上がりすぎてハーフウェイラインを越えていたのかしら?と後から思いました。自陣内ではオフサイドは適用ないんでしたよね、確か。
(うーーんと昔に練習試合でがんがんラインをあげるコンサDF陣に対し、四方さんが「オフサイドないからなー」と注意を促しているのを聞いて覚えたルールです。←私が)

後半7分、ミツがドリブルでペナルティエリア内に侵入しようとしたところを倒され、ペナルティエリアの右横からのFKを得ました。ボールのところに立っているのは拓郎とカネくん。どっちが蹴ったのかは忘れてしまいましたが、クリアされたこぼれ球をミツがオーバーヘッドで狙ったものの、ゴールの左外でした。このあたりのミツは、ようやく泥臭く執念深くゴールを狙うミツらしさが出てきたかなと思いました。

でもねえ。やっぱりなんだかコンサの選手たちがピリッとしないのです。どうにもおかしい感じです。チームの芯がまだ冷えているような感じで熱くならないのです。漠然とした印象ですけど。
神戸の選手たちは、体格では全体的にコンサを上回っており、がつがつとボールをチェックしてきますけど、(ひいき目こみで)技術ではうちの選手たちの方がうまいよなーと思う場面が多いです。うちはミスしちゃってますけど。ところどころでキラッと輝きかけるような兆しの匂いの片鱗はあり(←かなり薄いけどw)、選手たちの歯車がピタッとかみ合って効率よく回転し、気分が盛り上がれば、スペクタクルなプレーの応酬となるだろうなと思う期待があるだけに、もどかしい気分です。勝手に過大な期待を抱いて妄想しているのかもしれませんけれど。
ボール際で淡泊に感じるプレーや、弱気に見えるプレーや、ぼんやりしているように見えるプレーをみていると、なんだかとっても残念で「誰かスイッチ入れて~」と心の中で叫んでいました。
後半21分、ミツのシュートはGKに弾かれて右CKへ。蹴るのはカネくん。


貴哉→ナリ
後半23分、貴哉くんに代わってナリが入りました。
カネくんがSBに下がるようです。

   24ターボ 9ミツ
11陽輔       27ナリ
   8タカ 28拓馬
6拓郎 23奈良 4健士 7カネ
     21修平


後半26分、ミツが左から自分で持ち込んで相手DFを交わしてシュート。ゴール左にそれました。
後半29分、神戸の左CK。
後半31分、ターボが右サイドの高い位置で相手に囲まれながらも踏ん張り、なんとか打開してチャンスにつなげようとします。神戸の選手はフィジカルが強いから、しかもフィジカルコンタクトをあんまりファウルとはとらない傾向のジャッジですから、小柄なターボは潰されそうになりますが、がんばれ、がんばれ。
こういうところ、いいときのユースくんたちなら、素早く反転したりボールを足元で巧みにコントロールしたりして個人技で突破していったり、みんなで素早くボールを動かして相手のフィジカルを無力化するようなプレーができるんですけどね。今日はあんまりそうはいかないみたいです。

後半33分、ミツにイエローカードが出されました。判定になんか文句を言ったかな。
後半38分、残り時間が少なくなってきて、さすがにユースくんたちも「なんとかしなきゃ」のモードに入ったか、前への圧力が増した感じがしました。でもせっかくがんばってみんなでボールを奪って前へつないでも、途中のトラップミスひとつでそこまでのすべてが台無しになったりするのよね。チャレンジしてのミスならだいぶ印象は違うのだけれど。
後半43分、拓郎が蹴ったFKは相手GKがキャッチ。
ロスタイム2分が表示され、残り時間でなんとか逆転を。。との願いは届かず、0-1でタイムアップとなりました。

終了。残念。
終了。がっくりする選手たち。
神戸の選手も倒れ込んでいるのは、それだけ必死に守っていたのでしょうか。


お疲れさまでした
お疲れさまでした。
残念だったね。


若い選手たちにとって、メンタル的にもフィジカル的にも最良の状態で試合に臨むことは簡単ではないと承知していますし、個々の選手のプレーにもチーム状態にも波があることはわかっています。
サッカーのことだけをやっていられるプロ選手とは違い、ユースくんたちは進路で悩んだりすることもあるでしょうし、学校のテストや学校行事やインフルエンザの脅威や青春の悩みや、いろんなものを抱えつつサッカーをやっているんだと思います。
だから、こんなときもあるさ、仕方がない。とも思います。
でも「青春の思い出」としてサッカーをやっているのではなく、本気でプロサッカー選手を目指しているのなら、苦しい状態のなかでも何とか打開しようとがんばる強さ、自分だけじゃなくて味方の気持ちも引き上げる効果的なプレーを発揮できる頭脳、その他いろんなタフさを身につけていくことが求められるだろうから、へこまずたゆまず努力していってねと選手たちに対して思いました。
自分ではやらずに、見ていて思うだけの立場だから簡単です(爆)。


これで高円宮杯の残りの試合はなくなってしまいましたから、私の連休は暇になってしまいました。
でも今週末には、さっそくJユースカップの予選リーグが始まります。
初戦は9/26(土)13:00から、草津U-18との対戦ですね。場所は熊谷競技場の補助グラウンドだそうです。
翌日には国体の1回戦がありますから、国体に出る1年生は不在になるのかな。
こうなったら、気分を切り替えて、Jユースで決勝戦の長居を目指すぞーー。よろしくね、ユースくんたち。

【2009/09/21追記】
9/26(土)熊谷での草津U-18戦は、Jリーグ公式サイトの大会公式ページでも、13:00キックオフと13:30キックオフの表記が混在していて、どっちなんじゃ~~~?!状態ですね。どっちでもよいように一応13:00キックオフのつもりで出かけようと思っていますが、まさか12:30キックオフだった、というような事態にはなりませんよね?
智樹ブログで智樹さんが教えてくれる下部組織予定にも注目しておこう。

posted by あきっく |10:12 | ユース | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:高円宮杯(U-18) 神戸ユース戦@秋津サッカー場

試合後、村野さんと話したら「(背の)大きなFWが一人いたら札幌の方が勝っていた」とかで、相変わらず電柱が好きなんだなぁこの人と笑ってしまいました(^^;;
今回は奥様(つまり明子さん)もいらしておりまして、「神戸の寮(M木谷ハウス)はほとんどがユースの選手なんです」ってことです。それと、岡本ヤスの手術については大変心配されていましたってことを付け加え。
来週のJユース@熊谷はとうきびを食い荒らしに札幌に行くため(推定)欠席です(-_-;;

posted by ひぐま@きょうだけ休み | 2009-09-20 11:45

Re:高円宮杯(U-18) 神戸ユース戦@秋津サッカー場

>ひぐまさん@お疲れさまです
村野さん、そんなふうにおっしゃっていましたか。
村野さんも明子さんも、なんだか若々しくなっていたように思いました。カジュアルな服装でいらしたせいですかね?
組合せの妙味で思わぬ縁(因縁?)の対戦となり、嬉しいような困ったような複雑な心境でした。コンサの寮生の選手たちの感想はどうだったんでしょう。今度取材してみてください(笑)。

posted by あきっく| 2009-09-21 13:07

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