2008年01月23日

カメラのことなど

先週、パソコンの中に放り込んである写真ファイルフォルダの海をかきわけ引っかき回して見直す機会がありまして。
「なんか私の撮ってる写真はどれもこれも同じ構図だなあ」と我ながら苦笑してしまいました。
そして、そういえばカメラのことで書きかけだったエントリがあったはず・・と、深海の底から引っ張り出して書き直してみたのがこのエントリですw


このブログを始めてから、遠征バッグに小さなデジタルカメラを入れていつも持ち歩くようになっていますが、私は残念ながらカメラ自体にはほとんど興味がありません。
使う機能は決まっていて、モードはいつもオートフォーカス。せいぜいスポーツモードや夜景モードに切り替えたり、フラッシュが光らないモードにすることがあるくらいです。
露出とかシャッタースピードとか、いろいろスイッチや目盛りはあるのでしょうが、何それ?美味しいの?ってなもんです。
カメラ好きな人から見ると、持ち腐れの機能がいっぱいあるんだろうなあと思います。

もともと写真は写すのも写されるのもあんまり好きじゃなかった私が初めて自分用にデジカメを買ったのは、2003年のシーズン前のことでした。
目的は、日比谷シティで行われるアディダスの合同新ユニ発表会の様子を撮影するため。この年アディダスは、1月ころだったと思いますが、Jリーグでユニを提供している4チームを対象に、合同で新しいユニフォームを発表するイベントを開催したのです。
会場の日比谷シティは当時の私の職場からほど近く、お昼休みを少し長めにとれば見にいけるなと思いました。
札幌やその他遠くにいるサポ仲間にいち早く「今年のユニはこんなだったよ」と知らせたいと思い、そのためにはメールで写真を送れるようにデジカメがあったらいいなと思いました。
前日か前々日くらいに有楽町のビックカメラに寄って「簡単に写せるデジタルカメラをください。できれば小さい方が嬉しいです。」と店員さんに要望事項を伝え、アドバイスをもらって機種を選定。とりあえず写し方だけ覚えてのぶっつけ本番の撮影でした。

で、そのときの写真がこれ。

コンサのモデルは今ちゃん
コンサのモデルは今ちゃん。マリノスは坂田。FC東京は石川ナオ。新潟は安英学でした。

立ち去る今ちゃん
モデル役とスピーチを終えてホッとしながらステージを降りる今ちゃん

帰宅してからさっそく友達に写真をメールに添付して送り、大満足。
あのころは携帯のカメラはまだ普及していなかったんでしょうね。少なくとも私には写メールという発想はなかったころでした。


せっかく買ったカメラだから他にも使ってみようか。
そう思って次に写してみたのが、ユース選手の様子だったと思います。智樹がU-18代表合宿に呼ばれたのを見に行ったときや、征也のU-16代表合宿の練習試合を見に行ったときなど。夏のJ村でのクラセンもまだこのカメラを使ってたころだったかな。
目的はアディダスのイベントのときと同じ。
主として札幌や遠くにいるユース好き仲間のお友達に、「こんな様子だったよ」と文章だけじゃなく写真でも知らせたくて。
でも、そのカメラで試合中や試合前後の選手の様子を写そうとすると、うまくいかない!という不満がすぐに高じるようになりました。
シャッターを押そうとしてからシャッターが切れるまでに時間がかかって、写そうと思うタイミングで被写体が写らないのです。選手が集合して円陣を組んでいるところを写したいのに、シャッターが押せたのはばらけた後だったり、整列したところを撮ったつもりが、写ったのは深々とお辞儀している頭頂部だけだったりして(笑)。
試合中なんてもっと悲惨です。撮ったつもりの選手が走り去ってフレームアウトしちゃったりするんですもの。
それですっごくイライラして、こんなふうに
…パ、、、、シャ。
というタイミングじゃなく
パシャッ!と写せるカメラを手に入れたいと、私は再度ビックカメラに行きました。
そして現在使っているカメラを見せて、これだとシャッターが遅くて不満なので、もっと速くシャッター切れるのが欲しいと相談すると、売り場のお兄さんの返事は、コンパクトカメラの中ではこれはシャッタースピードが速い方の機種で、これで不満だというなら後は一眼レフになりますねえ・・。というものでした。
一眼レフ!!
当時の私にはハードルが高かったですよ。
だって何やらあまりにもマニアックに本格的ぽくて難しそうだし、値段も高いし、それになんと言っても気軽に持ち歩くには大きすぎる&重すぎる!
だけど、パシャッパシャッとシャッターが切れる魅力には抗えず、とっつきやすい素人用(?)一眼レフを勧められて、結局重くてでかいカメラを持ち歩くことになりました。
思い切った買い物だったけれど、でも写したいものを快適に写すことができて嬉しかったですね。フィルムカメラと違って何枚写してもあとで消せば済むだけだから気が楽ですし。
本来一眼レフカメラは、レンズをつけ替えて使うことができるのが特長なんでしょうが、私の場合は、カメラバッグに替えのレンズを持ち歩くようなかさばることは嫌なので、手頃なサイズの望遠用レンズがつけっぱなしです。で、それだと近いところを写すときにはピントが合わなかったり写したい全景がフレームに収まらなかったりするので、そういうときにはコンパクトカメラを使うという、原始的な使い分けをしています。あまりに素人すぎ?(笑)


当初は現地に行かなければ見れない試合の様子(テレビ中継などはない試合・・・つまりほとんどがユースとかサテだわねw)を同好の仲間と共有するのが目的でしたから、カメラを持参するのは仲間が来れないアウェイの試合が多かったです。宮の沢や栗山やその他みんなで一緒にわいわい観戦できる試合のときは、カメラは持って行きませんでした。重いし。
けれどそうやっているうちに次第に、写真を撮っておくと便利なことがあると気づいたのです。
例えばピッチ上で戦っている選手がどういうメンバーかのメモ代わりに。例えば控えの選手がアップしている様子。ボトル係や得点板係やビデオ係でお手伝いしているベンチ外の選手の様子。クラブハウスの屋上や中から試合を見ている人たち。新しい選手がたくさん出場している試合でのピッチの中。
肉眼だと双眼鏡を使ってもなかなか人物の判別が難しい距離でも、写真を拡大してみると「あ、ここにあの人がいたのか」と思わぬ発見があったり、新しい選手の顔を覚えるのに役立ったり、そのときは顔を見ても誰か分からない選手でも、後から見直して「あ、あの選手はこのときは控えの中にいたんだな」と分かったり。
ひとの顔を覚えるのが苦手気味の私にとって、写真に残しておくのは便利な外部メモリー機能でした。

今も基本的にはそういう使い方なので、撮った写真はどれもこれも試合前のアップ中のシーンや、ピッチの中で立っているところを周囲の景色関係なく切り取って写しているものが多いんですよね。顔を判別するのが目的なものですから。
決定的ゴールの瞬間!!とか、それは無理でもせめて、ゴールを決めて喜ぶ選手たちの様子とか、そういう素敵なシーンが撮れればいいんですけど。でもそれは無理だとハナから諦めています。
だってそういうときは私も狂喜乱舞していてカメラを構えるどころじゃありませんので。

このブログを始めてからは、それにスタジアム内外で飲み食いした食べ物の写真が加わる・・って感じですね。
「ダメだ、こりゃ。」かも(笑)。


posted by あきっく |22:22 | 日常 | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:カメラのことなど

さそりです。このイベント思い出しました。前日にネットかなんか見つけて、2003年のシーズン前、日比谷シティで行われるアディダスの合同新ユニ発表会、この時虎ノ門にいて終わったのが1時を過ぎてしまってあわてて会社に戻りました。サボり(爆)。このころからかなコンサ応援にはまりだしたのは。。。

posted by 赤いさそり| 2008-01-27 16:51

Re:カメラのことなど

>赤いさそりさん
そういえばそうでしたねえ。
さそりさんが現れてびっくりした記憶がかすかに・・。
この少し前、2002年シーズンのレッズ戦@ドームのときに私はさそりさんに初めてお会いしたんでしたよね。
炎の宴のジンギスカンで。(>_<)

今ではもう、すっかり、お名前変えた方がよくないですか?(笑)

posted by あきっく| 2008-01-27 22:19

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