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2007年07月29日

2007 クラセンU-18 グループリーグ2日目 vsFC東京

2007/7/29 13:00 @Jヴィレッジ ピッチ1
コンサU-18 3-1(2-0、1-1) FC東京U-18 (40分×2)
コンサの得点者:横野×3
試合の公式記録はこちら →PDFファイル

昨日の時点では「今日のこの時間でさえこの暑さだから、もっと暑い時刻に試合になる明日はどうなるだろう・・・。」と心配していました。
けれど今日J村に着いてみると、雨が降りそうな曇り空ではあるけれど風があって涼しい。これはよかったなと思いました。
試合が始まるころには雨がぽつぽつ降り出して、さらに涼しくなった気がしました。

今日の試合のあるピッチ1は、他のピッチや道路のある平面よりも低い、がけ下にある形になっています。サポは片方のゴール裏側の上から見下ろす形で観戦・応援することになります。
白恋のグラウンドで例えると、道路のある側のゴール裏からスタンドをなくして、道路レベルとグラウンドレベルの高低差をもう少し大きくして、道路の柵のすぐ下にピッチがありサポは道路から眺める感じ。栗の木がある側のゴール裏は立ち入り不能で、メイン側のタッチライン脇にベンチが置かれ関係者以外立入禁止(ネットの外側からは観戦可能ですがプレーの邪魔になるので応援コール等は禁止)、バック側はがけ・やぶになっているイメージです。うまく伝わるでしょうか?

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(恒例の全員での円陣)

入場した選手が散らばって少しアップをし円陣を組むまでの間に、サポは、涼くんから始まって選手の名前を一人ずつコール。最後の洋平のコールのときにはほとんど円陣を組みかけていたのに、洋平は両手を上に高く挙げて腕を振ってサポのコールに応えてくれました。
洋平、なんかノリノリじゃん。いい雰囲気なのかな。


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試合前の整列、挨拶

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前半開始時の円陣

前半は、私たちのいる側に向かってコンサが攻めてくる向きになりました。

<前半のメンバー>

  10大西  9横野
20竹内        17打矢
   18明生 8鶴野
3怜大 4熊澤 5大己 7岩月
     1平加

(控え)16岩田、2山川、6伊東、11能登、14古田、19玉岡、25金子

最初の5分くらい、立ち上がりの段階で、あれ?きのうとは感じが違うなという気がします。さっそく純貴のシュートがあったり、押せ押せのスタートが切れたよう。涼しいせいかみんなよく動き回れるようで、動いてパスコースを造ってはパスをまわして躍動感あるボール回しを見せてくれます。
今日は雨のせいでメモがあまりとれなかったうえ、変なところに触れたらしく気づいたらストップウオッチが止まってしまっていたので時間もよく分からないので順不同ですが、明生が中盤でテクニックのあるところを見せてボールによく絡み、思い切ってシュートを打ったりしています。明生のシュートはコースも勢いもよかったのだけど、運悪く少し前にいた清弥の背中に当たってしまって(茂庭ブロック)ゴールにはならず、惜しかったです。
前線では追いつくのが難しそうなボールにも諦めずに純貴や洋平がしつこく追うので、相手DFにとっては嫌だったろうと思います。追ってこられるのでどうしようもなくタッチにクリアしたり、ミスしてラインを割ったりということにもつながりますものね。やっぱり運動量って大事だなあと思います。
前半20分くらいには怜大が左サイドを駆け上がって深くえぐり、クロスをあげようとしたところで東京DFに当たってしまったけれど、なんだか得点の匂いが濃くなってきました。いいよ、いいよー。
熊ちゃんのパスカットから怜大がクロスをあげCKをゲット。清弥くんの蹴ったボールを相手DFがクリアしてもう一度CK。また清弥くんが蹴って・・とか、打矢くんがボールを持ってゴール右のスペースへ進入して囲まれても粘って交わしてがんばっていい位置でFKをゲットとか。
ペナルティーエリアの近く少し左寄りの位置からのFKは、ボールのところに純貴と怜大の2人が立って、どっちが蹴るのかどっちにしてもワクワク。
純貴の右足で蹴ったグラウンダーのボールはジャンプする壁の足もとを抜けそうでもあったのだけどかろうじて壁が跳ね返しました。
そしてしばらく後に今度は清弥が倒されて、さっきよりももう少し中央寄りのペナルティーエリア少し手前の位置でFK。
ボールの前に立つのは鶴ちゃん、純貴、怜大の3人。うわー、楽しみ。
鶴ちゃんが最初に動いて蹴ると見せかけてフェイントしその後ろから走り込んだ純貴が蹴ったボールは、ぐいーんと枠に向かって跳び、東京GKがかろうじて右手1本で弾き、上に高くあがったボールをキャッチしました。ああ惜しい。
前半25分ころには、明らかにコンサが押しているという形勢になります。
それだけでなく、今日はDF陣の安定ぶりも目を惹きました。
ひろきくんが読み鋭く相手のボールをことごとくカットしてしまうのは相変わらずですが、熊ちゃんも足もとの上手さを見せたり体を上手に入れたりして粘りのあるディフェンスを見せます。章太くんも俊足を生かしてどんどんボールに追いついて先回りしてしまうので、東京の選手にチャンスになるボールを入れさせません。うわあ、素敵だわあ、うちの選手たち。

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(試合遠景)

そして待望の先制点が生まれたのは前半33分。
ピッチの右側のエリアで章太くんが東京のボールをインターセプト。そのまま前へ持ち込んで右に開いていた打矢くんにパス。ボールを受けた打矢くんは右サイドから低めの速いクロスを入れます。そこへゴール前中央からニアに飛び込んできた純貴の足がぴったり合ってゴールへ蹴り込む・・ほんの一瞬前に、純貴の前にいた東京DFがクリアしようと伸ばした足に当たり、ボールがネットに吸い込まれていったように、私の目には見えました。
うわー!先制点だ!やったー!なんであれゴールだから喜んでいたら、純貴も大喜びで、私たちに向かって両腕を広げて高く挙げ、背中を向けてユニの「9」を指さして誇示し、それから私たちの側に近寄ってきて両手で大きく投げキッスをしてくれました。わはは、純貴ってば。
もちろんあれは、東京DFに当たらなければ純貴がボールを押し込んでいたわけで、絶対にどう見ても実質的には純貴のゴールだけど、記録的にはオウンゴールになってしまうのかなあとちょっと不安な私たち。でも純貴があんなに喜んでアピールしていたし、先日の曽田さんの例からしてもゴールは喜んだもの勝ちらしいから、よしよし純貴、思いっきりアピールしとけ。俺たちの中ではあれはおまえのゴールだあ!
そんなことを口々に叫びながら大盛り上がりのコンササポ。

公式記録ではちゃんと純貴のゴールになっていましたね!
考えてみれば記録員は中央のテント内から見ているわけだから、純貴や東京DFの背後からの視界だ。ゴール裏から見ている私たちとは見え方が違うわけだ。タイミング的にはばっちり純貴のゴールだったし。やっぱり喜んだ者勝ちだったね、純貴(笑)。

その興奮も醒めやらぬ前半38分ころ、さらに追加点が入りました。
右サイドから怜大がアーリー気味のクロスを入れ、それをペナルティエリア内で受けた純貴。相手DF2人くらいに囲まれて当たられてボールを奪われそうになりますが、ボディバランスよく倒れず、ボールを失わず、いったんクリアされそうになったボールのこぼれを再び奪い返して、そのままシュート態勢へ。
ゴール正面からシュート!
ボールはきれいにゴールネットに突き刺さりました。
今度は正真正銘の純貴のゴール!しかもなんてエロいゴール!

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2点目を決めて喜ぶ純貴

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ガッツポーズをしながらポジションに戻ります

パスの展開といい、シュートといい、セクシーフットボールを標榜するFC東京の弟分たちよりもセクシーなサッカーをするうちのユースくんたちの姿はサポーターを狂喜乱舞させるのに十分でしたね。
「おーい!いいサッカーしてるじゃないかー!」
がけ下の選手たちに向かって叫ぶサポ。
そんな楽しい40分+アルファが過ぎて、2-0で前半を終了しました。
動けているし、パスがつながっているし、なんて楽しいサッカー。


まあ、後半もそのまま終わるほど甘くはないとは思っていましたけどね。

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(後半開始時の円陣)

選手交代はないまま後半がスタート。
後半3分ころ、鶴野くんが右サイドをドリブルで駆け上がり、相手選手が立ちふさがっているのに変態技を披露してライン際を突破し、そのままどんどんあがっていって、パスを出すかな?どうするかな?と見ているも、そのままシュート。積極性がいいね。そしてプレーに自信が戻ってきたかな?
後半4分ころには、洋平と清弥くんが足技と意外性を効かせたなんともエロい絡みで短くボールを交換して洋平が左サイドの裏に抜け出します。シュートまではいけなかったけど、チャンスになりそうな惜しいシーンでした。

けれどFC東京もさすがにそのままというわけにはいかなかったのでしょう、その後積極的に攻めてきてコンサはたじたじの様相になってきます。
こっち側に近い方でプレーしていると、見やすいけれど、でもあっちの遠い方に行ってくれていいんだよ。
攻め込まれてもひろきくんは簡単で淡泊な守備に逃げません。ほんとにどうしようもないセーフティーファーストな場面ではタッチにクリアしますが、なるべくボールを自分たちのものにして攻撃につなげようと工夫した守備をしているのには感心しました。そしてほんとにいい位置にいて危ない場面を何度となく救ってくれました。ペナルティーエリア近くの攻防でやむを得ずゴールラインの方向へ蹴り出したときなんて、CKになるのを覚悟したのに抜け目なく相手に当てて蹴り出していて、ちゃんとGKにしていました。あれにはサポもみな唸っていましたね。
そんな感じで危ない場面をしのいでしのいでいたのだけど、後半12分ころとうとう失点。サイドからペナエリア内にクロスを上げられて、ゴール前でクリアしようとするコンサ選手となんとかシュートを打とうとする東京の選手のごちゃごちゃした攻防があった末、ゴール内に蹴り入れられてしまいました。

それからしばらくの間は、サンドバッグ状態と言ってよいほどの攻めにさらされました。みんなで必死になって、身体を張ってなんとか守っている状態。ひとつ先のプレイのことを考える余裕もあまりなく、ひたすら目の前のピンチを防ぐ状態。後半15分ころにフリーで1vs1でシュートを打たれたときには肝を冷やしましたけど、涼くんが反応鋭くそれをセーブし、こぼれたボールも章太くんとひろきくんが必死でクリアをして難を逃れました。あれが入っていたら流れは一気に東京に傾いていたでしょうから、ほんとによい仕事をしてくれたと思います。

後半22分ころ、洋平に代えて古田くんがイン。古田くんはそのままFWの位置に入って、純貴、ヒロの2トップになります。
フレッシュなヒロが入ったことで重心を前目にひっぱり、アクセントをつけられるかなと期待をします。
一時よりはサンドバック状態を脱したかなという感じだった前半28分ころに、コンサに追加点。
右サイドの深いところで得たFKを鶴野くんが蹴って、ボールはゴール前を突っ切ってファーの下がり目の位置にいた純貴のところへ。純貴がジャンプして頭でそれをシュート?!
ボールはぼよーんという感じで弧を描きながらゴールの中へ吸い込まれていきました。
うわー!入ったー!
純貴、狙っちゃえ!って言ったらほんとに入ったーー!!
苦しい時間帯だっただけにほんとに貴重な貴重な追加点。このときのサポの壊れっぷりと言ったら(笑)。J村に響き渡る今日3度目の好きです札幌♪
純貴~!俺たちの中ではハットトリックだからな~~!!公式記録がどうなっているか知るよしもないサポ達は、浮かれて叫んでいました。

現金なもので、あれだけ東京に押されていたのに追加点をとったらがぜん元気になったコンサの選手たち。
中でも純貴はまさにノリノリ。疲れはどこへやらという感じで走り回って前線でボールをキープするわ、下がって守備に走り回るわ。
後半30分には打矢くんのシュート。GKにキャッチされてしまいましたけど、いい狙いのシュートでした。
鶴ちゃんも調子をあげてきて、変態キープ力を取り戻してきたようです。いいよ、いいよ。
後半34分には打矢くんの粘りでCKをゲット。蹴るのはヒロ。
後半35分には、熊ちゃんがボールをカットしてドリブルで駆け上がったと思ったら、そのままどんどんゴールに近づいていって最後はシュートまで。GKのパンチングでクリアされましたけど、この時間帯のこの元気。頼もしい限り。
後半35分ころ、打矢くんに代えて、ヨングンがそのまま右サイドの位置に入ります。それとももしかしてヒロが右サイドになって純貴、ヨングンの2トップだったのかな。流動的だったのでいまいち把握できず。
後半38分には、先輩たちに「走れ~~~!!」と言うようなヒロの鬼スルーパス。鋭い狙いだけど、この時間帯には酷な要求かも(笑)。
そんな感じで一時の劣勢を跳ね返し、終盤は気持ちよく時間をつかって、折りをみては攻め込んで、危なげなく2点差を守りきりました。
やったーー!
クラセンへの壮行を兼ねて組んでもらったトップとの練習試合でトップに勝っちゃったFC東京U-18に勝ったぞ!
じゃあ何?うちのユースはJ1中位並みの強さということか?
はしゃいで調子に乗りすぎるコンササポ。
まったく、昨日の試合とは別人のような、別のチームのような試合を見せてくれるのだから、これだからユースの応援は止められない。

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後半終盤、攻めながら守るコンサの選手たち


グループリーグ2日目を終えて、勝ち点6のチームがたくさん出ました。コンサは次の試合で大宮に勝っても勝ち点は6。グループをまたいでの得失点差勝負では4位の大宮(コンサが大宮に勝つ前提の話だから当然大宮が4位になる。)相手にいくら得点を稼いでもカウントされず、コンサの得失点差は-1に確定していますから、グループ2位で決勝トーナメントへ進むのはたぶん無理です。
可能性があるとしたら1位抜けしかないわけですが、そのためにはコンサが大宮に勝ち、ガンバが東京に負けるほかに、コンサが東京やガンバを得失点差で上回る必要があるわけです。何点差になればいいのか計算はしていませんけど。
可能性は低いかもしれないけど、やってみなくちゃ分からない。
とりあえずは大宮になるべくたくさん点を獲って勝つだけだ!

明日一日休息をはさんで、グループリーグ3日目・大宮戦は7月31日(火)午後10時30分のキックオフです。


(おまけ)
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昨日撮ろうと思ってうまく撮れなかったポスター。
J村は今年で10周年だそうです。

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玄関ホールには大きな垂れ幕もありました。


この試合の模様について貴重な監督のコメントも交え、冷静に伝えるひぐまさんの記事はこちら


posted by あきっく |22:43 | ユース | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:2007 クラセンU-18 グループリーグ2日目 vsFC東京

レポありがとうございます
後半は頑張って守ったんですね、純貴のハットトリックは嬉しいです!
鶴ちゃんも調子が良いみたいで、大宮戦でさらに頑張ってくれると期待してます。

posted by EOKO| 2007-07-30 07:15

Re:2007 クラセンU-18 グループリーグ2日目 vsFC東京

>EIKOさん(ですよね?)
ユースくんたち、めちゃくちゃ素敵だったんですよー。
鶴ちゃんも少しずつ輝きを取り戻してきているようで、大宮戦での活躍に期待です!

posted by あきっく| 2007-07-30 07:33

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